スケート

【スピード】第38回全日本学生スピードスケート選手権大会 安済がAR部門500㍍で3位に輝く! 各選手ともに成長の跡を見せるも、課題を残しインカレへ

第38回全日本学生スピードスケート選手権大会
2018年11月24(土)、25日(日)
群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク

スプリント(SP)部門とオールラウンド(AR)部門に分かれ競われる全日本学生選手権(学生選手権)。法大からは両部門あわせて6名の選手が出場した。大会1日目では安済修哉がAR部門の500㍍で3位と好成績を残し表彰台に上がった。その後は各選手とも健闘を見せたものの、表彰台には1歩及ばず。全日本学生氷上競技選手権(インカレ)へ向けて課題の残る大会となった。

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安済はAR部門500㍍で表彰台に上った

競技結果

スプリント(SP)部門

種目選手名順位記録
500m① 米田恵隆 23位 37秒43
1000m① 17位 1分15秒92
500m② 17位 37秒21
1000m② 22位 1分16秒46
※500mと1000mを2本ずつ滑り、その合計タイムで順位が決定する 
 
オールラウンド(AR)部門
種目選手名順位記録
500m 安済修哉 3位 37秒69
上水隆生 10位 38秒03
大竹拓三 20位 38秒62
北澤佑樹 23位 38秒74
田中笑太 45位 39秒93
5000m 田中笑太 4位 7分04秒01
大竹拓三 23位 7分20秒75
安済修哉 24位 7分21秒29
上水隆生 47位 7分48秒30
北澤佑樹 50位 7分52秒01
1500m 安済修哉 6位 1分52秒30
田中笑太 24位 1分56秒69
大竹拓三 31位 1分57秒81
上水隆生 43位 2分00秒92
北澤佑樹 49位 2分02秒14
10000m 安済修哉 11位 15分15秒64
※500m、1000m、1500m、5000mの合計タイムで順位が決定する
 
総合成績
部門名選手名順位
SP部門 米田恵隆 20位
AR部門 安済修哉 11位
田中笑太 18位
大竹拓三 24位
上水隆生 43位
北澤佑樹 47位
 
 

戦評

SP部門

 SP部門には法大勢で唯一、米田恵隆(営1)が出場。初めての学生選手権だったが、500㍍では1日目、2日目ともに自己ベストを更新する活躍を見せる。しかし自身の専門種目である1000㍍では、1日目は1分15秒92、2日目は1分16秒46と会心の滑りとはならなかった。
 大学入学後から慣れない練習と向き合い、着実なステップアップを図ってきた米田。しかし今大会の4種目ではどれも中位から抜け出すことはできず、総合順位は48人中20位。「まだまだタイムは遅い」と語り、「トップを目指して高いレベルで戦えるように」とインカレへ向けてさらなる向上心を垣間見せた。(飯島愛未)

AR部門1日目

  AR部門には法大から北澤佑樹(営1)、上水隆生(営2)、安済修哉(営3)、田中笑太(営3)、大竹拓三主将(文4)の5人が出場。
  1種目目の500㍍では、昨年の同種目で4位入賞を果たした安済が、北澤と同走となった。安済は「スタートで出遅れた」と振り返ったものの、さすがの滑りを見せつけて3位と表彰台に上がる活躍。上水も10位と昨年から大きく順位を上げる健闘を見せた。大竹や北澤もそれぞれ20位、23位と専門外の種目ながら堅実な滑りで中位に入る。
  続く5000㍍では昨年7位入賞の田中が今大会では4位とさらに順位を上げる活躍を見せた。しかし、3位の選手とは約1.5秒差と僅差の結果に終わったレースを振り返って、本人は「ラップを維持しきれなかったところに差が出た」と悔しさをにじませる結果になった。長距離を専門とする大竹もこの種目では期待されたものの、23位と実力を発揮できない悔しいレースとなった。安済は専門外の種目ながらも24位と中位をキープ。上水と北澤は得意ではない長距離のレースで粘りを見せられずに終わった。(片山和貴)

AR部門2日目

 2日目には1500㍍と1万㍍が行われた。最終種目の1万㍍には、3種目終了時点での上位12名が進出できる。まずは1500㍍で上位に食い込み、1万㍍の出場権を獲得したいところだ。

