準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対早大2回戦 「泣きそうでした」先制許すも要所で勝負強さ発揮し逆転勝利!!4年生は第3戦をもって引退へ

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対早大2回戦
2019年10月20日(日)
早大東伏見グラウンド

東京六大学秋季リーグ戦最終週。第1戦は黒星スタートとなった法大。昨季優勝争いの末、目の前でタイトルを譲った早大へ雪辱を果たすべく挑んだ第2戦。先制こそ許したものの、4、5回にそれぞれ1得点し同点に追いつく。8回には2死満塁の場面で代打出場の鎌田航平(社3)が四球を選び、押し出しで勝ち越しに成功した。

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勝ち越しのホームを踏んだ堀を迎える選手たち

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
早大 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 3 3
法大 0 0 0 1 1 0 0 1 × 3 5 2

(法大) 湯浅、前芝、○尾崎−乘松、渡邉
(早大) 田中爽、●前田-吉田

盗塁:大石智(5回)

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球
1 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 4 1 0 0
2 (6) 大石智貴(経4) 静岡 4 0 0 0
3 (7) 堀皓貴(社4)  鳴門 3 2 0 1
4 (9) 佐々木勇哉(社4) 花巻東 3 1 0 1
5 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 2 0 0 0
  3 中川大輔(社3) 日大三 1 0 0 0
6 (4) 海津裕太(経4) 日本文理 2 0 1 1
  2 渡邉慶輝(現2) 上田西
7 (2) 乘松幹太(現4) 新田 3 0 0 0
  4 鎌田航平(社3) 鳴門 0 0 1 1
8 (1) 湯浅創太(経2) 國學院久我山 1 0 0 0
  1 前芝航太(営2) 法政二 1 0 0 0
  PH 大石悠月(経3) 静岡 1 0 0 0
  1 尾崎海晴(社3) 鳴門 1 0 0 0
9 (8) 伊藤滉章(社4) 新居浜西 2 1 0 0
※通算打率は対戦カード終了時に掲載致します。

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
湯浅  4 2 4 3 2 2.13
前芝 3  1   3   1   0   0.57
尾崎 2 0  2   0  0  3.08

 

戦評

 第1戦敗戦により後がなくなった今季最終カードの早大戦。昨季優勝を目前にして、まさかの2連敗を喫した因縁の相手に対し、第2戦はその雪辱を果たすかのように、勝負所での泥臭さが光った試合展開となった。

 先発のマウンドに上った湯浅創太(経2)は、2回までを三者凡退に抑える好投を見せるも3回に捕まる。先頭から右中間への二塁打を許し、その後1死一、三塁でスクイズを決められ先制を許した。4回にも1死から四球、安打、四球と3者連続で出塁されると、今試合2度目のスクイズを決められ、小技を絡めたプレーで早大に追加点を許した。
 
 追いつきたい法大打線は4回、先頭の3番堀皓貴(社4)が敵失で、4番佐々木勇哉(社4)が四球を選び出塁。5番土倉徳(社4)が犠打で送り、1死二、三塁の好機を作る。次打者の海津裕太(経4)が少し押され気味だったものの、三塁線へ転がるスクイズを決め走者堀が生還。5回にも途中交代した前芝航太(営2)が引っかけるようにしてスイングした打球が、二塁手の敵失を誘い出塁。9番伊藤滉章(社4)が犠打で送り、2死まで追い込まれた中で2番大石智貴(経4)の放った打球が、二塁手に捕球されるも手元からポロリと落ち敵失に。この間に前芝が帰り、同点に追いついた。
 
 5回以降は前芝と2日連続の登板となった尾崎海晴(社3)が流れを渡すことなく、早大打線を無得点に抑える好投を見せる。勝ち越しのチャンスは8回に訪れた。先頭の大石智が空三振に倒れるも、後続の堀、佐々木が2者連続で安打を放ち出塁。5番中川大輔(社3)が進塁打に終わったものの、海津が四球を選び2死満塁の好機をつかむ。ここで、代打として鎌田航平(社3)が打席に立つ。高揚した場面で鎌田はじっくりとコースを見極め、フルカウントの末に四球を選択。押し出し四球でこの回勝ち越しに成功すると、最終回は尾崎が三者凡退でぴしゃりと締め、試合終了。勝負は第3戦へ持ち越された。
 
 「泣いても笑っても今のチームメイトとできる最後の試合なので」(堀)。チーム始動から約一年。辿ってきた軌跡には、喜びよりも「悔しい」という感情が色濃く残っているはずだ。堀政権の終止符は笑顔で。最終戦に勝利し、4年生の引退に花を添えたいところだ。

(記事:梅原早紀、写真:磯田健太郎)

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海津のスクイズ成功が反撃の狼煙となった

選手インタビュー

堀皓貴

ー今日の試合を振り返って
そうですね、泣きそうです(笑)。とにかく直属の後輩である尾崎が、昨日登板したにも関わらず無理をして投げてくれたことと、鎌田が途中出場で結果を出してくれたことが本当に嬉しかったです。後輩が頼もしくなったなと思える瞬間でした。ついつい本塁を踏むときに叫んでしまいました。
 
