アイスホッケー

【アイスホッケー】第64回関東大学アイスホッケー選手権大会 2回戦 対東洋大 宿敵との対決に破れ順位決定戦へ

秩父宮杯第64回関東大学アイスホッケー選手権大会 2回戦 対東洋大
2014年4月17日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

2回戦の相手は日本学生氷上選手権大会(インカレ)準々決勝で敗北を喫した東洋大。ベスト8で幕を閉じた昨シーズンから約3か月、インカレの借りを返すべく因縁の戦いが始まった。

nishiguchi2
安定した力を発揮する西口

試合結果

トータル試合結果

1
(35)
0(10) 1P 3(15) 5
(40)
0(15) 2P 0(10)
法政大学 1(10) 3P 2(15) 東洋大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
東洋大 1 01:59 21 古川誠也 13 出口圭太 46 渡邊亮秀 PK
東洋大 1 14:35 48 人里茂樹 21 古川誠也 13 出口圭太 PK
東洋大 1 16:28 12 成田壱皇 47 中澤走飛
法大 3 02:01 11 西口開羅 13 松本力也 14 松井洸
東洋大 3 08:10 48 人里茂樹 46 渡邊亮秀 21 古川誠也 PK
東洋大 3 18:54 48 人里茂樹 EN

※PKは法大のペナルティキリング、ENはエンプティゴールを示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 29 石田和哉 11 A 西口開羅 13 C 松本力也 14 松井洸 2 今将駿
2 23 沼田翔 10 鈴木翔弥 48 小西遼 27 小堀健祐 A 3 高橋魁人
3 19 三田村哲平 71 阿部拓斗 A 92 大野峻丈朗 76 田畑秀也 4 福島勇啓
4 81 工藤将一郎 80 澤口迪弥 67 志田凌太 5 松村夏海 77 岡野頌平

※GKは#25久保田雄樹が出場。控えに#33伊藤崇之。

 

戦評

第1ピリオドは立ち上がりから圧倒され、先にペースをつかんだのは東洋大だった。1分59秒、DF2人の間を縫った鋭いシュートがゴールネットに突き刺さり早くも先制点を奪われる。6分にはPP(パワープレー)のチャンスを得てFW西口開羅(法3)やDF松井洸(法1)らが怒とうのシュートを浴びせるも、相手GKの鉄壁の守りに阻まれ得点を挙げられない。5on5に戻るとDゾーンでの苦しい展開が約8分間続いた。14分35秒にはゴール前の混戦から一度外に出したパックを叩き込まれ2点目を献上する。続けてすぐに3点目を奪われ一気に0-3に。タイムアウトを取り気持ちを切り替えて挑むが、試合の流れが変わることはなかった。

なんとか1点を返したい第2ピリオド。FW鈴木翔弥(営2)とFW沼田翔(法2)の息の合ったプレーでパックをゴールまで運ぶ場面が何度も見られた。PPではFW4人にDF1人の攻撃態勢で挑むもゴールネットを揺らすことができない。終盤になっても勢いの衰えない相手の素早いチェックとプレッシャーに決定機を逃し、最終ピリオドへと突入。

2分1秒、FW松本力也主将(人4)がゴール裏から回したパスを西口が決め貴重な1点を返す。1年から攻撃の主軸として活躍している彼が意地を見せた。第3ピリオドは始まったばかり、逆転も大いに見込める法大はこのまま波にのって点差を詰めたいところ。しかしその後パックを保持することがなかなかできず、守りの時間が長く続いた。8分にはKP(キルプレー)残り1秒のところで相手の巧みなパスワークに惑わされ4失点目。最後には6人攻撃を仕掛けたが一瞬の隙を突かれ、無人のゴールにダメ押しの1点。1-5で試合終了となった。

インカレの雪辱を果たすことはできなかった。タイトル獲得の夢は断たれたが、今年は1年生の大半が現段階で既に試合に出場しているため伸びしろたっぷりの彼らに期待が高まる。前節の東海大戦をはさんだものの、事実上「東洋大に終わり、東洋大から始まる」そんな一年となった。次なる相手は慶大、5位を死守するためにはここをどう乗り切るかで法政の真価が問われる。大事な一戦となりそうだ。(大森麻子)

 

 

監督・選手のコメント

松田圭介監督

―今日の試合を振り返って
1ピリが全てでした。

―1ピリは終始相手のペースでカムバックできませんでしたが
1ピリに3点取られている時点で考えなければいけないのは、守ることの意味ですよね。それを考えた上で2ピリは試合を展開してほしかったです。ゴール前にスロットという場所がありますが、そこに人をおいても何をしているかわからない。ただつっ立っているだけなんです。パックをいつまでも外に出せずにあたふたしているのが目につきましたね。難しいことはしないでまずは弾いてそこから守るなり攻めるなりすればいいんですけど、パックがゴール前にあってもそこから試合を展開していこうとするので早めにタイムアウトをとってまずは守れということを言いました。

―今日は全体的にシュートにためらいが見えましたが、ターンオーバーを恐れてなのでしょうか
僕もなんで打たないのって思いましたよ。選手たちはパスをつないできれいに決めようとしているように見えましたが、そこでミスが起きたらそれはスコアリングチャンスでは無くなりますよね。ただのパスミスで終わります。選手たちには自分らのやりたいホッケーって何?それって成功してるの?と問いたくなります。極端な話、シュートを100本打てばチャンスも100本ありますが、ダイレクトにシュートできるところでパスをすればそれだけでチャンスは減りますよね。そこでパスミスだってありえますから。そこの選手らの考えを直していくのが我々の仕事なんですけれど。