 1500㍍の先陣を切るのは北澤佑樹(営1)。「前半から積極的に行く」というレースプラン通りの展開であったが、1日目に行われた人生初めての5000㍍の疲労が影響し、後半に失速。49位という悔しい結果となった。2番手の上水隆生(営2)も得意の中距離で結果を出せず43位で終わった。続く田中笑太(営3)、大竹拓三(文4)両者ともにタイムを1分50秒台後半とし、1万㍍の出場権を逃すまさかの結果となった。しかし、安済修哉(営3)ラップタイムを25秒台でキープする好走をみせ、目標タイムの53秒台を上回る1分52秒台をマーク。3位の選手と0.22秒の差で2日連続の表彰台とはならなかったものの、法大唯一の1万㍍出場を果たした。レースの前半には、1500㍍で大会新記録をたたき出した同走者の磯卓磨選手(高崎健大)に勝る走りを見せるも、3000㍍地点から徐々に失速し、タイムは15分15秒台を記録。得意ではない種目で死力を尽くした走りとなった。 AR部門の総合成績では、安済の11位が法大勢の最高位となった。

 試合直後、主将の大竹は結果を残せなかった自身のふがいなさをかみしめた。しかしインカレへ向け、後ろを向いてばかりはいられない。主将としての重責をはねのけ、最後の大舞台を有終の美で飾れるか。残された時間は1か月とあと少し。ここからの快進撃に期待がかかる。(木庭優斗)

SP部門選手コメント

大竹拓三 主将

(1日目終了時)
―レースお疲れ様でした
絶不調になりました(笑)。やばいですね。5000は良いところが一つもなかったです。

―目標タイムは
今日のリンクだったら7分1桁台が出れば良いかなと思っていました。

―距離別からの調子は
距離別から飛び抜けて良いレースがあったわけじゃなくて、どれもくすぶった感じのが多かったです。でも3日前くらいまで、帯広や苫小牧で練習した感じだと好感触だったので、今回は良いのかな、なんて思っていました。こっちに来てからも滑れていたんですけど、昨日くらいから急に滑れなくなりました。体の使い方が分からなくなって、「あれ、なんだろう?」って感じで滑ったらやっぱりなっていう感じでした。それにしてもひどかったと思います。

―後輩たちのレースをご覧になって
米田はベスト出したし、ここまでパッとしなかった(田中)笑太もそこそこ結果出してこれました。(北澤)佑樹はここまで全然良いところなしなので、まだ不安要素が残っています。全体的にもうちょっと(結果が)出てもおかしくないと思うんですけど、自分もちゃんと結果出して引っ張っていかないといけないと思います。

―明日の目標と意気込みを
ちょっと正直、これだけひどいレースをしてしまったのでめちゃくちゃ自信がないです。なるようにしかならないと思うので、後はやれるだけ、今自分ができる最大限の努力をしっかりして、しっかりとレースに備えたいと思います。

安済修哉

(1日目終了時)

―表彰台獲得おめでとうございます
500は表彰台に乗ろうと思っていたので良かったです。

―レースを振り返って
スタートで一歩出遅れて、それをうまく巻き返せれば良かったんですけどできなかったです。思ったようなタイムは出ませんでした。

―目標タイムはどのくらいでしたか
37秒台の頭でした。

―北澤選手と同走でしたが意識されたことは
絶対に負けないからなって思ってました(笑)

―5000㍍は振り返っていかがですか
5000は最初からラップが出ませんでした。最初に出たラップで回ろうと思っていたら、どんどん落ちていってしまった感じです。

―要因は
今日は足にくるのもすごく早くて、ちょっとタイミングが悪かったかなと。一番苦手な風も強かったです。

―今シーズンの調子は
ジャパンカップから1500で2秒近く自己ベストを更新しました。最初のラップは速くなって、スピードはつきました。でもスピードがつくと持久力が落ちるので、5000は滑れなくなってきました。

―明日は本命の1500㍍があります
明日の1万を滑れるように頑張りたいと思います。目標は1分53秒台です。

(2日目終了時)

―今大会を振り返って
500㍍と1500㍍がよかったんですけど、5000㍍と1万㍍がダメダメで、スピードはついてきたんですけど持久力が落ちてしまったと感じました。

―今日のリンクのコンディションは
1500㍍の時が少し粘っこいリンクだったので、切り返しを早くしろって先輩に言われて切り返しを早くしながらいつも通りを意識して滑りました。

