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【陸上競技】2015日本学生陸上競技個人選手権大会 長田が男子100mを大会新で制す!また4選手が表彰台を獲得!

2015日本学生陸上競技個人選手権大会
2015年6月12(金)~14日(日)
Shonan BMWスタジアム 平塚

 3日間に渡って行われる学生個人選手権。
法大勢は先月の関東インカレで活躍した選手が躍動。
100mで長田が優勝、他にも3選手が表彰台を獲得し、今後さらなる活躍を予感させる結果を収めた。

※掲載が遅くなってしまい、申し訳ありません。

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男子100mを大会新で制した長田

種目別結果

種目名前記録順位
男子100m予選 長田拓也(経3) 10.27 2組1着
  平山裕太(経1) 10.87 7組7着
同準決勝 長田 10.32 2組1着
同決勝 長田 10.19 優勝
男子200m予選 矢野琢斗(スポ3) 20.94 1組1着
  猪口悠太(経4) 20.98 2組1着
  村瀬翔太(経1) 22.13 3組5着
  川辺隼也(スポ1) 21.61 4組3着
同準決勝 猪口 21.06 1組2着
  矢野 21.07 2組2着
同決勝 猪口 21.03 3位
  矢野 21.25 4位
男子400m予選 伊藤健太(経3) DNS -
  矢野 47.36 3組1着
同準決勝 矢野 DNS -
男子110mH予選 川島滉平(スポ2) 14.72 1組5着
  金井大旺(スポ2) 14.07 5組1着 
  里地勇飛(社4) 15.07 6組8着
同準決勝 金井 13.92 2組1着
同決勝 金井 13.98 2位
男子400mH予選 濱井涼介(社3) 52.33 4組3着
  岡田壮平(経4) DNS -
同準決勝 濱井 52.66 2組7着
男子走幅跳決勝 松添基理(スポ1) 7m76 3位
  高野恭平(スポ4) 7m35 16位
男子走高跳決勝 芋川駿(スポ1) 2m06 9位
男子砲丸投決勝 香山勇輝(経3) 14m37 15位
  高橋剛志(現4) 14m12 18位
男子やり投決勝 望月雄太(経2) 30位 59m29
 ※DNSは欠場。

戦評

男子100m

男子100mに出場したのは、5月の関東インカレで2位に入るなど、今季飛躍を遂げている長田拓也(経3)と4×100mリレーで1走を務めた平山祐太(経1)。平山は予選敗退となったが、長田は予選から追い風参考ではあったものの、10秒27を出し会場をどよめかせた。準決勝も難なく通過し迎えた決勝。スタートから飛び出し、他の選手を寄せ付けず1位でフィニッシュ。ゴール後、電光掲示板に映し出されたタイムは10秒19。これまでのベスト10秒35を大きく更新し、大会新記録での優勝となった。また今回のタイムは今季日本ランク2位のタイム。約2週間後に控える日本選手権、そして8月の世界陸上も狙える好記録を残し大会を終えた。

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100mを大会新で制した長田

 

男子200m

男子200mには猪口悠太(経4)と矢野琢斗(スポ3)、川辺隼也(スポ1)、村瀬翔太(経1)が出場。川辺と村瀬は予選敗退となったが、猪口と矢野は予選ではともに21秒を切り、好調さをうかがわせた。準決勝も突破し、迎えた決勝。猪口は前半からとばしていき、見事3位を獲得。今月末の日本選手権に向けて、良い弾みになったはずだ。400mが本職の矢野も後半追い上げを見せ、本人も驚く4位。本職ではないレースでも結果を残し、良い収穫となった。

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200mで3位に入った猪口

 

男子400m

200m決勝の後に矢野は予選に登場した。この日2レース目だったが47.36とまずまずのタイムをマーク。準決勝は棄権したが、全日本に向けて大事を取ったとみられる。全日本にコンディション合わせて好結果を残すことに期待したいところだ。

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200mで4位の矢野は400mでも準決勝まで進んだ

 

男子110mH

110mHには川島滉平(スポ2)、金井大旺(スポ2)、里地勇飛(社4)が出場。川島、里地は予選落ちとなったが、金井は準決勝進出し、自己ベストとなる13秒92を出し、決勝進出を決めた。準決勝をトップタイムで通過したこともあり、優勝の期待が懸っていた金井。レースでは前半から飛び出し、リードする展開に。しかし「6台目くらいでミスしてしまった」と語ったように、後半失速し、同学年でライバルの鍵本真啓(立命大)に敗れ、2位。優勝を狙っていた金井にとって悔しい結果となった。だが、今大会では、13秒台を2回出すなどけがからの復活の兆しが見え始めた。9月の日本インカレではさらに飛躍した姿が見られるだろう。

