ラグビー

【ラグビー】関東大学リーグ戦 対流通経大 「今季最高の試合」中井がハットトリックなど4年生が大活躍!!
4年ぶりの"ジャイアントキリング"で有終の美を飾る!!

関東大学リーグ戦
2018年11月25日(日)
秩父宮ラグビー場

 4年ぶりの"ジャイアントキリング"だ。
 関東大学リーグ戦1部が25日に秩父宮ラグビー場などで行われ、法大は流通経大に22-21で勝利した(4勝3敗、勝ち点19)。法大は関東大学リーグ戦1部を4位で終えた。前半をWTB(ウイング)中井健人(スポ4)のトライなどで12-14と折り返すと、後半WTB中井がさらに2トライを決め逆転。流通経大から4年ぶりの勝利を飾った。なお、この試合のMOM(Man of The Match)はWTB中井が選ばれた。今季の戦いは歓喜に包まれ幕を閉じた。なお、同日には法大の他に東海大、拓大、日大が勝利を収めた。今季の優勝は東海大となった。東海大、大東大、流通経大の上位3校が第55回全国大学選手権大会(大学選手権)出場を決め、専大、中大が1部残留をかけて入れ替え戦に臨む。

25日の関東大学リーグ戦1部

法   大 22 ― 21 流 通 経 大

東 海 大  28 ― 21 大 東 大

拓   大  33 ― 24 専   大

日   大  69 ― 12 中   大

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ノーサイドの瞬間抱き合う選手たち
 

関東大学リーグ戦1部 順位表

大 学  通算成績 勝点
東 海 大 6勝1分 26
大 東 大 6勝1敗 25
流 通 経 大 4勝2敗1分 20
法   大 4勝3敗 19
日   大 3勝4敗 16
拓   大 2勝5敗 13
専   大 2勝5敗 13
中   大 7敗 7

※白抜きは第55回全国大学選手権大会出場校。勝点が同点の場合、当事校の試合の勝者が上位になる。専大と中大は1・2部入れ替え戦へ

試合結果

トータル試合結果

22
法大
12 前半 14 21
流通経大
10 後半 7

 

ポイント詳細

2/2 T 2/1
1/0 G 2/1
0/0 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:中井、斉藤/中井(2)
G:金井

※前半/後半。Tはトライ、Gはコンバージョンゴール、PTはペナルティートライ、PGはペナルティーゴール、DGはドロップゴール。公式試合記録による

法政大学メンバー

No.ポジション選手氏名学部/学年出身校
1 PR 李承記 経4 大阪朝鮮
2 HO 川越藏 現4 高鍋
3 PR 土山勇樹 社4 東福岡
4 LO 塩見伊風 社4 長崎北
5 LO ウォーカーアレックス拓也 社3 東福岡
6 FL 吉永純也 経2 東福岡
7 FL ジョーンズ杏人竜 経2 札幌山の手
8 NO.8 竹内仁之輔 経3 法政
9 SH 中村翔 経3 東福岡
10 SO 金井大雪 経4 深谷
11 WTB 斉藤大智 現2 黒沢
12 CTB 呉洸太 社4 大阪朝鮮
13 CTB 根塚洸雅 経2 東海大仰星
14 WTB 中井健人 スポ4 筑紫
15 FB 井上拓 社3 御所実
16 Re 濱野隼也 社2 秋田工
17 Re 宮川優也 経3 仙台育英
18 Re 菊田圭佑 経2 仙台育英
19 Re 大澤蓮 現1 長崎南山
20 Re 橋本陸 社2 東京
21 Re 根塚聖冴 経4 京都成章
22 Re 長利完太 経4 桐蔭学園
23 Re 奈良望 社4 秋田工

 