―風の影響は
風は今日はそんなに感じなかったですね。

―1500㍍では僅差で表彰台を逃してしまいました
それが今の自分の実力かなと思います。

―1万㍍にも出場しました
全然滑れなかったですね。練習不足を痛感しました。

―1万㍍ではライバルの磯選手(高崎健大)と同走でした
最後抜かれたときに心が折れましたね。本当に練習不足だなと。

―インカレへ向けて
おそらく今年も1500㍍、5000㍍、リレー、パシュートと多くの種目に出場すると思うので、すべての種目でポイントを取れるように頑張ります。

田中笑太

(1日目終了時)
―今日のレースを振り返って
5000㍍では開始時のリンクのコンディションと自分の滑った時のコンディションが全然違って、自分の時は風もそこまで感じなくて、リンクもある程度固まっていたので、いいかんじには滑れたと思います。レース内容的には周りの人たちを見ていてあまりタイムが出ていないのかなと思ったんですけど、自分の中で最初はある程度抑えていって、そのラップで徐々に落ちながらもキープしていければいいかなと思っていました。序盤の4周くらいを32.5秒くらいで行けたのは調子が良かったからだと思います。そのあとで(ラップを)キープできなかったのが表彰台に上がれるか上がれないかの差が出たのかなと。

―距離別の後の調子は
長野の距離別の後もう1レースあったんですけど、それも過去最悪くらいに悪くて、そのあといったん全部忘れて1から始めようと思って、かなり濃い練習をしてきました。そこから伊香保に入ってきて、リフレッシュしてからリンクに乗ったんですけど、足が軽くて全然滑るんですよね。伊香保に入った日なんかは風が無くて自分の感覚を出せたんですけど、レースが近づくにつれて風が出てきて、自分の体が思うようにコントロールできなくて、これは危ないなと思いながら今日になったんですけど、屋外にしてはそこそこかなっていうタイムだったので、順調に上がってきていると思います。

―5000㍍では同走の選手を追いかける展開となりました
ジャパンカップ第1戦でも一緒だったんですけど、その時も日大の小野塚は最初突っ込んでいって、自分は調子いいときはついていけるんですけど、ちょっと厳しいなと。そのことも1回レースして、こう来るだろうなと考えながら滑っていたので、自分のタイムを見て、ぎりぎり追いながら、自分のペースよりも少し上というか、追いかけることで少し早くなるのでそういう気持ちでいきました。ただ、最後自分も相手も落ちちゃったところで、相手が落ちて自分が上がっていたら内容は違っていたのかなと思います。そこでもうちょっと相手を追って縮めていれば結果は変わっていたのかなと。

―5000㍍は昨年から順位が上がりました。
今、4年生のすごく強い先輩が不在という中で4位はもうちょっとほしいかなと。タイム的には小野塚と松崎が6分58秒、原田が7分2秒で自分が7分4秒でトップとの差が6秒で、まだまだいける範囲かなと。それこそ下にいる選手たちももともと速い選手たちなので。たぶんそのあたりは少しの差で変わる順位だと思うんです。6秒だったら1周0.5秒、そこは頑張り次第というかまだまだ範囲内かなと思っているので、インカレではその差を詰められるように頑張ろうという気持ちです。

―2日目に向けて
明日は1500㍍からで、そこでは屋外のベストが出ればいいかなと。1万㍍は自分が専門種目とするところなので、全力を出し切ろうと思います。まあ今日はそのためにもまず全力で休みます

上水隆生

(1日目終了時)

—大会1日目の目標は
1000㍍と1500㍍の中距離がメインなんですけど、それにつながるように滑ろうと思っていました。あとは今意識していることがあるので、その再現度を高めることを考えてました。

—意識していることとは
乗るポイントですね。しっかりと体の中心から離れない位置をつかんできたので、そこを意識して1500㍍に臨めるようにしました。

—500㍍では10位でした
今までは体の中心から離れてプッシュみたいな感じでしたけど今回は意識してたことができましたし、コーナーとかも割と良かったと思います。

—ご自身のレース内容について
60点ぐらいですかね。スピードが出てるときのコーナーは練習のときと同じようにできたので良かったと思います。500㍍も去年より速くなってたので良かったです。でも、割と(脚を)速く動かさないとこのタイムが出ないっていうのはまだ何か足りないのかなと思いました。

