バスケットボール

【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対大東大 敗戦するも見えた希望

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対大東大
2016年9月10日(土)
日本体育大学世田谷キャンパス

3戦目の相手は2部優勝候補とも目される大東大。高さのある外国人選手を擁しており、トーナメントでも完敗している。そんな相手に対して法大はどう戦うのか注目された。ベンチとコートが一体となり活気あふれた前半はディフェンスやリバウンドなどで大きな相手ともほぼ互角に戦う。しかし、後半調子を上げてきた大東大には届かず敗戦した。

1 R
攻守ともにチームを支えた金

試合結果

トータル試合結果

46
法政大学
12 1Q 16 75
大東文化大学
12 2Q 16
11 3Q 21
11 4Q 22

 

法政大学スターティングメンバー

選手名身長/体重ポジション出身校得点リバウンドアシスト
#6 中村太地(法1)  190/65 PG  福岡大附属大濠 3 2 2
CAP#7 藤井裕太(社4) 175/65  SG  厚木東 8 4 1
#14 植村哲也(文3) 175/74 PG 明成 8 2 5
#1 米山滉人(営1) 194/83 PF 湘南工科大附 2 3 0
#12 柳川知之(法3) 192/82  C 明成  0 0 0

法政大学交代選手

選手名身長/体重ポジション出身校得点リバウンドアシスト
#8 新沢亮太(経4)  182/73 SG 新潟商 1
#11 中野広大(法4) 182/77 SF 土浦日大 3 0 0
#23 戸堀勇吾(文3) 190/79  PF 國學院久我山 2 0 0
#24 鈴木悠介(法1) 197/92 C 洛南  0
#29 堀川裕作(文1) 192/87  C 福岡大附属大濠 0 0 0
#31 金剛鉉(文1) 187/78  F 報徳学園 8 2 0
#33 茨城博晃(法1) 195/80 PF 京北
#51 早川健星(法3) 184/80  F 座間 0 1 0
#57 玉城啓太(法2) 175/65  PG 京北 12 2 2
#77 大塚恭平(営2) 190/77 PF 福島商 0 0 0

戦評

 まさかの敗北となった1戦、2戦から1週間。第3戦の相手は強豪・大東大。今年の大東大には大型ルーキーが加入している。高さで劣る法大がどのように戦うか、注目が集まった。
 
 第1Q、先制は大東大。しかし法大もすぐにパス&ランに合わせた藤井がジャンパーを沈め、同点とする。大東大はボールをインサイドに集め、ミスマッチを攻め込む。それに対抗するのは今季からスターターに抜擢されているルーキー米山。しかし相手の高さの前に奮闘するも序盤からファールがかさんでしまう。高さを活かしたオフェンスと、豊富な運動量を誇るディフェンスの前に点差をつけられ、一気に2-11と離される。しかしこの流れを切ったのは途中出場の金。出場して早々に3Pを決めると、今度は華麗なドライブを披露。そのプレーに法大ベンチが大いに沸いた。チームも徐々に固さが取れ、ディフェンスが機能し始める。インサイドへのパスを読み、完璧なカバーを見せる藤井、体の強さを活かした中村のディフェンスで流れを引き寄せる。その後は一進一退の攻防を繰り広げ、12-16で第2Qへ。
 
 法大ボールから始まった2Q。インサイドに入れたボールを中野がアウトサイドでうまく合わせ、1点差とする。しかしここでターンオーバーが続き、いいリズムを作り出せない。米山がリバウンドで体を張るもインサイドの差は大きく、相手にオフェンスリバウンドを何本も許す苦しい展開に。点差を離されかけるが、金がここでも躍動。ドライブインと3Pでまたもチームを救った。勢いに乗った法大は、藤井の3Pでついに同点とする。しかしその後は決めたいシュートを決めきることができず、じわじわと離されていく。24-32で後半へ。
 
 後半、それまで機能し続けていたディフェンスがここで崩壊する。インサイドを立て続けに攻め込まれディフェンスを縮められると、アウトサイドに捌かれ、そこからシュートを沈められてしまう。法大も植村のドライブなどで対抗するも、このクォーターの得点はわずか11点。一気に離され点差は19点差。最終Qもその流れを切ることができず。最終スコアは46-75。第3Qのディフェンスの崩壊が悔やまれる結果となった。
 
