ラグビー

【ラグビー】関東大学春季大会 対拓大 セットプレーに課題を残すも、BKの活躍が光り今大会初勝利を収める!

関東大学春季大会 グループB 対拓大
2016年6月5日(日)
法政大学多摩グラウンド

今大会初勝利を目指す法大は拓大との試合に臨んだ。前半の早い時間に先制し、そのまま流れに乗りたかったが、相手の力強いアタックに苦戦。さらにスクラムでも押し込まれ厳しい時間帯が続く。何とかリードを保って迎えた後半。勢いづいた拓大の猛攻により一度は追いつかれてしまう。それでもFB中井の勝ち越しとなるトライで試合を決めて白星を挙げた。

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勝ち越しとなるトライを祝福する選手たち

試合結果

トータル試合結果

38
法政大学

14

前半 7 26
拓殖大学
24 後半

19

 

ポイント詳細

2/4 1/3
2/2 G 1/2
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0

※(カッコ内)は前半/後半表します

法政大学メンバー

 No. ポジション 選手氏名 学部/学年  出身校  
1 PR  西内勇二  経4  東福岡
2 HO  大澤翔舞  営3  長崎北
3 PR  金子崇  社3  東福岡
4 LO  塩見伊風  社2  長崎北
5 LO  山根陵  現2  大津緑洋
6 FL  ウォーカーアレックス拓也  社1  東福岡
7 FL  佐々木嵩穂  スポ3  桐蔭学園
8 NO.8  斉田倫輝  経3  仙台工業
9 SH  坂本泰敏  経4  常翔学園
10 SO  林修兵  社4  伏見工業
11 WTB  東川寛史  経3  東福岡
12 CTB  奈良望  社2  秋田工業
13 CTB  矢澤巧久留  社4  御所実業
14 WTB  北島遥生  現3  常翔学園
15 FB  中井健人  スポ2  筑紫
16 Re  李承記  経2  大阪朝鮮
17 Re  川越藏  2  高鍋
18 Re  竹内広行  4  長崎南山
19 Re  内田健太  4  法政二校
20 Re  西松大樹  4  國學院栃木
21 Re  根塚聖冴  経2  京都成章
22 Re  長利完太  2  桐蔭学園
23 Re  安藤慧  経1  國學院栃木

 

戦評

 春季大会2連敗と波に乗ることのできない法大。1週空いて対峙する相手は拓大だ。法大と同じ関東大学リーグ戦に所属する大学なだけに勝利を掴みたいところだ。
朝から降った雨もやんだ中での試合となった。
 
 前半開始早々に相手のミスからボールを得るとFW中心に少しずつ前に押していきながらキープを続ける。すると5分。ゴールライン手前の攻防からトライを挙げ先制点を奪う。その後はFLウォーカーやFL佐々木のパスワークなどで突破を図るもなかなか前進することはできない。10分には相手に間を突かれ独走を図られるも拓大のペナルティを取られラインアウトを得る。相手のミスで助けられる形になった。しかしこの一連のプレーでNO.8斉田が負傷し交代を余儀なくされる。だがこの直後、右サイドでボールを持ったCTB奈良からWTB東川とつなぐと最後はWTB北島が走り込みトライ。ゴールも決まり14-0になる。いい流れになったところだがWTB東川も負傷交代をすることになってしまう。すると2人が交代したことに「多少の影響があった」とWTB北島が振り返るように法大ディフェンスの間を突かれるプレーが目立つようになる。そんな中迎えた17分。相手にサイドを大きく振られるパス回しからトライを許し14-7とされてしまう。その後はスコアこそ動かないがスクラムで押される場面が目立つシーンやコラプシングを取られるなどFWの弱さから相手に流れを渡してしまう。前半終了間際にはジリジリと相手の前進を許し連続攻撃をされてしまう。それでもPR西内のタックルが効果的に決まるなど粘り強いディフェンスからボールを奪い返しタッチに蹴り出しこのピンチを防ぐ。このまま前半は7点リードで折り返すこととなった。
 
 後半が始まるとWTB北島の突破から流れを掴むがスローフォワードもあり得点にはつながらない。その後もボールキープこそするが相手を押していくことができず前進できない。1回できたチャンスを自分たちのミスで逃してしまうと相手に大きくキックされてしまう。このボールにFB安藤が追いつくことができず、独走を許しトライ。ゴールも決められ同点にされてしまう。その直後の10分、キックオフのボールを奪うとそこからSO林、CTB矢澤、WTB中井の順につなぎトライを決める。16分にはWTB北島がトライを決めリードを広げる。しかし前回の試合で課題に上がった得点直後のプレーでトライを許し26-19にされる。そこからは押し込まれる場面が目立ちながらもスクラムのボールをSH根塚が自分で持ち込み強引に突破していくなど個の力で状況を打開していく。24分にはモールからFL佐々木がトライを挙げる。しかし3分後にトライを奪われ31-26と5点差となる。31分にWTB中井の突破から最後はLO山根がトライを決め38-26。その後は細かいミスから、相手の突破を許してしまう展開になるも、なんとか相手のミスに助けられて得点を許すことはなくそのままノーサイドとなった。
 