—2年生となり後輩ができましたが
なにも変わってないですね。別に2年生になっても1年生と同様に仕事をやらされますし、多少楽にはなりましたけど変わってないですね。

—昨シーズンに得た課題は
昨シーズンにできた課題はすごく多いですけど、コーナーの滑り方は良くなってきたかなと思います。

—今大会の目標は
順位とかは別にこだわってなくて1500㍍で室内リンクと同じくらいのタイムを出せればいいかなと思います。

—今年の目標は
具体的に言うと選抜権を取ることです。別にジャパンカップとかに出るとか出ないとかはあまり気にしてません。とりあえず、1回でもいいからその規定のタイムを出せるように頑張りたいと思います。

北澤佑樹

(2日目終了時)

—1500㍍滑ってみて
前半は、気持ち良いスピードで滑ることができてたんですけど後半がっつりと落ちてしまいましたね。昨日のレースの疲労とかもありました。

—今大会を振り返って
調子が良くなかった中でのレースであまり良い滑りができませんでしたね。

—レースプランは
前半から積極的に行こうと思ってたので、それは実行できて良かったと思います。

—5000㍍はいかがでしたか
5000㍍は、人生で初めて滑ったので全くペース配分とかも分かんなくて難しかったですね。レースプランとかも特になくて楽しもうと考えてました。

—今大会でできた課題は
今大会には、しっかりと調整できずに臨んでしまったので、インカレではモチーベーションも含めて体の調子も整えて臨みたいです。

—伊香保は初めてですか
高校生の時に1回だけ行ったことありますね。他の屋外のスケートリンクは滑りにくい印象があるんですけど、今日は気温も低くて良いリンクだったと思います。

—インカレに向けて
1000㍍と1500㍍で自己ベストを出せるように8位入賞を目指して頑張りたいと思います。

米田恵隆

(2日目終了時)

―伊香保のリンクはいかがでしたか
初めて伊香保のリンクで滑ったのでリンクの状態とかよくわからなかったんですけど、タイムは出せたので滑る氷だと思いました。

―500㍍と1000㍍で天候が違いましたが
足にだいぶ疲労が来てたので、リンクの状態の変化とかにはあまり気づかずに滑りましたね。

―レースを振り返って
500㍍では、昨日に続き自己ベストを出せて良かったです。1000㍍は、2日目は全然ダメだったんですけど1日目は一応許容範囲内だったかなと思います。

―レース中に考えていることは
コーナーの左足を体の外側に置いてしまうことでコーナーから直線につながる1歩が弱くなることがあったので、そこの部分を意識して滑るようにしました。

―レース後に同走の選手とどういう会話をされてるんですか
同級生の場合だと勝ち負けの話をしますし、先輩とかだったら敬意を払ってお礼をしたりします。今日は前に出れなかったので同走の方には謝りましたね。

―スプリントは1人のみの出場でしたが
1人だったとしても複数人出るにしてもやることは変わらないので全く問題ないです。

―試合前に必ず行うことは
靴を履くときに左足から履くようにしてます。右足を痛めてるときがあってそのときに痛めてる足を最後に靴の中に入れるようにしてたことがきっかけです。

―インカレについて
タイムが遅すぎると出られないので、自分は1000㍍か1500㍍に出たいと思ってるんですけど、大竹さんが1500㍍に出ることになると危うくなってしまうので自分がポイントを取れる距離で滑りたいです。

―インカレに向けて
まだまだタイムも遅いのでいつまでも下の方にいるんじゃなくてトップを目指して高いレベルで戦えるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • DSC 0387 R安済はAR部門500㍍で表彰台に上った
  • anzai1 R安済は1500㍍でも6位と好成績を残した
  • tanaka2 R5000㍍で4位と昨年よりも順位を上げた田中
  • tanaka3 R田中はインカレへ向けさらなる成長を誓った
  • ootake2 R主将としてチームをまとめる大竹
  • ootake1 R大竹は昨年同様悔しい大会となった
  • uemizu3 R500㍍では10位と成長を見せた上水
  • uemizu2 Rインカレでは上水の真価が問われるだろう
  • kitazawa2 R中距離での活躍が期待される北澤
  • kitazawa1 R北澤にとって初めての学生選手権はほろ苦い経験となった
  • keiryu3 R法大から唯一SP部門への出場となった米田
  • keiryu2 R米田は初の学生選手権で20位と健闘を見せた
 
 
 
 
 
 

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