アイスホッケー

【アイスホッケー】平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対中大 1回戦 あと一歩… 昨季王者に意地を見せられ無念の逆転負け

平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div I-A
2016年9月19日(土)
DyDoドリンコアイスアリーナ

リーグ戦4戦目。一巡目も折り返し地点に到達するが、オレンジシールズは未だ白星をつけられずにいる。そんな中今回の対戦相手は、昨年度公式戦で無敗という偉業を成し遂げ、三冠を手にした中央大学だ。これまでは第1ピリオドで大量失点を喫し、法政らしいプレーを見せることができぬまま3連敗となった。今日ここで悪い流れを断ち切り、しっかりと次につなげたい。

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ゴール後喜ぶ選手たち

試合結果

トータル試合結果

3
(33)
1(7) 1P 1(24) 6
(61)
1(15) 2P 0(10)
法政大学 1(11) 3P 5(27) 中央大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
中大 1 04:34 64 松沢健也 9 木場優樹 3 松浦大貴
法大 1 09:09 11 西口開羅 29 石田和哉
法大 2 19:15 13 松本力也 11 西口開羅 76 田畑秀也
中大 3 00:53 65 蓑島圭悟 26 坂本颯
法大 3 03:06 23 沼田翔 81 工藤将一郎
中大 3 08:12 23 乾純也 26 坂本颯 65 蓑島圭悟 PP
中大 3 12:50 61 桶屋樹生 16 脇本直迪 83 小野光太郎  ─
中大 3 16:29 23 乾純也 26 坂本颯  ─
中大 3 17:25 64 松沢健也 9 木場優樹 EN

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 81 工藤将一郎 71 阿部拓斗 23 沼田翔 3 高橋魁人 2 今将駿
2 47 佐藤佑亮 48 小西遼 C 13 松本力也 14 松井洸 4 福島勇啓
3 19 三田村哲平 A 11 西口開羅 29 石田和哉 76 田畑秀也 18 川上朝日
4 A 92 大野峻丈朗

80 澤口迪弥

10 鈴木翔弥 7 上村光輝 27 小堀健祐

※GKは#25久保田雄樹が出場。控えに#33伊藤崇之。

 

戦評

開始4秒でPK(ペナルティキリング)となった法大。続けて1分にもペナルティを取られ3on5の数的不利状態に陥る。さらにもう1人がペナルティを取られ、抜群の攻撃力を持つ中大相手に約4分間を3人で守り抜いた。しかしその安堵からか5人に戻ったのち、ロングシュートのリバウンドを叩かれ先制点を許してしまう。ここまでの3連戦も全て先制点を献上し相手のペースにのまれていた法大、変わらなければいけないことを最も実感していたのは彼ら自身だった。キャプテンの松本力也(人4)を中心にチーム一丸となってゴールへ向かっていく。カウンターにもしっかりと対応。まずは守りからリズムを作り、攻撃のチャンスを静かにうかがっていた。そうして9分、よろけながらもつないだ味方からのパスを受け取り、西口開羅(法3)がゴール。中大攻略の突破口を開く。その後は中大の猛攻に出くわすもGK久保田雄樹(法4)の度重なるビックセーブで追加点を許さず、同点のまま第1ピリオドを終えた。

続く第2ピリオド。石田和哉(営2)の激しいチェックや、佐藤佑亮(人2)が相手のパスコースに割って入りパックを奪うなどファインプレーも多く見られ、じわりじわりと流れを自分たちの方へ引き寄せた。相手のミスを誘いPP(パワープレー)になると、ブルーラインに陣取った松井洸(法1)、川上朝日(法3)、福島勇啓(文1)らDFが次々にミドルシュートを放ち積極的に攻撃へ参加する。第2ピリオドも残り1分を切ったところ、長い時間を費やしようやく得点を決めたのはやはりエース・松本だった。こうして2-1で1点を先行したまま最終ピリオドへ。
 
昨年度無敗で文句なしの三冠を達成した中大から白星を奪うまであと少し。勝負の第3ピリオドが始まった。開始早々ゴール右隅にワンタイムでシュートを沈められて同点に追いつかれてしまう。が、そのおよそ2分後、Aゾーンからのフェイスオフで工藤将一郎(法2)が取ったパックがゴール前へ転がると、沼田翔(法2)がすぐさま反応して叩き込むミラクルゴール!勝ち越し点を挙げた。ここまでは互角の戦いを見せシーソーゲームを繰り広げていたものの、中大の意地を見せられ1点また1点と失点を重ねてしまう。6人攻撃をしかけるも返り討ちをくらい、エンプティゴールを許すなど最終的には第3ピリオドだけで5得点を挙げられ突き放されてしまった。
 
