バレーボール

【バレー】第68回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 トーナメント4回戦 対中大 力及ばず敗戦…ベスト16でインカレを終える

第68回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会
2015年12月4日(金)
駒沢体育館

大会4日目。会場を駒沢体育館に移し行われたトーナメント4回戦。対するは昨年の覇者であり、リーグ戦春秋連覇を果たしている中大。第1セット中盤まではリードする展開になるも、その後は逆転を許しセットを先取される。盛り返したいところではあったが、続く2,3セット目も奪われ万事休す。セットカウント0-3のストレートで敗れ、今大会をベスト16で終えた。

2
このチームで戦う最後の試合となった

試合結果

トータル試合結果

0
法政大学
21 1セット 25 3
中央大学
14 2セット 25
12 3セット 25
4セット
5セット

法政大学スターティングメンバー

背番号選手名学部/学年ポジション
2 小粥圭祐 営4 MB
10 藤本幸運 営3 WS
1 長谷川優太 法4 S
4 田中尚 法4 MB
14 榎本京祐 法2 WS
3 千住治 営4 WS
19 小林慎平 営2 L
※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ 
途中出場選手
背番号選手名学部/学年
6 進藤涼 文3
11 伊藤正義 法3
 

戦評

 第1セットは中大のエース、石川祐希のサーブで幕を開ける。1点目は相手のスパイクが決まり得点を許すが、サーブミスなどが続き、5-3と法大がリードする展開に。しかし両校ともミスを連発し、シーソーゲームにもつれ込む。その流れを断ち切ったのは田中尚(法4)のクイックだ。続いて榎本京祐(法2)もブロックを決め、4点差をつけたところで中大がタイムアウトを取る。それでもまだ相手に流れを渡さない。14-9のところで、長くつないだラリーを千住治(営4)がスパイクで決め、チームを盛り上げる。しかし直後に長谷川優太(法4)のサーブミスで得点を奪われ、連続失点。勢いに乗ってきた相手に法大はたまらずタイムアウト。それでも中大の猛攻は止まらず、ついには逆転を許し19-22と3点差にまで広げられる。そこでピンチサーバーとして伊藤正義(法3)、ワンポイントブロッカーで進藤涼(文3)がコートに入る。すると進藤はブロックを決め、チームが活気を取り戻す。だがそれでも追いつくことはできず、21-25でこのセットを落とした。

5
左から藤本、進藤、田中の3枚ブロック

 続く第2セット。中大に3連続得点を許したが、法大もスパイクを決め、粘りのプレーを見せる。それでも5-4の場面で4連続失点を喫してしまう。タイムアウトを取るが、差は埋まらない。10点差がついたところで、乱れたボールを榎本と小林慎平(営2)がまさかのお見合い。不運なミスが起きる。その後、千住の攻撃が決まり得点するも、最後まで大差を埋めることはできず、14-25と連続でセットを奪われる。

 後がない第3セットは相手のサービスエースから始まる。田中や小粥圭祐(営4)の攻撃で得点を重ねていくが、勢いに乗れない。そんな中5-7の場面で法大がサーブミス。直後に6連続失点。8点まで点差を広げられてしまう。果敢にスパイクを打って食らいつこうとするも、流れは完全に中大に。ブロックアウトやサーブでもミスがあり、攻撃が決まらない。榎本がスパイクを決めて巻き返しを図るが叶わず。最後も中大のサービスエースが決まり、12-25。セットカウント0-3で幕を下ろした。(安藤優花)

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力を出し切った法大

監督・選手コメント

濱口純一 監督

-4年生にとって最後の試合となりました
1セット目の中盤までは狙い通りサーブで攻めてつないでいく、というかたちができたんですけど、向こうのサーブに押されてこっちがミスをしてしまったかなと。1セット目が大きなポイントでした。

-インカレを通して、サーブで攻めることができていたと思いますが
大会に入ってから選手たちもそこは意識していました。戦略としては良かったのですが、今日は逆になったかなと。

-大会を通して、4年生の様子は
良い状態でしたね。練習もしてきましたし、結果的には最後の試合は惨敗してしまいましたが、大会への入り方は間違えていなかったと思います。今年は試合に対してのミスは少くなってきたと思っているので、それを来年以降も継続していければと思います。

-今年はコンビバレーがテーマでしたが
春リーグと東日本、秋リーグと戦ってきたしたが、最後はインカレベスト16ということで昨年は上回れたと思うので、そこに関して良かったですね。長谷川や田中など1年生の時から試合に出ている選手もいたので、大学バレーのキャリアとしてはあり、人数が少ない学年ではありましたがまとまってやってくれたと思います。

