硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集 第1回 青木久典監督・真木将樹助監督インタビュー

2018年8月30日(木)
法政大学野球部合宿所

『優勝候補筆頭』と言われながら、第2カードが終了した時点で優勝可能性が消滅した昨季。12年秋以来、優勝を経験していない法大野球部を優勝に導くために、この3か月を奔走したのは選手だけではない。「彼らは必ずやってくれる」。選手たちに絶大な信頼を寄せる青木久典監督と、真木将樹助監督も優勝への思いは変わらない。そんな首脳陣に、今季に向けての取り組みと思いを伺った。

aoki
今季も優勝に向け指揮を執る青木監督

青木久典監督インタビュー

–秋季リーグ戦まで残り約1週間となりましたが、現在のチーム状態はいかがでしょうか
良くも悪くもなく、順調というところかなと思います。良いというのは、一番はやはり、戦力的には万全の状態というんでしょうか。大きなけが人がいなく、戦力が整っているというのが良いところではないでしょうかね。悪い部分に関しては、悪く言うつもりはないんですけど、戦術的なところで、まだ自分のサインに対して思う通りの精度まで高められていないときがあるというのが一つなのかなと思ったりはします。ですが、そういうのはある話でもありますし、これからもう一段階高めていく部分ではないかなと思いますね。

–オープン戦では三浦(銀二、キャ1)選手や、平元(銀次郎、営1)選手、後藤(克基、法1)選手など1年生の積極的起用も見られます
ピッチャーに関しては、今の自分の考えでは、力のある者を最優先に(起用する)と考えています。今まで結果を出してきている菅野(秀哉、キャ4)であったりとか森田(駿哉、営4)など上級生を(常に)優先ということよりも、力があってチームを勝利に導いてくれる者を(起用しよう)っていうようなところで、1、2年生の力も大切になってくるのかなと。彼らも力があるので、そういう意味で起用していたというところですね。キャッチャーの部分に関しては、やはり中村(浩人、営4)1人では、もしけがをしたときに大変なことになるので、やはりキャッチャーという特別なポジションはオープン戦からどんどん使って経験させて育成していく、強化していこうと思っています。そういう意味では積極的に使ってきたポジションですね。

–6月頃に幹部でチーム改革の話合いが行われ練習や寮生活を変えたとのことですが、監督から見て変わった部分は
変わったと思います。具体的に何がと言うと、朝食でもしっかりグループに分けて食べるようにしています。練習にしても、ただ単にマンネリのように同じメニューを組むわけではなく、しっかり課題をつぶすための練習のカリキュラムやメニューを考えたり、その中でもう一つ具体的なテーマを持ってやるぞということを(言葉として)明確にしたり、具体的なところまで落とし込んでいるので、そういう部分では以前とは変わってきた部分かなと思います。グラウンド上でも熱いとは思いますが、しっかり小走りでダッシュしながらメリハリ良くやったりとか、そういうような変化は感じるし、(さらに)やろうとしているのはこちらの方でも感じるようにはなってきていますね。

–改めて春季リーグ戦を振り返っていただいていかがでしょうか
やはり、毎年毎リーグごとにたくさんの方に「力がある」と言われて、「技量的なものは法政が(強い)」とは言っていただいていますし、僕もそれなりに経験があって力のある選手がいるので、それなりに結果を出してくれるとは思ってはいたんですけど、やはり野球の難しさや簡単ではないという部分を痛感したかなと思いますね。技量があるから、経験があるからと言って、それだけでは勝てないのが野球なんだなと。そういう悔しい思いをした、痛感させられたシーズンだったと思います。

–リーグ戦後には『投手が課題』とおっしゃっていましたが
今まで主戦だった菅野だったり、高田(孝一、法2)でしょうか。そういう者に関しては、基本から見据えるというんでしょうか。本当にトレーニングや基礎体力の部分からしっかり見直していこうよと、またフォームの方も見直していこうよという話はしてきました。

–菅野選手はトレーニングのために遠征に行かれたそうですね
バランスというんでしょうかね。ピッチャーはフォームのバランスであったりとか、コンマ何点何秒というなかでの身のこなしになってくるので、そういう意味では本当に抜本的な基本的な使い方を強化してきたというところですね。非常にそこに行ってから考えが変わったりとか、身体の使い方が本人も分かったというようなことは言ってましたね。

