硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第5週 東大1回戦 3季ぶりの悪夢... 今季ワーストタイ9失点で惨敗を喫する

東京六大学野球秋季リーグ戦 第5週 東大1回戦
2017年10月7日(土)
神宮球場

逆転優勝に向けて負けられない東大戦。だが、思わぬ結末が待ち受けていた。先発の菅野が3回に早々に降板すると、その後の投手陣が打ち込まれ被安打14、6四死球、9失点と大乱調。天敵宮台を相手に重すぎる失点となり、打線は2得点のみと不発。痛すぎる黒星を喫した法大明日勝ち点を死守する為にも、絶対に負けられない。

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7回の好機に倒れ、悔しさをにじませる中山

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
東 大 0 1 1 1 5 0 0 1 0 9 14 1
法 大 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2 8 1

(東大)○宮台(2勝3敗)-三鍋
(法大)●菅野(2勝2敗)、長谷川、落合、柏野、河野太、熊谷-中村浩、鎌倉
 

 

打撃成績

打順位置選手打率123456789
1 (8) 舩曳 1 0 0 .500 右飛   投犠            
  9 斎藤卓 2 0 0 .000         四球   二ゴロ   三ゴロ
2 (6) 相馬 5 1 0 .242 見三振   一ゴロ   二ゴロ   左前安   空三振
3 (7) 3 1 0 .333 四球   右飛     右飛 左前安    
4 (3) 中山 4 1 0 .222 左飛     中飛   左前安 空三振    
5 (5) 福田 4 1 0 .296   中飛   投ゴロ   左翼線二   三ゴロ  
6 (9) 向山 4 1 0 .296   三ゴロ   中飛   右飛   左中間二  
7 (4) 川口 3 2 0 .296   左前安     左前安 四球   二ゴロ  
8 (2) 中村浩 1 0 0 .167   遊飛              
  H 俵積田 1 0 0 .000         投失        
  2 鎌倉 2 0 0 .231           見三振    左飛  
9 (1) 菅野 0 0 0 .222                  
  H 吉岡 1 1 0 .500     中前安            
  1 長谷川 0 0 0 .250                  
  1 落合 0 0 0 .---                  
  1 柏野 0 0 0 .---                  
  H 毛利 1 0 0 .333         二併        
  1 河野 0 0 0 -.--                  
  H 小林 1 0 0 .333             見三振    
  1 熊谷 0 0 0 .000                  
  H 清水二 1 0 0 .000                 空三振
    34 8 0 .289                  

 

投手成績

  球数 打者 防御率
菅野 3 51 15 6 2 1 2 4.78
長谷川 1 1/3 29 9 3 1 2 4 9.19
落合 0 10 3 3 0 0 1 2.70
柏野 2/3 8 2 0 0 0 0 5.40
河野 2 37 8 0 3 3 0 0.00
熊谷 2 35 8 2 4 0 1 4.66
9 170 45 14 10 6 8 6.20

 

ベンチ入りメンバー

10 森(キャ4=日大三) 22 駒場(文4=鹿沼) 35 吉岡(営3=智辯学園)
11 柏野(営1=広陵) 27 中村浩(営3=多良木) 37 中山(人3=履正社)
12 河野太(文3=法政二) 川口(人3=横浜) 1 大西千(営3=阪南大)
13 菅野(キャ3=小高工) 3 相馬(営2=健大高崎) 8 清水二(法3=中京大中京)
15 落合(法1=常葉菊川) 4 俵積田(人4=阪南大)  29 舩曳(キャ2=天理)
17 熊谷(キャ4=平塚学園) 6 大崎(法4=智辯学園) 31 毛利(法2=愛工大名電)
19 長谷川(経4=聖望学園) 7 小林(法3=中京大中京) 33 斎藤卓(社3=大宮西)
39 鈴木(キャ1=常総学院) 9 向山(営3=法政二)    
20 鎌倉(法3=日本文理) 25 福田(人2=大阪桐蔭)    

 

リーグ戦結果(10/7現在)

 立大明大慶大早大法大東大試合勝点勝率
―― ●●   ○○   ○○ 6 4 2 2 .666
○○ ―― ○●○ ○○   8 6 2 3 .750
  ――   ●△○● ●○○ 8 4 3 1 .571
●● ●○●   ――   ○○ 7 3 4 1 .429
  ●● ○△●○   ―― 7 2 4 1 .333
●●   ○●● ●● ―― 8 2 6 0 .250
 

