ラグビー

【ラグビー】第7回関東大学春季大会 Bグループ 対早大 伝統校同士の決戦‼ 勝ち点1を奪うも反則の連発が響き完敗…。

第7回関東大学春季大会 Bグループ 
対早稲田大学
2018年5月20日(日)
早大上井草グラウンド

 春季大会初戦の中大戦に快勝し、最高のスタートを切った法大。3戦目の相手は『エンジと黒』のジャージが似合う早大だ。一昨年の春季大会では早大に勝利した法大。早大上井草グラウンドは席が埋まり、立ち見で見る人が多くいるくらい満員となった。法大は前半幸先よく先制するも徐々に早大攻撃のテンポの早さとディフェンスの圧力に対し、反則を連発。早大に逆転され、そのまま突き放され敗戦となった。法大は勝ち点13で早大と並び首位。来週27日(日)に法大ラグビー場にて勝ち点12(2勝)の筑波大と対戦する。
※掲載が遅くなり、申し訳ございません。

DSC 0241 R早大のスピードある攻撃に苦戦

試合結果

トータル試合結果

24
法大


5


前半
19

52
早大

19
後半


33

 

ポイント詳細

1/2 3/5
0/2 G 2/4
0/1 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:斉藤/橋本陸、ジョーンズ
G:有田

※前半/後半
※得点、ポイント詳細、法政大学メンバー、交代選手は公式試合記録による

法政大学メンバー


No.ポジション選手氏名学部/学年出身校
1 PR 稲田壮一郎 社1 中部大春日丘
2 HO 川越藏 現4 高鍋
3 PR 菊田圭佑 経2 仙台育英
4 LO 塩見伊風 社4 長崎北
5 LO 山根陵 現4 大津緑洋
6 FL 竹内仁之輔 経3 法政
7 FL 山下憲太 社2 長崎海星
8 NO.8 山下太雅 現2 東福岡
9 SH 中村翔 経3 東福岡
10 SO 金井大雪 経4 深谷
11 WTB 斉藤大智 現2 黒沢尻北
12 CTB 有田闘志樹 経1 鹿児島実業
13 CTB 山根雄矢 経3 尾道
14 WTB ジョーンズ杏人竜 経2 札幌山の手
15 FB 奈良望 社4 秋田工
16 Re 濱野隼也 社2 秋田工
17 Re 栗原世地 経3 法政二
18 Re 後藤久貴 人3 高鍋
19 Re 粟飯原舜 経2 法政二
20 Re 橋本陸 社2 東京
21 Re 隠塚翔太朗 経1 東福岡
22 Re 坂口匡平 社1 大産大付
23 Re 高橋達也 スポ1 目黒学院

交代選手

時間(分) 退
前半16 山下憲 橋本
前半38 金井 高橋
後半3 塩見 濱野
後半12 中村翔 隠塚
後半27 山下太 粟飯原

関東大学春季大会Bグループ 法大の今後の日程と結果  

日付 対戦校 会場 結果
4月29日(日) 12:00 中大 法大ラグビー場 ○47-28(詳細)
5月13日(日) 13:00 日大 法大ラグビー場 ○52-12(詳細)
5月20日(日) 13:00 早大 早大上井草グラウンド ●24-52
5月27日(日) 12:00 筑波大 法大ラグビー場 -
6月3日(日) 13:00 日体大 日体大健志台グラウンド -

戦評 

 快晴のなか、行われた一戦は早大のキックオフで前半が始まった。早大のボールを取ると、幸先よくFB奈良望(社4)が早大ディフェンス網を突破するなど法大が徐々に攻める。すると、前半3分にオフロードパスで左から右につなぎ、早大ディフェンス陣より数的優位の状況を作ると、大外にいたWTB斉藤大智(現2)が先制トライを奪う。島津久志監督も「『最初の10分』を意識して結果が出たのは良かった」と喜んだ。しかし、早大の鋭く前に出るディフェンスとスピードある縦の走り、テンポよい攻撃でゲインラインを突破され、法大の反則、ハンドリングエラーが重なり、試合の主導権を早大に奪われる。そして、同13分、17分、24分にすべて法大の反則から早大にトライを奪われ、前半を5―19とリードを許して終える。
DSC 0117 R
スクラムは春季大会通じて安定して組めている

