テニス

【テニス】2019年度全日本学生テニス室内選手権大会 男子ダブルス決勝 法大から3年ぶりのインカレインドア決勝進出!大会制覇ならずも楠原・柚木組が準優勝!

2019年度全日本学生テニス室内選手権大会
2019年11月30日(土)
大阪府吹田市江坂テニスセンター

全日本学生テニス室内選手権(インカレインドア)で、男子ダブルス決勝に楠原悠介(経4)・柚木武(スポ3)組が進出。同大会は2016年に寒川雄太(平29年度卒)・鈴木保貴(スポ4)組が準優勝という結果を残しており法大からは3年ぶりの決勝進出者となった。慶大ペア相手に熱戦を繰り広げるも惜敗。それでも準優勝という結果で大会を終えた。 

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ポイントを決め笑顔を見せる楠原と柚木(左)

男子ダブルス決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
楠原悠介(経4)・柚木武(スポ3) 6‐3,1‐6,9‐11 今村昌倫・羽澤慎治(慶大)

戦評

 大阪府吹田市江坂テニスセンターで行われた全日本学生室内選手権(インカレインドア)。楠原悠介(経4)・柚木武(スポ3)組が男子ダブルス決勝に進出した。決勝カードは今村昌倫・羽澤慎治(慶大)組との対峙となった。第1セットでは互いにサービスゲームをキープするも、第6ゲームでは楠原のボレーが見事に決まり、ブレイクに成功する。このブレイクによって勢いに乗り、第1セットは6-3で先取した。

 しかし、第2セットでは第2ゲームからブレイクを許すと、リターンミスなどのミスが目立ち第5ゲームまでゲームポイントを獲得することが出来ず。柚木のサービスから始まる第6ゲームでは、サービスエースなど好プレーが続きキープするも、1-6で勝負の行方はスーパータイブレークへともつれ込んだ。

 迎えたスーパータイブレークでは、1ポイント目から柚木の豪快なサーブが決まり幸先よく試合が進む。しかし、ボレーやリターンなどわずかなミスが目立ち6-6と好機をつかめなかった。その後も2人でネット前に詰め、柚木が浮いた球を見逃さずスマッシュするなど攻めのプレーが続き8-6と優位に立つも、慶大ペアは強かった。2ポイント差を詰められ、その後9-9と手に汗握る展開となるも、リターンミスなどを含め3ポイントを連取され敗戦。今年度最後のタイトルであるインカレインドアを制することは出来なかったものの、準優勝で大会を終えた。

 (記事、写真:梅原早紀、撮影協力:下地奈奈選手)

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ポイント間に会話する楠原・柚木(左)組

Close Up:柚木武

学生日本一を決めるインカレインドア。夏の全日本学生選手権(インカレ)に比べて出場選手枠が少なくランキング上位選手が集う大会となる。法大は3年ぶりに男子ダブルスで決勝進出を果たしました。今回は柚木武(スポ3)選手にフォーカスしました。ご一読下さい!

 「速すぎだろ」。柚木武(スポ3)のサービスゲームは、周囲の驚嘆と共に始まる。196センチの長身から放たれるサーブは、インカレインドア決勝の舞台でも異彩を放った。夏関以来のペアリングとなった楠原・柚木組は、互いの強みを生かし、時には補い合いながら準優勝まで駆け上がった。

 法大の選手の中でも、サーブといえば『柚木』。明確な強みを持つ一方で、大学入学当初の柚木はどこか『不器用』な選手だった。「高校生の時はサーブの練習ばかりしていて、ラリー練習や細かなプレーについての意識はあまりなかった」(柚木)と語るように、自身が得意とするサーブにこだわりを持ち続けてきた。しかし、転機は2年次の関東学生トーナメント選手権(春関)で訪れる。前崎直哉(平30年度卒)と組み挑んだ、ダブルス本戦3回戦では古賀大貴・安上昴志(早大)組に、第1セットを先取し第2セットも5-4と勝機をつかむも、3ゲーム連取を許し、そのまま流れを変えることなく敗戦。インカレの本戦出場権をかけた試合だっただけに、ほろ苦い経験となった。柚木はこの試合がずっと記憶に残っているという。「緊張してサーブが全く入らなかった。あの時から、練習では状況を考えて取り組むようになった」と語るように、この試合の反省を生かして競り合っている場面や、ゲームカウントを想定し、自分に言い聞かせるようにしてサーブの練習に励んだ。「そうやって練習するようになってから試合でも強気になれて、重要な場面で入るようになった」と語るように、今大会の決勝でもスーパータイブレークではサービスエースを決めるなど、要所で物怖じすることのないプレーを見せた。

