アメフト

【アメフト】新年度幹部インタビュー~オレンジ、いざ頂点へ!

練習取材
2017年3月25日(土)
法政大学第二高校武蔵小杉グラウンド

昨季、同勝率ながらも得失点によりリーグ3位に終わった法大。リーグ戦閉幕後、チームの愛称をトマホークスからオレンジへと変更。また、チームも小山克成新主将のもと、様々な部分で大きく変化している。チーム名変更から、今年度にかける思いまで、新たな一歩を踏み出す法大アメフト部の幹部にお話を伺った。

 MG 2771 Re
幹部となった4人(左から仲野、小山、徳山、三輪谷)

2017年度オレンジ学生幹部

役職 名前 
 主将 小山克成(社4・LB)
OFFリーダー(副将) 三輪谷至朗(営4・OL)
DFリーダー(副将) 徳山翔輝(生命4・DL)
Kickリーダー(副将) 仲野嵩明(営4・TE)
DLリーダー 髙橋孝綺(営4)
LBリーダー 寺林翼(文3)
DBリーダー 山西樹(社4)
K/Pリーダー 木村奎介(経3)
OLリーダー 江守孝行(デ工4)
TEリーダー 仲野嵩明
RBリーダー 桑原進之助(営4)
QBリーダー 馬島臨太郎(キャ4)
WRリーダー 長島大地(人4)

 

選手インタビュー

小山克成

―昨シーズンを振り返って
1年間を通して監督が代わったり、チームへの外的な要因が多くて、選手として戸惑うことが多かったように思います。その分みんなで逆に結束して取り組んで、勝てなかった日大に勝つことができました。最終的に甲子園には行けなかったんですけど、それなりにいいシーズンだったとは思っています。

―主将になられたお気持ちは
戸惑いもありますけど組織自体が新しいのでやりがいは感じていますし、楽しんでいます。

―主将になった経緯は
今日呼ばれた4人(小山、三輪谷、徳山、仲野)の中から選ばれるんだろうなとは思っていて。一応指名で。最初は4人で主将をやって、1人に負担をかけないということも考えたんですけど、結局自分になりました。

―「副将」ではなく「OFF/DEF/Kickリーダー」という呼び名に
例年副将があまり機能していなくてキャプテン一人に負担が偏っていたので、役割をつけてやらざるを得ない状況にしました。

―組織としての変化は
一番大きな変化は、今までは実力主義ではなくどうしても4年生が偉くて強くて、という縦社会でした。なので下は怯えて1年生でうまくてもあまり前に出られなかったりとか、積極的に下が前に出られないような環境だったので、それを今年フラットにして。みんなアメフトをやっている選手なんだから、言いたいことは言い合おうという環境を作っています。4年生は怖いというイメージをなくして、誰でも発言力があるというような感じです。上が怖くて辞めてしまう人もいたので、下からしたら相当やりやすい環境になっていると思います。

―チーム名の変更について
今まではどうしてもこの閉鎖的な空間の中で活動をしていたので、外との関わりが無かったんです。OBが凄く応援してくれるんですけど、一般の応援の人が少なかったりして、皆に応援してもらえるような組織になりたいねという話をしていました。それを今年、多くの人が親しみやすいような「オレンジ」という名前にすることで、オープンな組織であるということをアピールしたかったので名前を変えました。

―差別的だという解釈もありましたね
それもあったんですけど、どちらかというと親しみやすさを重視して。

―「自由と進歩のフットボール」という理念について
まずうちの団体は大学の組織なのに、大学とあまり関わりがなくて。大学ありき、学生ありきのうちの部活なので、ちゃんと勉強して、部活やるんだよっていうのを理解してほしくて。学校のテーマである自由と進歩っていうのをテーマにして、理念を変えました。