戦評

今季も後半戦へと突入した第5週は、東大との対戦となった。

 法大先発のマウンドには、菅野秀哉(キャ3)が上がる。慶大戦では力投を見せた菅野。しかし今日は初回から3番楠田創、4番田口耕蔵に連打を浴び苦しい立ち上がりとなる。法大の攻撃はあっさりと終わり、悪い流れのまま迎えた2回。先頭打者の6番新堀千隼が中前安打で出塁すると、犠打と捕逸で1死三塁のピンチを招く。そして8番杉本幹太のスクイズで先制を許してしまう。3回にも1点を追加され、菅野は無念の降板となった。2番手として登板したのは長谷川裕也(経4)。しかし、流れを変えることはできなかった。4回に辻居新平の中前適時打でさらに1点を追加されると、5回には四球、左前安打、死球で三者連続出塁を許し無死満塁のピンチを迎える。ここで火消し役として送り込まれたのは落合竜杜(法1)。しかし東大打線の勢いは止まらない。7番三鍋秀悟の中前適時打と9番宮台康平の左前適時打で4失点。柏野智也(営1)にスイッチするも、内野ゴロの間に追加点を許し、この回一挙5失点。点差は7と大きく突き放されてしまう。

 一方の打線は、エース宮台の前に手も足も出ず。4回を終えわずか2安打に抑えられていた。大量失点直後の5回、7番川口凌(人3)が左前安打で出塁すると代打俵積田健人(人4)も敵失で出塁し好機を演出。続く代打毛利元哉(法2)の内野ゴロの間に1点を返すも、後が続かず。6回には4番中山翔太(人3)が左前打で出塁すると5番福田光輝(人2)の左翼線二塁打と東大左翼楠田の失策で追加点を得るが、こちらも反撃は1点にとどまった。

6回からは河野太一朗(文3)が登板。立ち上がりは制球に苦しんだが、なんとか無失点で切り抜ける。7回は調子を取り戻し、この試合初めて東大打線を三者凡退に抑えてみせた。しかし8回から登板した熊谷拓也(キャ4)がダメ押しの1点を許すと、打線も援護することができずゲームセット。流れが法大に傾くことはなかった。

わずかに可能性が残る優勝へ向け絶対に負けられない一戦のはずだった。しかし、終わってみれば投打共に完敗。勝利への執念はどこへ行ったのだろうか。法大ナインには現状に目を背けずに明日の試合へと臨んでもらいたい。(下河辺果歩)

クローズアップ

吉岡郁哉 (待望のリーグ戦初安打 故障を乗り越え代打の切り札に)

待っていた直球をしっかりと捉えた。3回に代打で送り出された吉岡郁哉は東大エース宮台の5球目を捉え、リーグ戦初安打となる中前安打を放った。

エース菅野が東大打線に捕まるという緊急事態により、3回という早い回での代打となった。監督からは2回の守備の際に代打で送ると告げられた。「準備はまだしていなかったが監督さんに言われたので気持ちを入れ、自分のスイッチを入れた」と吉岡は語る。今季は代打で活躍し自分の出番が来たらチームに貢献して行きたい語る彼には幸先の良い結果となった。

昨季はリーグ戦の1週間前に薬指を骨折し出場機会が無かったが、オープン戦から調子を上げ、自分のバッティングが出来るようになり調子を上げている吉岡、与えられた1打席でしっかりと結果を残した彼に期待が高まる。

チームは東大打線の前に為す術なく大敗してしまったが、明日の2回戦でも彼のバットが火を噴きチャンスを作ってくれるだろう。(中村祐吾)

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 監督・選手コメント

青木久典 監督

ー悔しい敗戦となりました
その通りですね。すいません。

ー9失点となった投手陣について
 立ち上がりから菅野が良くなくて、四死球も多くて後手後手に回ってしまったかなと。先取点を取られたが為に、ベンチが浮き足立つ感じでね。負け試合と言う感じでした。

ー菅野投手が2回で降板となりました
あのままいっても、タイミングが合ってましたから。決め球もそんなに低めに集まってる訳でもなく、上がってくる気配がなかったので。うちは1敗も出来ないので変えました。

ー被安打が14にも及びました
東大さんも慶応にも勝っていますし、初球から振ってくる傾向が出ているので、侮れないとは思ってます。

ー宮台選手攻略に向けても大量失点が重く響きました
 ブルペンから調子をみてて、まとまってはいましたし、僅差のゲームに持ってかないといけないと思ってました。

ー打線では森選手が先発復帰を果たしました
 彼に戻ってきてもらうと、活気付くというかね。彼がいないとは違うとは思いますので良かったです。

ー舩曳選手の交代について
 あれはデッドボールなんですよ。そういうことを言ってるのにたらればですが違うと。手がかなり腫れていて、次いける状態だったので、変えました。