 流れを変えたい後半だったが、早大のディフェンスのプレッシャーを受け、ハンドリングエラーが多く試合を支配できない。そして後半5分、法大は自陣10mライン左ラインアウトのボールを早大に奪われ、早大BK陣に展開されトライを決められる。この試合通じラインアウトの成功率は低く、モールトライを奪われるなどラインアウトで課題を残した。さらに、2トライを決められ試合は一方的展開に。意地を見せたい法大は同19分敵陣5mスクラムからFWが攻撃を続け最後は橋本陸(社2)がインゴールにボールをねじ込みトライ。同30分には敵陣22mラインアウトから攻め込み、最後はWTBジョーンズ杏人竜(経2)がインゴールに飛び込む。さらに、同40分敵陣22mラインアウトからモールでゴールラインまで攻め込むと、早大がゴールライン付近で反則を犯す。その後、レフリーは法大の認定トライの判定を下し、24-52でノーサイド。完敗に終わった。

DSC 0285 R
スクラムは安定しているが、ラインアウトは好機でのミスが目立った

 試合後、島津久志監督は早大のディフェンスに脱帽。「練習中も、早大くらいのプレッシャーをかけないといけないことを選手全員分かっただろう。良い経験になった」と前を向いた。春季大会初黒星となった法大。しかし、まだ優勝の可能性は残っている。今日も認定トライで4トライ目を奪い、勝ち点1を取ったことは大きい。次戦は筑波大との優勝をかけた大一番。早大から学んだことを1週間でどこまで落とし込めるのか。法大フィフティーンの真価が問われる。(藤原陸人) 

 The Featured Hoseirugby Player 

川越藏(HO,クラブリーダー)(昨季の悔しさ胸に。もう「セットプレーで負けた」とは言わせない)

 HOの川越藏(現4)は、昨年12月の全国大学選手権での京産大戦は、スクラムを押されたことが敗因だと考えていた。
新チームのクラブリーダー兼グラウンドリーダーとなった川越。春季大会初の敗戦となった今日のスクラムを彼は「優勢に進められていた」と語る。確かに試合そのものは点差をつけられた敗戦だが、京産大戦のようにセットプレーでBKにまでプレッシャーを与えるということはなかった。FWの成長が感じられる試合だった。弱みだったスクラムが強みに変わるのはそう遠くないかもしれない。
 FWのセットプレーの要と言えるHOというポジションの川越。新チームとなってから、一からスクラムの組み方を模索したという。これまで中大、日大、早大と戦ってきて、「スクラムは安定しているが、ラインアウトの成功率が低いこともある」と語る。チーム全体で掲げるプレーの緻密さ、精密さを、セットプレーでも重視し、目標である春季大会優勝を狙ってほしい。(小島周)

DSC 0298 R
着実にセットプレーが強くなっているFW陣の中心選手であるHO川越(中央)

 監督インタビュー 

島津久志 監督

―今日の試合を振り返って
いやぁ、完敗でしたな。中大、日大戦に比べて早大は法大へのプレッシャーがすごく良かった。ああいうプレッシャーのなかでやらなきゃいけないんだということを選手たちも分かっただろうし、ゴールド(Aチーム)、シルバー(Bチーム)で練習するなかで、シルバーがあれだけプレッシャーをかけないとチームのためにならないということを試合に出てないメンバーもわかったと思う。良い経験になった。

―今日の試合の狙いは
今日は早大にやられたが、前に出てプレッシャーをかければなと思ってた。法大も早大のように前に出てプレッシャーをかけられるようなチームになってくると良くなってくる。法大が目指しているのは今日の早大のようなプレーなのでね。

―前半は先制したが、逆転された
でも、「『最初の10分』を意識していこう」と言って、ああいう結果が出てきてるということはそれはそれで評価できる。プレッシャーのなかで、自分たちのプレーが出来ないというのが、今日の一番の反省点ですね。