交代/入替選手

時間(分)/交替・入替 退
後半31/交替 根塚洸 奈良
後半36入替 井上拓 長利

関東大学リーグ戦1部 法大の試合結果

日付対戦校会場結果
9月16日(日)12:30 中大 長野Uスタジアム ◯43-10(詳細)
9月24日(月)12:30 専大 上柚木陸上競技場 ●33-38(詳細)
10月6日(土)14:30 拓大 秋葉台公園球技場 ◯60-17(詳細)
10月20日(土)14:00 日大 セナリオH三郷 ◯41-31(詳細)
10月28日(日)14:00 大東大 秩父宮ラグビー場 ●36-54(詳細)
11月10日(土)11:30 東海大 秩父宮ラグビー場 ●17-39(詳細)
11月25日(日)11:30 流通経大 秩父宮ラグビー場 ○22-21

戦評

 4年ぶりのジャイアントキリングだ。 前半14分まで両校ともに無得点だったが、流通経大のターンオーバーから、カウンター攻撃を許し、先制トライを奪われる。早く追いつきたい法大は同22分、相手のペナルティーからSO(スタンドオフ)の金井大雪(経4)がゴール正面からやや右の場所でペナルティーゴールを狙うも失敗する。すると同25分には流通経大のスクラムから外国人選手の突破を許しトライを奪われる。追いつきたい法大は流通経大のグラバーキックを奪うとBK陣で大きく展開。同30分には大外にいたCTB(センター)根塚洸雅(経2)がキレのあるステップを見せ大きくゲインしポイントを作ると、2次攻撃でSH(スクラムハーフ)中村翔(経3)からWTB(ウイング)中井健人(スポ4)がボールをもらいトライ。5-14とする。さらに、同38分に流通経大のLO(ロック)モツラロ・タカウがシンビン(10分間の一時退場)となる。すると同41分に流通経大の反則で得た5mスクラムからSH中村翔からパスを受けたWTB斉藤大智(現2)がトライを決める。SO金井がゴールを決め12-14で前半を折り返す。
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前半1本目のトライを決めたWTB中井健人 

 後半法大がついに逆転する。敵陣10mライン付近でターンオーバーしボールを奪うとWTB斉藤がゲイン。さらにSO金井、CTB根塚洸、WTB中井にパスが渡ると華麗なステップで中井が相手を次々と交わしトライ。17-14と逆転する。同13分に流通経大の外国人選手に再びトライを奪われリードを許した法大だが、同26分に流通経大の反則で得た敵陣22mライン付近のラインアウトからFL(フランカー)ジョーンズ杏人竜(経2)がポイントを作ると、BKへとつなぐ。SO金井からCTB(センター)呉洸太(社4)にボールを渡ると、CTB根塚洸の鋭いインの動きに流通経大がつられたスペースをSO金井が走り込み、CTB呉と華麗なループを決め、SO金井が抜け出す。大外にいたWTB中井にパスが渡ると、勝利のトライへ一直線に走りこんだ。ハットトリックとなる3トライ目を決め22-21と再逆転する。リードを守りたい法大はロスタイムに流通経大ボールのスクラムを与える。ここで、両PRの李承記(経4)、土山勇樹(社4)、HO川越藏(現4)の4年生フロントロー(※①)をはじめとした法大FW陣が1年間練習し続けたスクラムで渾身のプレッシャーをかけると、相手SHがノックオン。マイボールスクラムを得ると最後はWTB中井がボールを外に蹴りだし、歓喜のノーサイドを迎えた。ノーサイドの瞬間、選手たちは抱き合い、うれし涙を浮かべた。 MOM(Man Of the Match)は文句なしにWTB中井が選ばれた。試合後、島津久志監督は「今季最高の試合」と選手たちを称えた。HO(フッカー)川越藏(現4)は「ありがとう」とチームへの感謝を口にした。
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後半WTB中井のトライに喜ぶ選手たち

 今季「日本一」という目標を掲げ、昨季を上回る4勝をあげながら、リーグ戦の枠が3つと減ったルールに阻まれた。島津監督は「自力で選手権出場をつかめなかった」と来季に向けて選手の底上げを誓った。「来季の選手たちが大東大、東海大を倒してくれる」。WTB中井は力強く後輩たちに思いを託した。「有終の美」。まさにこの言葉がふさわしい1勝を得た4年生は新たな舞台で、3年生以下は法大ラグビー部でさらに活躍するべくこれからもトライし続ける。(藤原陸人)

 ※①フロントロー…スクラムを最前列で組むPR・HOの3名の総称

流通経大から4年ぶりの勝利!!

