バレーボール

【バレー】2016年度春季関東大学男子バレーボールリーグ戦 1部2部入替戦 対専大 必死に食らいつくも敗戦…惜しくも昇格ならず

2016年度春季関東大学男子バレーボールリーグ戦 1部2部入替戦
2016年5月28日(土)
駒澤大学玉川キャンパス体育館

春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦で優勝を果たし、迎えた入替戦。対する相手は1部リーグで全敗を喫した専大だ。第1セットは終盤で逆転され惜しくも落としたが、2セット目で取り返す。ここから巻き返しを見せたかったが、連続得点を許すなど3、4セット目をものにすることができず敗戦。惜しくも1部復帰は叶わなかった。

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昇格の機会は秋に持ち越しとなった

試合結果

トータル試合結果

1
法政大学
25 1セット 27 3
専修大学
25 2セット 21
20 3セット 25
26 4セット 28
5セット

法政大学スターティングメンバー

背番号選手名(学部/学年)ポジション
9 榎本京祐 (法3) WS
10 石ケ森智哉 (営3) MB
26 伊元幸正 (営1) WS
4 緒方賢史 (法4) WS
1 進藤涼 (文4) MB
29 西田寛基 (営1) S
14 小林慎平 (営3) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

途中出場選手

背番号 選手名(学部/学年)
6 伊藤正義 (法4)
12 神谷翔 (法3)
21 渡邊和馬 (文2)

戦評

 惜しくも全勝を逃したものの、10勝1敗でリーグ戦の優勝を果たした法大。ついに迎えた入替戦の相手はリーグ戦全敗を喫した専大であったが、1部への壁は彼らの前に高く立ちはだかった。

 榎本京祐(法3)のブロックアウトで幕を開けた第1セット。勢いに乗りたい法大であったが、徐々に相手のブロックや粘り強い守備に翻弄されスパイクミスが目立ち始める。それでも榎本が難しい2段トスから的確にブロックアウトを決め、なんとか食らいつくも相手は1部残留のかかる同じく負けられない専大。安定したレシーブから速攻を決められ、なかなか主導権を奪うことができない。ここで法大はピンチサーバーで起用された伊藤正義(法4)の強烈なサーブや西田寛基(営1)のツーアタックなど、ここぞという場面で効果的な攻撃を展開。そのまま24-22でセットポイントを先取する。しかしタイムアウト明け、相手のブレイクでデュースに持ち込まれると流れは一変。一瞬の動揺のうちに専大に畳み掛けられ逆転されると、最後はスパイクが相手ブロックに完全に捉えられ勝負あり。25-27で第1セットを落とす。
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今季ほぼ全試合にピンチサーバーとして出場している伊藤

 第2セットも専大がレフトから強烈なスパイクを決めれば、法大はブロックポイントで着実に点を重ねるなど、お互い一歩も譲らない点取り合戦に。一瞬でも気を抜けば確実に流れを奪われてしまうような試合展開のなか、気を吐いたのはリーグ戦から苦しい場面を任されてきた伊元幸正(営1)。長いラリーを鋭いスパイクで制しチームを勢いづけると、粘る専大を振り切るように榎本のクロスや進藤涼(法4)・伊元の2枚ブロックで相手のスパイクをシャットアウト。最後は伊元の強烈なサーブが突き刺さり、25-21で第2セットを取り返す。

 第3セットは序盤から石ケ森智哉(営3)が連続してクイックを決め、流れをつかみかけるもサーブミスやスパイクミスが響き、その勢いを自分たちで殺してしまう。点差を詰めきれずいまひとつ波に乗れない法大だったが、榎本のスパイクを皮切りに伊元のフェイントや進藤の速攻が決まり19-19の同点に追いつく。このまま逆転したい法大だったが、タイムアウト明け、専大に一挙5連続得点を許してしまいこれが致命傷に。20-25で第3セットを落としてしまう。
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ブロックをする伊元(写真㊧)、緒方

 背水の陣で挑んだ第4セット。伊元の連続得点や緒方賢史(法4)が相手のレシーバーを吹き飛ばすようなスパイクを決めるなどスパイカー陣が奮闘するも、「開幕戦の雰囲気に影響された」とまたもやミスを連発してしまう。後がない法大は4連続・3連続得点を奪ってなんとかリードを広げるが、やはり専大も黙ってはいない。ブロックアウトや威力の高いジャンプサーブを沈められ、またも24-24のデュースに持ち込まれる。緊迫した場面で、何度もチームの窮地を救ってきた伊元が渾身のスパイクを叩き込むも、専大も落ち着いてブロードを決め、デュースは3度に及ぶ。最後はマークされ続けた伊元のスパイクが無情にもアウトに。26-28で第4セットを奪われ試合終了。セットカウントは1-3で、入替戦は涙をのむ結果となった。

 「第1セットを落としたのが大きかった」と最初から自分たちのリズムで試合を運ぶことができなかった。しかしそんな中でも、しぶとく粘り強く戦う「勝ちきる強さ」は正真正銘彼らの武器であろう。息つく間もなく来月には東日本インカレが迫っている。今回の悔しさがその武器に磨きをかけられるのかどうか、それは今後の取り組みにかかっている。(本間美来)

監督・選手コメント

濱口純一 監督

―今日の試合を振り返って
やっぱり出だしの1セット目が取れていれば展開は違ったかなというように思いますけれども、入替戦独特の展開にやられたかなと思います。

―一番の敗因は
相手にはエースという大砲がいて、そういう意味ではそれをうちが対応できなかったというところはあるし、もう少し大事なところでつなぎだったり、そういうところができなかったというのは大きな原因ですね。