 点差だけを見ると、大敗のように見えるこの試合だが、試合を終えた選手たちの表情は落ち着いていた。2敗した先週からしっかりと切り替え、雰囲気を作り直し、大東大を相手にチームのカラーを出すことができたということ。これは選手たちの自信を取り戻し、チームをもう一度上へと導くきっかけとなるだろう。また、インサイド陣を支える下級生の成長は、今後のチームの明暗を大きく左右すると思われる。あとは今のチームの良い雰囲気を、40分間いかに持続させるかが鍵となるだろう。(阿部暁野)

コーチ・選手コメント

塚本清彦 ヘッドコーチ

―今日の試合を振り返って
よく頑張ったと思います。25分間はね。ディフェンスで仕掛けて制約をかけてどうなるか見たんだけど前半8点差くらいだったのは良かったんじゃないかな。後半の立ち上がり、こっちが6点ビハインドでそこからの粘りだよね。リバウンドとかもっと出来ていたらあともう1Qくらい頑張れたんじゃないかなと思うけど。今はそういう段階で、どうにか4Qまで粘れるようになれば勝てるチームになるんじゃないかな。今週の練習のなかでかなり言ってきたのでそこは選手たちも頑張ってくれたと思いますよ。
 
―雰囲気が先週とは一変し、活気にあふれていました
先週もそうしなきゃいけなかったし、ずっと言ってきたことではあるんだけどね。それを継続してやっていくことがすごく難しい。いまも3連敗という結果で見るなと言っていて、1戦1戦を点数はあけられても丁寧にやってくことが大事なんです。勝ち負けじゃなくて自分たちのバスケとをどうやっていくのか確立していくのかが重要なので。あとはどこのチームも同じで弱い時期は必ずあるし、それを乗り越えて信頼関係が出来はじめるとチームは化学反応をおこすから、法政は今その時期なのでこうして乗り越えなきゃいけないですね。
 
―金選手がこの試合では活躍していましたが
柳川が今日は調子悪くて代わりに出したんだけど頑張ってましたね。右ばっかり行くからそこはどうにかしないとだけど(笑)、それでも向かって行ったことは褒めたいね。
 
―チーム全体から向かっていく姿勢を感じました
そうですね。向かっていくというのは今彼らが一番考えなきゃいけないことです。それで弾かれるんだけど、それでも向かっていかないとバスケットって始まらないし、フリースローももらえないしね。
 
―前半は相手の外国人選手も抑えられていましたね
よく向かって行ってたしダブルチームで抑えようとしていましたね。あとは40分間の継続性が一番大事で、いいときもあるし悪いときもあるから悪いときどうするのかというところがまだまだかな。
 
―中大戦に向けて
中大だと、今度は高さじゃなくて平面的なスピードだから、そこを向こうに取られてしまうとこっちの武器が何もないんだよね。ただ、今週のディフェンスのローテーションがすごくいいんですよ。今日後半は抜かれ始めたけど、前半に出来ていたことがどれだけ継続できるか、それを見るべき試合かな。あとリバウンドはもっと頑張らないと。またこれから帰って練習して備えます。
 

藤井裕太

―試合を振り返って
1戦と2戦では悪い場面で声が出なくなったり、活力がなくなったりしてしまったので、今日はそういうところを40分間通そうということでやっていました。先週よりは良くなったと思うんですけど、まだ(展開が)悪くなったときに声が出なくなったりとか、声は出ていても動きが良くなかったりというのがあるので、悪いときこそいい動きができるように練習から心掛けていきたいと思います。
 
―先週と比べてチームの雰囲気も変わったように見えました
まず技術面も戦っていく上では必要だと思うんですけど、前提として声とか気持ちとかが絶対に必要だと思います。少し低いレベルの話ではあるんですが、そういうところを意識していこうという話はしました。
 
―序盤の良いディフェンスが後半には崩れました
ボールマンへのプレッシャーが無くなって、どんどんインサイドにも攻め込まれてというのがありました。インサイドがうちは弱いので、もっとガードがボールマンにプレッシャーをかけていかなきゃいけないなと思いました。
 
―インサイドを支える下級生について
2戦の国士大戦で結構押し込まれてというのがあったんですけど、今日はしっかり闘ってくれて。そこはこれから残り4年間のいい経験になると思います。
 
―高さで劣る相手に対してチームはどう戦っていこうと思っていますか
頭を使うことですね。身長でも負けているし、スピードが特別あるわけでもないので頭を使って。相手が嫌がることをどんどんやっていきたいと思っています。
 