―今季のチームのスローガンは
今年は「信頼」なんです。

―由来は
さっきも実力主義という話はあったんですけど、チームが全て新しくなって結局うまい選手が試合に出て、うまい選手が上に上がっていく組織になりました。新しいコーチやスタッフも含め全員がお互いを信頼していないと変化というのは起こせないよね、という意味で信頼です。

―スタッフの方々について
総入れ替えでしたね。前より全然コーチともフラットなので。コーチ自身も結局フットボールに関っている、フットボールから教えられている生徒みたいなものなので、そこは対等にもっと話しながら、試行錯誤しながらチームを作れています。

―フットボールに対しての敬意を感じるチーム作りですね
まずはフットボールに私たちは全員教わっているんだという意識を持たせてから今年はやっています。

―チームの雰囲気は
下級生が発言しやすかったり、練習しやすかったりする環境なので、結構みんなわいわいしながらやっています。その中で練習のときは上下関係とかではなく締めようということを4年生に促して、オンとオフの切り替えをメリハリをもってやっていますね。

―とても難しい雰囲気づくりだと思いますが、主将として気を付けていることは
まずはコミュニケーションを取ること。あとは伝え方ですね。結構前に出て話すことも多いんですけど、どうしたらうまく伝わるかというのを考えていて、だらだら話しても伝わらないですし、何言ってるんだこいつと思われても仕方がないので。それは日々考えながらやっていますね。

―昨年とのプレー面での違いは
ディフェンスは昨年まで伝統を引き継いだプレーが多かったんです。それを変えて、入ってきた人がすぐに分かるようなものにして、すぐにプレーできるようなものに変えました。本当に分かりやすさだけを重視して。その方が馴染みやすいですし。

―今年の目標は
当たり前に日本一、です。

―これからに向けて
自分がキャプテンになったからには本当に正しいことを正しくやるというのが大事な仕事なので、それを軸としてみんながやりやすい状況を作って、必ず日本一になりたいと思います。

―ファンの皆様へ
今年は凄くファンの皆さんに重点を置いています。昨年の第5節の日大戦では本当に凄いパワーをもらったので、改めてファンの大切さに気付きました。なので特典などもつけてもっとファンのみなさんを囲みたいなと思っているので、そういう面でも楽しみにして頂けたらなと思います。

 MG 2743 Re
新チームへの思いを熱く語った小山主将

三輪谷至朗

—昨季はどういうシーズンでしたか
オフェンスとしてはパスを通すことができましたが、ランをだすことができなかったとういうのが大きく感じました。昨季は唯一負けた早稲田戦の出来が特に良くなかったです。

—他大学との力量差は感じてはいないということでしょうか
そうですね。監督がシーズン途中で変わったということもありますが、総力の差が早稲田戦の勝敗につながってしまったと思います。

—オフェンス全体としての課題はありますか
やはりランをだすことができなかったことです。今年は去年のレシーバー陣、パスユニットが大きく抜けてしまうので、そこが課題になってくると思います。

—今季のオフェンスの特徴は
去年はQB、RB、レシーバーとタレントが揃っていましたが、今年はそういった選手がいないので下級生の活躍が必要になってくるのかなと思っています。プレー自体は去年のように一発で大きなゲインを狙うのではなく、基本のプレーを忠実していってコンスタントに進めていくことですね。

—練習でも基本的な練習をしている
そうですね。やっとオフェンス対ディフェンスが始まったばかりです。

—オフェンスの中心となる選手は
やはりWRの高津佐ですね。

—三輪谷選手個人としての目標は
OLなのでとにかくOLユニットを強くすることです。OLはパスやランでも重要になってくるので。去年の早稲田はOLが強かったので、自分たちもOLを強化すれば相手が嫌がるようになってくると思います。

—早大の名前が挙げられていますが、今季注目するチームは
やはり一番は早稲田です。中央大の佐藤将貴くんには注目しています。化け物なので(笑)。

—下級生に期待すること
今はロースター制が導入されて、80人しかユニフォームを着て試合に出られないのでどんどんロースター制に入って試合で活躍して欲しいです。ロースター制は学年とかは関係ないので積極的にアピールして欲しいですね。このチームでは周りを蹴落とすわけではないですが、それぐらい個人としての努力が必要になってくると思います。大学生活は4年間あるので努力を絶やさずに続けていけば絶対強くなれると思います。