 法大が流通経大に勝利したのは52-17で快勝した2014年10月以来。流通経大はこのシーズンリーグ優勝をしており、法大が唯一流通経大から白星をあげていた。法大は3位で第51回大学選手権に出場。セカンドステージ第2戦まで進んだ。昨年は後半40分に逆転しながら、ロスタイムにトライを許し49-52で敗れていたが、見事リベンジを果たした。

The Featured Hoseirugby Player

川越藏(現4,HO【フッカー】,クラブリーダー)
(「日本一」掲げ、チームを引っ張り続けたクラブリーダー。4年生の絆を深めたあのミーティング)

  関東大学リーグ戦は幕を閉じた。最終戦の流通経大戦を制した法大。既に大学選手権への出場権を逃し、目標である「日本一」への道は閉ざされたものの、「この白星はチームに『自信』を与えた」とクラブリーダーの川越藏(現4)は語った。HO(フッカー)という要のポジションを務めながら、クラブリーダーとしても「日本一」への道を失い足並みのそろわない部をまとめあげた、『チームの大黒柱』の川越。誰よりもチーム思いなクラブリーダーは最後に「トップ3にも勝てるという自信」を後輩に託してグラウンドを降りた。
 東海大に敗れた川越は後日4年生を全員招集した。4年生の意見を聞きたいためだった。「Aチームに入れないメンバーと僕らとのモチベーションの差が凄く大きかった。練習に参加したくない、やりたくないという選手もいた」とチームのまとまりに危機感を感じていた。川越はそんな4年生たちの意見も尊重し、「練習に参加しなくていいから、チームのサポートをしてくれ」と懇願。4年生みんなの意見を調整し、結束力をより強くした。実際、流通経大戦前の準備などは4年生もしており、「『みんなで最後までチームにいたいんだ』という思いを感じた」と川越は振り返る。
 昨季の大学選手権の京産大戦の敗戦から、「日本一」を目指すチームとして一年間、スクラムを強化し、劇的な変化を見せた。この試合では終始スクラムで圧倒し、チーム全体としての力と自信がついていた。試合後、川越は勝因を「自慢のBK(バックス)が本来の力を発揮してくれた」と語った。あくまで主役はBKであるように語った川越であったが、この勝利はチーム全員の1年間の努力の結晶だ。川越はラグビーは続けず、福祉関係の仕事に就職する。最終戦を終え「来年はきっと、後輩たちが選手権に連れて行ってくれる」と嬉しそうに語った。
 「4年生最後はみんなで笑顔で終わりたい」。リーダーの願いは嬉し涙が混じった最高の笑顔となり、ノーサイドの瞬間全員にしっかり伝わった。(小島周)

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今季長利、木村とともにクラブリーダーとしてチームを引っ張った川越。1年間チームを引っ張り続けた

共同記者会見より

島津久志監督&川越藏クラブリーダー

(島津監督=以下監督)今日は本当にありがとうございました。僕らもこれで、シーズン終了ということで、残念な結果に終わってしまったんですけど、最後の最後に三強の一角に勝てました。昨日「(選手の集中力が)が切れてしまうのではないかと思ったんですけど、今日は今季最高の試合をしてくれました。「背中で語るように」と4年生に言ったんですけど、背中で語ってくれた結果がこの結果に繋がった。監督としても嬉しく思いますし、チームとしても来年に繋がるような一歩が今から踏み出せたのではないかなということで大変嬉しく思います。ありがとうございました。