–秋季リーグ戦も菅野選手と高田選手が軸となるのでしょうか
基本、今のところはその2人が軸になってほしいなという思いはあります。ただ、上手くいってくれればいいですが、そういかないこともあるので、そういうときのために第2、第3の備えというか準備はしてありますね。

–現在、第2、第3候補も含めて先発として考えているのは
上級生で言うと菅野。それから、高田、三浦(銀二、キャ1)ですね。その3名は先発として考えていますね。その後にも、石川(達也、キャ2)も先発ができますし、森田もいますし、1年生でいうと平元(銀次郎、営1)もいます。(先発ができる選手が3人の他に)後ろにいて、育ててこれたという部分は、少し自分の中では心強いところではあるんですけど、極力控えの者が頭にいかずに、今言った3人が先発でしっかり試合を作ってくれれば良いなとは思っているんですけどね。

–打線はオープン戦では終盤もメンバーが毎試合変わりますが、野手はまだ固定されていないのでしょうか
自分の中で決まりつつあるんだよ。ただ、この猛暑の中、練習しながらオープン戦していくとものすごい身体は消耗するので、やはりコンディションって大事じゃないですか。なので、選手をこまめに変えるという形で休ませています。あと、適正ですね。例えば川口になにかアクシデントがあった場合には、他の選手も結構ショートを守れるんだなという自分の中での確認もしたかったので、そういう意味ではとっかえひっかえで人間を変えたりして使っていました。ですが、現場サイドとしては基本線、ピッチャーを除いたうちの8人のうちの6名、7名は決まっているかなという感じですね(笑)。

–すでに決まっているポジションは
二遊間はけがさえなければ、決まっていますよね。要はセンターラインですよね。後は、キャプテンの向山(の起用)も決まっていますし、やはり4番の中山も決まっていますし、そう思うと、(確定でないのは)外野の一角二角くらいじゃないかなと思ってるんですけどね。それは対ピッチャーによったりとか、後は調子の良い悪いによって変わってくるのかなと思ってるんですけどね。後は、先ほど言ったように有事ですよね。五体満足で1か月を乗り越えてもらいたいんだけど、こればっかりは本当に、デッドボールを当てられることもあるだろうし、何かこう「あっ」という(不意な)アクシデントというのは付き物ですから、そのための準備・作業ですかね。何かあったときを見据えてオープン戦で色んなことを考えながら(選手に)やらせていますね。

–まだ決まっていない外野手の一角二角はどう考えていますか
そこは、やはり舩曳だったり、宇草、大西(千洋、営4)、あと杉村(泰嘉、人2)、小林(満平、法4)とか足の使える選手をどう使おうかなと思っていますよね。そこに関しては、本当に調子の良い者をいこうかなと思ってるし、あと相性的なもの、対右ピッチャー、対左ピッチャーだったりそういうところで(変えていこうとは)考えてはいるんですけどね。

–舩曳選手と宇草選手に関しては長期のけがからの復帰となりますが、その影響は
順調にけがから復帰してきているので、彼らの力は本当に必要なんですよね。だから、彼らがバリバリやってくれたら、僕は楽なんですけど(笑)。やはり、(彼らの)武器として足があるじゃないですか。その足というものが、相手にとってはものすごい脅威なので、それは大西もしかりなんどけど、彼らが結果を出してきたら本当に相手にとっては嫌だろうなと思いますね。

–そのようなチーム状況の中、投打のキーマンを挙げるとすれば誰でしょうか
やはり投手であれば、やはり菅野が最後、4年生の意地でどれくらい頑張るかというところですね。もう1つは、高田が春よりどのくらい勝つかというところですね。なので、やはりその2人かな。打者の方は、そんなに(一人としては)いないですけど、強いて言うなら、やはりクリーンアップにいかにランナーを置くか(が大事)だから、やはり1,2番がキーになってくるのかなと。そこに収まるやつらが誰なのか、そこの(選手層の)厚さがキーでしょうね。そこは、先ほど言った舩曳だったり宇草だったり、毛利(元哉、法3)とかがいかに1、2番を取るかじゃないですか。それが、ハマった人がキーマンになると思います。