—今年のスローガンについて
今季のスローガンは「信頼」です。体制が大きく変わったので、選手、監督、コーチ皆がフットボールに学ぶ生徒として選手間、選手とコーチ陣で信頼関係を築けるようにしています。

—今年の目標
とにかく社会人に勝って日本一になることです。

 MG 2733 Re
OFF陣の大黒柱である三輪谷

徳山翔輝

ー昨季を振り返って
同立1位という結果で終わりましたが、優勝ではなく得失点差で3位になってあまり負けたという感じはしなかったですが、オフシーズンに入っていく中で甲子園やTOKYO BOWL を見て負けたんだなと思いました。

ー今までの練習で見つかった課題は
新チームになり環境も良くなった中で、自分で考える力が少しだけ弱くなったのかなって思いました。でもそこはリーダーとして自主的に行動できる環境を提供してあげるということを意識したいです。

ー新チームとして今まで何をされてきましたか
今までは全員がユニフォームを着れるという環境だった中で、最終的には80人しか着れないので競争心もありますし、自主的に目標があるのでそこは大事だと思います。

ー新チームの雰囲気は
例年に比べたら柔らかい感じがします。毎年泥臭くやってるイメージですが、要領がよく自分に適したやり方が出来ていると思います。

ー副将としてどんなチームにしていきたいですか
選手が自主的に考えられるチームを作りたいと思っています。上から言われたことだけをするのは誰でも出来ることだと思いますが、その中でプラスアルファとして、何か自分の中で出来ることによってそれが自分の長所になり短所もカバー出来る良い状況になると思ってます。そういう人が増えることによってチームとしての力も上がりますし、ロースター制度の中でも競争制度が出来上がっていくと思います。チームとして1つになって勝っていくというのをコンセプトにしていきたいです。

ー副将になられた理由は
昨年は自分の中で1番勝ちたいという思いが強く、チームを見ようとしていた中で、来年はこうしたい、自分ならこうするということも考えていました。それを体現するのは凄く難しく、ズレも生じてますが、そういう考えを昨年から持っていたのでリーダーのような立ち位置にはなりたいと思っていましたし、周りとも仲が良いほうだと思っているので周りからの意見を吸収したり、反映させやすいと思ってるので副将になりました。

ー徳山さんから見た小山主将の印象は
頼りがいがあります。自分の中でも信頼している人間の1人です。例年、キャプテンが1人で頑張ってる感じが強いですが、そこは副将の3人で支えていきたいと思っています。新チームのキャプテンは凄く大変だと思いますし、1人で全部やるといつかパンクすると思うので、話し相手や相談に乗ってあげられる存在になろうと思っています。

ー個人の目標は
昨年は怪我の関係で途中からしか出れなかったので、まずは初戦からしっかり試合に出たいです。個人のことはそんなに考えていなくて、自分が頑張ってチームが勝てれば良いと思ってるので、数値やランキングは考えていないです。

ー今年の他大学の印象は
凄く主観的なイメージですが、同期が凄く頑張ってるチームが多いと思っています。日体大や中大のOLや佐藤将貴(中大)も同期ですし、完成されたチームが多いと思っています。

ー期待されている選手は
小澤優太(営2)と寺林翼(文3)ですかね。自分の芯を持っていて、言われたことだけではなく自分の意見を言ってくれるのでやりやすいですね。

ーDLのカギになる選手は
吉田郁(人3)と利根川公紀(営3)です。1年生の頃からずっと出ているので、今年はもう少しリーダーシップを発揮してくれることを期待しています。下級生の頃から出ている人は求められていると思いますし、やらなければいけない責任があると思うので、それをふまえて他のチームメイトにも自分の培った知識を発信していけるようなリーダーシップを発揮していってほしいです。