(川越藏クラブリーダー=以下川越)島津監督が仰られたように僕らの最初の目標は「大学選手権に出て日本一を取る」という大きな目標を掲げていたのですが、それが途中でなくなってしまう。4年生はどうそのあと気持ちを切らさず、どうやって今日まで立て直すかということを本当にずっと考えてました。結果として、こうやってみんな気持ちを切らさずに「ネバーギブアップ」で頑張ったことが今日の結果につながったと思います。

ー先行されたあと、自分たちが盛り返せた理由は
(川越)テーマとして、「ネバーギブアップ」というのがあったので、何点、何十点差つけられようが諦めないという精神論になってしまうんですけど、それが根底にありました。セットプレー、スクラムには自信があったので、スクラムでマイボールも相手ボールもまずはプレッシャーをかけることで、うまく押せなかったですが、そういう小さなプレッシャーが最後にミスを誘うという結果に現れたのではないかと思います。

ー「気持ちをどう立て直すか」ということですが、部内でどういう話し合いをしたのか
(川越)一度選手権が行けないことが決まった後、4年生を全員招集しました。4年生の中でどうするか、特にAチームに入れないメンバーに関しては僕らとのモチベーションの差が凄く大きかったので、「練習に参加したくない、やりたくない」という選手もいました。そういう選手に関しては個別で話して「分かった。練習はやらなくて良いからチームのサポートをやってくれ」と話して、「最後までチームには携わってくれ、4年生最後笑顔でみんなで終わりたい」という思いがあったので一人一人アプローチをかけながら、「ああしろ、こうしろ」の命令口調だけではダメで、その人の意思も汲み取りながら、みんなの気持ちを調整してきました。

ー実際試合内容に影響は
(川越)
そうですね。試合前の準備を4年生がしてくれるということになって、みんなで最後までチームにいたいんだという気持ちが感じられました。

ー昨季は後半ロスタイムに逆転を許して敗れました。今日は1点差で勝ちました。一番去年と違ったところは
(川越)
個人的には今日は全然プレーはダメだったんですけど、ラインアウトをミスしてしまって、そのあと流通経大のBK(バックス)にペナルティを取られて「去年のデジャブだな」と思ってしまった。そこで中井(健人、スポ4)がタッチにボールを蹴って、ラインアウトモールでスタートするのが嫌な予感だと思っていたんですけど、そこでうまくプレッシャーをかけて、ボールを奪還できたシーンで「セットプレーの向上」、「セットプレーでプレッシャーをかける」ことは今回の試合の中の一つの目標でもあったので、去年の違いは受けに回らないこと。全部プレッシャーをかけ続けることが去年の違いだと思います。
(監督)さっき、川越が「受けに回らない」というところで、去年の最初の頃は敵のチームの受けではなくて、学生時代もコーチ陣から指示をずっと受けてたというところがあったんですけど、「自分たちでどういうふうにしていこうかと常に考えていこう」とやってきたところが今日のプレーでも「自分たちでなんかやろう」という前向きな姿勢が見えてきたところが一番大きかったのではないかと思います。今日もどっちかというとコーチの指示とかも多くなく、学生たちが自分たちでやってるんだなと感じられる試合だったので、4年生は今日現役引退してしまいますが、1年生から3年生までには良い教本に、経験になったと思うので、本当に来年以降は本当に続けていきたいなと思います。

ー来年に向けてのチームマネジメントは
(監督)今回出てるメンバーは4年生が多くて、来年は一番の要となる前三人が抜けてしまうこともあって、今でも前三人は自分たちでどうにかしようと考えてやってきて、スクラムも安定できたということもあったので、「自分たちで考えれば出来るんだ」という良いお手本を示してくれたと思うので、そういうところはうまく継続しながら、学生主体でやるラグビーだと思いますので、色々学生が自主的に取り組めるような環境作りを僕ら首脳陣、OB会が築きつつ、引きつづきやっていきたい。