とはいえ、4強の一角相手にここまでの健闘を見せたこの試合は、リーグ戦4連戦を通して最も良い内容の試合だったといえるだろう。今日の第1セットはリスクを負ってまで攻めることはせず、マイナスで終わらないようにするという役割を果たしていた。それは大学屈指のスタープレイヤーが集まる中大の第1セットを確実に抑えることを目的としていたという。そういった意味ではその役割をしっかりと果たしていた沼田、工藤らのプレーは確実に次につながるものだった。「5人で攻めて、5人で守る」を体現したこの試合は結果はどうあれ、選手らの次への大きな自信となったであろう。経験・実力ともに長けたキャプテンの松本や、松井・川上ら勢いのあるDF陣も揃っている。ここからは、慶大・日大・日体大と 絶対に落とせない3連戦が続く。今日の試合の気づきでもあるように、しっかりと立ち上がりで守りのリズムをつかみ、取りこぼすことなく確実に勝ち点を稼いでいきたい。(大森麻子)

 

監督・選手コメント

松田圭介監督

―今日の試合を振り返って
試合全体を通して、やることが明確になっていて一生懸命プレーしている姿を見ることができたし、特に立ち上がりのKPをよく防いでたなと感じています。 

―特に第1、第2ピリオドは守りからリズムを作っていたが
そうですね。守ることが絶対的に必要なので、コンパクトに守ってブロックショットをして、そこからいい形でつないで攻めていこうと言ってました。そしてスペースがあったら前へ走るシンプルなホッケーでいいからと選手たちに伝えて送り出しました。
 
―前節は第1ピリオドで5失点、修正した点は
その部分はこのままじゃだめだと選手たちが感じたんだと思いますね。
 
―第3ピリオドで5失点した原因は
やっぱり集中力ですね。すごいタフに戦っていたので、どこかで(集中力が)切れるだろうなと思って見てましたけど、絶対に試合中に切れてはいけないし、最終的には一番やってはいけないプレーをしてしまいましたね。GKも必死になって守ってくれていたし、GKのせいじゃないんですけど2失点は不要だったかなと思います。
 
―この試合からGKは久保田選手が先発でしたが
伊藤がここ数試合失点が続いていたし、久保田も普段から一所懸命練習しているので、チームの流れなどを見てこの試合は久保田に任せようと思いました。
 
―四強との対戦を終えて
非常にもったいない試合が続いていたなという印象ですね。でもこれは試練というか、要はみんなが勝ちたい気持ちを持っているのか、一人でも
浮ついている選手がいれば勝てないので。今の法大にはチームとして戦うことができていないから、何かあったときに何もできないチームだと感じていますね。個々の選手の能力は優れているだけにチームになれないのが我々の最大の欠点なので、そういう意味では第3ピリオドまではグッドチームだったなと思います。そこからもう一段階がんばれるようなチームになるためには一皮、二皮じゃ足りないと思うので、それ以上むけるぐらいやらないといけないですね。
 
―次の慶大戦に向けて
いつも言っていますが、絶対に負けられない試合です。我々よりも順位が上のチームなので、そこに照準を合わせてまたやっていきたいと思います。
 

FW 西口開羅

―試合を振り返って
いつもなら必ず1Pかが失点から始まる悪い流れでした。今日はまず、1Pは0-0でもいいからという気持ちで臨みました。1Pをいい形で終えられたら、僕らはどの相手でもいい試合をできるので、勝ち試合を逃したという感じです。

―序盤の数的不利を無失点で抑えましたが
最初は流れ乗るために反則をしないでやることが大切でした。ただ、ああいう形で3人が入ってしまいました。でも、ベンチではここさえ守れれば流れはおのずと来るというのが経験的に分かってました。ここさえ守れば大丈夫だという思いで、みんな守り切れたので良かったと思います。