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惜しくも優勝は逃したが、今大会自己ベストを更新した金井。

 

男子400mH

法大からは濱井涼介(社3)が出場。予選では52秒33とベストには程遠い記録で組3着。着順では準決勝進出とはならなかったが、タイムで拾われ準決勝へ。準決勝はスタートから飛ばしていくが、後半失速し、予選よりタイムを落とし52.66で7着。決勝進出とはならなかった。

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濱井は決勝進出はならず

 

男子走高跳

走高跳には芋川駿(スポ1)が出場した。最初のバーである2m06を跳んだ後は記録を伸ばすことができずに終わった。

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1年生の芋川は9位に入ったが記録は伸ばせず

 

男子走幅跳

関東インカレは3位という結果で、この良い流れに乗りたい松添基理(スポ1)。2回目の試技までで助走をうまく生かせず追い込まれるが、そのプレッシャーをばねに3回目の跳躍でトップ8に残る。最後の6回目の試技で7m76を出し、自己ベストを更新するも2位と1cm差の3位で大会を終えた。「勝ちにこだわる試合で負けてしまった」と悔しさの残る結果となったが、1歩ずつしっかりと成長している姿が確かに見えている。日本選手権では、世界を目指す佐久間滉大(スポ1)と切磋琢磨し、さらなる高みへ向かっていってほしい。法大からのもう1人の出場者、高野恭平(スポ4)は関東インカレで8位に入っていたが、今大会では3回目までで7m35と思うような跳躍ができず、トップ8に入ることはできなかった。

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関東インカレに続き3位に入った松添。

 

男子砲丸投げ

砲丸投げには香山勇輝(経3)と髙橋剛志(現4)が出場。15m台の記録を持つ香山は好記録を残し、トップ8に残りたいところだったが、14m37と記録が伸びず15位。高橋も14m12で18位と共に厳しい結果となった。

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砲丸投に出場した香山

 

男子やり投げ

やり投げには望月雄太が出場したが、3投とも60mラインを越えられず、59m29という結果で下位で投てきを終えた。

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望月は思うような投てきができず。

 

今年の学生個人選手権は長田の優勝を含め4選手が表彰台を獲得。また自己ベストを更新した選手も複数名出た。2週間後には全日本選手権が控えているが、この好調を維持して好結果を残して欲しい。その先には世界選手権という大舞台が待っている。また今回振るわなかった選手も9月の全日本インカレでは巻き返しを図って欲しいところだ。大きな大会が控える今後も、陸上部の活躍から目が離せない。(佐々木岳、羽根田萌、八木下伸一)

選手コメント

 猪口悠太 主将

―今日のレースをふりかえって
全体的に良いレースではなかったです。満足はしてないです。足が気になっていて、スタートがあまり上手くいかなかったので、後半力んでしまって普通に終わったって感じですかね。

―足が気になったというのは以前からのけがの部分なのでしょうか
いや、違う部分ですね。調子自体はすごくよくて、身体が動いていました。昨日の準決勝のときに少し気になったかなというくらいだったのですが、今日もそれが残っていました。

―良いレースではなかったというのは、足が気になった部分が原因だったのでしょうか
走るときは気にはしていなかったのですが、やはり動きはどうしても悪くなってしまうので、そこをちゃんとやっておけば良かったかなと思います。

―3位という順位については
勝てるレースだったと思いますし、タイムもそうでもないので、表彰台には上りましたが、そんなに満足できた結果ではないですね。

―関東インカレから修正してきていることは
日本選手権も今回の大会も200mの出場なので、スピード練習を多めに入れて、トップ選手と一緒にやっていけるぐらいまでは何とか持ってこれればなとは思っています。

―日本選手権にむけて、意気込みと目標を
決勝にいかないと、今年まだ何にもしていないですし、今回の大会でもそうでもないので、まずは決勝を目指していければいいかなと思います。

 

長田拓也(100mを大会新、自己新で優勝)

―今のお気持ちを
優勝を狙ってこの大会に出場したのですが、予想以上にタイムが出たのですごく良かったです。僕は全国優勝というのがまだなかったので取りたいなと思っていたので、そこは意識して臨みました。