ー「学生主体となるチーム作りあげる雰囲気を作る」ということですが、具体的にどなたがどのようなことをするとそうなると思いますか
(監督)最初は学生のリーダーを選びながら、誰にするのかというところが重要だと思いますので、今年はリーダー制を用いて各学年にリーダーを置いてやってきたんですけど、来年どうするか首脳陣と話し合いながら、決めた人間に僕らがどうアプローチして、決められた人間が学生にどうアプローチするのか、僕らも周りから見つつ、色々アドバイスしながら、チーム作りをしていければ良いかなと思います。

監督インタビュー(独自インタビュー)

島津久志監督

ー今日の試合を振り返って
最後にああいう試合ができて、来年に繋がるような試合だと思う。それはすごい良いことだと思います。

ー前半最後にトライを取れたことで、2点差で、折り返したことで、後半の流れにつながりましたね
そうですね。なんか最初の20分間はギクシャクしてる感じで、自分たちの力を出しきれてなかった後半しっかり盛り返してきて、自分たちでボールを回して、自分たちでボールをキープし続ければ、良い結果がついてくるだろうということで、その結果がこう繋がったので、それは良かった。

ー試合前はBK中心に攻める計画だったのでしょうか
BKというよりはFWを交えた15人でボールを展開していって、トライを取れればと思ってましたが、後半相手がバテてきたこともあって、思惑通りに展開できました。

ー後半は相手の足が止まったこともあり、相手の大きく蹴ったボールを取った後のカウンターが効いてましたね
春はキックを使わない戦略がありながら、そこにキックを織り交ぜながら戦えたということで、一番マッチしたのが今日の試合でしたね。

ー今季は4位となりましたが専大戦の敗戦が痛かったですが
東海大と流通経大が引き分けたから、どのみち勝ったとしても(大学選手権に)行けなかったんだろうなってなりますけど、そこは実力で行けなかったチーム作りが出来なかったことが、一番の敗因だと思うので、そこは来季の修正点ですよね。自力で(大学選手権)に行くと。流通経大に勝てるという自信はついただろうし。

ー来季の課題は
4年生が前3人が抜けたりとFW(フォワード)の主力が抜ける。後輩がどれだけそれを感じているのか。感じてなかったら、色々コミットしながら、育てていくのが僕らの仕事なので、そういう形でやっていければ良いのかな。

ーWTB中井選手の3トライをはじめとして、4年生の活躍が大きかったですね
「4年生が背中で引っ張っていけるような試合を見せてくれ」と言って、その通りになった。内心「なら最初からやれよ」と思うけど、それは置いといて(笑)。本当にいい形で4年生が頑張ってくれたと思う。4年生のメンバーだけでなくて、控えの選手たちも控え室で働いてくれたので、良い文化が出来て、本当に良かったと思う。

ー今季はキャプテン制から複数人のリーダー制になりました。効果は感じてますか
試合や練習で、役職関係なく声かけあいながら出来たこともあったので、その辺はすごい良い効果が表れたこういう結果になったと思います。

―川越選手を中心とした4年生はどういう学年でしたか
春とか原チャリ(原動機付自転車)を禁止したり、色々反発するかなぁと思ったらそうでもなく、自分たちで何かしようという気合が見えたから、良いチームだったと思います。これをうまく3年生以下が引き継いでくれればいいなと思うんだけど。

―ウォーカーアレックス拓也、井上拓両選手(ともに社3)が来年はチームを引っ張っていくのでしょうか
そうなのかな。決して試合に出ていたからではなく、チームを引っ張っていくような存在だと思うので、この辺も上手くコミット出来て、僕らとうまく付き合えて選手とリーダー陣がコミットして、リーダー陣と首脳陣がうまくコミットできれば良いチームが出来ると思いますね。

