テニス

【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 6日目 男女単複準々決勝レポート

関東学生新進テニス選手権大会
2016年2月17日(水)
明治大学西調布合宿所テニスコート、青山学院大学緑ヶ丘グラウンドテニスコート、駒澤大学玉川キャンパステニスコート

春一番を感じさせる風が吹く。新進も残すところあと少し。ベスト8が出揃い、ベスト4つまり準決勝の舞台への切符を懸けた戦いが幕を開けた。法大からは男女単複それぞれで1人または1組が出場した。

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試合中笑顔を見せる小見山(右)・前崎

試合結果

男子シングルス準々決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
長田和典(スポ3)  6-3,1-6,3-6 本城和貴(早大)
太田悠介(経2)  6-1,6-1 韓成民(慶大)

男子ダブルス準々決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
小見山僚(スポ1)・前崎直哉(経1) 6-4,4-6,14-12  遠藤実・巽寛人(早大)
※ファイナルセットはスーパータイブレーク制

女子シングルス準々決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
江見優生乃(社2) 5-7,7-6(5),2-6  山藤彩香(亜大) 

女子ダブルス準々決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
江見・林彩子(社1) 4-6,3-6 根本咲菜・小松莉奈(東学大) 
 

戦評

 明治大学西調布合宿所テニスコートでは男子シングルス準々決勝が行われ、2名の選手が出場。最初に登場したのは主将の長田和典(スポ3)。ファーストセットは第2ゲームでブレイクして幸先良いスタートを切ると、第6ゲームでもブレイク。ゲームカウント5-1と有利に試合を進めていく。ストロークが定まらない相手とは対照的に堅実かつ攻めのプレーで差を広げていく長田。一度デュースの末にブレイクバックされたが、第9ゲームをキープし、6-3でファーストセット奪取に成功する。勢いに乗りたい長田だったが、相手の反撃を受けることになる。セカンドセットは第2ゲームでブレイクされるなど、ほとんどのゲームを落としてしまう。徐々にストロークやサーブが安定しサービスエースやウィナーを決めてくる相手に対し、長田は腰を痛めなかなか思うようなプレーができずにいた。結局一度もブレイクできずに1-6でこのセットを落とし勝負の行方はファイナルセットに持ち込まれることになった。迎えたファイナルセット。第1ゲームでいきなりブレイクされるとなかなかブレイクを返せずまたもや苦戦を強いられる展開に。第7ゲームをブレイクされゲームカウント2-5と絶体絶命のピンチになるが、ここから長田は今までの試合で見せてきた粘りをみせる。相手のサービスゲームで迎えた第8ゲーム。一時は王手をかけられるも長田は相手の力強いストロークに食らいついて、デュースに持ち込みなんとかブレイクバックに成功。主将としての意地をみせた。だが、続く第9ゲームを再びブレイクされてゲームセット。3-6でこのセットを落とし、セットカウント1-2で敗北。長田は新進をベスト8で終えた。

 次に登場したのは太田悠介(経2)。前戦を快勝で勝ち進んできた太田はこの日も勢いが止まらない。第2ゲームをキープするとそのまま2つのブレイクを含む6ゲーム連続奪取でファーストセットを一気に制した。強力なストロークやサーブで翻弄し、デュースになっても攻めのプレーをみせて相手を圧倒した。続くセカンドセットも太田のプレーに陰りはみられない。お互いに1ゲームをキープして迎えた第3ゲームから4連続でゲームを奪い勝負を決した。2戦連続で快勝をみせた太田は好調さを保ったまま準決勝に臨む。(渡辺拓海)

IMG 6665 R太田はストレート勝利を収め明日の試合へつなぐ

 

