テニス

【テニス】関東大学テニスリーグ 対早大 絶対王者早大相手に奮闘を見せるも、王座遠のく悔しい敗戦...単複ともに勝ち切れぬ試合が目立つ

関東大学テニスリーグ
第3戦 対早大
2018年9月9日(日)
中央大学多摩テニスコート

 関東大学テニスリーグ第3戦。前カードの慶大相手に完敗した法大。今カードは、王座へ向けて絶対に負けられない早大。先だって行われたダブルスでは小見山僚(スポ4)・楠原悠介(経3)ペアが春関決勝で対峙した坂井勇仁・田中優之介(早大)ペアと再び対決。ダブルスは勝利を挙げることは出来ず、勝負はシングルスへ。前崎直哉(経4)が最上級生としての意地を見せる気迫のプレーを見せ、勝利するなど奮闘したものの、あと一歩及ばず総合成績3-6で王座が遠のく結果となった。

DSC 0782 R安定したプレーで今リーグ活躍を見せている岡垣

試合結果

トータル試合結果

3

法政大学

0

ダブルス

3

6

早稲田大学

3

シングルス

3

ダブルス

 勝敗選手名スコア対戦相手
D1 小見山僚(スポ4)・楠原悠介(経3) 4-6,6-3,1-6 坂井勇仁・田中優之介
D2 前崎直哉(経4)・柚木武(スポ2) 6-4,2-6,4-6 斎藤聖真・島袋将
D3 藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2) 3-6,1-6 高村佑樹・木元風哉

シングルス

 勝敗選手名スコア対戦相手
S1 柚木武(スポ2) 3-6,6-4,4-6 島袋将
S2 鈴木保貴(スポ3) 1-6,1-6 小林雅哉
S3 岡垣光祐(経2) 6-2,6-0 千頭昇平
S4 藪巧光(経3) 6-2,6-2 古田伊蕗
S5 前崎直哉(経4) 7-5,7-6(3) 斎藤聖真
S6 小見山僚(スポ4) 4-6,3-6 木元風哉
 

戦評

 

ダブルス

D1は小見山僚(スポ4)・楠原悠介(経3)ペアがコートイン。対する早大ペアは坂井勇仁・田中優之介ペア。春関決勝と同じ顔ぶれとなった。楠原のサービスから始まった第1セット。第3ゲームでは相手のポイント先取が重なりブレイクを許す。その後丁寧にサービスゲームをキープするよう努めた2人だったが、第7ゲームで再びブレイクされる。次ゲームではブレイクバックに成功するが4-6でセット先取の機会を逃した。小見山・楠原ペアの粘り強さが光ったのは第2セット第3ゲームだった。比較的ファーストサーブの調子が良かった楠原のサービスから始まったこのゲームは、8回のデュースの末キープに成功。6-3でファイナルセットへとつないだ。ファイナルセットではストロークの正確さが求められた。第2ゲームでブレイクを許すと、その後はストロークのミスが目立った。第6ゲームで再度ブレイクされ、1-6で勝利はならなかった。
D2は前崎直哉(経4)・柚木武(スポ2)ペアが奮闘を見せた。柚木の力強いサーブと前崎のコートカバー力が試される試合展開となった。第1セット第2ゲームには相手のファーストサービスが安定しない好機を生かしブレイクに成功。その後順調にキープを重ねこのセットを6-4で死守。しかし第2セットでは第3ゲームにブレイクを許すと試合の展開は早大ペアペースに。2-6でファイナルセットでの勝負となった。柚木の強烈なサービスと前崎のドロップショットやボレーなど緩急を使ったプレーが光ったものの、ファイナルセット第3ゲームでブレイクを許す。第8ゲームでは3回のデュースをしのぐことができず、悔しい敗戦となった。
D3に今夏のインカレで準優勝し、勢いのある藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2)ペアがリーグ戦3戦目にして初登場。第1セットでは最初のゲームからブレイクを奪うなど順調な滑り出し。このまま優位に試合を運ぶかと思われたが相手の鋭いストロークと息の合ったプレーに押され、3-6でセットを落としてしまう。第2セットに入ってもブレイクを許す苦しい展開が続く。最後までお互いの持ち味を生かすことができずこのセットも1-6で落とし無念のストレート負け。ペア間で課題の残る試合となった。

 

