ラグビー

【ラグビー】第7回関東大学春季大会 Bグループ 対筑波大 先制するも、10トライ許し完敗。2連敗で優勝の可能性は絶望的に…。

第7回関東大学春季大会 Bグループ 
対筑波大学
2018年5月27日(日)
法大ラグビー場

 春季大会3試合目で初黒星を喫した法大は筑波大に15-68で敗れた。これで法大の春季大会通算成績は2勝2敗(勝ち点は13のまま)。早大戦のように法大は前半幸先よく先制するも、その後は反則を連発。さらに、筑波大のディフェンスにゲインラインをきれず、ボールを奪われると筑波大に逆転されそのままトライを積み重ねられた。終わってみれば、10トライを奪われる完敗。この試合で優勝の可能性がほぼ絶望的となった。来週6月3日(日)に日体大健志台グラウンドにてこの大会1勝2敗(勝ち点6)の日体大と対戦する。春季大会最終戦を勝利で飾れるか。

DSC 0800 R試合後挨拶する法大の選手たち

試合結果

トータル試合結果

15
法大


5


前半
33

68
筑波大

10
後半


35

 

ポイント詳細

1/2 5/5
0/0 G 4/5
0/0 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:橋本陸/山根雄、濱野
G:

※前半/後半
※得点、ポイント詳細、法政大学メンバー、交代選手は公式試合記録による

法政大学メンバー


No.ポジション選手氏名学部/学年出身校
1 PR 稲田壮一郎 社1 中部大春日丘
2 HO 濱野隼也 社2 秋田工
3 PR 菊田圭佑 経2 仙台育英
4 LO 竹内仁之輔 経3 法政
5 LO 山根陵 現4 大津緑洋
6 FL 吉永純也 経2 東福岡
7 FL 橋本陸 社2 東京
8 NO.8 山下太雅 現2 東福岡
9 SH 中村翔 経3 東福岡
10 SO 奈良望 社4 秋田工
11 WTB 斉藤大智 現2 黒沢尻北
12 CTB 長利完太 経4 桐蔭学園
13 CTB 山根雄矢 経3 尾道
14 WTB 根塚聖冴 経4 京都成章
15 FB 井上拓 社3 御所実
16 Re 栗原世地 経3 法政二
17 Re 宮川優也 経3 仙台育英
18 Re 後藤久貴 人3 高鍋
19 Re 粟飯原舜 経2 法政二
20 Re 松島史弥 経4 尾道
21 Re 隠塚翔太朗 経1 東福岡
22 Re 有田闘志樹 経1 鹿児島実
23 Re ジョーンズ杏人竜 経2 札幌山の手

交代選手

時間(分) 退
前半13 稲田 宮川
前半29 橋本陸 松島
前半30 山根陵 後藤
後半0 山下太 粟飯原
後半11 長利 有田
後半21 根塚聖 ジョーンズ
後半27 中村翔 隠塚

関東大学春季大会Bグループ 法大の今後の日程と結果  

日付 対戦校 会場 結果
4月29日(日) 12:00 中大 法大ラグビー場 ○47-28(詳細)
5月13日(日) 13:00 日大 法大ラグビー場 ○52-12(詳細)
5月20日(日) 13:00 早大 早大上井草グラウンド ●24-52(詳細)
5月27日(日) 12:00 筑波大 法大ラグビー場 ●15-68
6月3日(日) 13:00 日体大 日体大健志台グラウンド -

関東大学春季大会Bグループ 星取表 

  早 大 筑波大 日体大 法 大 中 大 日 大 勝点
早 大   ●21-38
(3T3G)
●22-32
(4T1G)
○52-24
(8T6G)
○69-0
(11T7G)
6月23日 13
筑波大 ○38-21
(5T5G1PG)
  ○78-14
(12T9G)
○68-15
(10T9G)
6月3日 6月10日  18
日体大 ○32-22
(4T3G2PG)
●14-78
(2T2G)
  6月3日 6月10日 ●21-73
(3T3G)
6
法 大 ●24-52
(3T1G1PT)
●15-68
(3T0G)
6月3日   ○47-28
(7T6G)
○52-12
(8T6G)
 13
中 大 ● 0-69 6月3日 6月10日 ●28-47
(4T4G)
  ●31-55
(5T3G)
 2
日 大 6月23日 6月10日 ○73-21
(11T9G)
●12-52
(2T1G)
○55-31
(9T5G)
   12

 ※成績は27日現在。◯=5点、●=0点、△=2点。ただし、ボーナス点として勝敗関係なく、4トライ以上獲得したチーム、または7点差以内で敗戦したチームに勝ち点1を追加する。