ー打席へ立つ鎌田選手に三塁からしきりにジェスチャーと声かけをしていたが
高校の時から鎌田のことはずっと見ていて、打撃不振の時などはアドバイスをしたりと一緒にいる時間が長い分、鎌田のことはある程度分かっていました。なので打席に入る前に確認できることはしっかり伝えないと後悔すると思ったので、そのつもりで塁上から声を出しました。
 
ー具体的にどのような意図だったのか
とにかく鎌田の悪い癖として、顎が上がってしまったりヘッドが下がったりしてしまったりするので、それを伝えたかったのとカウントが2ストライク3ボールになれば打者の方が有利になるので、ある程度リラックスして打席に立って欲しいという思いがありました。
 
ー両校失策など守備の乱れがあった中で考えていた攻撃方法は
昨日も、少ないチャンスをものにすることができなかったのでミーティングの際に「第2戦も少ないチャンスにはなるだろう」という話を全体にしました。その中で今日は昨日と異なり、3点取れたことがよかったです。昨日の反省を生かして得点圏に走者がいた時にしっかり点をとることができたことが大きかったです。
 
ー自身の打撃について
明大戦と立大戦で死球を当てられてしまい、ちょっとボールが怖かったのですが、最後はそんなこと言っている場合じゃないと思いました。そしてボールに向かっていくことができたのでよかったです。調子自体はあまり悪くはないのですが、ここ最近安打が出なかったこともあり消極的になっていました。それでも今日は積極的に打ちに行こうと思い、ヒット2本とも早いカウントから打って結果を残せたので、明日も積極的に頑張りたいと思いました。
 
ー今年度最終戦となる第3戦へ向けて意気込みをお願いします
泣いても笑っても今のチームメイトとできる最後の試合なので、なんとか勝って終わりたいと思います。そして、後悔しないことと、みんなが最後笑って引退できることがベストだと思うので、頑張ります。

海津裕太

ー今日の試合を振り返って
一日ですが引退が伸びたので、それが嬉しかったですね。
 
ー早大の印象は
(全日で)全国制覇していますし、走攻守揃っていて、強いの一言です。
 
ースクイズの場面、打席に入る前に考えたことは
二、三塁だったので、最低でも外野フライを打とうと意識してはいたのですが、(本間隆洋)監督からも「カウントによってはバントで行く」という話があったので、サインが出て一発で決めれたので良かったですね。
 
ー8回には打席に入る前に本間隆洋監督から声をかけられていたが、どのようなお話を
「甘い球が来たら思い切り行け」というシンプルな言葉でしたが、その言葉のおかげで2ストライクから粘り切れたので大きかったと思います。
 
ー守備ではセカンドライナーを好捕したが
僕がエラーで出したランナーなので、捕れてよかったということにつきます。
 
ー今季は二塁に加え一塁も守っているが、ご自身として思うことは
ファーストっていうのは人生で本当に初めてでしたが、大学4年生の最後の年に新しいことをやるっていうのは新鮮で楽しいという思いもありますし、いつファーストで出るか分からないので、準備は怠らないようにしています。
 
ー4年生とプレーできるのもあと少しだが、何か思うこと
法政の仲間とできるのが最後というのもありますが、6歳の時から14年間やってきました野球が明日で最後という思いもあります。
 
ー今季最終戦に向けて一言お願いします
『ONE FOR ALL,ALL FOR ONE!』。以上です!ありがとうございました!

伊藤滉章

ー今日の試合を振り返って
負けたら自分たちは引退だったので、とにかく勝てて良かったです。
 
ー早大の印象は
中軸のバッティングがすごいというイメージがあったのと、ピッチャーも良くて、なかなか点数は取れないと思っていて、手強い相手だなとは思っていました。
 
ー今季初のスタメン起用だったが
試合当日にキャプテンから「(スタメンで)行くよ」と言われました。少し緊張はしましたが、試合に出る準備はできていたので、試合にはすぐに入っていけました。
 
ー打撃でも1安打を放ったが、打席で意識したことは
ヒットを打った打席は追い込まれていたので、必死に食らいついていこうという意識はありましたね。
 
ー中堅の守備でも軽快な動きを見せたが
バッティングがダメなら守備で貢献しようとは思っていて、今日はミスなくできました。
 
ー早大相手に逆転勝利ということはやはり大きい勝利だと感じるか
めちゃくちゃ嬉しかったですね。僕らが4年生になってからはずっと早稲田に負けていたので、なんとか一矢報いたいとは思っていたので、本当に勝てて良かったです。
 
ー4年生とプレーできるのもあと少しだが思うことは
やっぱり4年生になってからが自分にとっても1番楽しくプレーできましたし、その仲間たちと野球ができるのもあと1試合というのは残念ではありますが、あと1試合、結果を気にせず全力で楽しみたいと思います。
 
ー今季最終戦に向けて一言お願いします
自分が出れればチームに貢献したいという気持ちで頑張りたいですね。

フォトギャラリー

  • maeshiba R前芝の好救援で試合を立て直した
  • oishitomo R守備の要としてチームに欠かせない大石智
  • itou R今季初スタメンで安打を放った伊藤
  • sasaki R不動の4番佐々木は1安打を記録
  • kaidu R海津のスクイズ成功が反撃の狼煙となった
  • hori R主将堀は2安打を放ち、塁上でチームを鼓舞した
  • horie R3回に内野安打を放った堀江
  • ozaki R尾崎が試合を締めくくった
 
 
 
 
 

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