–現4年生は、監督が就任されてから1年生の頃から見てきた選手たちです。その4年生に期待することは
本当に厳しいことも言ってきましたし、(厳しい)練習も課してきましたが、本当に(意図を)理解しながら、また明るくやってくれる年代なので、彼らだったら最後に有終の美を飾って卒業してくれると僕は信じています。僕も監督として、ぜひ(優勝を)味あわせてあげて卒業してもらいたいと思っているし、そのくらいの自分の中では信頼関係ができてきている年代かなと思いますし、非常に頼もしく思っています。彼らは必ずやってくれるだろうと思っています。

–選手たち自身も、とても優勝への思いが強いように感じますが、監督の優勝への思いというのは
どの年代も、精魂込めて真心込めて育ててきてはいるんだけど、特にこの人間たちは1年生の頃から監督と選手としてやってきているので、本当に自分の考えを分かってくれて、理解してくれながらやってきてくれているし、僕もそういう思いで育ててきているので本当に優勝してくれるだろうと思っています。ここまで自分たちが精魂込めて(育てて)きた人間たちが、もし仮にあかんかったら踏ん切り付くなというくらいの気持ちですね。彼らに対してやり残したことはないかなと思いますし。それくらいの思いがありますね。

–今年はドラフトも、現時点で4選手が控えている状況ですが、どのような思いでしょうか
必ず4人がかかるとは限らないと思うし、これは大学スポーツでチームスポーツなので、一番はやはりみんな平等ですし、(大事なことは)優勝することなんだけど、でも法政大学野球部としてはプロの方を歴代たくさん輩出していますので、最近(プロ指名が)無かったということを考えると、4人の選手が候補として出ているということは本当に良いことだなと思います。後輩たちの励みになるとも思います。また、僕もこうして育ててきて、ドラフト候補選手になってくれる人間が増えてきてくれているというのも非常にありがたいなと思いがあるので、この中から一人でも多くプロの世界に進んでいってもらえばなぁなんて思って、待ち遠しいという気持ちでいっぱいですね。もちろん、あくまで優勝が一番だけど、彼らの人生も考えると、一人でも自分の夢が実現できるようになればいいなと思っていますし、そういった(勝負とは)違った部分で期待はしていますね。

–少しお話変わりますが、近年開幕ダッシュに失敗する傾向にありますが、今季開幕戦である早大戦に向けてはどのように臨みますか
(開幕ダッシュに失敗するのは)精神的なものもあると思うんですよね。あまりに初戦がダメだと思ってしまうと、そこがまた固くなってしまったりして、力が発揮できない部分もあるので。現実としては近年スタートダッシュが遅れているということは、それはそれとして反省をしながら、いかにコンディションを高めるかということを意識させています。変に過剰に、『スタートダッシュがダメだからああしようこうしよう』という雰囲気にはしていないですね。(スタートダッシュに失敗しているのは)やらなくてはいけないという緊張感なのか、固くなりすぎているのか、メンタル的なものだと思うんですけど、それも含めて力を発揮しやすいように持って行ってあげるのが、監督としての僕の役目かなと思いますね。

–法大に対し2試合完投勝利を収めた小島(和哉)投手に関して対策は
前々から(対左投手対策は)やってきてはいますし、今日もバッティング前には「こういったような対策でこういうバッティング練習をしてきなさい」というようなことも伝えてはいるので、そこは万全な状態で臨んでいきたいなと思いますね。

–開幕までに選手たちに求めることは
求めることは、やはり練習から1球を大切にすることかな。そんなに、ここから振り込んだりとか守りこんだりとか、技術が飛躍的に上がることはないので。長々練習してもしょうがないと思いますし、少ない時間でいかに集中してやるかが大事です。「一球一球を本当に精魂込めて集中してやれ」ということを今日も言いましたし、1球に集中することですね。

–最後に秋季リーグ戦へに意気込みをお願いします
目指すのは優勝なんですけど、それよりも『一戦必勝』で。もう一戦一戦を必勝で、その集大成が…(優勝)ということで、なので、『一戦必勝』で頑張ります。
aoki
青木 久典(あおき・ひさのり)
1973年2月16日生まれ
三重県出身・三重高校→法政大学→たくぎん→本田技研鈴鹿→サンワード貿易
『現役時代は主に遊撃手としてプレー。大学では 現侍ジャパン監督の稲葉篤紀と同期。副将も務めた。社会人野球部では9年間中心選手として活躍し2004年に現役を退く。その後、富士大学のコーチ、監督を経て14年1月より法政大学野球部の助監督に。15年1月から監督に就任し指揮を執り、4年目のシーズンを迎える。』

