テニス

【テニス】2019年度全日本学生選手権大会 男子単3回戦、男女複1回戦 シングルスは岡垣が4回戦に進出!女子は竹内・猪川組が2回戦へ 雨天の影響で本戦5日目の試合は延期に

2019年度全日本学生選手権大会
2019年8月14日(水)~16(金)
岐阜メモリアルセンター

学生日本一を決める全日本学生選手権(インカレ)。大会3日目以降は男女シングルス3回戦が、ダブルスは1回戦が行われた。16日は台風の影響で全試合延期となった。

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竹内・猪川(左)組が2回戦に進出

男子シングルス3回戦

勝敗選手名スコア対戦相手
岡垣光祐(経3) 5-7,6-4,6-4 山口雄矢(中京大)

男子ダブルス1回戦

勝敗選手名スコア対戦相手
  藪巧光(経4)・村田雄飛(社1) 0-6,1‐6 高村佑樹・丹下将太(早大)
  佐野有佑(経2)・高清水研人(経2) 4-6,6(6)-7 山尾玲貴・大野翼(関大)

女子ダブルス1回戦

勝敗選手名スコア対戦相手
竹内あやか(社3)・猪川結花(社1) 7-6(3),6-1 明河樹・北本恵理奈(関学大)

戦評

熱戦を繰り広げる全日本学生選手権(インカレ)。大会2~4日目は台風到来の影響もあり、男子シングルス3回戦と男女ダブルス1回戦が行われた。男子シングルスは岡垣光祐(経3)のみが残る苦しい展開になった。男子ダブルスはシードを含め3組が2回戦からの登場となる。

男子シングルス3回戦

 台風が近づき雨を含んだ薄墨色の雲が空いっぱいに広がる中、岡垣光祐(経3)は男子シングルス3回戦に出場した。第1ゲーム、第2ゲームを連取しリードした状態となるも、時折吹き付ける強風と相手選手の強力なフォアハンドに苦戦し5-7で第1セットを落としてしまう。しかし続く第2セット、岡垣は軽快なフットワークと正確な配球で相手を追い詰め、カウントは一気に5-1に。ここから相手選手も巻き返しを図り5-4まで追いつかれるが、デュースまでもつれ込んだ次ゲームを何とか制し、勝敗はファイナルセットへと持ち越された。

 最終セットは雨天により一時試合が中断。その後インドアコートで行われることとなった。第1ゲームから両者ラリーが続き、些細なミスが命取りになる展開に。岡垣が第3ゲームをブレイクし勢いに乗るも、次ゲームをブレイクバックされる。第7ゲームでは0-40から連続ポイントでブレイクに成功するも第8ゲームでブレイクを許してしまう。好機をつかんだのは第9ゲームだった。2度のデュースの末このゲームをブレイクするとサービスゲームをキープし6-4で辛勝した。

DSC 1704 R岡垣はフルセットの末勝利をおさめ、4回戦進出

男子ダブルス1回戦

 大会3日目には佐野有佑(経2)・高清水研人(経2)組が男子ダブルス1回戦に出場。第1セットは相手ペアがオープンスペースに巧みにショットを打ち込み、第7ゲームをブレイクされてしまう。そのままブレイクバックすることはできず4-6でセット先取をのがした。しかし、第2セットでは第7ゲームをブレイクされるも、第10ゲームでブレイクバックに成功。試合はその後タイブレークに突入した。しかし、「本当にあと一歩だった」(佐野)と試合後語ったようにタイブレークで勝ち切ることができずストレート負け。初めてのインカレは収穫を得たものの、悔しい結果となった。

 予選から勝ち上がり本戦出場を果たした藪巧光(経4)・村田雄飛(社1)組のダブルス1回戦は序盤から苦しい展開となった。第1ゲームからブレイクを許すと、その後も早大ペアとの激しい打ち合いでミスが目立ち第1セットを0-6で逃す。第2セットで立て直しを図ったものの、及ばず。ストレート負けで初戦で姿を消すこととなった。

