硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 第2週 対立大3回戦 打撃戦を制す!立大の猛攻振り切り連勝で勝ち点奪取!

東京六大学野球春季リーグ戦
2016年4月19日(火)
神宮球場

ノーゲームを含め4連戦となった今試合は、両チーム合計27安打と打撃戦を展開する。法大は4回、水谷友生也(営3)の3ランで逆転すると、9回には柴田圭輝(文4)、金子凌也(キャ4)の連続適時打で引き離す。最後は立大に2点差まで詰め寄られるも、辛くも逃げ切り、念願の勝ち点を手にした。

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本塁打を放ち笑顔の水谷

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 0 0 1 3 0 0 0 0 4 8 14 0
立 大 0 1 1 0 1 0 0 0 3 6 13 1

(法大)熊谷、上條、玉熊 (2勝)ー森川
(立大)澤田圭、黒萩ー高田
[本塁打]
   (法) 水谷1号3ラン (4回=澤田圭)

 

打撃成績

打順位置選手打率123456789
1  (8)  大西千  .381 二ゴロ    中前安①   二ゴロ     右前安   四球
2 (9) 小林  5 1 0 .412 二ゴロ   空三振   二ゴロ   三ゴロ   左前安
  7 舩曳 0 0 0 --                  
3 (4) 川口 5 3 0 .286 三ゴロ     中前安  左前安   右飛   左前安
4 (3) 柴田 5 3 2 .368   右前安   左前安 左飛     遊ゴロ  三内安②
5 (5) 金子凌 4 1 2 .357   二併殺   一ゴロ   死球    捕邪飛 右線二②
6 (6) 水谷 4 1 3 .158   三ゴロ   左中間本③   三ゴロ   四球 空三振
7 (2) 森川 4 2 0 .467     左前安  遊内安   三邪飛   中飛  
8 (7)9 清水二 3 1 0 .364     投犠打 遊ゴロ   左前安     中飛 
9 (1) 熊谷 2 0 0 .000     右飛 一飛          
  1 上條 0 0 0 --                  
  1 玉熊 2 0 0 .167                  
    38 14   8  .284                  

 

投手成績

  球数 打者 防御率
 熊谷   4 1/3  68  23   10   2   1   3  6.17
上條 0 2/3 5 2  0   0   0   0  6.75
玉熊 4 66 17  3   3   2   3  4.26
9  139  42  13  5  3   6  5.82

 

ベンチ入りメンバー

10 森川 (営4=桐蔭学園) 27 中村浩 (営2=多良木) 1 大西千 (営2=阪南大)  
12 三浦 (法4=三重) 2 川口 (人2=横浜) 7 米田 (営4=智弁学園)
13 新井悠 (営1=折尾愛真) 4 柴田 (文4=東邦) 8 清水二 (法3=中京大中京)
14 内沢 (キャ1=八戸工大一) 5 水谷 (営3=大阪桐蔭) 28 中川 (経4=法政二)
16 玉熊 (法4=北海) 6 大崎 (法3=智弁学園) 31 手崎 (人4=至学館)
17 熊谷 (キャ3=平塚学園) 9 金子凌 (キャ4=日大三) 37 中山 (人2=履正社)
18 上條 (キャ2=市立川越) 23 原田 (法2=春日部共栄) 38 舩曳 (キャ1=天理)
19 長谷川 (経3=聖望学園) 24 小林 (法2=中京大中京)    
22 駒場 (文3=鹿沼) 25 福田光 (人1=大阪桐蔭)    

 

リーグ戦結果(04/19現在)

 早大慶大明大法大立大東大試合勝点勝率
――         ○○ 2  2   0   1  1.000 
  ――     ○○   2 2  0   1  1.000
    ――      ○●○  3  2   1   1   .667 
  ●●   ――  ●○○    5 2 3  1  .400
       ○●●  ――   3 1 2  0   .333 
 ●●    ●○●     ―― 5 1 4  0 .200
 

戦評

  4日目にもつれ込んだ立大戦。昨日の勝利の勢いそのままに、今季初の勝ち点を手にしたい試合。勝負の3回戦の先発は、熊谷拓也(キャ3)が任された。相手先発は1回戦完投の澤田圭佑。ともに中2日のマウンドとなった。

  熊谷は初回を無失点で切り抜けるも、2回は先頭打者から連打を浴び無死二・三塁のピンチを背負う。続く7番松崎健造に中犠飛を打たれ1点を失うが、ここから粘りを見せ最少失点に抑える。