―相手に当たっていく場面がチームとして多かった印象です。意識の共有は
フィニッシュチェックすることで相手は嫌がるし、モチベーション的にも当たってる方が足も動いてると思います。フィニッシュチェックをちゃんといこうという話はしてました。

―3Pで5失点した原因は
3Pは相手のPPから始まって、すぐに入れられてしまいました。そこでの失点が一番痛かったです。そのあとはこっちが入れて、でもすぐに入れられて。僕らは点を入れた後にすぐに入れられるというのが多いので、改善できればどこの相手にもいい勝負ができ、勝利を挙げることができると思います。

―セットを組み替えたことによる変化は
今日の1セット目は3セット目の役割をしていて、相手の1セット目を抑えることができればという思いでした。基本的に3セット目の人が1セット目の人を抑えることができれば、おのずと勝てるようになります。1セット目が相手の3セット目に負けることはないですし、2セット目はこっちの方が強いですから。3セット目が今日は相手の1セット目を抑えることができたというのが良かったと思います。ただ、反則が多くて、いいリズムをそこで崩してしまうのがだめなところだと思います。

―反則というのは意識していても出てしまうのか
今日は運に見放されて、取られたというのはありましたね。これは反則だというものもありましたけど、これは相手の選手もやってるよねという程度のものもあったので、運ですね。

―1点目のゴールを振り返って
相手のターンオーバーみたいな形で哲平が転びながらパスくれて、ゴール前向かおうかなと思いました。でもディフェンスが迫ってきたので、切り返して、後は感覚的にゴールはあの辺りだなと。ディフェンスと被っていたので肩口にいけるかなと思って打ったら案の定入ったって感じです。

―4強との試合が今日の試合で終わりましたが
これまでの3戦は1Pの大量失点から始まって僕等の負け試合になってました。でも1Pさえ良ければ、対抗ができるというのが、春制してるチームに今日は証明できたと思います。2巡目では1Pを大切にして頑張りたいです。

―次に向けて
まだ勝ってないので、3連勝して2巡目を迎えられるようにやっていこうと思います。

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1点目を決めた西口

 

GK 久保田雄樹

 ─今日を振り返って
3Pの内容が悪かったですよね。1P2Pの内容でやれていたら今日は負けなかったと思います。

─GK目線から見た反省点は
横に振られて失点してしまうのが3Pは多かったので、自分自身途中から意識はしたんですけど改善できなかったのが反省です。入れられるようなシュートじゃなかったのに止められなかったのは僕のせいです。

─今回の試合から先発出場となりましたが
前回の試合の途中から交代で出させてもらったんですけど、監督やコーチからはいつでも出れるように準備しろと常日頃言われていたのでこのまま今後も続けて出れるように頑張っていきたいですね。

─この3連戦、コミュニケーション不足を敗因にあげる選手が多かったですが
それは今日も同じことが言えますよね。せっかく1P2Pは今までの反省をいかして積極的にコミュニケーションをとったりできていたのですが、3Pで連携が悪くなっていってしまいました。法政は詰めが甘いのでそれができていれば絶対に勝てると思うんですけどね。

─負けてはしまいましたが今日は価値ある一戦だったと思います
そうですね、いままでは立ち上がりが悪くて1Pで大量失点してそのままの流れを引きずって負けてしまうことが多かったので。その点今日は2Pまでの流れはすごくよかったので、3Pまで集中力を切らさないことを課題にして今後の試合に臨みたいです。立ち上がりを大切にすれば強いチームとも互角に戦えるというのは今日でみんなわかったと思うので、あとはそれを忘れないようにいることが大事ですね。

─次の試合へむけて
このあとの3連戦は絶対に負けられないですし、勝つだけじゃなく内容が重視される試合になると思うのでやはり立ち上がりを大切にしていきたいって思いますね。それがチームに浸透すれば2巡目また格上のチームと戦うときも勝つことができると思います。

 

kubota R スーパーセーブを連発した久保田(右)

フォトギャラリー

  • DSC 0179 Rゴール後喜ぶ選手たち
  • nishiguchi R1点目を決めた西口
  • kubota Rスーパーセーブを連発した久保田(右)
  • DSC 0097 RPPのチャンス、積極的にゴールを狙う
  • konishi Rゴール前へ詰めるルーキーの小西
  • tabata RDF田畑も攻撃参加
  • numata Rフェイスオフ直後にゴールを決めた沼田
 

 

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