シングルス

S2は鈴木保貴(スポ3)と一昨年インカレ男子シングルス覇者の小林雅哉との対峙となった。試合は激しいストローク戦となり、些細なミスが勝敗を分けた。第1セット第1ゲームにブレイクに成功するも、次ゲームでブレイクバックを許す。第4ゲームではストロークのミスが目立ちブレイクを許すと粘りきれず1-6でセット先取はならなかった。続く第2セットでは第1ゲームからブレイクされる。鈴木が主導権を握っていたロングラリー中に他コートのボールが入り中断になるなど不運もあった。それでも粘り強くストロークで勝負したものの、1-6で敗戦した。 
S4は藪巧光(経3)が早大副将の古田伊蕗と対戦。試合は終始藪のペースで進んだ。第1セット第1ゲームからブレイクに成功すると勢いが止まらなかった。古田が積極的にフォアハンドで打ち込んでくる打球を、藪はふんわりとベースラインぎりぎりに深く返球。藪らしい、良く力が抜けたテニスだった。そのまま第7ゲームで再びブレイクに成功しこのセットを奪取。続く第2セットでも終始コートのベースラインへ深く球を運び、リードしていく。6-2で第2セットを取り、満面の『藪スマイル』を見せ、貴重な1勝をあげた。
S3には岡垣光祐(経2)が登場。第1セットは「自分らしいテニスができた。」と試合後に語ったように相手に打ちこまれても粘りを見せ、鋭いストロークを打ち返す試合を展開。相手のサーブにも正確なリターンで反応し3回連続でブレークを奪うなど勢いに乗りこのセットを6-2でとる。続く第2セットでも相手のミスショットを逃さず、常に試合の主導権を握った岡垣が1ゲームも相手に奪われず6-0で制する。終わってみれば2セットを通して2ゲームしか奪われず、完勝。コートの上には笑みがこぼれていた。
「ファイナルセットまで行ければなんとかなったかなというのもあるんですけど」。そう語ったのは、S6で惜しい試合を見せた小見山僚(スポ4)。相手は、木元風哉という左利きを武器とし、最近活躍の場を広げる選手だ。第1セットでは、長いラリーを強いストロークで決めるなど、好調な部分も見られたが、小見山が苦手とする部分を狙う相手のプレーに押され3回のデュースを経て得点を許した。第2セットでは、デュースが長く続く展開が多かったため、両者共に疲れた表情を見せていたのが印象的だ。そのため、相手は早くこの試合を閉めようと、左利きを生かしたカーブのあるサーブやリターンを何度も打ち込んでくる。それでも、小見山は相手に食らいつき、0-3から3-4まで追い上げる復讐劇を見せた。しかし、あと一歩及ばず第3セットまで行けず敗戦を喫した。次に向けて「しっかり楽しんでみんなで勝てれば良いなと思います」と語る小見山。笑顔で学生生活残り2回の試合も乗り越えてほしい。
この日一番の白熱した試合を展開したのはS4で登場した前崎直哉(経4)だ。序盤に3ゲームを連続で失う苦しい立ち上がり。しかしキープが続き迎えた第9ゲーム、左右に振られるも必死に食らいつき最後はローボレーをサイドラインぎりぎりに放ちブレイクを奪う。その後もポイントを重ね7-5でこのセットを制す。続く第2セット、最初のゲームからブレイクを奪うもすぐさま相手にブレイクバックされてしまう。互いに一歩も譲らずゲームを重ね、試合はタイブレークに突入する。タイブレークに入っても冷静さを失わなかった前崎、最後は逆クロスに正確なショットを打ちストレート勝ちを収めると、侍ポーズで喜びを爆発させた。
S1として最後に入ってきたのは柚木武(スポ2)。相手はアジア競技大会ダブルス銅メダリストの島袋将。タイトルを見ると、柚木が苦戦を強いられるように見えたが、実際にコートに立ちプレーが始まると両者一歩も引かない大接戦となった。第1セットでは相手に1ブレークされ落としたものの、キープは必ず取るという意識は試合にしっかり反映されていた。巻き返しを図りたい第2セット。3ゲーム目で柚木が先にブレークを決め、2度目のブレークで6-4と見事大逆転。第3セットまで持ち込む試合となった。背の高い柚木ならではの上から打つ力強いサーブや相手の良い球を利用したリターンで第3セットも強い相手に堂々と立ち向かう柚木。終盤に相手に1ブレークを許し惜しくもこの試合には敗戦。しかし、現3年より多くの指導を受け、昨年からの柚木の大きな成長がわかる良い試合となった。
(下石川愛実・梅原早紀・加瀬航大)

選手コメント

藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2)