  その後1点を取り合い迎えた4回表。先頭・川口凌(人2)が中前安打、続く柴田も左前安打で出塁。その後1死二、三塁としたところで、水谷が3ラン。澤田圭の135キロの直球を、左中間スタンドへ放り込んだ。一挙3得点で熊谷を後押しする。

  5回、制球が乱れ始めた熊谷を見た指揮官は、1死一、二塁の場面で上條将希(キャ2)にマウンドを託す。立大1回戦でリリーフに失敗している上條だが、「絶対に得点を与えない」と気迫あふれる投球で後続を打ち取り、無失点で切り抜ける。

  9回、試合が大きく動く。わずか3球で二死に追い込まれた法大だが、大西千が粘りを見せ四球を選ぶ。そこから小林満平(法2)、川口の連打で満塁に。続く柴田が振りぬいた打球は三塁への強襲安打となり2得点。さらに金子凌も右線方向へはじき返し、2点を追加。中軸の猛攻で差を5点に広げる。

  そのまま逃げ切りたい法大だったが、6回から登板し立大打線を抑え込んでいた玉熊が一死から代打豊村哲司、1番佐藤拓也に連打を浴びる。続く熊谷敬宥に四球を与え満塁のピンチを招くと、3番佐藤竜彦に左前適時打を打たれ2失点。さらに内野ゴロの間に1点を失い2点差まで追い上げられるも、最後は6番飯迫恵士を空振り三振。マウンド上で両腕を突き上げ、喜びを爆発させた。

  粘り強く戦い抜く中でつかんだ白星。投手は幾度となくピンチをしのぎ、打線もその踏ん張りに応えてみせた。まだ課題は残るが、4年生を中心にチームが一つになりつつある。この勢いのまま、早大戦に臨みたい。(伊藤華子)

クローズアップ

水谷友生也 (一皮むけた守備職人。これからは攻守の要へ)

「あ、いったな」。打った瞬間、本塁打とわかる一発だった。2回に先制を許し、すぐさま3回に追いつくも、その裏に再び勝ち越しを許していた。1死二、三塁の2球目、強く振り抜いた打球は一時逆転となる3ラン。喜びをかみ締めながら本塁を踏んだ。

 ノーゲームとなった日曜日の試合。大阪桐蔭高時代の同期である笠松悠哉が2ランを放った。参考記録とはなったものの、高校時代の戦友がダイヤモンドを一周する姿を目の当たりにし、水谷の闘志に火が付いた。さらに、同校の1年先輩である澤田圭佑との対戦。意識しないはずがなかった。

打った瞬間の気持ちを尋ねると「最高でした」と満面の笑みを見せた。この一言の裏には、これまで行ってきた努力がある。水谷といえば、六大学屈指の守備力を誇る守備職人。打撃よりも守備を想像する人も多いだろう。しかし今季は一味違った。冬場の練習では課題であった打撃を改善。自ら考え、生み出した新しいフォームでひたすらバットを振った。その成果が実りオープン戦から打撃が好調。得意の守備はさらに安定感を増し、攻守の要として期待がかかる存在に成長した。

本塁打という最高の結果。しかしそこにおごりは見えない。今後の目標は「もっと打率を上げる」こと、さらに「ノーエラーでシーズンを終える」。攻守でチームを支える男はさらなる高みを目指す。(川畑あかり)

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選手・監督のコメント

 青木久典 監督

—今日の試合を振り返って
チームが一つになって頑張ってくれたと。その一言です。

—なかなか落ち着かない展開でしたが、玉熊投手はじめ投手陣が踏ん張りました
玉熊が頑張ってくれたのもあるんですけど、熊谷も悪いなりに試合を作ってくれました。またピンチの時に、この前はダメだった上條が今回は意地でもと2人抑えてくれました。それが6回からの玉熊の投球につながったと思います。玉熊も4連投で相当きついと思いますけど、一週間の空きがあるので思い切って投入しました。

—逆転の本塁打を打った水谷選手について
開幕は2番でスタートしましたが、打てなかったので6番に下げたんですけど、彼も悔しかったんだと思います。自主練習で一人上級生で打ち込みに来ましたからね。その成果があそこで発揮できて良かったなと思います。

—9回2死の大西千選手の打席では、それまで積極的に打ちに行っていましたが、慎重に選んでいく姿が目立ちました
あの回は8番から始まったんですけど、8番9番と淡白に終わっていたので、1点差でこの流れは嫌だなと思いました。なので、「チームのことを考えて、一球でも多く投げさせなさい」と大西に話しました。よく塁に出てくれたと思います。