―この試合好調だった金選手について
ずっとあいつはディフェンスができなくて、今もできるかと言ったらあれなんですけど。それをあいつは分かったうえで、努力してやってきていて。リバウンドは特に飛び込むし、今の法政にはないものを持っていると思います。シューティングとかも一緒にやっているので、活躍してくれて嬉しいです。
 
―今後に向けて
今は3試合ずっと負けていて、これからどんどんチームを良くしていかなければいけないので。下を向かずに、挑戦者の気持ちで、やっていきたいと思います。
 

植村哲也

ー今日の試合を振り返って
先週の試合は2試合ともチームの活力が無くて、消極的だったので、今日は今までやってきたディフェンスを40分間声を出して続けるっていうのが目標でした。前半はそれができて、それが点数にも出てたと思うんですけど後半は声も出なくなって運動量も落ちてしまいました。そこは次直していきたいと思います。
 
ー前半の勢いが後半で失速してしまう原因は
前半はファウル覚悟でリバウンドもディフェンスも行ってたんですけど後半はファウルがかさんでいってスタメンでも3ファウルとかも多くなってしまったので消極的になってしまったと思います。監督は5ファウルになってもいけって言っているのでそこはやらないとなって思います。
 
ー先週に比べて積極的なドライブが多く見受けられましたが
個人的にはガードが外から打つだけになっていたと思います。センターにボール入れたりするだけじゃなくてガードがもっと切り込んでいくのが大事だと思ったので意識していました。
 
ー高さのある大東大への対策は
留学生もいて大きいので、そこにボールが入った時はダブルチームかける形でした。ダブルチーム行ったら他がローテーションしなくちゃいけなかったんですけどそこでミスが出ちゃったのでまた練習しなくちゃいけないと思います。
 
ー法大はインサイドよりアウトサイドの選手が多く出場している印象がありますが
外が多い分、パスが回るので僕は外多くて良いと思ってます。ただリバウンドとかで弱さが出ちゃうんですよね。今日出た速攻のプレイは高さのある大東大との試合は「走ろう」っていうチーム全体の意識の表れでした。それは今日の相手が大東大だったからっていうわけではなくて、対戦相手関係なしに続けていきたいです。
 
ー中大戦にむけて
中央のガードは結構多くて、走ってくるんでそこでディフェンスを激しくして今日の前半みたいなプレイを1試合通してできるように頑張ります。
 

金剛鉉

ー今日の試合の振り返って
前半良かったんですけど、後半になってからリバウンド取られだしたので、そこは監督にも言われたところなので、明日からそれができればいいなと思います。
 
ー今日は自信に満ちあふれたドライブが多く見られました
元々やってもミスすることが多かったんですけど、ミスを恐れずにやってきたことが今回につながったと思います。
 
ー明日の試合に向けて
今日出ても次から出れるか分からないので、出たときは全力でがんばります。
 

米山滉人

ー今日の試合を振り返って
相手も大きい外国人がいるので、リバウンドに集中するということは最初から言われていました。でも、前半からリバウンドの数で負けていたので、そこが改善点かなと思います。
 
ー試合を終えて、大東大の印象はいかがですか
みんな体が強いというのが印象ですね。当たり負けしてそのまま押し込まれてというのが多くて、イージーなバスケをさせてしまいました。体で勝てない分、うまく技で抑えるというのをリーグ戦の中で少しずつつかんでいけたらなと思います。
 
ーここまでの3試合、全てスターターとしての出場ですが
経験を積ませるという意味で出させていただいている部分もあると思うので、少しでもチームに貢献するプレーができたらなと思います。
 
ーこの敗戦で開幕3連敗となりましたが、この3試合を振り返って
大学生の体の強さというのをすごく感じました。チームの状態はそんなに良くはないのですが、下を見ていても始まらないので切り替えて、一戦一戦集中してやっていきたいです。
 
ー明日の中大戦に向けての意気込みをお願いします
やれることをやるしかないので、持てる全ての力を出して勝ちたいと思います。
 

フォトギャラリー

  • 1 R攻守にわたりチームを支えた金
  • 2 R冷静に戦況を見極めアシストした植村
  • 3 R切り込んでいくことが出来る玉城
  • 4 Rキャプテンとしてチームの雰囲気を立て直した藤井
  • 5 Rこの試合は3得点に留まった中村
  • 6 R開幕からスタメンの米山
  • 7 Rベンチからも声援で流れをつくった
  • 8 Rコートの中で集まる場面もたくさん見られた
 

 

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