ー今日の試合を振り返って
藪:納得のいく試合ではなかったんですけど、単複を経験してダブルスのリーグがどういうものかというのが経験できたので、あと2戦(今季のリーグ戦に)出るのかはわからないですけど来年に生かしていきたいです。
岡垣:初めてダブルスに出させていただいて、インカレで準優勝して自信はあったんですけれど逆に空回りした感じがあって、リーグの重みを感じてしまったなというのが第一にありました。法政にいきなり1敗を与えてしまったので悪い流れを作ってしまったかなというのは正直すごいあります。
―インカレと比べてどうでしたか
藪:このコートがすごくやりにくかったのはあるんですけれど、インカレ終わってから1試合もダブルスを岡垣とやっていなかったので、ちょっと噛み合わなかった部分もあって。でも(高村・木本ペアとは)来年にはリベンジをしたい相手なので今年は負けてもいいです(笑)。
岡垣:インカレで準優勝してあの時はすごく勢いでもっていけて新しいダブルスができだしたなというのがあったんですけど、そのイメージが強すぎて今回のリーグではインカレのようにやろうという感じがあって。そのイメージが強すぎたからか逆にそのプレーを目指してしまった所があって。今、僕達ができるプレーをしっかり考えてやれたらよかったかなと思います。
―そのプレーとはどのようなものか
岡垣:僕達はあまりダブルスは得意じゃない方なので、2人ともシングルスがメインなのでできるだけ相手があまり経験したことのないようなシングルスのショットとか、バリエーションでインカレは勝負してきたんですけれど、今日は逆に真正面からダブルスをやってしまった感じがあって。もっとロブとかショートクロスとかそういうのを色々と混ぜることが出来ればよかったかなと思います。
―鈴木・藤井ペアに替わって出場しましたが監督からの指示は
藪:インカレで結果が出たので本当は初戦から出てほしかったとは言われていたんですけれど、正直ちょっと僕達自身シングルスに専念したいなという気持ちと自信がまだなかったのもあり、3戦目からになってしまったんですが、来年になると単複全試合あると思うので、これに慣れて岡垣と仲良しで良いダブルスをやりたいと思います。
岡垣:仲良し(笑)。
―藪選手はシングルスでは緩急を使ったプレーをしていました
藪:まともにラリーしても勝てないなと思って行き着いた結果、変なテニスになりました(笑)。でもあのようなテニスをする相手はあまりいないと思うので、今日は早稲田の古田選手に勝たせていただきました。緩急というか嫌なテニスをリーグでできればチームも盛り上がると思うのであのようなテニスは良かったんじゃないかなと思います。
一岡垣選手はポイントを取られても取り返す粘りのテニスがシングルスで見られました
岡垣:慶大戦では自分らしくないプレーをして、簡単なミスを出して敗戦してしまった所があって。その反省がすごくあったので今日のゲームでは切り替えてできるだけ自分らしく戦おうと思っていました。自分のテニスはラリーをしっかりしてしつこい中で攻めれるところを攻めるというのが一番自分らしいプレーだと思っているのでそれが今日は初心に戻って粘り強くできたのかなと思います。
―次戦に向けて
藪:9-0でしょ。嘘です(笑)。シングルス頑張ります(笑)。
岡垣:王座決定戦には遠ざかってしまったんですけど後2戦勝ちきって、笑顔で4年生を送り出せるように自分のできる仕事をしっかりとこなしていきたいと思います。

小見山僚(スポ4)

ー今日の試合を振り返って
僕がバックハンドが苦手なことをみんな知っているので、それに合わせて前回?前々回出てなかった左利きのインカレ(にも出ていた)今のっている選手が出てきて、自分にとっては嫌なプレーをずっとされてずっとこっちのペースに持って行けずに終わっちゃったんで。しかも、そこを取っていれば柚木に4-4で賭けることもできたし、これでもう王座への道はほぼなくなってしまったのですごい悔しいですね。
ー長いデュースが多い試合でしたが、体力面はいかがでしたか
今までから3戦目で単複ダブルスまでずっとファイナルを戦っていてちょっと体に疲れはありますけど、まだまだ走れたので、(今回)ファイナル持って行けたら、相手も結構来ていたので、なんとかなったかなというのはあるんですけど、体力的にはまだ大丈夫っす(笑)
ー監督、助監督からはどのようなお話がありましたか
まぁ、よくやったと言われたんですけど、自分的には勝ってないので、よくやったわけではないなと思っていて、まだ試合があるのでしっかり頑張ってくれと話がありました。
ー残りの2戦に向けての修正点や伸ばす点は何ですか
僕の武器であるフォアハンドがあまり今いい状態ではないので、そこを直すのと、学生生活最後の試合になるので、このチームで戦えるのが最後なので、しっかり楽しんで、チーム全体で勝てればという風に思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0570 R春関と同カードの対決となった小見山(左)と楠原ペア
  • DSC 0609 R今カードも粘り強いプレーを見せた柚木(左)・前崎ペア
  • DSC 0497 R今カードではインカレ準優勝の藪・岡垣(左)ペアがD3 として出場
  • DSC 0953 R今試合も力強いサーブで熱戦を見せた柚木
  • DSC 0782 R安定したプレーで今リーグ活躍を見せている岡垣
  • DSC 0858 R鈴木は相手のストロークに苦戦を強いられた
  • DSC 0888 R好プレー炸裂で貴重な1勝を挙げた藪
  • DSC 0966 R第1セットの大逆転で試合の流れをつかんだ前崎
  • DSC 0925 R小見山は第1セットでチャンスをつかむも勝利ならず

 

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