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2つのトライを決めたWTB北島
 
 勝利はしたもののワンチャンスを確実にものにした拓大に対し、法大は攻めあぐねている場面が多くなった試合だった。FWが相手を押し切れない。特にスクラムではマイボールスクラムであっても押し込まれたり回転されたりと課題は多く残っているようだ。次戦の相手は今大会早大にも勝利している青学大。侮れない相手になるが勝利を掴みとってもらいたい。(飯田翼)

監督・選手コメント

谷崎重幸監督

―今日の試合を振り返って
結果が出た上に、反省もできるのが一番いいことですね。
 
―特に前半は相手のFWに接点の部分で苦戦していたように見えましたが
ある程度予測はしていたんですけど、よくゴールライン前で耐えたなと思います。
 
―ハーフタイムで選手に話したことについて
規律をしっかり守っていたと思いますが、キックなども逃げだったので、蹴ったらチェイスして相手がカウンターできないようにしたり、残してプレッシャーをかけてマイボールラインアウトするためにも、もう少しボールをつないでいくことに自信を持ってやろうと話しました。
 
―今日の試合ではBKの活躍が目立ちましたが
まだまだ勉強ですね。経験を積んでいる段階だと思います。怪我明けの中井もまだ試合勘が戻ってないように感じました。
 
―青学大戦に向けて
1試合ずつ形としては結果が出てきているので、あとは見つかった課題を修正していきたいですね。今日の試合では自分たちのラグビーの形が見えてきたかなと思います。外に振りながらしっかりと縦に攻撃を仕掛けて、外のスペースで2対1の数的優位な場面を作ったりすることですね。他にもアシストプレーやサポートの意識も芽生えてくれば、もっと厚みも出てくるので、そこに取り組んでいきたいと思います。
 

金子崇(PR,力強いアタックでチームの勝利に貢献)

―今日の試合を振り返って
自分的にはセットプレーに課題の残る試合でした。
 
―具体的には
スクラムに関してはほとんど全部押されたのでそこを改善していかなければいけないなと思います。
 
―力強い突破シーンが印象的であったが
そうですね。高校時代からずっとアタックだけは取り柄でした。
 
―FWで苦しむシーンがみられたが、日頃FWの練習で特に力を入れていることは
やっぱりセットプレーですね。1番力を入れているのはスクラムなんですけど、いまいち結果が出せていないのが現状です。
 
―チーム全体としての課題は
後半になるにつれて足が止まってくるのでそこは足を動かし続けて法政の走るラグビーができたらいいと思います。
 
―ご自身の注目してほしいプレーは
ボールを持っている時のアタックですね。
 
―目指すチーム像は
内はFWが全部止めて外は全部BKがとりきってくれるというように役割分担がしっかりできてそれでいてコミュニケーションが取れて、みんなでトライが取れるような、得点ができるようなチームが目標ですね。
 
―青学大戦に向けて
今回出た課題(主にスクラム)を全部克服というのは無理かもしれないんですけど、できるだけ克服していけるように練習して来週に挑みたいと思います。

 

山根陵(LO,ラインアウトで存在感を発揮し、トライも決めた)

―今日の試合を振り返って
今日はFW全体でセットプレーのスクラムで苦戦してしまって、その分フィールドでFWが走らなきゃなと思ってやりました。
 
―スクラムでおされている場面が目立ちましたが
相手のスクラムが強いのはわかっていたので、自分たちの方が体が小さい中でどれだけ姿勢を低くしていけるかということはずっと意識していました。でもやっぱり強かったですね。
 
―今日はラインアウトでのサイン出しもされていましたが
普段は斉田さんとかがラインアウトのリーダーなんですけど、急遽変わってやりました。ある程度けがをしたときのために練習はしてあったので、急でもそこまで動揺はなかったです。自分のスキルが足らなかったんですけど、次からはもっと熱い試合の中でも頭は冷静にできたらいいなと思っています。
 