 青山学院大学緑ヶ丘グラウンドテニスコートには、小見山僚(スポ1)・前崎直哉(経1)のペアが出場。相手は大学テニス界でも屈指の早稲田ペア。ファーストセット第1ゲームからブレイクされてしまい、試合の流れは相手に傾いていく。だが今日も小見山のハイスピードフォアや前崎の好調サーブが随所で光りポイントを積み重ねていく。第7ゲーム、デュースまでもつれるもなんとかキープすると、勢いそのままに第8ゲームでブレイクバック。第9ゲームもキープし、迎えた第10ゲーム。息の合ったボレーを見せ、ここぞということろで見事ブレイク。セットを先取した。セカンドセットも両者は互角の戦いを繰り広げる。第1、2ゲームとデュースに突入。競ったゲームも、小見山のフォアダウンザラインや前崎の絶妙なタイミングでのポーチボレーに相手も苦戦を強いられる。ブレイクポイントを握り、そのままブレイクした。だが、相手も第7ゲームで意地のブレイクバック。続く第9ゲームでも相手にブレイクされてしまい、セカンドセットをとられてしまう。運命のスーパータイブレーク。ボレーがうまくかみ合い、相手のマッチポイントを粉砕。計3回ものコートチェンジ(合計6ポイントになるとコートチェンジ)を経て、最後は相手のダブルフォルトにより勝利が決まった。

 

 駒澤大学玉川キャンパスコートでは女子シングルス・ダブルスが行われた。シングルスに登場したのは江見優生乃(社2)。ファーストセットは第1ゲーム、早々にブレイクされてしまう。その後も相手の正確なショットに苦しめられ、キープが続く。5-5で迎えた第11ゲーム。このサービスゲームを取り、セット先取に王手をかけたいところ。しかし、サーブがなかなか入らず、ラヴゲームでブレイクされてしまう。次のゲームもキープされ、あと一歩及ばずファーストセットを5-7で終える。セカンドセット、第2ゲームはブレイクに成功するも、その後に相手の鋭いショットや自身のサイドアウトなどでポイントを取られブレイクバックされる。第4ゲームでは、サイドライン際を攻めるプレーでラリー戦に持ち込む。相手のミスを誘いポイントを奪い3-1とこのゲームをブレイクする。勢いに乗りたいところであったが、相手の力強いショットやラリーからのミスが痛手となり、ここから3ゲームを連取され、4-4と追いつかれる。そのままブレイクできないまま、6-6となり勝負はタイブレークへ。もう後がない江見は、序盤から攻めのプレーで点を奪いタイブレークを制した。運命のファイナルセット。互いにキープで迎えた第4ゲームは、ラリーに苦しめられる。序盤に点と取られていき、その後デュースに持ち込むも、あと1本というところで相手に鋭いショットを決められてしまう。ラリーからライン際への攻める球もサイドアウトとなるなど、このゲーム1-3とブレイクされる。その後もあと一歩のところでブレイクできず、ファイナルセットは一度もブレイクできぬまま2-6で試合終了。3時間に及ぶ激闘を制することはできなかった。

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約3時間の死闘を戦い抜いた江見

 30分後にはダブルスが行われ、江見・林彩子(社1)ペアが出場した。昨年、関東大学テニスリーグ2部3部入れ替え戦でペアは違うも、それぞれ敗れた相手との対戦となった。ファーストセットは、序盤からブレイクを許すもその後はすぐにブレイクバックと追いかける展開に。4-5で迎えた第10ゲーム、1本目を林のサービスエースで先取するもその後は相手のペースとなり、悔しくもこのゲームをブレイクされ4-6でファーストセットを落としてしまう。セカンドセットは第1ゲームをブレイクし、第2ゲームをキープするも、その後ブレイクされ第5ゲームに2-3と逆転される。第6ゲームはキープし追いつきたいところだが江見のミスが目立ちなかなか決まらない。最後は相手に前で詰められ2-4とブレイクされ、第7ゲームもキープされ2-5と追いつめられる。第8ゲームをキープし、この勢いで第9ゲームをブレイクしたいところであったが力及ばず3-6。第1シードのこのペアは準々決勝で姿を消した。(羽根田萌)