 真木将樹助監督インタビュー

–昨季を振り返って
チーム全体として、第1週、第2週が終わった時点で2つ勝ち点を落として、早々に自力優勝から脱落したので、そういう意味では何一つ良いところがないシーズンだったなという思いです。

–昨季の菅野選手の不調について
そこはすごくデリケートな話なのですが、なぜそうなったのか、というのは別として、なんだかんだ彼が下級生のころからずっと法政投手陣の中心として投げてきて、経験を積んできた中で、自分を高めるということに対して積極的にならなければいけなかったのが、何か少し胡坐(あぐら)をかいているような部分があったのかなというのは感じていました。ラストイヤーの春のシーズンでこのような結果になって、ようやく菅野本人が本当にこのままじゃ駄目なんじゃないかということを、身をもって初めて知ったシーズンではないのかなと思います。そのような意味で、春のシーズンが終わってからこの夏場の間、多分ですけど、大学に入って初めて真剣に野球に真正面から向き合って過ごしているのではないかなと思って見ています。

–その中で下級生の台頭がありました
菅野が下級生のころから常に菅野頼りだったので、そのような意味では、菅野を脅かす存在というか、菅野に追いつけ追い越せ、という存在が本来ならもっと早く出で来なければいけなかったと思います。そのような存在が出てこないと法政の投手陣全体として良い方向には回っていかないなと感じていた中で、高田だったり、三浦であったり、他にもいるのですが、そういった新しい戦力がこの春には何枚か出てきてくれたというのは大きいと思います。そのような選手がここから、法政の投手陣として頼もしい存在になってくれたらいいなと。そのような思いでいます。

–投手陣全体の現在の調子は
オープン戦をやっていく中でまだ実績や、リーグ戦での経験というのが決して出せているわけではないので、本人たちも自信がある、というところまで上がっている状態ではないと思います。そのような意味でいうと、オープン戦にしてもちょっと皆がふわふわしている状態です。しかし、最終的には9月、10月のリーグ戦に一番コンディション的なピークをもっていかなければいけないので、そういう意味では今は、いろいろと失敗も経験しながら、リーグ戦が失敗を克服し(実力を)発揮する舞台となるようにコンディションを高めていく時期だと感じています。現在、結果としては満足できる数字ではないですが、もう少し時期が来ればしっかり働いてくれるのではないかなという目で見ています。

–今季のキーマンは
『投』でいうとやっぱり、これはなんだかんだ甘いかもしれないですけど、学生野球なので、最後のシーズンにかけるという意味では菅野にしっかりと一本立ちして、チームを勝たせるピッチャーに、リーグ戦の2か月を含めながら、そこまで成長してほしいなという思いは強いですね。新しい若い戦力もいるので期待したい選手はいるのですが、とは言ってもやはり、今まで3年間ほぼ『困ったら菅野』という状態で来たので、約3年間、菅野が法政の投手陣を背負ってきたというある意味での敬意の部分も彼には期待として乗せて、何とか最後のシーズン花を開かせて欲しいなという思いがあります。『打』の方も似たような感じですけど、やはり中山というのがこの丸2年ぐらい4番を張り続けている存在なので、期待したいです。話題性というか、人間的なキャラクターだったりとか、ああいう体格だったりという面でもいろいろと注目されがちな選手なので、これもやっぱり4年生として、菅野と一緒に、とにかくまだ彼らは優勝を経験したことがないという反骨心を(持って実力を)しっかりと発揮して、この秋こそは最初で最後の優勝を4年生の力でしっかりと勝ち取ってほしいなとは思いますね。