-長谷川選手が今年のチームの中心でしたが
大学に入った当初は高校生のトス回しだったのですが、下級生の頃に厳しい練習を積んでいましたね。3年生の秋ぐらいから良いトス回しや配分ができていたと思います。このまま大同特殊鋼(Vチャレンジリーグ)で続けるので、そういう意味では良いセッターでした。本人の頑張りもあったと思いますが、そういうふうに育てられたかなと思いますね。彼が1年の時は平良(俊介・平24年度卒=現東京ヴェルディ)であったり、2年の時は村上(竜也・平26年度卒)など特色のあるセンターが法政に多かったので、しっかり練習積んだことで、選手が求めているトスを上げられるようになったかなと。田中に関しては高校の時からコンビを組んでいますし、4年生になってからは彼らのコンビで何回も助けられていました。今年はU23に選ばれ世界に行ったことによって、日の丸付けて大会に出るという意識であったり、Vチャレンジリーグでバレー続けるということの大事さが分かってきたのかなと思いますね。

-田中選手も長谷川選手とともに、下級生の時から試合に出場していましたが
田中は身長が182㌢ということで、他の1部の大学では身長が180㌢台のセンターはあまりいないと思いますが、試合中もハードワークをこなしトータル的な技術の向上が非常に素晴らしかったと思います。

-千住選手も攻守にわたり活躍していましたが
リベロの小林とともにサーブレシーブをしてくれていました。サイドのパスヒッターとしてはリーグを代表する選手だったと思います。

-ムードメーカーとして、小粥選手の活躍は欠かせなかったと思いますが
小粥は試合に出たり出なかったりということで、苦しい4年間だったと思いますが、持ち味であるブロードだったり片足のCクイックであったり、あとはムードメーカーとしてチームを盛り上げてくれていましたね。彼は4年生になってから伸びたと思います。

-佐久間主務も3年次からチームを支えていましたが
縁の下の役割をしてくれて、チームが円滑にいけるように色んな業務をやってくれました。彼も本当は最後試合に出たい、ということもありましたけど縁の下の力持ちとして、嫌なこともやってくれました。学年は5人しかいなかったので、まとまって一人一人の役割をやってくれたんだと思います。

-4年生の4年間を振り返って
4年生の最後の挨拶と時でも言いましたけど、僕が監督になって初めて来た新入生だったので、下級生の時は厳しいことも言ったりはしました。その分、1部に上がってリーグ戦では4位になったり、インカレではベスト8に入ったりなどもあれば、負けてしまったり浮き沈みがある激動の学年でしたね。最後、2部に落ちてしまいましたけど、メンタルの部分で悪いときにどう立て直すかというとこを、ゼロから、常に言っていますがチャレンジャーとして捉えていけるように体制を立て直すことが僕の仕事だと思います。

-来年では、メンバーもかなり変わると思いますが
新入生にどういう選手が入ってくるかは未知数なので、今いる選手がどれぐらいやれるかという感じですね。今の段階だとある程度のレベルにあるのは小林君ぐらいで、あとは団子状態なので日々の練習とかで実力を付けていって、誰が出ても遜色ないチームにしたいですね。

-最後に改めて4年生に向けて
バレーを続ける選手辞める選手いますけど、ここで培ったことや学んだことを振り返って、「あのときは…」と思えるような人生にしてほしいなと。今は終わった、という感じだと思いますが、また新たなスタートだと思いますので、頑張ってくださいと伝えたいです。

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コートから選手たちを見つめる濱口監督 

藤本幸運

-今日の試合を振り返って
相手が強かったのもありますし、自分らのミスで負けたというのもあります。

-試合前に話し合ったこと
キャプテンから「楽しんでいこう」という話がありました。

-今日のご自身の調子は
(第1セットの)リードしていたところで自分のミスでやられてしまったので、調子的には良くはなかったです。

-サーブが狙われる場面もありましたが
相手もデータを取っていて、自分がセッターへのキャッチがあまり上手くないというのは分かられていたので、練習不足かなという感じです。

-全カレを振り返って
今年1年の集大成ということで、4年生と最後に楽しくプレーできたのはとても良かったと思います。

-引退される4年生の存在
5人いて、みんなそれぞれ特徴があって面白い先輩たちでした。来年は自分らが今の4年生を見習って引っ張っていけるように頑張りたいと思います。

-4年生へのメッセージ
卒業してバレーする人もいれば、しない人もいるんですけど、続ける方はこの悔しさを糧に頑張ってほしいです。

-来年は最上級生となりますが、どんなチームにしていきたいか
まずは1部に上がることです。今年は(長谷川)優太さんが上手くて、それでスパイカーが打てていたというのがあります。来年は抜けてしまうので、基礎練習からも頑張っていきたいと思っています。

-来年に向けて
最上級生になるので自分らがリーダーシップを発揮して引っ張っていけるように頑張りたいです。

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二段トスを上げる藤本 

小林慎平

-試合を振り返って
相手が強いので、とにかく全力を尽くすようにしましたね。1セット目はとりたかったんですけど、あれがうちの実力かなと。でもやっぱりもったいなかったですね。

-第1セットでは安定したレシーブを見せていました
でもやはり、自分自身はあまり納得していないですね。もうちょっとやれた部分もあるかなと振り返ったらあります。

-2セット目では序盤からリードされる展開となってしまいました
自分の1本目のサーブカットが入らなかったのが原因だと思います。

-2セット目の後半では、自身のミスから失点するシーンもみられました
やっぱり、周りが焦り始めて自分もつられてミスをしてしまった感じですね。あとは、相手に押されている場面で安定したプレーができなかったことが原因だと思います。リベロとして、最後まで周りに影響されず、ちゃんとしたプレーをすることに心がけないといけないということがわかったので…。そこが負けてからの収穫かなと思いましたね。

-「全力を尽くすようにした」とおっしゃいましたが、実際試合では全力を尽くせましたか
できました!