—そこから打線もつながり4点を奪いました
2死からよく4点も取れたと思います。本当にそれはチームとしての力があるんじゃないかなと思いますね。今まで打つことに関しては振り込んだり、こっちから要求も高くしたこともありましたが、それが出つつあると思います。

—立教戦では4年生の活躍が光りました
慶應は若い力というか、オープン戦で結果を出した選手を入れたんですけど、この立教戦ではリーグ戦の経験がものをいう中で、4年生が意地を見せてくれました。チームが一丸になって非常に良かったと思います。

—空き週を挟んで、早大戦に臨みます
いろいろ課題は出ていますし、勝つ大変さも選手は痛感したと思います。この一週間課題をつぶして、コンディションを整えて、早稲田戦に臨みたいと思います。

森川 大樹 主将

—今日の試合を振り返って  
いやー、疲れました。(笑)

—今日で4連投となった玉熊選手について
頼りにしてるので、期待に応えてくれて同級生として嬉しいです。大事な場面で行く投手なので、今週は疲れをとって来週からまたお願いします。という感じですかね。

—マウンドでの監督からの声かけは
投手と捕手でテンポが一定になっていたので、その間を空けてくれていました。ピンチの時はゆっくりいけよと言ってくれたのですごく心強かったです。結果ピンチも抑えられたので、監督の声懸けがプラスになりました。

—熊谷選手と上條選手の投球について
熊谷も調子が悪いなりになんとか抑えようっていう気持ちが伝わってきましたし、実際ピンチも何度か抑えていました。やっぱり5回を投げきって欲しかったなとは思うんですけど、そのあと上條がしっかり抑えてくれて。 気持ちの入っているピッチャーなので2年生ですが頼もしいですね。

—水谷選手の本塁打について  
びっくりしたのと、ああいう大きなことをやってくれるので意外性のあっていいバッターだなと思いました。

—自身も安打を放ちました  
そうですね。得点に繋がりませんでしたけど、いつかいいところで打てるように準備はしておきたいなと思いますね。

—最終回に見られたタイムでの会話は
玉熊とは先発してもリリーフしても一個ずつアウトをとっていこうということをいつも言っていて、球を低くというのを徹底しています。まずはそれを言ってから、点差もあるしゴロを打たせれば内野が守ってくれるから、声を出して自滅しないようにしようといったことを話しました。

—ここまでの試合を振り返ってみて、今のチームの雰囲気は
慶應戦が終わってから、自分たちが今までやってきたことを出しきろうという話をしてきたんですけど、出しきれなくて。どうしたらいいのかなと思っていましたが、みんなが気持ちを切り替えてそれなりの野球ができてホッとしています。今日を経てチームの雰囲気は良いですね。次の試合に向けてよりプラスになればいいなと思います。

—見事勝ち点を挙げました
優勝するためには(勝ち点を)1つだけとっても仕方がないので、これからあと3つとれるようにしっかり準備をしていきたいと思います。

—早大戦に向けて
優勝するためには負けられないのは分かっていることなので、一戦一戦、戦っていきたいと思います。

 柴田圭輝 内野手

—今日の試合を振り返って  
もう本当に玉熊(の投球)に尽きます。

—苦しい試合展開となりましたが  
投手が踏ん張ってくれたので、リードされても野手陣も踏ん張れたかなと思います。

—昨日「金子さんに打点を取られて悔しい」とおっしゃっていましたが、今日は9回の好機で結果を残しました  
あの場面は点数を離したかったので、打てて良かったです。

—6回から投げた玉熊投手は4連投でしたが投球を見ていてどう感じたか
今まで以上に頼もしかったです。

—今週末は空き週となりますが取り組みたいこと  
チームの状態も良いので、今の調子を維持して次の早大戦に向けて調整していきます。

—その早大戦への意気込み
負けられないので一戦一戦がむしゃらに戦います。

 玉熊将一 投手

—4連投となりましたが、疲れは
勝てたので、疲れは飛んでいます!(笑)

—昨日の取材で「いつ投げても良いように準備して」とおっしゃていました
来ると思っていました。昨日は午前中に試合が終わったので、午後の空いている時間は休養にあてて、「明日投げられるように」と思っていました。

—「また0を並べたい」とおっしゃっていましたが、6~8回は無失点で抑えました 
そうですね。昨日のイメージのまま行けたので、そこが良かったと思いますね。9回は打たれたので、そこは次の早大戦に向けての課題ですね。