戦評 

 激しい日差しが照りつけ、ウォーターブレイクを挟むほどの条件下で筑波大との試合は行われた。試合開始直後、相手のミスからグラウンド中央でファーストスクラムが組まれる。昨シーズン法大の弱みとしていたこのスクラム。今シーズンは『どの大学相手にも引けを取らない強み』としてきた。このファーストスクラムお安定してボールをBKへと送った。FWからのボールを受けとったBKは、筑波大の強いプレッシャーを受けつつもWTBとして出場の根塚聖冴(経4)がビックゲイン。さらに素早いパス回しで外にいた橋本陸(社2)も大きくゲインラインを突破した。試合開始から5分、ゴール前のスクラムから橋本陸が飛び出し、先制トライを奪う。ここから流れに乗りたい法大。しかし自分たちのミスから、自陣ゴール前15m付近での苦しいディフェンスを余儀なくされる。一度でもタックルを外すと得点を許してしまう状況。それでも法大のディフェンスはプレッシャーをかけ続ける。吉永純也(経2)など、低くプレッシャーのある素早いタックルが筑波大のゲインラインを下げ、自陣10mライン付近までプレッシャーをかけ続けた。そんななか前半12分、スクラムの最前列である稲田壮一郎(社1)が負傷。宮川優也(経3)と交代することを余儀なくされる。それでもスクラムを押し返されることなく、法大FWの力を見せつけた。
 だが前半17分、筑波大の素早い攻撃、左右に振るパス回しにディフェンスが追いつかなくなる。ディフェンスの穴を突く筑波大の攻撃にトライを許し逆転される。すると法大に疲れが見え始め、相手のモール横からの素早い攻撃や、内返しなどの攻撃の対処に遅れが見え始める。前半23分、相手のキックパスによりトライを許し、5対12に。その後、パスミスの連続や斉藤大智(現2)のシンビン、法大のキックからディフェンスの隙を狙われるなど、自分の首を絞める展開に。最後には好調だったスクラムまでも押し返されトライを取られてしまい、5対33で前半が終了する。


DSC 0134 R
早大戦に続いて、先制トライを奪った法大

 前半の悪い流れを断ち切りたい法大は後半開始直後、プレッシャーをかけ続け筑波大を押し返す。筑波大のキックしたボールを取った法大は展開し素早い攻撃で苦しい状況を打開しようと企てる。しかし、筑波大の隙のないディフェンスラインを突破することができない。筑波大のディフェンスになすすべなく、だんだんとアタックも単調になると10対47まで差が開く。すると、敵陣ゴール前のラインアウトという好機でのミスや、スクラムやモールが押し返されるなど、前半は問題なかったFWのセットプレーにもミスが目立ち始める。好機をものにできないまま自分たちのミスが続き、気づけば、10-68と大勢が決する。しかし、法大は後半39分に相手のノックオンからスクラムを押されるが、マイボールを保持し、相手のディフェンスの穴を突き濱野隼也(社2)、途中出場の松島史弥(経4)が意地を見せる。15対68となったところでノーサイドとなった。早大戦に続いて完敗だった。 スクラムは安定しているが、ラインアウトは好機でのミスが目立った。

DSC 0371 R
後半も筑波大の攻撃に耐える苦しい時間帯が続いた

 試合後、島津久志監督は「早大戦のように自分たちのミスで首を絞めてしまった」と嘆いた。次戦は日体大戦との春季大会最終戦。このままでは終われない。「日体大戦は大勝したい」と誓った島津監督。法大ファンもそんな試合を待ち望んでいる。(小島周) 

 The Featured Hoseirugby Player 

吉永純也(頼れるFLが帰ってきた‼”刺さる”タックルで法大ディフェンスを支える)

 公式戦出場は5ヶ月ぶり。復帰戦となったこの筑波大戦でも、ブランクを感じさせない鋭く力強いタックルで、法大のディフェンスを支えた吉永純也(経2)。何度も筑波大の速く外にボールを展開する攻撃に食らいつき、『刺さる』ような低いタックルで筑波大の侵攻を防いだ。前節の早大、今節の筑波大は対抗戦グループに属する猛者。「法大とは違うその強さを見せつけられた」と吉永は言うが、気持ちでは負けていない。早大戦で精神的に引いてしまったことを課題として、今節は強い気持ちを持って、粘り強い守りを見せた。
 また、新たな課題が見えてきた。連続トライを許しチームにも疲れの色が見え、後半は足が追い付かず、パスワークが上手く機能しなかった。今後はフォローの部分の改善、タックルは数をこなすだけでなく、精度をあげること、そして、やはり気持ちを強く持つことである。 春季大会、残る試合は次節・日体大戦のみ。より洗練されたタックルと攻撃で、吉永がチームを勢い付ける。(椛沢はるな)