-ベスト16という結果についてはどう思いますか
中大に負けて失うものは何もなかったんですけど、国士舘には勝とうと思っていて全力でいきましたね。去年の成績も越せて(昨年は大東大に敗れ2回戦敗退)、勝つべきところで勝てたので、一番いい結果に終わったんじゃないかなと思います。

-1年間を振り返って
春は残留できたんですけど、やっぱり秋リーグに向けてどのチームも調整してきていました。それで秋は2勝だったんですけど、入れ替え戦にまわっちゃいましたね。一年間振り返ると「甘くないぞ」と言われたような感じがしました。でも、その経験を来年に生かしていきたいと思いましたね。

-来年に向けて
春の高校バレーが終わったらすぐに(新入生が)練習に来て、そうなると僕たちが上級生になるので、もう一度チーム一丸となって、基礎からやり直せたらなと考えています。

-4年生の方々に向けて
今までお世話になりすぎました!今後も頑張ていきます!

6
相手のスパイクをレシーブする小林

榎本京祐

-今日の試合を振り返って
1セット目の入りはかなり良かったんですが、最後相手からのサーブの後に、サイドアウトをあまり取れなくて、1セット目の最後の悪い流れのままずるずると2、3セット目に入ってしまったので、良かったのは最初だけだったかなと思います。

-中大の印象は
中大はリーグ王者でもありますし、かなり強くて、つなぎもそうですしサーブでも攻めてきました。多少ミスはあったんですが攻める姿勢というのはかなり感じられたので、自分たちもそこをしっかり、攻めるところは攻めていきたいなと思いました。

-第1セットでは中大をリードする場面もありました
自分たちは中大戦にチャレンジャーという気持ちで臨んでいたので、そういう辺りがリードにつながったんじゃないかなと思います。

-第1セット中盤に中大に逆転されてからはチームでどのようなお話をされましたか
流れをしっかり取り戻して、気を抜かずにいこうという話をしました。

第2セット以降徐々に調子を崩されたように見えましたが
完全にこちらが押されている側だったので、押されると自分たちが弱気になってしまって、自分も攻められなかったので、攻められなかったことは後悔しています。

-4年生とともにプレーする最後の試合となってしまいました
自分は春季リーグからスタメンに入らせていただいて、4年生には試合中に色んな声をかけていただきました。感謝の気持ちをプレーではあまり表すことができなかったかもしれないんですが、上手く言葉では表せないくらい、4年生には感謝の気持ちでいっぱいです。

今大会を振り返って
今大会はグループ戦から始まったんですが、初日は体育館にも慣れていなくて、自分の良さを出せませんでした。でも、日を追うごとに徐々に自分の調子が出てきて、このまま中大戦も頑張っていこうと思っていたんですが、中大戦では中々自分の良さが出せませんでした。結果的に中大に惨敗という形になってしまったので、春季リーグは2部スタートなってしまうんですが、春までにしっかりまた新たなチームを作って、自分もレギュラー争いに参加するような気持ちで頑張りたいです。

今年1年を振り返って
2年生からスタメンという形で起用していただいて、不安なところもあったんですが、山田コーチや濱口監督にかなりお世話になって、練習をたくさんしてきたので、今年はかなり良い経験になったと思います。

今年1年を通して得られた収穫や課題
自分はオポジットでライトの攻撃をしているんですが、ライトの攻撃は今年はかなり良くなったんじゃないかなと思っています。終盤追い上げられたときに、自分の持ち味が出せないところや切り返せないところが自分の今年の課題です。

来年度からは上級生になられますが
3年生になると色々な責任やプレッシャーもかかってくると思うので、来年は上級生らしく、しっかり後輩の指導などもしながら頑張りたいと思います。

来年度に向けて意気込み
来年は2部スタートになってしまうんですが、秋季リーグですぐに1部に戻れるように、春までの期間しっかり頑張っていきたいと思います。

4
今年躍進の榎本


4年生のコメントはこちら

フォトギャラリー

  • 2このチームで戦う最後の試合となった
  • 9抜群のトスワークでチームを勝利に導いてきた長谷川
  • 3今年、大車輪の活躍を見せた田中
  • 8要所で決めた千住
  • 10ブロード攻撃を仕掛ける小粥
  • 1必死にボールに食らい付く
  • 12豊富なスタッフ陣(左から吉田康伸部長、辻主税トレーナー、佐久間敬介主務、山田快コーチ、濱口監督)
  • 131年間の集大成
 

 

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