―後半は序盤のペナルティからトライを許して、ずるずる失点を重ねていく悪循環が生まれてしまったが
そうね。誰かが相手の勢いを止める良いタックルをするとかができれば良いんだが…。ここ数年ずーっとそういうプレーがなかったりするから、誰かが起爆剤になるようなプレーが出来てくるとチームが変わってくるんでしょうね。

―FL山下憲太(社2)選手が前半交代したのは負傷交代か
アップ中にケガしちゃって、出場するということだったが、様子見て、あのタイミングで変えざるを得ないと思って変えた。

―早大のトライは全て法大のペナルティのあと、キックで陣地を稼がれて、ラインアウトからトライを許した場面が多かった。課題はディフェンスと反則を減らすことか
そうですね。あとはハンドリングエラーのようなミスも多かった。攻めて攻めて、ノックオンしたりとか、良い流れのまま持っていければトライに結びつくんだろうけど…。その辺もまだまだ課題だね。

―ノックオンの原因は早大のプレッシャーが良かったからか
早大も下がりながらも前に出るディフェンスもあったりした。本来なら、そのまま相手ディフェンスを崩せて、そのままトライを取れるところで取れなかった。そこは早大の上手さなんでしょうね。

―リザーブの選手は個々人では活躍していたが
有望というか、良い選手が育って選手層が厚くなれば、チームの向上にもつながる。

―1年生は今日もPR稲田壮一郎選手(社1)、ビッグゲインの場面も多々あったCTB有田闘志樹選手(経1)がスタメンで出場。ここまでの活躍の評価は
 良い経験積んで、スポンジのように色々吸収してくれてるような状況だと思う。ただ、まだまだ出来るところもあるし、それを彼らで見極めて、秋の開幕戦でゴールド(Aチーム)にいれるようになるといい。

―ノーサイド後のミーティングで話したことは
自分たちの現状を知れた。チームで早大のようなプレッシャーをかけて、練習しなくてはならないことがわかったわけだから、一人一人が意識して、考えて来週の筑波大戦に向けて頑張っていこうと話しました。

―理想のディフェンス今日の早大のようなディフェンスか
前にしっかり出るのと、一人目がしっかり低くタックルすることですね。点差が開いてくると、みんな一人目が高くタックルしたり、抱えてしまうタックルも見受けられたので、しっかりタックルしにいくということですね。

―スピードある選手に対して少し待ってタックルしてしまう場面もありましたね
どうしても、疲れてくると上体が立ってくるのは分かるが、そこでどれだけ低くタックルに入れるかを意識できればいい。

―早大はキックも有効的に使っていたが
「春はキックも少しは使っていこう」という話もしていたが、これは秋に向けて精度を上げていければと思う。

―最後に来週の筑波大戦に向けて
今日の反省をこの一週間でしっかり修正して、早大のようなディフェンスというか、前に出るディフェンス、失点を最小限に抑えて、アタックも精度を磨けるようにしたい。今日の試合では今まで出来たことが、出来なかった場面が多々あった。あと一週間しかないが、そこをしっかり来週できるように練習で修正していきたい。

 選手インタビュー 

川越藏(現4,HO,クラブリーダー兼グラウンドリーダー)

—今日の試合を振り返って
早大のプレッシャーのあるディフェンス、アタックを受けてしまったことが敗因かなと思う。

—今日の試合のFWについて
スクラムなどセットプレーは優勢に進められていたと思う。あとはラインアウトの精度を上げるように修正したい。

—中大、日大、早大と戦ってきましたが、セットプレーの手ごたえは
スクラムはどの大学とやっても前向きな安定して組めていた。ラインアウトもそれほど崩壊していない。でもやはり相手の方が成功率が高く、練習を続けていきたい。今日の早大戦でFWが負けた部分は、セットプレーというよりもフィールドプレーで、アタックのセットが遅れたり、早大のプレッシャーある攻めを受けてしまっていた。

