陸上

【自転車】RCS第9戦/六大学対抗ロード 新村がクラス2優勝!六大学対抗戦は完全優勝!!

全日本学生ロードレースカップシリーズ 第9戦 浮城のまち行田ラウンド

第10回 東京六大学対抗ロード(クリテリウム)大会
2015年11月15日(日)
行田総合運動公園周辺 周回コース 1周2km

行田総合運動公園で六大学対抗ロード大会が行われた。前回トラック種目で圧倒的な強さを見せた法大はロード種目でも圧巻の走りを見せ、トラック種目に続き優勝し総合優勝を飾った。対抗戦の後に行われたRCS第9戦のクラス2では新村が1位に輝いた。

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菊山は最後のスプリントで魅せた

RCS第9戦 成績

クラス1

 順位 名前(学部・学年)
 8位 菊山将志(人3) 

クラス2A

順位  名前(学部・学年)
 9位 渡部将太(営1) 
 19位 江口彰志(文2) 
 28位 勝又高陽(法1) 

クラス2B

 順位名前(学部・学年) 備考
 1位 新村穣(法4)  クラス1昇格
 12位 加藤雅之(人2)   
 15位  鈴木良(経1)  

クラス3C

 順位名前(学部・学年) 
 DNF 岩澤修平(人1)

 

六大学対抗ロード

個人成績

 順位名前(学部・学年)   ポイント
1位  荒井佑太(営2)  26pt
3位  菊山将志(人3)  15pt 
7位  青野将大(法3)  8pt 
 17位 北條顕登(法2) 
DNF  加藤雅之(人2) 

ロード種目総合成績

順位大学記録
1位   法政 15
2位  早稲田   12 
3位  立教   5 
4位  明治   3 
5位  慶応義塾   0 
6位 東京 0
 

戦評(RCS第9戦)

クラス1
 六大戦に続きRCSにも出場した菊山。北條はメカトラブルのためDNSとなった。クラス1は15周回(30km)を走り、最終着順で勝敗を決める。レース序盤は集団はほとんど動きを見せず、菊山も集団の中で足をためる。9周目で伊藤(順大)、森口(日大)、金子(早大)が逃げを形成するとレースは一気に活性化し、逃げと集団の差は広がり始める。菊山は依然集団の中。最終周回手前で逃げが吸収されると、レースはスプリント勝負へと入る。菊山も先頭でスプリントに絡むが上位入賞には届かなかった。
 
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連戦の疲れを感じさせない菊山
 
クラス2A
 クラス2のレースは10周で行われた。2Aには江口、勝又、渡部が出場。
 3人とも序盤から積極的なレースを展開。中盤の6周まで常にメイン集団の前方で渡部を中心に走り続けた。7周回、渡邊(駒大)が飛び出して逃げるも、8周回で合流。法大選手は全員メイン集団にいる状況で、レースはラスト1周へ。最終周、コースの半分近くに差し掛かったところで、勝又が集団から飛び出す。圧倒的なスピードでどんどん集団との差を広げ、このままいけば逃げきり勝ちに見られた。しかし最後の直線に入る前に無念の落車。新井(明星)が隙を見て飛び出し、そのまま1位でゴールした。メイン集団を走っていた渡部は9位、江口は19位。落車から立ち上がった勝又は28位に終わる。下級生中心に奮闘した走りを見せたが、法大勢の昇格は果たせなかった。終盤、勝又の優勝の可能性が大きく見えただけに、悔しいレースとなった。
 
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落車に苦しんだ勝又
 
クラス2B 
 続くクラス2Bでは、新村、加藤、鈴木良が出場した。
 1周目から他大3名が逃げのグループを形成。集団とのギャップを10秒程度作り、レースを有利に展開していく。その後も、逃げがギャップを広げ、最大30秒程度まで差が開いた。
一方、法大勢は、集団内で様子をうかがう場面が続く。だが、4周目に新村が数名を連れ第2グループを形成すると、逃げを捕まえレースを振り出しに戻した。そこからは、新村が集団前方、加藤・鈴木良が集団やや後方でレースは最終周へ。集団のままゴールラインに向かい、勝負はスプリント勝負となる。トラック競技を主戦場とし、地力で上回る新村は、圧倒的なスピードで残り100mで先頭に立つと、そのままフィニッシュ。見事優勝を果たした。加藤は、12位と復帰戦を優勝で飾れず。鈴木良は、15位で今後に課題を残す結果となった。
 