―調整としての大会ではなかったのでしょうか
そういう訳ではないです。調整の期間も短くして、いつもは試合の2日前を休みにして、前日走るようにしていますが、今回は練習の流れを変えたくなかったので前日休んで予選出て、今日の決勝だけはちゃんと走ろうということで苅部監督とも相談していました。

―大会新、自己新の10秒19のタイムについて
正直びっくりしていますね。出ても10秒2後半かなと思って、風がよかったら10秒25はいけるんじゃないかなと。大会新記録ぎりぎりタイぐらいかなと思ったのですが、フィニッシュして10秒20が見えてうそでしょって思ったら10秒19に変わって、10秒2台ですらベストじゃなかったので、いきなり10秒1台になってちょっとびっくりしました。

―走った後は10秒25くらいだなと思っていたということでしょうか
そうですね。2出ろって思いながらフィニッシュかけたらあれって感じでした。

―チームメイト、大瀬戸選手の自己ベストも上回ったタイムとなりましたが、そのことについてはどう感じていますか
越しちゃったな、やっちゃったなみたいな感じがありますね。どうしてもやっぱりあいつのほうが上っていう意識は今でもまだあります。関東インカレのときは大瀬戸がけがをしていて、直接対決、まともな対決ではまだ勝ったことはないので、今日ここで出してもやっぱり日本選手権などで勝たないとだめかなと今は考えています。

―予選で追い風参考でしたが10.25を出したときは、手応えなどはありましたか
調整あまりしてなかったので、流したのですが意外と出たなと。追い風参考でも10秒2台出るんだなと思って、準決勝、決勝でも2台を狙いたいなと思っていました。

―コンディションはいかがでしたか
意外と寒くなくて雨予報だったのが曇りで暖かいし追い風だし、結構良いコンディションでした。

―最近の練習はどうでしたか
ここ一週間くらい、ちょうど先週の土曜くらいからちょっとずつメニュー減らして、今週の火、水、木と結構減らしていたのですが、その前まではかなり走り込んでいました。

―走り終わった後、「あと0.03秒」と聞こえたのですが、やはり世界陸上の参加標準記録を意識していたのでしょうか
結果論で言っただけであんまりまだ意識はしていないですけど、ここまできたら狙っていきたいなとは思います。

―日本選手権にむけての意気込み、目標をお願いします
ここまで結果出したら、決勝残らないと話にならないと思うので、まずは決勝に残ることを目標にしています。決勝残ったとしても満足せず、上ったから勝負しにいくつもりで、予選から一本、一本大事にしていきたいと思います。

 

金井大旺(準決勝で自己新、110mHで惜しくも2位)

―本日のレースを振り返って
6台目くらいでちょっと失敗してしまって、踏み切りでちょっと浮いちゃって、そこで失速して、後半だめでした。

―結果については
昨日と今日、13秒台出せたので、ある程度怪我からは復帰してるかなという感じです。

―予選と準決勝といい走りができてたと思うのですが
準決勝は空中で1回力を抜いて、着地でアクセントをいれて、力をつけることを意識してたんですけど、リラックスしながら加速する感覚でできたので、準決勝は良かったです。

―準決勝では警告が与えられましたが
去年の関カレからフライング癖あるので、改めて気を付けようと思いました。

―今日の目標は
優勝することが目標だったので、ちょっと悔しいです。

―優勝したのが同学年の鍵本選手でしたが
昔からライバル関係なんで、1週間前に13秒台ださせれて、それでいいモチベーションで臨めました。

―今大会、2回13秒台が出ましたが
自分の中ではいいハードルリングの形になってるので、その点ではいい収穫でした。

―今後の目標は
日本インカレで13秒7台を出して、表彰台にあがることです。

 

松添基理(走幅跳で関東インカレに続き3位に入る)

―本日の競技を振り返って
今日はコーチの梶川さんがいなくて、自分で助走とかを修正かけたりしなくちゃいけなくて、そういう面では大変でした。前半はいつもの悪い癖でただ走ってしまいました。幅跳びの助走は踏み切りのときにトップスピードをむかえるんですけど、ただ走るだけだど、トップスピードが早くむかえてしまって、スピードが落ちた状態で踏み切りをむかえてしまう悪い癖がでてしまったんですけど、途中でそれに気づいて最後の方はしっかり記録を伸ばしてくことができました。