—「昨日のイメージ」というのは
「打たせて取る」というのと、「要所で、自分が有利なところで三振を取れた」といういいイメージは持っていました。

—8回の先頭打者の田中和選手にスリーボールから入りましたが、そのあとを3球で抑えました
田中和選手は良いバッターなので。歩かせてはいけないんですけど、甘いところに入らないようにとギリギリのところを攻めようと思って。狙って取ったわけではないですけど、結果的に三振になって。意識が良かったのかなと思います。

—9回は2四球とやや乱れました
長打を打たれるのが嫌だったので。「打たれてもヒット」という考えではいたんですけど、ボールに伝わらず低めに行ってしまいました。そこが課題ですね。

—打線も好調でした  
そうですね。9回2死からの4点は本当に心強いというか。あれがなかったらしんどい展開になっていました。4番の(柴田)圭輝と、5番の(金子)凌也が本当に頼りになっています。

—9回途中、用具の修理をされていたようですが  
スパイクのひもが切れたのでタイムをとりました。

—いい間になったのでは  
そうですね。監督が来たときも「リズムがあっち(立教)に傾いているので、間を変えよう」というふうに言われて。そのあとに(ひもが)切れたので。いい間になったなと。

—序盤の熊谷投手、上條投手のピッチングを見て
熊谷は粘り強く投げていましたし、上條もピンチで抑えていたので、ここで自分も流れを作ろうと思いました。

—勝ち点を取りました。早大戦に向けて一言
これで少し自信になった部分はあるので、良い点と悪い点をもう一回反省をして、早大戦でまた勝ち点をとれるように頑張りたいと思います。

水谷友生也

—今日の試合の率直の感想は
嬉しいです!

—一時逆転となる3ランを放ちましたが、どんな気持ちで打席に入りましたか
「打てるかなあ打てないかなあ」という感じです。ホームランを狙っていたわけでは全くないです。

—3ランを打った時の感触は
「あ、いった」という感じでした(笑)。

—打った時のお気持ちは
最高でした!泣きそうでした。でもまだ試合を決めたわけじゃなかったので(笑)。ダイヤモンドを一周しながら喜びをかみ締めました。

—打った球は  
まっすぐです。

—大阪桐蔭高校の先輩である澤田圭投手との対決については
楽しみながらやってます。バリバリ意識しました。

—ノーゲームとなった日曜日の試合では笠松選手が2ランを放ちました
「俺も打ったろかな」と思いました。

—その試合からこれまでの2番から6番に打順が変わりましたが
打順は関係ないです。結果を出すだけです。

—青木監督が以前「この冬1番成長したのは水谷」とおっしゃっていましたが  
この冬はたくさん打ち込みました。

—これまでは「守備の人」というイメージでしたがこの春はオープン戦から打撃が好調でした
去年からバッテングフォームを変えたのが結果に結びついたと思います。自分で考えながら変えました。

—この立大戦では4年生の活躍が目立ちましたが
4年生が頑張ってくれなかったら負けてたと思うので本当にそう思います。4年生が頑張ってる姿を見て自分も頑張ろうと思いました。それが今日の本塁打につながってよかったです。

—守備はさらに安定感を増してますが  
それは自分でも感じています。リーグ戦が終わるまでノーエラーでいきたいです。

—これからも攻守の要として期待されると思いますが  
その期待を裏切らないように頑張ります!

—今週末は空き週となりますが取り組みたいことは  
打撃です。もっと打率を上げたいです。

—次の試合に向けて
絶対勝ちます!

 上條将希 投手

—試合を振り返って  
お互い乱打戦のシーソーゲームになっていたので、落ち着かなかったですけど勝てて良かったです。

—ご自身の投球の振り返りを  
ピンチでしたし流れも悪かったので、絶対に得点を与えないような気持ちで臨みました。

—熊谷投手からの交代時にかけられた言葉は
監督には気持ちで勝負しろと言われました。それを全面に出した結果、抑えられたと思います。

—対戦した打者の印象
2人とも結構当たっていたんですけど、自分の球を投げていけば打ち取れると思っていたので、思い切っていきました。

—このカードでは2試合登板したが、変えたことは
1戦目は自分のせいで負けてしまってそこで色々と考えてしまったんですけど、リーグ戦は長いのでとにかく切り替えようと。気持ちを入れ替えて強気の投球をしました。

—次のカードに向けて
勝点をとれるように、まずはしっかりと体調を整えて、早稲田戦に対して準備をしていきたいと思います

 

フォトギャラリー

  • ri-do本塁打を放ち笑顔の水谷
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  • kamijouピンチの場面で登板し、見事無失点で切り抜けた上條
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  • haitatti勝利後、玉熊はチームメイトと笑顔でハイタッチ
 

 

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