―慶大戦では惜しい負けとなりましたが、それからこの試合まで、勝ちきるためにどのような取り組みをされてきましたか
慶大戦では走り負けてしまったので、この拓殖戦では特にFWが相手よりも走り勝とうということで練習してきました。セットプレーとかは不調でしたけど、ゴール前では粘っていたと思います。
 
―この春はA戦でのプレータイムが多いですが、意識していることは
自分も下から上がってきて、まだAチームに確定した訳ではないので、上の人にどんどんがっついていこうということを意識しています。
 
―青学大戦に向けて
コツコツと自分にできることをやって、また勝ちきれるようにしたいと思います。

 

北島遥輝(WTB,鋭い突破で2トライの活躍)

―今日の試合を振り返って
全員でテンポよく走れたのでだいぶオフェンスが出来てトライにつながったんだと思います。
 
―アタックなど個人技が光っていたが
BKの中で真ん中にいるSOやCTBの人が声をしっかり聞いてくれて外回りでトライが出来たので内側の人に感謝してます。
 
―試合中1年生に積極的に声掛けをしていたが
新しく入ってきてまだ分かってない部分とかもあったりするので、上級生が引っ張っていこうという意識でやってました。
 
―序盤で斉田選手や東川選手が交代したことの影響は
多少はあったと思うんですけど、時間が経つにつれて全員でコミュニケーションを取って埋めていけたので良かったと思います。
 
―拓大の印象は
サイドであまり戦うことがなかったので、FWのチームかなと思います。
 
―簡単に突破される場面が多かったが
ファーストコンタクトでもっと力強く入っていくことができてないのでこれからやっていこうと思います。
 
―BKとして何を練習していくか
ボール持ってからの動きが出来てないと思うのでストレートダウンで正しいオフェンスをやっていこうと思います。
 
―ご自身の持ち味は
ディフェンスが得意なのでタックルで流れを変えれるところです。
 
―今後への意気込み
去年は負けの数が多かったので今回は勝ち越していきたいです。

 

中井健人(FB,後半に勝ち越しとなるトライを決める活躍を見せた)

 ―見事勝利しましたが、試合を振り返って
今日は「トライ3本差で勝つ」というチームの目標で試合に臨みましたが、トライを取る、取られるの展開でそれができず、拮抗したゲームになってしまいました。ディフェンスを強化していかないといけないと思いましたね。
 
―怪我からの復帰明けとなりましたが、身体の状態はいかがですか
これからという感じですね。まだまだです。
 
―今季の春期大会初出場ですが、特別意識したことは
特別意識はしなかったです。復帰戦となる今日はFBで先発し、途中WTBもやりましたが、試合前谷崎監督に「WTBをしっかり使いながら、自分で行けるときは行け」 と言われてたので、自分で行くことよりも、味方を使いながら、アタックして上手くアタックラインを機能させることを念頭にプレイしました。
 
―去年はWTBで出場しましたが、今日はFBでした。WTBと意識の違いについて
WTBのときは絶対トライをとる、FBのときはチャンスを作り東川さん、北島さんをアシストすることを意識し、スペースが空いてたら自分が攻めるということを意識してます。
 
―前半ディフェンスの時間が多く、苦しかったのに対して、後半はアタックの時間が多くなりました。ハーフタイムでチームで話し合ったことは
ディフェンスをしっかりやろうと。FWが頑張っていたので、「BKでトライを取りきって、FWを助けよう」とBK内で話しました。
 
―BKのアタックとディフェンスについて
皆良かったです。今日は本当に良い連携ができたと思います。
 
―勝ち越しのトライシーンを振り返って
ここでトライを取らないといけないと思ったので、チャンスと思って自分で攻めました。
 
―ゴールも3本決めて、まさに大活躍だったと思いますが
今日はあまりボールに触れなかったので、次の試合はもっとボールに触ってチャンスを作れたらと思います。
 
―ご自身の注目してほしいプレーは
アタックが好きなので、アタックをしているところですね。大学日本代表の選手達に負けないように、アタックもディフェンスも強化していければと思います。
 
―次の試合の意気込みをお願いします
青学大も早大を倒して、強いチームだと思うので、一週間しっかり、皆と連携して、良いかたちで試合に臨んで、勝てるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • IMG 3972 R勝ち越しとなるトライを祝福する選手たち
  • IMG 3834 RPR西内は力強いプレーを見せた
  • IMG 3846 RLO山根は豊富な運動量でトライを決めた
  • IMG 3979 R今大会初勝利に貢献したWTB北島
  • IMG 3833 R相手のFWには苦戦した
  • IMG 3851 R突破を図るPR金子
  • IMG 3915 Rキッカーを務めたFB中井
  • IMG 3859 Rスクラムでは劣勢となった
 

 

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