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5か月ぶりの公式戦出場となった吉永。攻守にわたる活躍に目が離せない(右)

 監督インタビュー 

島津久志 監督

―完敗となった試合を振り返って
早大戦のようにミスで自分たちの首を絞めていってしまった。『我慢比べ』で攻撃しているときはボールを持ち続けて、たとえゲインラインを下げられてもボールを常に保持し続けることがどれだけできるのかが現在のラグビーには必要。ただやっぱり現在はミスによってそれが出来ていない。しかも、そのミスがそのまま得点につながって自分たちの首を絞めて、流れが悪くなっていく悪循環が生まれる試合展開だった。 ただ、良いプレーもつながってきている。そこはしっかり伸ばしつつ、やっぱりミスしたところは反省する。「省みることは当たり前だが、そのミスを次どう活かすのか。前向きに捉えてやっていこう」という話をした。日体大戦は大勝したい。

―先週の早大戦後のインタビューで、「早大のディフェンスのような圧力を練習から(選手が)かけてほしい」とおっしゃっていたが、実際は
まだ甘い部分もある。「一人目は必ず低くタックルしよう」と言っても、何人か高くタックルする選手もいる。今日もけが人が多くてメンバーが途中色々変わった。だが、誰が出場してもできるようにしたい。選手たち全員が自分の立ち位置を理解して、さらに上を目指して練習していければ強くなる。そこに期待したい。

―今日も前半で幸先よく先制トライは取れた
前半の10分間のプレーをどうやって続けていくかが課題で、ある場面で受身にまわると流れがそのまま悪くなってしまう。『どっちが辛抱強く続けられるか』なので、そこをもっと伸ばせていければ良いなと思う。

―後半も早大戦のようにずるずるトライを取られて最後に反撃するという展開だった
先週話したように何か流れを変えるきっかけとなるプレーがあるが、それをどこかで誰かができるようになるとチームももっと強くなる。

―攻撃時はゲインラインを切れず、筑波大のCTBにパスをもらった瞬間に良いタックルを決められてしまう場面も多かったが
 スペースをついていくということが、途中から相手の真正面に当たってしまうようになってしまった。誰かが試合中に気づいて、コミュニケーションで何とかしていければ、チームも変わってくると思う。コーチの指示が入って修正できた部分があったので、試合中誰かが感じて変えてくれるとさらに良い。

―キックを使う機会が少なかったが
当然キックという選択肢も出てくると思う。好機があれば攻めようということ。選手の判断でいけると思って攻めている。

―井上拓(社3)、吉永純也(経2)両選手が復帰したことは嬉しいことか
そうだね。少しずつ復帰する選手が増えてくればチームに活気が出てくる。

―ミーティングで話したことは
「『前を向いていこう』と。振り返ることも大事だけど、次の試合までには今のレベルから下がることなく上にあげよう。誰かが手を抜いたら、レベルが下がるので、試合で全部出しきろう。毎試合全部出しきって、前進していこう」と話しました。

―リーグ戦相手に開幕2連勝したが、対抗戦の相手には連敗となってしまった
リーグ戦、対抗戦関係なく相手だと思うが、早大、筑波大と似たようなチームで、似たように圧力をかけられてしまった。だが、そういう相手にどうやって戦うかは良い経験にはなってると思う。選手たちそして僕たち首脳陣も合わせてチームで対策たてながら、前に進めていきたい。

―次週の春季大会最終戦に向けて
今日の反省(ミスをなくして、下にタックルに入るという基本的なことが出来なかった)がどれだけ活かせるか。レベルは下がっていないと思うので、ここからさらに少しでもレベルアップできるような試合展開を出来るように頑張りたい。

 選手インタビュー 

井上拓(社3,FB,グラウンドリーダー)(大けがからの復帰。80分間プレーし状態の良さを示す)

―今日の試合を振り返って
約1年ぶりに試合を出させてもらい、復帰戦ということだったので楽しんで、練習でやってることをハードに挑戦しようと思っていたが、うまくいかないことがあった。でも80分間最後までゲームができたということはリハビリや手術に携わってくれた方々のおかげなのでプラスに捉えたい。あとは僕がどれだけトレーニングを積むかがこれからに繋がっていくことだと思う。80分間試合に出られたことが今日の収穫。

―BK全体ではどうだったか
まず攻撃が『同じ方向に攻めていこう』と決めていた。試合の最初の入りは良かった。それが後半、しんどくなってきた時に全く機能しなくなった。それが今日の課題と反省だと思う。