–助監督として見た現在のチーム全体の雰囲気は
正直に言って、お世辞でも雰囲気が良いですと言えるようにはあまり感じていないというか、あまりそういう風には見ていないです。とにかく、今ここにいる選手たちというのは全員が『勝ち』を知らない、優勝を含めて、勝った経験というのが乏しい集団なので、春のリーグ戦が終わって、秋に向けてとにかくやれることはやろうといっている中でも、やはり常に戸惑いがあります。勝ったことがないので、どうしたら勝てるのかを皆知らないので、『とにかくやらなければいけない』『何か勝つためにやろう』『頑張ろう』という気持ちはあるのですが、『これをやればいいんだ』とチームとして定着しているものがなく、分かっていないな、というのを感じています。そこは選手たちの力で何とか乗り越えていってもらうしかなく、今は戸惑いながら手探りで目の前のことを進めているような状態である、と捉えています。ですが、その中で、やはり監督であったり、自分であったりがしっかりと道を示してやらなければならないなというのも感じています。

–日本代表として戦った選手がもたらした影響というのは
(代表として)行った選手が全体に浸透させているものというのは、正直言うとあまり感じることはないです。しかし、やはりあのような選抜チームに行くと、間違いなく刺激は受けているはずなので、個人レベルかもしれないですけど、その刺激を受けてやはり上には上がいるとか、勝つというのはこういうことなのだ、というのをそれぞれが感じているとは思います。また、たとえ即席チームであっても、その勝ったチームに所属して試合をしてプレーをすると、他の選手との実力の問題、考え方の問題、意識の問題というのを感じて帰ってきている部分もあると思います。そういうところをしっかりと個々のスキルアップにつなげてほしいなと思います。そして欲を言えば、それをチームに落とし込んでいってほしいなとは思いますね。

–昨季は開幕スタートに失敗して苦しい状況となりました
もちろん開幕カードとか初戦というのは、(リーグ戦の中でも)一層大事です。ですが、なんだかんだ言って大学野球というのはリーグ戦ではありますが、(どの試合も)負けられないです。トーナメントとは違うとは思いますが、結果的に1勝が、1敗が優勝争いで響いてくるものだと思います。その優勝争いにうちのチームは入れていないので、この1敗が(なければ)、という痛い思いすらもできていないのが今のうちのチームです。しかし、優勝するチームはそうやって、常に負けられないという試合をしているので、そのような意味でいうと、開幕カードが、とか、第1戦が、とかよく表現されますが、そもそも全ての試合において負けられないという思いで臨まなければいけないので、そこだけに特別な思いはないですね。

–リーグ戦を戦うにおいて重要になってくるものは
とにかく負けられない、負けていい試合というのはない、というのはリーグ戦を通して考えなければいけないことです。うちのチームでいうと1敗もできない、してはいけないのだ、というシビアな捉え方というのが、優勝争いを長くできていないということからそこまで考え切れていないな、と感じています。今、春のリーグ戦が終わってから選手たちもミーティングの回数を重ねるといった取り組みをしています。そこで常に選手たちに言っているのが、とにかく1つの失点とか、1つの進塁とか、1つの出塁ということをもっともっと追及しろということです。これくらいいいや、とか、この1点くらいいいや、というような甘さを捨てないと、最後、優勝決定戦でこの試合を何が何でも勝たなければいけないというときに勝ちきれないと思うので、もっともっと執着をしなければいけないところだと思います。

–最後に意気込みと今季の目標をお願いします
目標はまずはリーグ優勝することです。その後の日本一という目標ももちろんあるのですが、リーグ優勝しないことにはその挑戦権もないですし、これだけ優勝が遠ざかっているので、とにかく目の前のリーグ戦を優勝をするということが第一の目標ですね。それにあたっては、特に今季の戦力で考えると、投手陣も野手陣も主力というか、主要メンバーは4年生が中心になると思うので、4年生がとにかく最後の学生野球でまだ一度も経験ができていない優勝というのを意地で勝ち取ってほしいなと思います。 
makisann
真木 将樹(まき・まさき)
1976年2月13日生まれ
福岡県出身・東筑紫学園高→法政大学→近鉄→巨人→カルガリー・アウトローズ (カナダ独立リーグ)
『現役時代は投手としてプレー。大学時代には1年生頃からリーグ戦に出場し、3年生ではエースとして活躍した本格左腕。リーグ戦通算25勝の成績を持ち、近鉄にはドラフト1位で指名された。2004年に現役を退き、2016年より本学野球部コーチに就任。今季より助監督を務める』

 
 
 
 
 

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