―最後に1年間応援してくれたファンに一言お願いします
(応援)ありがとうございました。結果がこうなってしまったのも、僕らも残念ですし、ファンの方も残念だと思うので、反省点等々今年1年間をもう一度見直して、また来年に繋げていこうと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。

 
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最終戦で見事勝利に導いた島津久志監督

選手インタビュー

川越藏

―リーグ戦を終えた今の気持ち
一言で言うと悔しいです。まだこのチームでこの仲間と一緒にラグビーをやりたかったです。トップ3に勝てる力が僕らにはあるということを証明できたので、選手権に出て全国の強豪と試合をしたかったなと改めて思いました。

―今日の試合を振り返って
個人的な話だとラインアウトが不安定だったのですが、スクラムがずっと優勢でできたかなと思います。この一年間、去年の京産大戦の反省を生かしてやってきたスクラムが実ったかなと。最後の集大成として発揮できたのは良かったかなと思います。あとは自慢のバックスが点を取り切ってくれる、本来の力を発揮できたのが勝因かなと思います。

―今日の一番のプレーは
スクラムですね。僕だけじゃなく1番の李承記(経4)、3番土山勇樹(社4)のPR陣とで、前3人で頑張ったと思います。

―流通経大を制しました
去年2点差で負けたゲームだったのですが、「流通経大はいけるぞ」という自信にもなって。実際去年とスコアが逆転して僕らが勝てたので流経大とはそれほど力の差はないんだよ、いけるよ。という自信が後輩たちについたんじゃないでしょうか。

―4年間を振り返って
何回も辞めたいな、しんどいな、キツいな、という気持ちはありましたけど。最後はこうやって同期とラグビーをやって笑顔で終われて、法大でラグビーをやってきて良かったなと初めて思える瞬間でした(笑)。でも、終わり良ければすべて良しと言うように、選手権には行けなかったのですが、本当に気持ちよく終われて、清々しい気持ちです。

―選手権の出場を逃したことが最終戦前の時点でわかっていましたが、チームをどのようにまとめていきましたか
4年生とは何回か集めて話し合いをしました。選手として続行するのか、チームのサポートに回るのか、はたまた、辞めるのか。色々な意見がありましたが、最後は全員最後までやりきるという話になりました。最後はみんなやりきると言う選択をしてくれて良かったなと思います。

―クラブリーダーとして実行したことなどは
前向きでない考えの選手がいるときは個人的に面談というか、話し合いをしたりして、無理に強要してラグビーをさせようとはしていなくて。選手としてでなくサポートに回ってくれとか、そういう形でアプローチしました。

―法大ラグビー部に残せたものは
自信じゃないですかね。やっぱりトップ3に手が届く距離まで来てるんだよということは今日体現できたし、後輩たちもそう思ってくれてるんじゃないかと思っています。トップ3の背中が見えてるという自信ができたんじゃないかと思います。

―自身のポジションであるHOで来年期待する選手
それはもちろん濱野準也(社2)ですね。身長が180㌢、体重が100㌔くらい。どこの大学のフッカーを見ても大きなサイズだと思うので、彼のパワフルなプレーだったり、セットプレーがいまいち不安定ですがそこを修正すれば、良いHOになるんじゃないかなと思っています。

―自分にとってラグビーとは
小学校1年生からやってるのですが、この大学4年生でひとまず引退して…。なんだろうな、僕そのものというか、自分からラグビーを引いたら何が残るんだろうと思っています。時間の使い方とかどうすれば良いんだろうとか(笑)。なんだったんだろう、難しい質問ですね。あって当たり前、やってて当たり前という感じでした。

―引退してからは
福祉の方面へ就職するので、そっちでも活躍していけたらなと思います。

―応援してくださったみなさんへのメッセージ
いつもたくさんの応援、ファンの方や保護者の方、OBの方に来てくださって、応援だけでなく寄付、例えばボールだったりタックルバックだったりお米だったり、食べ物だったり。部で使うものを一年間寄付してくださって、ありがとうございました。それと、来年からも後輩たちのためにお願いしますと言いたいです。来年はきっと、後輩たちが選手権に連れて行ってくれるんじゃないかなと思うので、期待してくれて良いと思っています。