―次の試合に向けて修正したい点は
試合後の集合の時にも言われたのですが、戦術以前に自分たちにベクトルを向けて、しんどい時にどれだけ頑張れるかを鍛えていかないといけない。自分達は相手に比べて体がでかいプレイヤーが多いわけではないので、プレーをがむしゃらにしないといけない。今日みたいな天候のような条件でしんどくなった時に最後までプレッシャーをかけられたのが相手の筑波大だった。しんどい時にどれだけ自分たち自身にベクトルを向けて頑張れるかが今日の修正したいところ。

―約1年ぶりの試合ですが、手応えは
手応えは無い。さっき言った通り、80分間試合に出られたということが今日の収穫。まだまだトレーニング不足。

―試合に出なかった間治療したけがについて
膝の前十字靭帯をけがしていた。

―膝の調子は
多分大丈夫だと思う。(笑)

―FBの位置から見て、チーム全体の中で良い動きのプレイヤーは
やっぱりしんどい時に吉永純也(経2)が体を張り続けてくれていた。そのプレーにチームで乗っかっていけなかった。

―春季大会でのBKが練習で重点を置いたプレー
今週のテーマでもあった、自分たちから仕掛ける攻撃をするということだったのですが、まずその攻撃に行くまでが遅かった。そこも修正していきたい。

―法政ではキックが少ないが、今後はFBとしてどのような場面でキックを使いたいのか
攻めのキックなら良いと思うのですが、今日のような苦し紛れのキックは相手にボールをプレゼントしてるだけ。キックに逃げるのではなく、春はしんどいときこそランしてパスしていきたいので、キックはそれができたうえで戦略として使いたい。自分たちが考えてキックをしていきたい。

―次の試合に向けて
やっぱり、しんどい時にどれだけやれるか。この2試合、相手のプレッシャーがきつかったりするしんどい時にどれだけ体を張れるか、そこを意識して火曜日の練習から自分にベクトルを向けて頑張っていきたい。

吉永純也(経2,FL,グラウンドリーダー)

―復帰戦でしたが、試合を振り返って
前回の早大戦から色々な課題が見つかって、今回の試合はそれらの課題を克服するための場だったが…。前回よりは気持ちとかは相手に合わせてできていたが、ディフェンスとかアタックに関しては相手の作戦にはめられてしまって、自分たちのプレーができなかった。          

―課題とは
早大戦の課題は、タックルとかアタックでしっかり気持ちの面で前に出られていなくて、相手に対して引き気味でプレーしていたこと。

―筑波大の印象は
(筑波大が属する)対抗戦というのはレベルの高いチームの集まりなので、『リーグ戦とは違う』ということを思い知らされた。

―相手のFWは
法政のFWが走り負けていた。ディフェンスでも相手の方が早くセットして速く出て、しっかり横もそろえられていた。それに対して自分たちはうまく対応できずにやられてしまったということが多かった。相手のFWの方が僕たちより走り勝っていたイメージがある。

―今日の試合で見えた課題は
1人目がアタックしたとしても、2人目の寄りが遅くて、相手のディフェンスの方が速いから、そこでプレッシャーをかけられてターンオーバーされるということが何回もあった。そういうところをしっかりやっていかないといけない。

―チーム全体として、敗因は
単純にフィットネスの問題はある。最後の10分くらいはどうにか持ちこたえて自分たちでペースを作りながらやることができたが、それに至るまでが、相手の戦術にはめられて、フィットネス負けして相手のキックに対して、自分たちの帰りが遅くて、タックルされてゲインされるというのが多かった。

―後半、疲れの色も見えた
多少は精神的な落ち込みもあったと思う。

―何度も集まって話し合いをされていたが
気持ちを一度切らしてしまったらそれでもう終わりなので、『気持ちだけは相手に負けることなく、とりあえず前に出よう』ということと、『相手の戦術に対してどう対応していくか』ということを話し合った。

―そのなかで自身の果敢なプレーも目立ったが
5ヶ月振りくらいに公式戦に出て、自分的には1個1個のタックルの質が全然良くかったので、『ただタックルに行くだけではなく、質を上げないといけない』と思った。チームのフィットネスも今後上げていかなければいけない。

―次戦へ向けて意気込みを
今回も様々な課題が上がって、課題を克服するのは当たり前だが、とりあえず、気持ちの面では絶対相手に負けないようにして、次の試合では今回できなかった自分たちのプレーをできるように頑張りたい。

フォトギャラリー

  • DSC 0800 R試合後挨拶する法大の選手たち
  • 20 R途中出場ながら活躍したFL松島
  • DSC 0130 R先制トライを決めたFL橋本陸
  • DSC 0267 R攻守に身体を張ったLO竹内
  • hamano R苦しいFW陣を支えたHO濱野
  • inoue R久々の出場となったFB井上拓
  • yamaneyu R後半トライを決めたCTB山根雄
  • DSC 0421 RチームリーダーのCTB長利

 

 

 

 

 

 

 

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