フェンシング

【フェンシング】第73回全日本選手権(個人戦)男子フルーレ・女子サーブル 4年生の鈴村、高嶋が意地を見せベスト8に入るも、中村と月野が初戦敗退という結果に...

第73回全日本選手権 男子フルーレ・女子サーブル
2020年9月18日(金)
駒澤オリンピック公園体育館

第73回全日本選手権大会2日目は男子フルーレ・女子サーブルの予選~準決勝が行われた。男子フルーレは鈴村健太(法4)、中村太郎(法2)が出場。中村は終始相手に圧倒され1回戦敗退、鈴村は準々決勝まで進んだがベスト8という結果に終わった。女子サーブルは月野敬子(国文2)が1回戦敗退、高嶋理紗(国文4)は前回大会王者と互角の試合を繰り広げるも、あと一歩届かずベスト8という悔しい結果になった。

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4年生としての意地を見せた鈴村

試合結果

種目出場選手順位
男子フルーレ 鈴村健太(法4) ベスト8
  中村太郎(法2) ベスト16
女子サーブル  高嶋理紗(国文4) ベスト8
  月野敬子(国文2) ベスト16
 
 

戦評 

男子フルーレ 

 今年初めて行われた公式戦。大会2日目に行われた男子フルーレでは法大から鈴村健太(法4)と中村太郎(法2)が出場した。

 中村は初戦で格上の松山恭助(JTB)と対戦。序盤から相手に主導権を握られ終始追いかける展開に。途中4ー9と踏ん張りを見せるも「点差が開く度に焦りました」と言うように、終盤で相手に5ポイント連続で取られるなど力の差を見せつけられ、5ー15で1回戦敗退となった。

 鈴村は初戦で危なげない試合運びを見せた。立ち上がりから積極的に踏み込み、リードする展開に。途中点差を詰められるも最後まで主導権を渡さず15ー10で見事初戦を突破した。続く2回戦となる準々決勝では中村を破った松山と対峙。後輩の分まで頑張りたかった鈴村だが、こちらも終始相手ペースとなってしまった。「後半少しディフェンシブになってしまった部分があった」と言うように、中村と同じような試合展開になってしまい5ー15で敗れた。おそらく最後の公式戦となった今大会は悔しいベスト8で幕を閉じた。

女子サーブル

 女子サーブルからは髙嶋理紗(国文4)と月野敬子(国文2)の2人が出場した。

 月野は1回戦で福島史帆実(セプテーニHD)と対戦。先に相手に得点を許すとずるずると失点を重ねてしまい、主導権を握れないまま点差を広げられてしまう。「強気で前にいくようにした」と、終盤には6ポイントを連続で奪取し巻き返しを図るも、反撃及ばず11ー15で敗戦。1回戦で姿を消すことになった。

 高嶋は1回戦で浦野夏菜(警視庁)と対戦。序盤はシーソーゲームを展開するも中盤に一気に引き離し、15ー11で勝利。続く2回戦では前大会の優勝者である江村美咲(中大)と対戦。「練習を振り返ればどちらが勝ってもおかしくない状況だった」と高嶋自身が振り返るように、序盤はシーソーゲームを展開する。しかし、終盤に3ポイントを連続失点してしまい、流れを取り戻すことができずに11ー15で敗戦。前大会優勝者に善戦したが力及ばず、準決勝に駒を進めることは出来なかった。高嶋は試合後には自身の進路について、「社会人アスリートとして一層精進していく」と語り、新天地での再出発を誓った。

(記事・写真:鈴木滉平、五嶋健)

選手インタビュー

鈴村健太(法4)

ー今大会を振り返って
悔しいの一言につきます。でもそれ以上に試合ができた喜びも大きかったです。だからこそ本当に悔しいです。

ー2回戦は終始追いかける展開になりました
追いかけなければいけない展開にしてしまったのが敗因です。悔しいです。

ー今年は大会が相次いで中止となりましたが、モチベーションや試合勘をどのように維持してきましたか
モチベーションはかなり高く維持できていました。試合がなくても、自分がフェンシングで強くなりたいと思う気持ちは変わっていなかったので、そこに変化は特にはなかったです。試合勘は練習しかなかったので、練習で培うしかなく大変でした。

ー法政の選手としては最後の試合になる可能性も高いです。4年間で印象に残っていることは
やはり全日本団体3連覇は自分にとっても価値のある試合でした。だからこそ今年も全日本団体をとって4連覇したかったのはありました。そこだけが試合ができなく悔しいと思っています。また、4年生として出る試合がなくなってしまったのも後輩に良い姿を見せてあげられなく残念です。