ー吉岡選手がリーグ戦初安打となりました
 気持ちが入ってる選手なんで、初球から振ってましたし、よく追い込まれてからもよく食らいついて打ったなと思います。

ー試合後のミィーティングでは
 1番は投手陣にリーグ戦で初めて、厳しくは言わしていただきました。6四死球の14安打ですか。約20本打たれてるということじゃ点は取られますよね。今まで練習してきたことはなんなんだという話はしましたね。宮台くんはプロ志望届出して、結果を出すことを有言実行でやってるのにね。彼を見習いなさいということで。投手陣の奮起を込めて、みんなの前で檄を入れましたね。

ー勝ち点死守に向けては投手陣が重要となります
 おっしゃる通りですね。明日は負けられませんから、投手陣に奮起してもらわないと困ります。

ー打線では中山選手でしょうか
 安打が打ってますけど、ここというところでしょうね。打点を挙げられるようになってほしいと思いますね。もう一つ言うのであればつなぐというところです。まだまだそういうところが物足りないと思います。まだ打席での思い切りがないというか。

ー明日への意気込みをお願いします
 土俵際なので、目の色変えてやっていきたいと思います。

森龍馬 主将

ー今日の試合を振り返って一言お願いします
悔しいの一言です。

ー森選手自身は先発復帰の試合となりました
本当にチームのためにと思ってやっているだけなので、特に特別な思いはないです。

ー慶大戦で「投手陣全体で何とかしてほしい」と仰っていた投手陣については
今日はチーム全体的に自分たちの野球が全くできていなかったので、悔しいの一言です。

ー今のチーム状況は
とにかく前を向かないといけないので落ち込んでいる暇はないという感じです。

ー主将としては何を思いますか
「こんなんでいいのか、本当にふがいないぞ」ということは思っていますし、自分自身も何とかしなければいけないなと思っています。

ー打線も東大・宮台選手の前に奮いませんでした
本当に力不足というか、力不足ではないですけど、自分たちのしっかりとした野球ができなかっただけだと思います。

ーここでいう「自分たちの野球」とは
” “先手を取って大差で勝つ”というものだと思うんですけど。先に点を取られてしまったり、そこから巻き返せなくなってしまうといったところだと思います。

ー明日は絶対落とせないですが、どう切り替えますか
目の色変えて死にものぐるいで戦うしかないと思います。

ー明日への意気込みをお願いします
とにかく何としてでも勝てるように頑張ります。

 川口凌 内野手

ー今日の試合を振り返って
僕たちのやりたいような野球を相手に先手先手でやられてしまって、本当に悔しいです。

ーやられてしまった主な原因は
投手にしても野手にしても入り方というのは今まで散々言ってきた中で、このような入りしかできないというのは、一人一人が本当に意識していないということだと思うので、本当に何かしら変えていかないと僕たちが勝ち進むことはできないのかなと思います。

ー東大相手に14安打を浴びてしまいましたが
配球とかは結構見えたりしますけど、追い込んでからのボールが一番甘かったりだとか、「どうしてそこでそんな球でいくのか」と思いながら守ったりしていたので、もう一つ意識をしてくれないといけないのかなと思います。

ー失点後のチームの雰囲気は
取られても諦めずにいこうと言っていたのですが、野手も野手でふわふわしているというか、浮き足立ってどんどん焦って焦っていい結果が出なかったのかなと思います。

ー個人として振り返ってみた際、2安打という結果でしたが打撃の調子は
バッティングは自分自身、安打は出ているのでもっともっとチームに貢献して勝ちに導けるようなバッティングができればいいと思います。

ー試合後にチームとして話し合ったことは
今年のスローガンに「王者復活への第一歩」というのを掲げていて、復活する第一歩というのがこの秋のリーグ戦であり、これからの試合だと思うので、このスローガンをもう一度しっかりと深く受け止めて、これから残りの試合を全勝できるように頑張っていきたいと思います。

ー明日に向けて
試合に出てベンチに入っているメンバーが一人一人奮起しないといけないと思うので、あと1日で一人一人が意識を変えられるか、どれだけ勝ちたいと思えるかだと思うので、僕は僕で勝ちにいきたいと思います。

河野太一朗 投手

ー今日の試合を振り返って
自分たちの野球が、特にピッチャーなんですけど、全然出来ていなかったなと思います。

ー今季初登板でしたがご自身の調子は
調子はいいし、今季初登板で緊張もしなかったけど、ちょっと立ち上がり初登板ということもあってフワフワしてたかなって考えてます。

ー救援での登板でしたが準備はいつからしてましたか
準備はブルペンで投げている時からいつでもいけるようにしてました。

ー立ち上がり制球力を乱しましたが、2イニング目からどう修正しましたか
調子は元々良かったので、フォームチェックするところはチェックして、2イニング目に臨みました。