—冬の間にFWが成長した要因
去年の京産大戦でスクラムが押されてたせいで負けてしまったと言える。冬と春で、その弱みであるスクラムを強みにしようということで一から、組み方や押す位置だったり低さだったりを自分たちで模索して、自分たちの良いところを見つけて自信を持ってスクラムを組んでいる。スクラムの掛け声があり、「エイトマン」(8人でしっかりまとまる)という掛け声と、「5センチ」(組んだ時のひざ下を5センチまで下げる)という、「エイトマン」「5センチ」というのを自分たちの合言葉にして法政のスクラムは成り立っている。

—今年一年間と春季大会の目標は
今年の目標は日本一。大きな目標ですが目指さない限り狙えないと思う。日本一を本気で目指してどうなるか。春は優勝を掲げている。今日は負けてしまいましたが次の筑波大戦でしっかり勝つ。早大が筑波大に負けているので筑波大に勝って並びたい。

—リーダーになって、チームの雰囲気は
練習がハードになってきて、自分たちがコンタクトエリアで相手を支配しようということを掲げて練習で激しいプレーをしてきた。ただそれでけが人が増えてしまったが、就活生やけが人を除いた限られた人数のなかでベストな選手で試合に臨んでいる。それでも自分たちの目標は下げず、貫いて行きたい。

―来週の筑波大戦で修正したいところは
今日はとにかく攻めを受けてしまう状態だった。それをとにかく修正する。もう一度目の色を変えて次の練習をする。試合で上がった課題を修正して筑波大に必ず勝つという気持ちでいきたい。

稲田壮一郎(社1,PR)(1年生ながら、ここまで全試合出場。スクラムを支える)

―今日の試合を振り返って
前半、勢いに乗って自分たちのラグビーができていたと思う。縦に走れていたときはトライも決まって、いい雰囲気だったが、一度引いてしまい相手の流れになって一気に崩されたかなという印象です。

―早大の印象は
FWのセットプレーは、比較的自分たちのペースに持っていけたと思うが、後半になってくると、徐々に相手のペースになってきて、自分達の勢いを取り戻せないままに終わってしまった。

―スクラムについて
今日はしっかり低く組めていたと思います。今シーズンは、「低い姿勢」と「8人で固まる」ということを意識している。自分はまだ入ったばかりですが、やるべきことはやりきれたかなと思う。

―法大FWについて
最初の1、2フェーズは、しっかりと立って前にアタックできたが、フェーズを重ねるとセットが遅れて、思うようにプレーできなかった。

―大学ラグビーは
高校と比べて、相手もでかくて、テンポも速かったり、違うことも多い。今2ヵ月やってみて、しっかり体をつくって、練習も打ち込めば、全然できると思うので、継続してやっていきたい。

―1年生ながら、スタメンに起用されているが
先輩たちのケガや、就活もあって、僕が出させてもらっているが、穴埋めというかたちだけでなく、そのポジションを脅かしたり、奪ったりするような存在になっていけたらと思う。

―自身のPRポイントは
セットプレーですね。安定したスクラムが売りです。それに加えて、最近は前に出るアタックやディフェンスにも力を入れています。

―PRとしては、やや小柄かと思いますが
上にいってしまうと、大きな相手には弾かれてしまうが、しっかりと低い姿勢でいけば、全然劣ることなくプレーできる。低い姿勢を心がけてやっていきたい。

―筑波大戦に向けて
スクラムとかラインアウトなどのセットプレーは、これまで通り安定してやっていければ。今日できなかった、速いセットなどは、しっかり安定させていきたい。

―今後への意気込みを
法大は体が小さいと言われているんですけど、トレーニングを積んで、どのチームと戦っても勝てるようなフィジカルをつくって、日本一を狙っていきたい。

フォトギャラリー

  • DSC 0241 R早大のスピードある攻撃に苦戦
  • DSC 0171 R後半最初のトライを決めたFL橋本陸
  • DSC 0205 RFBとSOを務めた奈良
  • DSC 0230 R後半トライを決めたWTBジョーンズ
  • DSC 0039 R先制トライを決めたWTB斉藤
  • DSC 0238 R早大にトライを許す法大
  • DSC 0250 RタックルするHO川越と1年生のPR稲田
  • DSC 0147 R早大は前に出るディフェンスが鋭かった

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

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