 今大会第4シードである主将長田がここで姿を消してしまったことは残念としか言いようがない。だが、この大会で大きな飛躍を遂げている太田がベスト4を決めた。そして1年生ペアである小見山・前崎ペアも難敵を倒し、準決勝へ。このまま決勝の舞台へと駆け上がれるか。見逃せない戦いがそこにある。(宮下尚子)

選手コメント

 小見山僚・前崎直哉ペア

-試合を振り返って
小見山:もっと簡単に勝てる相手だったと思うんですけど、途中で勝っているときに集中力が切れちゃって。挽回されて。ほぼ負けそうだったので...。よかったです。
前崎:今日は風が強かったのでその中でどうやっていくかを最初に考えて、相手に左利きの人がいるのでそういうところも考えてやっていたら、出だしがちょっと悪かったので、ブレイクされてしまって。キープキープでいけたり、先にブレイクできていたら。そういうところを次は話し合っていきたいと思います。

-試合前、緊張は
小見山:しないです。
前崎:します(笑)。ずっとします。

-相手の巽(寛人)選手とのラリーが多かったですが、印象は
小見山:相手もあんまりダブルスって感じじゃなくて、ストロークでどんどんくるタイプだったので、僕もストロークでがんがんいくのは好きなので。そういうかたちにして、自分が好きなプレースタイルでいこうと思っていました。
前崎:(巽選手は)ストロークがしっかりしていて、シングルスは強いんですけど、ダブルスはあんまりイメージはなかったので、チャンスはあるかなと思ってやっていたんですけど、いつもだったらストロークで小見山が3球打てば大体ボールが浮いてくるんですけど、巽さんはそこが中々浮いてこなかったので、こっちとしても得意な展開に行きづらかったです。

-スーパータイブレークは混戦極めましたね
前崎:ずっと緊張してました(笑)。
小見山:もうスーパータイブレークでそれで終わっちゃうので。とられても、とっても。僕は(試合中)あんまり攻めないで、試合が終わったあとに「ああ、あのとき攻めておけばよかったな」と思うのが嫌なので、とにかく攻めるようにしていました。

-試合中お二人が笑っている場面がよく見られました
前崎:基本的に小見山次第ですかね(笑)。調子いい時は笑顔なので。
小見山:テニスと関係ない話で盛り上がってます(笑)。

-試合の途中にレフェリーの靴紐を小見山選手が直していましたが
小見山:いや、あれはシングルスで負けた相手なので、靴紐がほどけてたから「結べよ」って(笑)。

-明日の試合に向けて
小見山:準決勝になれば今日みたいな試合をしていたら、絶対に負けると思うので、明日はさいしょから集中して。最後まで気を抜かずに一つ一つ勝っていきたいと思います。
前崎:小見山の力で勝ってこれたので、準決勝はもう少し小見山に貢献できるように頑張りたいと思います。

前崎直哉

-シングルス1回戦を振り返って
1回戦の相手は中大の一年生で。高校時代から強くて。この大会もシードがついていて、格上だと思っていったので、負けてもともとじゃないですけど、思い切ってできたのがよかったです。相手が大会明けだったらしくて、あんまり動けていなかったので、よかったかなと思います。

-2回戦は太田選手との同校対決となりました
よく一緒に練習して、家も近いので一緒にご飯行ったりして、仲のいい先輩なので、やりにくいというよりは思い切ってできたんですけど、でも大事なところで自分のほうが焦ったり、相手に先に攻められて。中々ゲームが先行できなかったので、そういうところを自分からいけたりすれば、もうちょっと変わったのかなって思います。

-太田選手とのシングルスの試合前にはダブルスで同校対決(太田・村上 対 小見山・前崎)がありました。影響は
ダブルスで勝ったので、シングルスは負けてもいいじゃないですけど、どっちか勝てたらいいなと思っていたので、できればシングルスも勝ちたかったですけど...。そんなに(ダブルスの)影響はなかったです。

