テニス

【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 最終日 男子単複決勝 楠原、藤井・柚木ペアがアベック優勝で大会最終日を終える

関東学生新進テニス選手権大会
2019年2月21日(木)

早稲田大学東伏見テニスコート

新進最終日。男子シングルスには楠原悠介(経3)が、ダブルスには藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2)ペアと単複共に決勝進出を果たした法大。共に、手に汗握る好ゲームを制し、アベック優勝を果たした。

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単複共に優勝を飾った法大(左から藤井、楠原、柚木)

試合結果

男子シングルス決勝

結果勝敗選手名スコア対戦相手
優勝 楠原悠介(経3)

7-5,6-3

藤井颯太(早大)
 

男子ダブルス決勝

結果勝敗選手名スコア対戦相手
優勝 藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2) 6-2,2-6,10-7 平山浩大・伊藤竹秋(慶大)
 

戦評

男子シングルス

 寒空の下行われた新進。最後に笑ったのは楠原悠介(経3)だった。決勝は苦しい展開が予想されていた。対戦相手は王座14連覇を成し遂げた早大のリーグ戦メンバーとして出場経験もある藤井颯太。今大会はランキング上位20名が制限者として出場できないものの、決勝カードは極めてハイレベルな顔ぶれとなった。

 それでも、第1セットから好機は楠原に訪れる。風が強く吹き互いにサーブの安定感がない中で、楠原は第6ゲームをラブゲームでブレイク。しかし、その後すぐに第7ゲームをブレイクバックされる。第8ゲームでは0-40のポイントから相手のミスなども含めブレイクに成功するも、次ゲームをブレイクバックされるシーソーゲームのような展開に。第12ゲームでは持ち味のネットプレーやストロークでポイントを重ね、第1セットの先取に成功した。

 「3-0は大きかったですね」(楠原)と試合後振り返った第2セットは、早々から楠原のペースになった。第2ゲームでブレイクに成功し次ゲームもキープ。序盤からゲームカウントを3-0にすると、得意のネットプレーやコートを広く使った鋭角のショットなどを織り交ぜて、落ち着いたプレーを見せ自身のゲームは完全にキープ。楠原に隙はなかった。6-3のストレート勝ちで新進初優勝を飾った。

 試合中は厳しい表情を見せたものの、コートから出ると常に優しい表情が印象的な楠原。「準決勝から部のみんなが応援に来てくれて負けられないな、と思った」(楠原)と語ったとおり、コートの隣にはずらりと部員たちが並び声援を送った。新体制では副将を務める。今大会、コートで魅せ続けた副将の『背中』。新体制になって以来、確かな手ごたえを副将自らの手でつかんで見せた。(記事:梅原早紀)

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ポイントを決め笑顔を見せる楠原
 
男子ダブルス
 

   楠原の優勝で幕を閉じた男子シングルス。そして、男子ダブルスには藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2)が大歓声を浴びながらコートに登場した。単複アベック優勝をかけ、平山浩大・伊藤竹秋ペア(慶大)との一戦に挑んだ。  

   第1セットは法大ペアの勢いのあるプレーが炸裂。柚木のサーブに加え、藤井のネット際のプレーがはまり、相手を圧倒。2回ブレークに成功し、6-2でこのセットを奪う。
このままストレート勝利といきたいところだったが第2セットに落とし穴がまっていた。「第1セットで上手くいったので少し油断してしまった」と柚木が語ったように法大ペアのプレーに相手が慣れ始める。藤井のサーブに対して相手が鋭いリターンを返すなどプレーに変化をつけ始める。素早いラリー展開の中で法大ペアのミスがそのままスコアに反映され、逆に2-6でこのセットを落とす。

   頂点をかけた一戦はタイブレークに突入。序盤はいきなり相手にミニブレークを許すなどして0-4と厳しい展開に。しかし、準決勝でもスーパータイブレークを制し、自信をつけた法大ペア。持ち味のメンタルの強さを発揮し、そこから5連続でポイントを奪う。その後、一進一退の攻防が続くも7-6で迎えた状況でミニブレークに成功。一歩リードした法大ペアがそのままポイントを重ね、見事に死闘を制した。

   試合中、どんなに苦しい場面でもネガティブな雰囲気を出さず戦い続けた藤井・柚木ペア。試合後も喜ぶ様子を見せるも「嬉しいという気持ちもあるがまだ制限で出場できていない選手がいるのでまた自分たちのテニスを見つめ直さなくてはいけない」と至って冷静な2人。彼らの常に上を見据える意識がチーム、そして個人を成長させていくことになるであろう。

  (記事:草野慧)

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藤井・柚木(左)ペアも優勝を決め、単複アベック優勝となった 

選手コメント

楠原悠介(経3)

ー優勝おめでとうございます、今日の試合を振り返ってコメントをお願いします
ありがとうございます。今日はちょっと風が強かったので、色々作戦は考えていて。相手は粘り強いプレーをしてくることはわかっていたのでスライスを使ったり、ペースを崩すショットを心掛けました。結果的に相手を崩せたのでその点は良かったです。サーブもダブルフォルトが多かったのですが、全体的に見ると自分のプレーができたと思います。