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惜しくも1回戦敗退となった佐野(左)・高清水組

女子ダブルス1回戦

 女子ダブルスは予選から勝ち上がってきた竹内あやか(社3)・猪川結花(社1)組が1回戦に登場。第1セットでは、第3ゲームでブレイクに成功するも、次ゲームでは甘く浮いた球を前衛に捉えられブレイクバックを許した。その後試合はタイブレークに突入。猪川のフォアハンドストロークや竹内のボレーが決まり、タイブレークを7-3で制しセット先取に成功した。第2セットは、第2ゲームからブレイクに成功すると、勢いに乗った。サービスゲームを着実にキープすると、再び第6ゲームをブレイクし6-1と快勝。2回戦進出を決めた。

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女子で唯一勝ち残った竹内・猪川(左)組

 

(記事、写真:村井美咲、梅原早紀)

クローズアップ:賀川稜太

学生日本一を決めるインカレ。各地方で出場数が制限されていることもあり、本戦への出場権を獲得することも容易ではない。今回は今年度初めて本戦出場を果たした賀川稜太(社3)選手にフォーカスしました。ご一読下さい!

 テニス競技に関わらず、大学でプレーする選手たちにとって3年目に懸ける想いは強い。なぜなら、プロアスリートや実業団へ進むことのない、大多数の選手たちが大学3年次の冬から部活動と就職活動の両立をしなければならないからだ。テニス競技においても、2月の関東学生新進選手権(新進)や5月の関東学生トーナメント(春関)など就職活動を行う時期に主要大会の日程が重なる。つまり、就職活動を行いながら4年次に結果を残すということは練習時間の確保などの観点から他学年に比べて困難が伴う。ゆえに3年の春夏は学生プレーヤーにとって『勝負の年』と言っても過言ではないだろう。

 そのような状況下で、インカレ本戦で3年目の夏を過ごしている選手がいる。賀川稜太(社3)だ。今年度はシングルスでインカレ予選を勝ち上がると、本戦1回戦では「練習でも一回も勝ったことがない」という先輩の藪巧光(経4)に勝利。2回戦ではフルセットの末敗れたものの、「ここまで勝てると思っていなかった」と語るほど収穫の大きな大会となった。賀川の強みはコート内外で見せる元気の良さだ。本戦2回戦では第1セットを1-6と劣勢で折り返したものの、「そのまま第2セットも同じように終わってしまうのは恥ずかしい」と感じ、試合中も声を出すことを意識したという。それまでの悪い流れを断ち切るかのようにフォアハンドを打ち込み、第2セットを奪取。試合には敗れたものの、賀川にとって今夏の戦いによって確かな手応えをつかんだはずだ。

 インカレではシングルスのみならず藤井俊吾(社4)と共にダブルスを組み、上位進出を狙う。賀川の『魅せ場』はまだこれからだ。

DSC 1395 R予選を勝ち上がり本戦出場を果たした賀川

(記事:梅原)

選手コメント

藪巧光(経4)・村田雄飛(社1)組

―インカレを振り返って
村田:あまりにもレベルの差があって普通にプレーできませんでした。考える余裕もなかったですし、落ち着いていこうと思ってもついていくことが難しかったです。予選と違うことが沢山ありました。
藪:今年は村田と組んでいたこともあり、結果を出そうというより村田が成長できればいいなという点と、自分も最後の年を悔いなくプレーできればいいなと思いました。その中で、今日の試合は実力不足だったのかなと思いました。それでも村田は1年生なので、これからどんどん試合経験を積んでいくことができるので、4年生としてここまで連れてくることができたからこそ、村田には来年も結果を出して欲しいなと思います。ただ、今日の結果は少し不安が残った試合でした。

―「不安」とは具体的に
藪:4年生というのは後輩を引っ張っていく大切な役割でもあれば、ポイントをしっかり取らなきゃいけない役割でもあると思います。去年は岡垣と組んでいたので思い切りやることができましたが、今年は少し違って集中もしなくてはならないということと、村田のサポートもしなくてはならないというダブルスで、しっかり支えられたのかなと思う反面、もう少し村田を成長させてあげられたのかなとも感じています。なので、少し悔いは残っています。

―予選を振り返って
村田:予選は1回戦から地方大学のペアとの対戦だったので、あまり情報量がなかった中で藪さんの力もあり本戦に上がれたことは本当に良かったです。良い経験をさせていただきました。