-新進を通して見つかった課題としては
やっぱり今日の試合でも、僕のサービスゲームをブレイクされたりするっていうのが、小見山と組んでいたら多いので。シングルスでもブレイクバックしたあとにすぐブレイクされちゃうっていうのが多いので、1回戦でもそういうことが2、3回あったので、そういうところをしっかりキープしたら違うスコアになってたり、流れが変わったりするので、サーブの強化と大事なところで攻め切るなにかを合宿で身につけて。合宿とかで先輩にアドバイスをもらいながら、頑張って春関では単複ともに上位を狙えるように頑張っていきたいと思います。

長田和典

-試合を振り返って
ファーストセットは相手が緊張していて何も苦労することなく取れて、セカンドからはしっかりつなげられてそこで打ちきれなかった、僕の方がミスが多かったというのが敗因だと思います。

-腰の状態が良くなかったと聞ききましたが
影響はあったんですけど、その中で走れなかったので基本的にすぐ攻めていくっていう作戦をとりました。その作戦は良かったと思うんですけど、あと少しのところで相手に粘り勝ちされたというところでした。

-対戦相手の印象は
特にないです。

-今大会の収穫や課題は
リターンでエース取ることが多かったのでそこが自信になりました。課題はディフェンスですね。1度ディフェンスに回るとそこでポイントを取られていたので、そこを練習していきたいです。

-春関に向けて
春関は優勝目指して頑張ります!

 江見優生乃・林彩子ペア

-ダブルスの試合を振り返って
江見:私はシングルスで勝ち切れなかったので、その気持ちをダブルスのときも引きずっちゃったので、そこが敗因かなっていう感じです。
林:優生乃さんが試合をやって疲れているところで、私が足を引っ張ってしまいました。

-相手の印象
江見:やっぱり相手はストロークがよかったので、自分たちのサーブ力では相手をくずせなかった部分があったなっていう印象です。
林:一人の人はストロークがうまくて、前でも結構動いてきて、上手でやりにくいというのはありました。

-江見選手はシングルスのあと、すぐにダブルスの試合でしたが
江見:一回ひと段落おいちゃうと体が冷えちゃう部分があるので、あったかいうちに、自分が動けるうちに入りたいっていう理由です。

-江見選手はシングルスの試合はいかがでしたか
江見:シングルスも長期戦というか3時間の試合になっちゃって。最後はやっぱり自分の体力不足で負けちゃったなっていう印象です。

-サーブの調子はどうでしたか
江見:よかったです。

-ロングラリーが多かったですね
江見:相手が拾うし、簡単なミスをしないので、ここまできたら。そこで私がもっと前に入って打っていけたらよかったんですけど、そこで自分も同じようにラリーしてしまった部分があるので、普段はどちらかというと攻める側なので、そこを相手に合わせてしまって。だめでした。

-お二人は今後もダブルスを続けますか
江見:分からないんです。来年度1年生が入ってくるのでそこでまた。

-新進を振り返って
江見:そうですね、やっぱり普段試合にそんなに出てない、試合慣れしていない分、大事な部分でどうしたらいいか分からなくなっちゃうときがあったので、これからは試合に出たいです。それで試合慣れをしたいと思いました。
林:緊張した中の試合で、ミスが先に出てしまうので、我慢強くなりたいです。あと試合をたくさんして経験を積んでいきたいです。

フォトギャラリー

  • IMG 0361 R江見は今後につながる好成績を収めた
  • IMG 0399 Rけがもある中2試合をやり遂げた
  • IMG 1770 R小見山(右奥)・前崎ペアはファイナルセットまでもつれるも勝ちきった
  • IMG 1805 R息の合ったプレーでベスト4を決めた
  • IMG 1840 R第1シードで挑んだ今大会を終えた江見(奥)・林ペア
  • IMG 1852 R初めて組んだ大会でベスト8まで上りつめた
  • IMG 6394 R主将永田は惜しくも敗退
  • IMG 6450 R第4シードでの出場した今大会
  • IMG 6657 R太田は見事準決勝へ 

 

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2017-09-254 R

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