ービハインドでの登板でした
とりあえず1点も取られないように、流れが来るように、テンポよく投げようとマウンドに向かいました。

ー今後への意気込みをお願いします
もう負けられないので、これから全勝して優勝につなげて行ければと思います。

吉岡郁哉 内野手

ー今日の調子は
バッティングの方はずっと調子が良かったので、打てる気はしました。

ー試合前の意気込みは
出るとしたら代打なので、そこの自分の貰ったチャンスをしっかりチームが勝てるようにバッティング出来たらいいなと思って挑みました。

ー今回早い回での代打でしたが
あんまり準備の方してなかったですけど、監督さんに言われたんでそこで気持ち入って、自分の中でスイッチ入れて行けたと思います。

ー監督さんには何回の時点で行くぞと言われましたか
2回の守備の時にもう言われたのでそこから準備をしたって感じでした。

ー打席に入る前の意気込みは
先制されて、ムードが悪かったので先頭で出塁して流れをこっちに戻せるようにという風に、後ろにつなぐ意識で行きました。

ー打った球は
ストレートでした。ずっとストレートで抑えてたんで、それを仕留められて良かったです。

ー打った感触は
上から叩けたので自分の中では良いバッティングが出来たと思います。

ーリーグ戦初安打でしたが
嬉しいというか、ホッとしています。ようやくヒットが出たので。ただ、チームが勝てていないのでそこが一番悔しいところです。

ーご自身の持ち味は
積極的にどんどん振って行くことが、持ち味だと思うんで、それをどんどん続けて行けたらなと思います。

ー宮台選手の印象は
真っ直ぐが速くて、その真っ直ぐを活かして、左バッターにもチェンジアップが来るので、それはもう真っ直ぐ一本に絞って行けたらなと思っていたので、それは今日出来たので良かったです。

ー宮台選手のへの対策は
ストレートで力負けしないように、それだけを考えて打席に入りました。

ー今季は代打で活躍して行きたいと言っていましたが
自分の出番が来たらチームの勝利に貢献出来るように頑張って行きたいです。

ー監督から何か言葉は
ナイスバッティングという風に言われたので、その一言が嬉しいかったです。

ー今後に向けて一言お願いします
チームが勝つ為に、自分の出番があれば勝利に貢献出来るようにしっかりと自分のバッティングをして行きたいです。

福田光輝 内野手

ー今日の試合を振り返って
終始リードされていて、こっちのリズムに乗せられればもっとましな展開になったと思うのですが、投手陣も野手陣もリズムを持ってこられなかったので、そこが問題点かなと思います。

―第1戦目で開幕から3カード奪取している明大が敗戦していましたが、試合前の意気込みとしては
東大戦もしっかり気を引き締めてというか、自分たちはもう勝ち続けるしかないので、とりあえず気合い入れていこうという気持ちで臨みました。でも投打が噛み合わなかったのでそこがしっかり噛み合うようになればなという気持ちです。

―投手陣が打ちこまれて打者陣の援護も2点に留まりましたが、宮台投手の印象は
決して打てないピッチャーではないですし、ヒットは打っていたのですが回を追うごとに自分たちのバッティングができなくなっていたので、もっと自分たちのバッティングができるようにしたいです。

―6回に二塁打を放ちましたが、どんな心境で打席に立ちましたか
点差も広がっていましたし、自分が走者を返すというよりは塁に出てつないでいこうという意識で入りました。それが結果としてたまたま打点になりました。いいバッティングではなかったのですが、つなぎとしての役割が果たせたので、自分としてはそこだけはよかったかなと思いました。

―明日に向けて修正点と意気込みを教えてください
もう負けれないので自分が引っ張っていく気持ちで臨みたいです。投手陣も苦しい状況が続いていると思うのですが、しっかり立て直せるように。野手陣も野手陣で2点しか取れていないですし、まだまだ取れたところがあったと思うので明日に向けて、もう今からやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • kanno R先発した菅野
  • kawaguti Rマルチ安打と気を吐いた川口
  • hasegawa R2番手で登板した長谷川
  • yosioka Rリーグ戦初安打を放った吉岡
  • otiai R安定感を誇る落合もこの流れを止められなかった
  • kasino R全カードに登板している柏野
  • kawano R今季初登板の河野太
  • kumagai R熊谷も9回に失点を喫した
 

 

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2017-09-254 R

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