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新村は後続を引き離して優勝した
 
クラス3
クラス3に登場した岩澤は大学から自転車競技を始めたルーキー。最初からハイペースのレースとなり集団は早々にばらけ始める。このペースになんとか食らいつきたい岩澤だったが、残り4周を残し先頭と1分差が開いたため足切。目標としていた完走まであと一歩のところで自転車を降りた。(野口愛優・橋爪優典・竹内大将)

戦評(六大学対抗ロード)

 曇り空のもと行われた六大学対抗ロード(クリテリウム)に法大からは青野、菊山、荒井、加藤、北條の5人がエントリー。競技はポイントレース方式とし、完走周回数と中間スプリントで与えられる得点を基に最終順位を決定する。昨年立大に敗れ2位に終わった法大は、主将青野を筆頭にポイントレースを得意とする荒井、スプリント力に定評のある菊山らが優勝を目指した。
 
 レースの走行距離は30分と3周(1周2km)の特殊なルールで行われ、2周回ごとに中間ポイントが与えられる。最初のポイントを奪ったのは、先日行われたトラック種目のポイントレースで優勝した荒井。3周目から足切に合う選手が出始め序盤からハイペースな展開となる。2回目のポイント周回(4周目)を荒井は2位通過し単独トップに。ここで加藤が集団から遅れ出し6周目で無念の脱落。依然荒井が集団の先頭を走る中、集団で菊山は足をためる。再び荒井が4回目のポイント周回(8周目)を1位通過すると、その勢いのまま高木(立大)、金子(早大)らと逃げを形成。この逃げを容認した集団を、法大の選手がコントロールしレースは佳境に入る。
 
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法大が集団をコントロールする
 
 5回目のポイント周回(10周目)で伊藤(早大)が僅差で荒井を抜き、3点差まで迫る。ここで30分経過し、レースは残り3周へ。一層ペースを上げ始めた集団は、徐々に縦長になり遅れだす選手も現れる。北條が一度落車するもなんとか復帰し、いよいよレースは残り1周。最終コーナー手前で菊山、青野、荒井はトレインを組み、最後のスプリントに備える。最後は集団から飛び出した菊山が1着フィニッシュ。3、4着には青野、荒井が続き、北條も遅れてゴールした。
 
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六大戦完全制覇!
 
 序盤からポイントを重ねた荒井が個人優勝し、大学対抗では法大が2位の早大と3点差離して悲願のロード種目総合優勝を決めた。さらにトラック種目とロード種目の対抗得点を合わせた総合成績でも頂点に輝き、すべての種目で1位を独占する完全優勝を成し遂げた。(竹内)

選手コメント

新村穣

―クラス2優勝について
本来4年生はインカレをめどに部活動は引退するんですけど、今回自分は引退後も自転車競技を続けていく予定なので、結果が残せてよかったです。
 
―今回作戦はありましたか
何パターンか想定はしていて、今回はインターバルメニューを多めに取り組んできていたので、かなり強度の高いレースになってもついていける自信があったので、ちょっと速い展開にしたり積極的に動いてレースを活発にしようと思っていました。
 
―新村選手にとってベストなレース展開とは
自分自身どんなパターンでもこなせると思うんですけど、一番得意なのは今日みたいにちょっと長い距離でスパートかけるのが理想的かなと思って、今回は最終回でペースが一瞬落ちたところがあってここだと思ってアタックをかけました。
 
―六大学戦で優勝した後輩たちの走りを見て
率直に頑張っていたなという気持ちがすごい伝わってきました。自分もまだ寮で生活しているので普段一緒に練習することもあるので、モチベーションも高く取り組んでいましたね。勝ち負けは運に左右されることもあるんですけど、それでも自分たちにできなかった総合優勝を果たしたのは先輩から見てすごく誇らしいです。
 
―注目している選手はいますか
一番成長著しいのは荒井君だと思うんですけど、みんな頑張っているので全員に期待はしています。

青野将大

―今日のレースを振り返って
菊山、荒井を中心に、それぞれ他にもアシストの役割を作って走ってたんですけど、上手くいって総合も取れたので良かったです。
 
―チームとしても、個人としても満足のいく結果でしたか
そうですね。途中北條と加藤にハプニングはあったんですけど、チームとして乗り越えられて何とかいい走りができたと思います。
 
―狙っていた展開は
荒井は実力があるので、逃げでもスプリントでもある程度自由に走ってもらって。もう1人、菊山に最後スプリントで取ってもらうっていう形でいきました。あと他の3人のうち1人くらいが得点に絡めて、5、6位くらい取れればいいなって思ったんですけど。今回1位、3位、5位ということで、チームとしていい走りができたかなと思います。
 