―5失点中3点がKPでの出来事でした
普段の練習からゴール前の守り方が甘いからでしょうね。PPだって練習ではプレッシャーが来ないから楽々決めてますけど、本番になるとできていないですから。

―選手同士は積極的にコミュニケーションを取っているようでしたが
コミュニケーションを取らせるのが本当に良いことなのかをいまは考えているところです。まずは我々スタッフの言っていることをやってみろ、と言いたい。本当に自分たちだけでやりたいなら勝手にやってろって今後僕が言うこともありえますよね。それは、見捨てるって意味ではなくて考え直すきっかけにしなくてはならないからですよ。

―PPでは積極的に松井選手を起用していました
松井にPPをやらせたら大学内で1、2を争うんじゃないですかね。そんな彼を使わないわけにはいきません。1番頼りにしてるDFでもあるんでね、それに4年生のDFである高橋や今がどう刺激を受けるかです。松井におんぶにだっこでいいのかと。

―次の試合に向けて
一所懸命にやってごらんというところですね。パックキャリアに対しても、今日なんてワンプレー終わったあとがすごく遅いんですよね。基本中の基本をやってくれと言いたい。僕たちはその姿勢を見たいんですよ。

 

FW 松本力也主将

―今日の試合を振り返って
PPで決めることができなかったですね。第1Pで落ち着いてプレーできていなかったので、第1Pで勝負が決まってしまった印象があります。
 
―5点中3点がKPでの失点だったことについて
我慢しきれずに反則になってしまったことが多かったので、もったいなかったです。去年に引き続き今年の春も悔いが残りますね。
 
―タイムアウト時に監督に言われたことについて
立ち上がりに連続で3点入れられてしまったので、気持ちの入れ替えだったりこれからやるべきことを言われました。
 
―相手が3人の時も崩すことができませんでしたが
シュートは打ったんですけど、やはり相手のGKが良かったので、リバウンドの処理などに上手く反応できなかったのはもったいなかったです。
 
―GKを中心とした東洋大の守りについて
GKが良いことは分かっていたんですけど、PPで決めることができなかったのが敗因だと思います。
 
―強豪校との試合で見えた課題は
去年まであまり試合に出てなかった選手たちや新1年生は大学で強いチームの速さや強さに慣れていなかったので、全て受け身に回ってしまった印象がありますね。あと強いチームに対してどれだけ臆することなく戦えるかというのも課題の一つだと思います。でもそれは主将である自分自身を含め上級生のケアが足りなかったので、そこが東洋大との違いなのかなと思います。
 
―第3Pで1点返して流れに乗るかと思われましたが
早い段階で決めて正直負ける気がしなかったんですけど、もう1点取りに行く中で相手に決められてしまって、そこで勝負がついたという印象がありますね。
 
―人里選手に対して特別な意識はありましたか
人里選手は中学校3年生の頃から知っていて、高校も一緒にプレーしていたので、自分たちの代でもトップの選手なのは分かっていました。なので負けたくないという気持ちは常に持っているんですけど、今日の試合でハットトリックを許して、チームも負けてしまったので非常に悔しいです。
 
―この二試合で多く出場した1年生のプレーについて
自分が上から言えることではないんですけど、みんな一生懸命やっているので、あとはこの大会で経験を積んで高校と大学の差に各々気づいて練習に取り組めば、どこの大学の1年生にも劣らないと思います。

 

matsumoto

松本主将はチャンスメイクで存在感をみせた

 

DF 松井洸

―今日の試合を振り返って
立ち上がりから自分たちのホッケーをさせてもらえなかったので、一番悔しい展開になりました。

―東洋に対する印象
相手のホッケーをやって来られて、自分たちが負けたっていうことです。フィジカルがどんどん来て、シュートもどんどん打ってくるホッケーだっていうのが分かりました。なので、これから夏、秋、冬に向けてそれを対策する。そして、自分たちのホッケーが出来るようにチーム作りをしていきたいです。

―5失点した守備について
自分の出てるときに失点したっていうのがチームを悪い流れに乗せてしまったと思うので、自分が出てるからには守り切らないといけないです。練習で一からやり直さないといけないと思います。

―KPで3失点したことについて
KPで3失点っていうのは失点の多いチームって思われてしまいます。そういうのは自分も嫌なので、練習でディフェンスを意識してなかったのが試合に出たと思ってます。これから練習は試合を想定してやっていかなければならないというインパクトを与えられたので、チームで言っていきたいと思います。

―PPで試合に出続けていたがスタミナ面への心配は
正直なところ、辛い部分があります。でも、自分がやらないと駄目なのでスタミナがないとそういう場面で起用されなくなるので、体力の強化しなければならないと思わされました。

―ベンチで監督と会話していたが内容は
シュートを行けるときには行けっていう風に言われました。自分の持ち味を生かせるタイミングで、ということでした。

―自身の持ち味は
シュート、フィジカル、パスが持ち味です。でも、そういう部分が今日はダメだったんで、練習からもっと強化しないとだめなのかなって思いました。

―次への意気込み
5位を狙っていく気持ちでやらないといけないと思うので、5位を取りに行きます。

matsui

 力強いシュートで相手ゴールを脅かす松井

フォトギャラリー

  • nishiguchi2安定した力を発揮する西口
  • numataキレのある動きとスピードが持ち味の沼田
  • suzuki鈴木は泥臭いプレーで競り合う
  • konishi積極的にゴールを狙うルーキー小西(人1)
  • DSC 3496 R貴重な1点を返した西口を祝福するメンバー
  • matsumoto松本主将はチャンスメイクで存在感をみせた
  • matsui力強いシュートで相手ゴールを脅かす松井
 

 

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