―結果については
記録自体はそんなに悪くないとは思うんですけど、勝ちにこだわる試合で負けてしまったので、そこは反省して今後に生かしていきたいです。

―本日のプランは
前半にできるだけ記録を残して、後半は記録を狙っての勝負をしたかったんですけど、前半でしっかりと記録を残すことができなくて、逆に追い込まれる展開になってしまい、そこで焦りとかがでてしまって、良くなかったです。

―3回目、6回目と追い込まれた中での競技になったと思うのですが
3回目はベスト8に残ってないというのが自分でわかったので、プレッシャーに感じて、でもここでやんなきゃもう終わりだと思って、逆に切り換えて上手くできました。 6本目は4番でむかえてて、トップしか見えてなかったので、ここで記録を出さなきゃもう終わりだと思って、全力で挑んだんですけど、あまり上手くまとまらずこのような結果になりました。

―調子の方はいかがでしたか
2週間後の日本選手権にしっかりとしたピークを持っていくために今回はそんなりに調整してピークを合わせていたので悪くない体の調子で臨むことができました。

―日本選手権に向けて
完全にチャレンジャーという立場なので、負けることを恐れずがんがん攻めて、3番以内を目指して頑張りたいと思います。

―記録の方は
やはり、3番を狙うためには7m90後半から8mという記録が必要だと思うので、そこらへんを目指してやっていきたいと思います。

 

矢野琢斗(専門外の200mで4位入賞)

―200mについて
400mの専門なのですが今回は200m出場ということで、いつもと違ってチャレンジャーの気持ちで臨むようにしていました。前日の予選から追い風参考ですが20秒出ていたので決勝も正直表彰台を狙っていましたが、やっぱり200mが本職の選手は強いなあと、まだまだ練習が足りていないなと感じました。

―今回200mに出場した理由は
400mの選手でも前半型と後半型があって、僕は前半型ということなので単純に200mのスピードが上がれば400mの底上げになる、400mにつなげるための200mになるので出場しました。

―21.25というタイムについて
もうちょっとほしかったです。20秒台を狙ってきているので、20.99でもいいので20秒台が公認で出れば良かったなあと、悔しさが残るレースでした。

―4位という結果について
4位に入れるとは思っていませんでしたが、実際4位になってみるともうちょっといけたのかなという欲が出てしまいました。

―関東インカレから修正している部分は
関東インカレが400mとマイルで詰め詰めの日程だったので、疲労を抜いて疲労を抜いて400mを作り直すというよりは200mのスピードの底上げをすることをしていたので、修正というのは特にないです。とりあえず疲労を抜くことでした。

―やはり4日間連続の関東インカレは大変でしたか
きつくてきつくて練習でも全然走れなくなってどうしようかと焦ったこともありました。それでもここまで戻せていけて、関東インカレの400mの決勝で48.90でとんでもない結果を叩き出してしまったのですが、今回200mを3本走って400mが47秒前半で走れたというのが、いつもは本数積むと弱いのに矢野琢斗のわりに頑張ったんじゃないのかなと、ひとつちょっと力がついてきているのかなと自分の中での評価が上がりました。

―明日のレースは
準決勝、決勝と明日あるのですが、2週間後に日本選手権があるので、そこで結果が残せるようにということを前提に監督と話し合って、もしかしたら明日棄権するかもしれないです。日本選手権は1日一本なので、僕のレースパターンに持ち込めば決勝というのも見れてくるかなというふうには思っているので、明日は出場するかわからないです。出場するとしたら、今日ぐらいちゃんと走って、出場しないならしっかり休んで、また練習のほうに取り組んでいきたいなと思っています。(400mは準決勝で棄権)

―日本選手権にむけて意気込み、目標を
今シーズンすごく良い調子でずっとやってきていますが、まだ自分の立場に満足していないので、日本のトップ選手と渡り合えるようなレースができればいいです。もうひとり伊藤が400mで日本選手権に出るので、これから練習を一緒に頑張っていきたいなと思います。

 

フォトギャラリー

  • nagata2 R100mを制し優勝し笑顔を見せる長田
  • nagata1 R他の選手を寄せ付けない断トツの1位でフィニッシュ
  • kanai R110mHの金井は惜しくも優勝を逃す
  • inokuti R猪口は200mで表彰台を獲得
  • matsuzoe R走幅跳の松添はまたも表彰台を獲得
  • yano R矢野は200mで4位入賞
  • imogawa R芋川は走高跳で9位
  • hamai R濱井は400mHで準決勝敗退

 
 
 

 

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