長利完太(経4,CTB,クラブリーダー)(クラブリーダーとしてBKを引っ張った)

ー今日の試合をクラブリーダーとして振り返って
今日の試合どうこうというより、4年生が最後の試合だったので、自分も含めてベンチの人たちもどう関わるか、どう1チームで4年生が勝利に導けるかが重要だったので、自分も試合前から試合中も自分ができる仕事ということを意識して今日臨みました。それが最後1点差のスコアに表れたと思います。

ー今季出場できない試合もあったなか、勝利の瞬間をグラウンドで迎えることができましたが
これまで4年間試合に出てるメンバー以外にも4年生の22人で戦ってきて、その努力が報われて、この結果になってとても嬉しかったです。

ーBK(バックス)を1年間どのように引っ張ってきましたか
1年生から出場してるメンバーが多かったので、その部分で自分は技術的な面を言うより、うまくいかない時や雰囲気が悪かった時に声を出して、良い練習をしていこうと意識して、サポート役ではないですが、そういうことを意識して1年間BKを支えてきました。

ー川越選手が「選手権に行けないことが決まったあと、4年生全員を招集した」とおっしゃったが、長利選手はその場で何を言いましたか
大学選手権に出れないなか、4年生が最後まで部に残していける伝統のようなものを残していこうと話しました。

ー4年間を振り返ると
ラグビー生活の中で、一番どうやってラグビーを上手くなれるかとか、チームにマッチするかを一生懸命考えて、すごい一番努力して、チームやチームメートと向き合って、何が自分に必要なのかを考えに考えて生活してきた4年間だったと思います。

ー島津監督はどういう監督でしたか
常に明るく、出る人も出ない人も含めてチームでどう戦っていくのか、法大のプライド、伝統をまた入れ替え戦行った年から積み上げて、向上してくれた素晴らしい監督だったと思います。

ー後輩に向けてメッセージを言うとしたら
絶対努力は報われると思うので、諦めるのではなくて、結果が出なかったとしても努力することで、自分が成長出来るものがあると思う。何かここを伸ばしてほしいではなく、常に諦めず何かに対して努力し続けてほしいなと感じてます。

ー4年生の存在は
高校と違って寮生活で常に24時間一緒に生活してきました。支え合って、辛いときも嬉しいときも、同じ気持ちを共有しあって、素晴らしい仲間たちに支えられて自分も4年間過ごせてきたと思うので、大きな存在ですし、感謝しています。

ー4年間応援してくれたファンに一言お願いします
個人的にもチーム的にも大学選手権に出れないという悔しい結果にはなってしまいました。しかし、今後に繋がる法大らしいラグビーだったり、私生活でも先輩たちが作り上げてきた法大のプライドや伝統を積み上げていくことが1年間できたかなと思います。さらに磨きをかけて、日本一奪還を目指して欲しいと思います。
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ハーフタイムでアップするCTB長利。後半最終盤に出場した

中井健人(スポ4,WTB,グラウンドリーダー)(ハットトリックの活躍!!文句なしのMOMに選ばれ勝利に貢献)

ー今日の試合を振り返って
目標の日本一にはなれなかったんですけど、最後だったのでしっかり自分たちのラグビーの形をだして、この2週間「BEAT 流経」て言ってて、流通経大を倒すことだけを考えてやってきたので、それが形になって良かったと思います。

ーMOMをとることができましたが
僕はとるべきポジションなのでそれは取れて良かったなと思います。

ー大学最後の試合となりましたが
一番考えたのは、4年間1回もジャージを着れなかった人とか、そういう人たちのために僕ができるのはトライだったりボール持ってない時の動きだったり、そういうハードワークをやる部分で、苑田さんとか遠藤さんにずっと言われていたのでそこを意識して頑張りました。