ー今年の抱負は
勝つしかないです。勝ちたくてここに入っていて、その中でトップになれないっていうのは凄く悔しいですし、ラストイヤーなので思いっきりやって勝ちたいと思います。

 MG 2750 Re
徳山は明るく取材に応じてくれた

仲野嵩明

ー昨年を振り返って
去年の4年生というのが1年生の頃から試合によく出ていて、センスもあるし、技術もすごくある人達が集まっていました。自分はキックを担当しているんですけど、キックの面でいうとそういう人達が4年生になって、1番上のレベルに達しているということで、キックでも点が取れるというシチュエーションが作れてました。そういう面では、4年生がいて、チームに貢献できたかなと思いました。完成度としてはすごく高かったと思います。

ー新たに見つかった課題は
4年生がいなくなってしまったので、そこの穴を埋めるために、新1、2、3、4年生でまた、新しいチームを作っていかないといけないと思いました。去年とか一昨年だったら、そのまま活躍していた人が残っていました。けど、今年はそうではないので、その穴を埋めるという点が今年は課題かなと思います。

ー今年のスローガンは
チームとしては「信頼」というのを掲げています。今まで体育会というイメージだと、4年生が言ったことにみんなが従うというスタイルだったんですけど、1年生から4年生までがお互いにいいあえるというフラットな関係を作っていこうと思っています。1年生から4年生がお互いにいいあえる環境があることで、チームがより良くなっていくと思っているので、そういうところに重きを置いています。

ー新幹部となって、ご自身の心境の変化は
今まで個人的に見たら、自分のことしか考えてなかったんですけど、新幹部となる上でやっぱり自分のことだけではなく、チームのことを見ることが大切だと思いました。チームが今どんな状況にあるのかというのをしっかり把握しなければいけないし、それをアナライジング・スタッフとか今までそこまで接してなかった人に伝えることが必要だと思いました。そこで、チームを良くしていくためにこうしていかないといけないねというのをしっかり、みんなで話し合わなければいけないと思いました。みんなが目標に向かっていけるようにするのが、僕らの役割だと考えています。

ー個人の目標は
去年の自分のポジションの先輩の穴を埋めるのは、僕一人では難しいので、ポジションでどれだけ一体になって、やっていけるかが課題ですね。今年は自分の成長だけではなく、下級生の成長も考えています。そのために、一緒にウエイトしたり、口出しするようにはしてますね。

ー今年の新入生は
新入生はいろんなポテンシャルを持っていると思うので、それを活かしていけたらなと思います。

ー現在のチームの雰囲気は
前までの体制としては上の人には逆らえないとか、同期かその下としか話さないみたいな雰囲気だったんですけど、今は4年生も気軽に下の子たちと話したり、下の子からも4年生に話してきてくれるという本当にフラットな関係なんで、雰囲気としてはすごくいい思います。

ー今年の抱負は
自分はキックを担当していて、去年は自分がいた中で一番良かったぐらいのキックの内容だったので、そのノウハウも去年得たと思うので、
今年はその上をいけるようにしたいと思っています。キックが強いから、オレンジは強いんだと思ってもらえるように、していきたいです。

 MG 2760 Re
TEのユニットリーダーも兼ねる仲野

フォトギャラリ

  •  MG 2771 Re幹部となった4人(左から仲野、小山、徳山、三輪谷)
  •  MG 2768 Re主将の小山
  •  MG 2762 ReOFFリーダーの三輪谷
  •  MG 2763 ReDFFリーダーの徳山
  •  MG 2770 ReKickリーダーの仲野
  • DSC 0095 Re序盤はタックルの練習を繰り返す
  • DSC 0294 ReDEF陣の鍵として名前が挙がった利根川
  • DSC 0368 Re練習の最後は全員でダッシュ10本をこなした
 

 

 

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