ー差し支えなければ来年の所属先を教えていただきたいです
現在は正式に決まっていないので、言えません。しかし来年からも現役を続ける方針です。応援していただけると嬉しく思います。

ー今後に向けて一言お願いします
いまは来年のオリンピックに向けてもう一度頑張っていこうという気持ちが強いです。コロナに負けず、アスリートとしてできることを日々行っていきたいと思っています。

中村太郎(法2)

ー今日の試合を振り返って
今日の試合は一回戦の相手が決まっている状態だったのでしっかりと対策をしてから試合に臨む事ができましたが結果は惨敗だったのでとても悔しかったです。

ー試合の終盤ではいらだちが見える場面もありましたがどのような心境でしたか
自分の想定していた試合展開通りには上手くいかなかった部分が多かったので点差が開く度に焦りました。

ー今年は大会が相次いで中止となりましたが、試合のない間はどのようなトレーニングをしていましたか
いつでもフェンシングが再開できるようにトレーニングをしていました。

ーこの数ヶ月は競技だけでなく、日常生活でも大きな変化があったと思います。そのような点も含めて、今季を振り返ってください
試合や対面授業もなく、前期が終わった実感も無いという気持ちです。しかし今までに無いくらい自分を見つめ直す時間があったのではないかなと思います。

ー来季からはチームの中心としての役割を期待されます。来季へ向けて一言お願いします
僕がチームを引っ張っていきます!

高嶋理紗(国文4)

ー今大会を振り返って
試合に向けた準備という点では過去の大会を振り返ってみて最も意識できた大会でした。ベスト8で負けるという結果的には悔しい大会となりましたが、今大会のような準備を毎試合することができれば少しずつステップアップできると思います。先の見える大会となりました。

ー2回戦では前回大会優勝の江村選手との対戦でした。どのようなプランで試合に臨みましたか
練習を振り返ればどちらが勝ってもおかしくない状況だったと思います。自分なりに戦術を立て、相手を分析し、試合に臨みました。
攻撃がほぼ完璧に決まっていたので、自分のフレーズを持って前に行ければ良かったのですが、後半少しディフェンシブになってしまった部分がありました。今後直すべき大きな課題が見つかったと思います。

ー試合のない期間が長く続きましたが、試合勘や気持ちの保ち方はどのようにしていましたか
次の大会がいつ開催されても良いように戦える準備を常にしていました。長期間試合が行われないことは分かっていたので、自分の弱点を克服できるよう練習をしました。基礎的な練習ができたのは良い機会だったと思います。

ー差し支えなければ卒業後の進路を教えていただけますでしょうか
卒業後は企業に就職し、競技を継続させていただきます。社会人アスリートとしてより一層活躍できるよう精進してまいります。

ー来年はオリンピックが予定されています。代表選考や本大会にむけて意気込みをお願いします
一戦一戦自分のベストなパフォーマンスをすることがどの大会においても目標です。来年のオリンピックは厳しい状況にありますが、4年後のオリンピックでは必ずメダルを獲得できるよう多くの経験を積み、悔いのない大会にしたいと思います

月野敬子(国文2)

ー法政のOGでもある福島さんと対戦となった1回戦では終盤に猛追を見せたシーンが印象的でした。劣勢の展開の中でどのような心境でしたか
ランキングも上で強い選手なのはわかっていたのでディフェンスをしたらいけないという思いがあり、強気で前に行くようにしました。試合中は必死すぎて冷静な判断はできていなかったと思うのですが、攻撃をして点数を取るということを考えました。

ー今季は公式戦が相次いで中止となりました。試合がない期間はどのようなトレーニングを行なっていましたか
前期の授業期間はオンライン授業の関係で大学の練習に参加していました。8月入ってからNTCでナショナルチームの方と練習をして、ファイティングを中心とした練習が多かったです。

ー来季へ向けて一言お願いします
今よりもっと強くなって、国内ランキングを自己ベスト更新できるようにしたいです。団体メンバーに入れるように努力します。

フォトギャラリー

  • DSC 5630試合後に挨拶をする鈴村
  • DSC 6010鈴村は粘り強く戦った
  • DSC 5890来季はチームの中心として期待されている中村
  • DSC 6097終始リードを許した月野
  • DSC 6168前回大会王者に互角の戦いを見せた高嶋
  • DSC 6221悔しい結果となった

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