硬式野球

【硬式野球】「勝つしかない」最終カード 打線の本領発揮で優勝へ望みをつなげ! 東京六大学野球秋季リーグ戦 対東大戦展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対東大
2019年10月25日(金)
神宮球場

 前カード、慶大との『全勝対決』を落とし、自力優勝はなくなってしまった法大。慶大はその後、明大にも連勝で勝ち点を奪取し8連勝中で、この東大とのカードで法大が1敗でもすれば慶大の優勝が決まってしまうという状況だ。優勝に向けまさに負けられないこのカード。期待するのは打線の本領発揮だ。今季は勝ち星を重ねているものの、現時点でチーム打率.226、本塁打数0と打線の状態は今ひとつ。このカードは打線の力で連勝し、優勝へ望みをつなげたいところだ。

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初勝利に向け最後のチャンスとなる小林大

第6週終了時点リーグ戦結果(10/25現在)

順位 試合勝利敗戦引分勝点勝率
1位慶大 ―― ○○   ○○ ○○ ○○ 8 8 0 0 4 1.000
2位法大 ●● ―― ○○ ○○ ○○   8 6 2 0 3 .750
3位早大   ●● ―― ●○● ●○○ ○○ 10 5 5 0 2 .500
4位立大 ●● ●● ○●○ ――   ○○ 9 4 5 0 2 .444
5位明大 ●● ●● ○●●   ―― ○○ 9 3 6 0 1 .333
6位東大 ●●   ●● ●● ●● ―― 8 0 8 0 0 .000

東大戦展望 

 慶大との天王山を落とした法大。自力での優勝はなくなってしまったが、まだ優勝の可能性は潰えてはいない。ただ、そのための必要条件は『東大戦での連勝』だ。1敗でもすれば慶大の優勝が決まるこのカード。鍵は打線の本領発揮だ。

 今季、開幕から6連勝とその強さを見せつけてきた法大だが、打線の成績は5位に沈んだ昨季よりも大きく下回っている。今季は六大学全体として投手陣の完成度の高さが目立ち、『投高打低』の様相を呈していることは間違いないが、昨季、チーム本塁打数17、打点64と爆発力を示した打線が、今季はいまだ本塁打0、打点15。厳しい現状が続いている。しかし、個人成績では、主将の福田光輝(人4)、毛利元哉(法4)、相馬優人(営4)の3人が打率3割超え。ここまではこの3人が得点の流れを創出してきた。この最終カードでもこの3人の打撃、特に長打力のある福田、毛利の一発には期待をしたいところだ。

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ここまで打線を引っ張ってきた福田の一発に期待だ

  対する東大投手陣だが、今季は小林大雅の粘投が光っている。ここまで防御率3.69と大崩れせず、毎試合、しっかりと試合を作っている印象だ。ラストシーズンとなる今季、通算でいまだ勝利を挙げたことがない小林大にとって、このカードはそのラストチャンスとなる。チームメイトも「何とか小林大に勝ち星を」という意識で臨んでくるはずだ。丁寧にコーナーを突いてくる小林大の投球はリズムに乗せると危険。法大としては先手必勝で序盤に得点を重ねていきたい。第1戦の登板が予想される中、この小林大に対しては右打者に注目だ。前述した好調の福田、毛利、相馬は全員左打者。慶大とのカードで初の先発出場を果たし、同点打を放った西山翔真(法4)、いまだ本来の力を出せていない安本竜二(営4)、4番の伊藤寛士(文4)ら右打者の奮起が必要となってくるのは間違いない。

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初勝利に向け最後のチャンスとなる小林大

 そして、ここまで粘投を続けてきた投手陣。チーム防御率1.01は現在トップで、法大が今季躍進した理由はここにある。初戦の早大戦で見事な継投策を見せ、中継ぎ陣が『自信』と『信頼』を得ると、その後のカードでは朝山広憲(法4)、高田孝一(法3)の両先発が奮闘し、先発投手がこの2人に固定された。まさに投手陣全員で勝ちを手繰り寄せてきたと言って良いだろう。最後までその投手陣の結束を見せてもらいたいが、東大打線も打率.333の好成績を残している石元悠一や、自慢の長打力で4番に固定された青山海、主将で実績のある辻居新平など、実力者ぞろい。「味方が先制するまで粘ってくれたら」と青木久典監督が慶大戦の後に語ったように、味方の奮起を待ち、東大打線を0に抑えていきたい。

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今季は調子を落としている辻居だが、六大学の中でも実績はトップクラスだ

 4年生にとってはこれが最後のリーグ戦。春に受けた屈辱をこの秋で果たし、有終の美を飾りたいが、そのためには「勝つしかない(福田)」。残された優勝決定戦という可能性を信じ、今はただ、この2戦を全力で取りにいく。

(山﨑有馬)

 
 
 
 
 

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