ーかなり風が強かったが
今日は試合開始から風が強かったので、初めから修正した状態でプレーをしました。

ー第1セットを振り返って
先にブレイクして、ブレイクバックされての繰り返しでしたが、しっかり自分のゲームをキープできたことが良かったです。

ー第2セットについて
サーブが良かったです。一番最初にブレイク出来て、3-0のゲームスコアにできたのでそこからもう気持ちよくできました。相手も焦ってミスが多かったです。

ー部のみなさんも応援に駆けつけていたが
今日は女子も来てくれていて、負けられないと思っていてそれで勝てたので良かったです。本当に感謝しています。

ー新体制では副将を務めますが
最後の年のリーグはしっかり単複に出場して、去年の副将の前崎さんは僕が入学してから単複で出場していて、その背中を見ているので今年は僕が後輩たちの今後につながるプレーを見せる為にも単複で出場し、チームに貢献出来るようにしたいです。

ー大会を振り返って
シングルスでこういったトーナメントを経て、かつ難しさも分かったのでそういった部分で1回戦から積み重ねて優勝できて自信にもなったのでこれからも頑張っていきたいです。

 

藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2)ペア

ー優勝した今の気持ちをお聞かせください

藤井:昨年、同大会のダブルスが準優勝で今年優勝できて嬉しい気持ちがありますが、ここでの勝ち方と制限がかかっている相手への勝ち方はまた違ってくるのでまだ頑張らなきゃいけないという気持ちのほうが強いです。

柚木:昨年の新進のダブルスは岡垣と組んで1回戦で負けてしまって、やっぱりシングルスとダブルスの両方で結果を残したいので今回、藤井さんと組めることとなって制限かかっている選手はいないですがしっかり勝ちたかったです。大会通じては藤井さんの足を引っ張ってしまって助けられた部分が多すぎました(笑)。藤井さんも言っていた通り、制限かかっている選手との戦いかたは変わってくるのでしっかり自分のテニスを見つめ直して春関で結果を残せるようにしたいです。

ーアベック優勝は意識しましたか

藤井:なんであいつ(楠原)優勝するんだよーって(笑)。あいつが勝ったら俺らも絶対に優勝しなきゃいけないじゃないかって。

柚木:あまり考えてはいなかったですが、少しは意識しました(笑)。

ー今日の試合を振り返って

藤井:最初から最後まで全力でプレーできたので良かったです。

柚木:作戦とかは特に決めてはいなかったですけどしっかりとした自分たちの形は出すことができました。(試合を重ねることで自分のボレーがひどくなっていきましたが)

藤井:初戦のほうがひどかったよ(笑)

柚木:初戦のほうが良かったですよ(笑)。課題が多くでた大会だったのでしっかり改善していきたいです。

ー第1セットと第2セットでの違いは(第1セットは6-2、第2セットは2-6)

藤井:自分のサーブが相手に読まれてしまって完全に相手のタイミングに合ってしまったことだと思います。そこで自分が何か変化をつけられるサーブを使えることができればよかったですけど思うようにはいきませんでした。

柚木:ファーストセットで良いスコアで取ることができて少し油断してしまったと思います。

ースーパータイブレークに入っていきなり4連続でポイントを奪われました
藤井:とにかく1ポイント目に何故ダブルフォールトするのかと思いました(笑)。とにかく最初ですね。
柚木:実はあまり緊張してなくてとても集中していたので藤井さんはなんで緊張しているんだろうと思いました(笑)。

ーそこから巻き返すことができたのは

藤井:とにかく無心でプレーをしていました。

柚木:昨日もスーパータイブレークを制することができたので昨日のことをイメージしてプレーしたら勝つことができました。

ー今大会を振り返って

藤井:1回戦からかなり強い相手だったので最後まで集中をきらすことなく臨むことができました。戦術というよりは気持ちの部分でしっかり戦うことができたと思います。

柚木:藤井さんと同じように気持ちの部分で勝つことができたのが多かったので良かったと思います。あとは藤井(さん)が強かったです(笑)。

ー春関に向けて

藤井:シングルスで頑張っていきたいと思います(笑)。

柚木:どっちも頑張ります(笑)。

フォトギャラリー

  • hyoushou R単複アベック優勝を果たした法大(左から藤井、楠原、柚木)
  • IMG 5225 Rシングルス優勝の楠原
  • IMG 5233 Rダブルス優勝の柚木(左)と藤井
  • kusuhara7 Rポイントを決めガッツポーズをする楠原
  • kusuhara8 R力強いストロークが目立った楠原
  • huziiyuzuki2 R試合中も笑顔を絶やさない藤井(左)・柚木ペア
  • yuzuki R試合を決めたのは柚木のサーブだった
  • hujii R大会期間中つねに柚木を鼓舞し続けた藤井

 

 

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