―藪選手は賀川選手とのシングルスを振り返って
藪:シングルスは結果を出したいと思っていましたが、賀川が本当に強かったなと思います。リーグ戦でも単複両方賀川に出て欲しいですし、成長に期待している後輩です。リーグ戦でも単複で全勝して欲しいです。

―試合後は植村監督とお話をされていたが
藪:村田が1年生なので、こういったインカレの舞台を経験できたことは大きな収穫だったという点と、それを来年に生かさないといけないよ、ということを一緒にお話ししました。村田にはプレッシャーになるかもしれないけど、今後成長して欲しいと監督だけでなく4年生も思っています。

―村田選手の今後の目標は
村田:まだ今後の具体的な目標は定まっていないのですが、一つは精神面で成長しなきゃな、と思いました。さっき藪さんにも言っていただいたのですが、精神面で成長できれば技術も伴っていくよと言われたので、まだやることは本当にたくさんあるのですが頑張っていきたいと思います。

佐野有佑(経2)・高清水研人(経2)組

―インカレを振り返って
佐野:第1セットはワンブレイクされてしまって、その後セカンドもブレイクされてしまったのですが、4-5から第10ゲームをブレイクすることができました。本当にあと一歩という一言に尽きる試合だったと思います。勝てなかったのは本当に悔しいのですが、初めてのインカレにしてよかったと思います。春関も負けてしまって、新進の時より結果が出せなくなってきていたのですが、インカレであの時(新進)くらいの実力で戦えているのではないかと思いました。なので、そこまで悪い結果ではないと捉えています。
高清水:(今日の試合は)そこまで悪くなかったと自分では思っています。結構先にブレイクされてしまって試合展開としては後から徐々に追い上げていくかたちになりました。今日の相手は実力的にはかなり格上の相手でもあったので、悔しいですがあとちょっと実力が足りなかったと思います。

―「あと一歩」とは具体的にどの点において実力差を感じたのか
高清水:サーブ、リターンですね。相手のサーブが大事なところでしっかりと良いところで入ってくるので、リターンも相手の方が安定していました。サーブとリターンが上手いとその後のストロークも安定してくるのでその点だと思っています。僕たちもリターンは入る時は入るんですけど、入らないこともあるのでそのムラによって競り負けてしまった気がします。
佐野:そうですね、この点ははっきり言うと僕たちペアの穴でもあるのですが、僕が前衛で高清水がサーブのゲームはかなり落としてしまうので、その点を変えていきたいなと思いました。あとは僕自身がサーブ、リターンに自信があって、それでも相手からリターンが返ってきてストローク戦になってしまうと明らかに実力差が出てしまったと思います。ですから、サーブ、リターン以外にもどういった形で前衛の高清水と連携をとって攻めるかを考えなくてはなりませんでした。ですから、その点が課題だと思っています。

―お互いのプレーの良い点は
佐野:僕はラリーをするタイプなので、そういった時にしっかり前で動いてポイントを取ってくれる高清水はパートナーとして頼りにしています。あとは勝負所でのリターンなどです。
高清水:やはり僕が得意な詰めたボレーが佐野と組んでいるとしやすいなと思います。有佑のサーブゲームはかなり安定して取れることと、あとはリターンとかですね。押されている流れの時にも決めてくれるので頼りにしています。

―リーグ戦も控えているが今後の目標は
高清水:そうですね、リーグ戦に出られるのかまだ分からないのですが、とりあえず練習を重ねて先輩たちにリーグ戦で「出そう」と思ってもらえるようなペアになって少しでも力になりたいです。練習からやっていこうと思っています。
佐野:夏関は出場できるかどうかわからないのですが、今後高清水と組んで練習の際にも先輩たちと試合をすると思うのでそこで勝ちたいです。二人でリーグ戦に出場できるかどうかはわからないですが、しっかりアピールしていければと思います。頑張ります。

フォトギャラリー

  • DSC 1655 R予選から勝ち上がった竹内(左)・猪川組
  • DSC 1712 R岡垣の3回戦は雨天により一時試合が中断
  • DSC 1770 R佐野は高清水と共にインカレ初出場
  • DSC 1777 Rサーブを放つ高清水
  • DSC 1834 R村田の今後の活躍に期待だ
  • DSC 1846 R予選から勝ち上がったものの初戦敗退となった藪(左)・村田組

 

 
 
 
 
 

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