―青野選手の役割はアシストだったということでしょうか
そうです。自分は5人の中ではあんまり走れる方ではなかったので、他の大学の強力な逃げを潰すっていう形でずっと前前でやっていました。自分の役割が果たせました。
 
―今日のメンバーの選考について
正選手5人と補欠2人っていうことで7人のメンバーが選ばれたんですけど、5人と2人っていうのは分けて選んだわけではなくて、いつものロード練習で走れている7人を選びました。自分は出られるかすごいギリギリのところだったんですけど、六大は最後っていうのと、主将ということもあって出ました。出ることができてよかったです。
 
―六大戦のロード種目で特に手強い大学は
総合を狙う大学としては、やっぱり早稲田大学が強いと思っていました。あと去年は立教大学が優勝したんですけど、個人の1位が立教大学で、その1位の人の得点で総合優勝になった感じでした。なので強い大学じゃなくても、個人で1位を取られたら危ないです。それが立教大学の高木さんだったり、慶應大学の池邉だったりとか。どの大学にも1人くらい強いのがいますね。
 
―ロードとトラックの両部門で総合優勝を果たしましたが
正直ずっと狙っていました。ただ他の大学からしてみれば六大はシーズンオフなので、来年シーズン入って全日本個人戦だったり、インカレだったり、っていうのは他の大学もこんなレベルじゃないと思います。今回取れはしましたけど油断せず、オフシーズンもしっかり充実した練習をして、良いシーズンの入りができるようにしたいです。
 
―代替わりして、主将になっていかがですか
強い4年生が抜けたというのは不安ではあるんですけど、このロードとトラックで4年生抜けてもやれるぞってところを見せたかったので。ただ、このロードだったらアシストっていう役回りだったんですけど、もっと力をつけて、キャプテンとしてみんなを引っ張っていく走りができるようにしたいと思います。
 
―主将として、法政をどんなチームにしたいですか
やっぱりチームワークが大事だと思うので、チームワークを良く。監督がよく言ってるんですけど、一丸魂で。和気藹々としつつ、しっかりとした上下関係も持って、メリハリのあるチームにしていきたいです。
 
―次に出場される大会は
全体で出るのは多分これが最後だと思うんですけど、個人的に3週間後のTRSの方に団抜きメンバーで出場します。来年の全日本トラックで、法政として団抜きに出て優勝したいっていう目標があるので、それに向けたベロドロームでの調整というか。シーズンオフにはなるんですけど、調子を落とさないようにして、そこそこのタイムが出せるようにしたいと思います。
 
―今シーズンを振り返って
4月の全日本トラックから入って、5月の東日本、7月の全日本個人戦っていうのは、正直自分の中であまり良い走りができてなかったって感じでした。けどインカレ(の4kmTP)で優勝することができて。先輩に引っ張ってもらったって感じではあるんですけど、団体(種目)で優勝できるっていうことは良いチームワークだったということですし、そういうものを来年は先輩として、後輩に伝えていけたらと思います。
 

菊山将志

―六大学戦(ロード種目)優勝について今のお気持ちを
一安心しました。特に不安はなかったんですけど、やっぱりロードは何が起こるかわからないので、バンクはある程度安定しているので。ロードはアクシデントが多い競技なので。
 
―最終ゴールは狙っていましたか
もうあれしかないので(笑)。あれ(ゴール前スプリント)が自分の持ち味なので。去年は神宮(クリテリウム)で負けているので今回は良かったです。自分は最後のスプリント要因だったので仕事は果たせたのかなと思います。
 
―今回の作戦は
基本的にエースは自分と荒井で、荒井はポイントを重ねていって自分は最後を取って上位に絡むという展開で、北條は逃げれたら逃げて、加藤もそれに乗っかりアタックを潰すという役でした。青野は基本的に何でもやるという役割で、レース感と展開の読みとかを考えたら青野は後ろから見ていてすごくいい働きをしてくれました。あいつの存在はすごく大きかったです。ほとんどの逃げを前で潰してくれて、さすがだなと思いました。
 
―トラックのポイントレースとの違いは
トラックはペースは緩まないんですけど、ロードは結構緩みますね。
 
―ゴール直前で3人が縦一列になっていましたが作戦ですか
最終コーナーで振り返ったら二人いたので、「これは俺が連れて行かなきゃな」と思って走りました(笑)。
 
―今回意識していた相手は
やっぱり早稲田ですね。明治は小林選手が出ていたら恐かったんですけど。
 
―トラック種目に続き優勝で六大学戦完全優勝ですが
感無量です。去年悔しさを晴らせてよかったです。代も新しく変わって、先輩方が抜けた穴をどう埋めるのかが課題だったので3年生5人でひっぱっていいスタートが切れたんじゃないかなと思います。
 