 柚木が磨いてきたのは、サーブだけではなかった。課題としていたネットプレーやストロークは、入学してから練習を重ねた。「1年生の新進の前に、前崎さんや他の先輩方に朝練習や、昼の空き時間など、練習時間以外で基本的な技術を色々教えていただいて。大変だったけど、新しいことを教えていただいてうれしかった」と語るように、苦手としていたストロークやプレー中の意識を上級生と二人三脚で見直した。「先輩も練習があるのに、後輩である自分のことを思って教えてくれた」。成長の過程にはたくさんの人の力があった。
 「自分も上級生として、後輩に教えてあげられることを伝えていきたい。そして、チームに少しでも恩返しができるように、大会でコンスタントに結果を残して『まぐれで勝たない選手』になりたい」。大学での競技生活も残すところ約一年となった。育ててくれたチームへの『恩返し』を込めて。柚木は、これからも輝き続けるはずだ。

 (記事:梅原)

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学生テニス界屈指のビックサーバ―柚木

選手コメント

楠原悠介(経4)・柚木武(スポ3)組

―決勝戦を振り返って
楠原:準決勝が接戦だったのですが勝つことが出来て、その勢いもあってファーストセットも上手く取ることができました。セカンドセットに入って準決勝と同じように0-3になって苦しかったんですけど、柚木と頑張ろうと話しました。相手のサーブが良くてセカンドを取ることが難しかったんですけど、スーパータイブレークはみんなの応援もあって「いけるんじゃないかな」と思うところまできて。それでも、あと一本が取れなかったことが心残りでした。

―準決勝の調子は
柚木:準決勝の調子は本当に良くて、初対戦の相手では会ったんですけど、楠原さんが本当に上手にカバーしてくださって。僕が思い切りできるように楠原さんがしてくださったので、ぎりぎりの戦いだったんですけど、本当に勝つことが出来て良かったです。

―今大会のプレーに得点をつけるとしたら
楠原:99点!
柚木:99点です。
楠原:真似するなよ(笑)。

―99点の理由は
楠原:この大会はお互いサーブもリターンもかみ合って、すごく良かったかなと思います。それでも最後マッチポイントがなかったことがマイナス1点です。
柚木:僕も調子が良くて、いい試合がずっとできたのですが、最後のマッチポイントを迎えることが出来なかったのが悔しかったです。

―今後に向けて
楠原:僕はこの大会で学生大会も引退したので、来年からは全日本選手権が一番大きな大会になると思います。30歳までは競技を続けようかなと思うので、全日本の優勝を目標にして、卒業してからは実業団で頑張っていきたいです。
柚木:インドアはダブルスで準優勝ができたのですが、シングルスで早々に負けてしまって。それが悔しかったので、ここから学生大会がしばらくないのでしっかりと練習をして来年のインカレや春関に向けて優勝を目指せるように身体作りをしていきたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 2584 Rポイントを決め笑顔を見せる楠原と柚木(左)
  • DSC 2534 Rポイント間に会話する楠原と柚木(左)
  • DSC 2660 R前につめる2人
  • DSC 2355 Rサーブを放つ楠原
  • DSC 2650 R学生テニス界屈指のビックサーバー柚木
  • DSC 2728 R表彰式後を終えて撮影に応じる2人
  • DSC 2705 R決勝当日は東京から部員たちが応援に駆けつけた
 

 

 
 
 
 
 

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