―途中からセンターを多く使っていましたが
結果的に両レフトの打数が多いので、センターもちょっと使っておかないとまずいかなと思いましたんで指示しました。

―第2セットの際にセッターを変えたのは
西田君も決してそんな悪くなかったんですけど、相手(専大)との組み合わせで。ちょっと流れを変えたいというのもあって変えました。

―東日本インカレの目標は
彼らの中での目標はベスト4という目標を掲げていますんで、しっかり準備して、1部のチームと当たることが多いので、そこをしっかり対応して成長できていけばいいと思います。

―今後の課題は
サーブの狙ったところに打てるとか、もう一段階全部の技量のレベルアップと、あとは精神的なところで成長しないとまた同じ結果になると思うので、負けたこの悔しさをしっかり反省して次に向けて頑張ってほしいです。

進藤涼 主将

―今の率直なお気持ちは
悔しいですね。

―今日の試合を振り返って
いつもと同じ流れで、こっちがこういいリズムなんですけど、サーブミスで流れを作れなかったり...。1セット目を取れなかったのが大きいですね。最終的には力負けなのかなっていう。(相手は)サーブとか決めるところは決めてくるし、例えば崩れて二段トスになっても向こうの黒人の人なんか決めてくるので、最終的にはそういう力、チーム力の差なのかなと思います。

―あと一歩及ばなかった要因は
練習のときからもっと一本一本流してやるんじゃなくて、決めてやろうって気持ちだったり、絶対落とさないぞっていう気持ちで普段やってなかったから結局はこういう入れ替え戦みたいな雰囲気になるとサーブが入らなくなったりして。やっぱり普段の練習の雰囲気が甘かったというか、一人一人の意識っていうか個人の意識が低かったんじゃないかと思います。

―入れ替え戦の緊張に影響された部分があったのでしょうか
じゃないかなと思います。

―進藤選手自身は昨年2部に降格した際はピンチサーバーでの出場がメインでした。今回の入れ替え戦はどのような気持ちで迎えられましたか
僕自身はほんとに...楽しんで、楽しんでやることしか考えてなかったです。

―降格してから1部に上がるためにやってきたことや練習内容で変えたことは
今まで自由にやってたんで...ルールっていうかそのこういう時はこうするっていう規律みたいなものを作って組織的にやろうっていう話はしました。ブロックの跳び方であったり、ブロックこう跳んだらレシーブはこう入るとか。そういう感じですね。

―入れ替え戦を迎えたチームの雰囲気は
すごくよかったですね。よかったです(笑)

―アップの際の声かけなどは意識してやられていたのでしょうか
いや、それはいつも通りですね。

―リーグ戦を通して収穫は
まああのリーグ戦では結構ギリギリの試合になっても勝ちきれていたっていうのは去年までの法政にはなかったんですけど、そういう最後勝ちきれるっていうのは収穫だったのかなと思いますね。

―東日本インカレに向けて
一応東日本の4つのうちに入るっていう目標を持ってやってきたので、そこに入れるようにやっていきます。

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榎本京祐

―今の率直な気持ちを
悔しいです。

―今日の調子は
自分としては、気持ちも入れ替え戦に向けて1週間作ってきたので、体の調子は良かったですね。

―第1セットを奪われる苦しい展開でしたが
1セット目を奪われても、その後取り返せばまだ全然良かったので、まあ1セット目取られても次のセット最初からいって取ろうとなりました。

―第2セット途中でセッターが西田選手から渡邊選手に代わりましたが
まあナベ(渡邊選手)とはずっと合わせてきていたので、西田がちょっとダメになっても、ナベに代わって普通にコンビとかも組めるので、そこは全然問題なかったですね。

―第4セットではマッチポイントを3回しのぎました
そこは自分のサーブカットが崩れて天井に当たってミスになってしまって、そこで1本切れていれば、そのまま良い展開になって取れたんじゃないかなと思います。

―どこが勝敗の分かれ目だったと思いますか
1セット目取れるか取れないかが、このゲームを既に決めていたんじゃないかなと思います。

―これからの課題は
レセプションが返っても、スパイカーが最後決められないと得点にはならないので、レセプションからのアタックの決定と、ディグからのアタックの決定の率を自分も上げていきたいなと思います。

―来月の東日本インカレに向けて
1部昇格はできなかったですけど、気持ちを入れ換えて、東日本インカレで掲げている目標設定があるので、その目標に向かってこれからしっかり練習していきたいと思います。

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伊元幸正

―今日の試合を振り返って
自分がもっと決めなきゃいけないところで決めていれば勝てたと思うし、自分は決めないといけないポジションなので、自分の力不足かなと思います。

―入替戦前は緊張しましたか
緊張はしたんですけれども、良い緊張だったので体も動けたし、悪くはなかったですね。

―これからの課題は
自分が大事な場面で(ボールが)上がってくるポジションなので、絶対に決めないといけないところはしっかり決めてチームを勢いづけられるように、これから秋に向けて成長していきたいです。

―東日本インカレ目標は
チームとしてはベスト4に入ることなんですけど、個人としては今日の反省点、課題点を克服した状態で臨めるようにしたいです。

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フォトギャラリー

  • IMG 0001昇格の機会は秋に持ち越しとなった
  • IMG 00022部リーグではセッター賞を獲得した西田
  • IMG 0003(写真㊧から)西田、進藤、伊元のブロック
  • IMG 0004中盤から打数が多くなったセンターの石ケ森
  • IMG 0005控えの選手もしきりに声援を送る
  • IMG 0006上級生として主将と共にチームを率いた緒方
  • IMG 0007リベロの小林(写真㊧)と後半からセッターを務めた渡邊
  • IMG 0008全員が一丸となって応援
 

 

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