―この後のオフシーズンはどう過ごされますか
体を温めながらウエイトトレーニング中心です。

荒井佑太

ー今日のレースを振り返って
トラックに続いてロードの方でも優勝を目指していたので、六大学対抗を完全制覇できてホッとしているというか、嬉しいです。
 
ー2冠を達成しましたがそれについて
今日は仲間がすごくサポートしてくれて、チーム全員で掴んだ勝利なので、走った全員に感謝したいと思います。
 
ー今日のレースでは早大と接戦を演じましたが
早稲田が総合的な力で法政と競ることはトラックで分かっていたので、今日のレースの中でも常に早稲田を意識して、早稲田が行ったら法政の中からきちんとフォローするってことはチームの中で決めていました。あと、ポイントが予想通り僅差になっていたので、最後は取りこぼしが無いようにということで、法政もチーム力で劣らないように集中していきました。
 
ー早大が動いてきたところを潰すようなレースを計画されていましたか
そうですね。前半は他の大学も得点に絡んでいたんですけど、レース後半から早稲田の動きが特に目立っていたので、そこは競り負けないように、法政でも動いていこうっていうのはレース中に話していました。
 
ーご自身は個人獲得ポイントが1位ということでしたが、振り返っていかがでしたか
青野先輩だったり、同期の北条・加藤を中心にサポートをしてくれて、いい形で自分にポイントを取らせてくれたので、本当にそのおかげだと思います。
 
ー六大トラックから1週間後のこのレースにむけてどのような調整をしていきましたか
トラックの時から特殊なトレーニングは取り入れていなくて、朝の練習でスプリント力だったり心拍数を落とさない練習をしてきました。
 
ーこの結果にご自身はどのような点数をつけますか
六大のトラックから1週間しかない中でよく調整ができて、ただ今日はチームメイトに助けられた勝利だったので、チームに感謝したいです。 

加藤雅之

―今大会を振り返って
今回の試合の意気込みとしては、6月に腰の手術をして、学連レースの復帰戦として考えていたんですけど…。レース勘だったり、自分の足が足りないことを実感させられました。
 
―レースはいつ以来になりますか
ちょこちょこは出ていたんですけど、最後まで絡めるようなレースはできてなかったので。まともなレースは4月ぶりですね。
 
―RCSの方で狙っていた展開はありましたか
みんな絶対に新村先輩を単独で見るなって思ったので、そこの隙をついていければと思っていたんですけど、受け身受け身で全然自分から動くことができなかったです。
 
―六大の方でのご自身の役割は
当初は北條と交代で逃げるっていう展開を作りたかったんですけど、そういう展開にできなかったです。それで荒井のリードアウトするっていう役割だったんですけど、その役割も1回しかできずに終わってしまったので、そこは今後の課題です。
 
―今回のコースについて
瞬発力があまりないので、コーナーの立ち上がりで位置を下げてしまったりして。あんまり得意なコースではないです。
 
―トラックとロードの両部門で総合優勝となりましたが
4年生の先輩方が抜けたんですけど、それでも去年よりもいい成績を残せてるっていうことは1年生の活躍が大きいのかなと思います。うかうかしてられないと思います。下級生11人いるので、数も多いですし、実力もあると思います。
 
―同期の選手ついて 
僕は(法政)二高出身で、同期はスポーツ推薦で入ってるので。負けたくないっていう気持ちはあるんですけど、今は手術終わったばかりなので、同期については考えずに自分の成長だけ考えていきたいと思います。
 
―青野新主将について
青野先輩はよく周りが見えていらっしゃる方です。2学年違うのと1学年違うのだと、(後者は)距離はあんまり感じないので、思ったことも結構言えますね。
 
―次に出場される大会は
12月13日の行田のRCSです。
 
―その大会に向けて意気込みをお願いします
優勝します!

フォトギャラリー

  • 4096主将としてチームをけん引した青野
  • IMG 4068総合優勝の立役者荒井
  • IMG 4137逃げでチームに貢献した北條
  • DSC 0392 00076昨年総合2位に雪辱を晴らした(写真真ん中:菊山)
  • 4178クラス2昇格を目指す岩澤
  • 4536復帰戦となった加藤
  • 4390江口は上位進出とはならなかった
  • IMG 4604終始安定した走りを見せた新村
 

 

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