ー相手のBK(バックス)のキックをとったあとのカウンターが効果的でしたが
あれはもう空いてなかったのでちょっとうまくずらして突破してやろうと思いました。

ー3強の一角に4年ぶりに勝つことができました
それが一番の目標だったのでそれに勝てたのは良かったです。

ー後輩に頑張ってほしいところは
やっぱり今シーズンFW(フォワード)強化をやってきたので、自分はBKなんですけど、それでだいぶ他のチームと張り合えるレベルになったと思います。僕らが1年生や2年生の時はFWがぐちゃぐちゃでBKが何もできないような状態が続いたので、まずはBKはもちろん僕らのBKを超えてほしいんですけど、FWのディフェンスだったり集中どころの要所要所のポイントを止めたりしたら東海大や大東大に勝てると思うので、そこをしっかり頑張ってほしいかなと思います。

ー今後の進路は
トップリーグに行くことが決まってます。

ーファンの方に一言
MOMのスピーチでも言ったが、今日大学選手権出場が決まってない状況の中で、法大のファンがこれだけきてくれるのは法大のことが好きで、自分たちも愛されてるなと感じたので、結果として恩返しするのがベストだったんですけど、最後しっかり3強に勝って終われたことはなんらかの形で返せたのかな、とちょっとは思います。でもそれではだめなので。自分は1年からずっと試合に出させてもらってて、今シーズン出れたり出れなかったりだったんですけど、最後の最後でこうやって後輩にもファンの方にも形として残せたかなと思います。

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WTB中井はステップで相手を交わし、ハットトリックの活躍を見せる

フォトギャラリー

  • noside Rノーサイドの瞬間抱き合う選手たち
  • koka R法大校歌を歌う選手たち
  • jones R前半ボールを持つFLジョーンズ
  • lineout Rラインアウトは前半苦戦も立て直す
  • takeuti R懸命にタックルするNo.8竹内
  • nakamurasho2 R大東大戦の大けがから復帰したSH中村翔
  • saito R前半終了間際トライを決めるWTB斉藤
  • zenhan0248 R前半1本目のトライを決めたWTB中井
  • osari RハーフタイムでアップするCTB長利。後半最終盤に出場した
  • nezukashogo R根塚聖冴(経4)は出場しなかったが、4年間チームに貢献した
  • tutiyama R後半流通経大のディフェンスを突破するPR土山。今後もラグビーを続ける
  • nezukakoga Rこの試合通じてハンズオフやステップなどで何度もビッグゲインを見せたCTB根塚洸
  • alex R入場するLOウォーカー。今季は留学するなど多くの経験を積んだ。FB井上拓同様来季もチームの中心選手として期待がかかる
  • inouetaku Rボールを持ち攻めるFB井上拓。LOウォーカーとともに3年生のリーダーとしてチームを引っ張った
  • ogante R力強いアタックと力強いコンタクトプレーが魅力のCTB呉洸太。来季はトップリーグでプレー予定
  • nakai RWTB中井はステップで相手を交わし、ハットトリックの活躍を見せる。中井も来季はトップリーグでプレー予定
  • yorokobi R後半WTB中井のトライに喜ぶ選手たち
  • kanai RSO金井はWTB中井のトライをアシスト
  • kohan R後半もトライを決めたWTB中井
  • nara R僅かな出場時間ながらチームに貢献したFB奈良
  • lisungi Rフロントスリーを支えたPR李
  • kawagoe Rチームを引っ張ったHO川越
  • siomi R今リーグ出場し続けたLO塩見
  • orei Rファンに一礼する法大
  • aisatu Rファンの歓声に応える選手たち
  • saigo R試合後喜びの笑顔を浮かべる選手たち
  • MOM RMOMに選ばれたWTB中井はファンにメッセージを語る
  • shimazumanager R最終戦見事勝利に導いた島津久志監督
 
 
 
 
 

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