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【スキー】第91回全日本学生選手権大会 女子1部SL 男子1部コンバインド 法大の「なでしこ」躍動!!コンバインドでも村上が約20年ぶりの入賞を果たす!!

秩父宮杯・秩父宮妃杯 第91回全日本学生スキー選手権大会
2018年3月3日(土)
野沢温泉スキー場

今年の全日本学生スキー選手権も4日目。法大スキー部は、これまで元気のなかった女子陣が躍動。林、齋藤が2位、3位と今大会初の複数入賞を果たすなどアルペン女子陣の底力を見せつけた。また男子コンバインドでも村上が法大勢約20年ぶりとなる9位入賞という健闘を見せた。

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ayuko1 R
林は2年連続で表彰台に上った

試合結果

アルペン部門

女子1部SL

順位選手名(学年・学部)1本目2本目合計
2位 林鮎子(現3) 52.21  53.71 1:45.92
3位 齋藤実祐(社1) 53.45  52.49 1:45.94
13位 松浦由季乃(デザ工4) 54.87 54.65 1:49.52
15位  下村美緒(社4) 54.82 54.85 1:49.67
17位 森田蕗子(現1) 53.28 56.66 1:49.94 

コンバインド部門

男子1部NH

順位選手名(学年・学部)ジャンプ(得点)クロスカントリー (所要時間)
9位 村上純人(社2) 78.0  28:44.10
16位 小林響平(現2) 70.0  30:59.40
 

戦評 

アルペン・女子1部SL

 女子SLには5名の選手が出場した。1本目では林鮎子(社3)が52秒21の好タイムを記録し、3位につけると、続く1年生コンビの森田蕗子と齋藤実祐も7位と9位と健闘。3名が10位以内に入り、幸先の良いスタートを切った。
2本目は照りつける日差しの下、異例の暑さの中で行われた。ここで力を発揮したのは齋藤だ。快調に滑り出すと、そのままスピードを落とすことなくゴール。52秒49と、2本目のトップタイムを叩き出し会場を沸かせ、3位入賞を果たした。
 続く林も53秒71と安定した滑りを見せる。 昨年を上回る2位に輝き、2年連続で表彰台を獲得した。一方、1本目で7位だった森田は、56秒66と思うような記録を残せず。総合では18位と順位を落とし、悔しさの残るインカレデビューとなった。(飯島愛未)

saito1 R
1年生らしからぬ勝負強さを見せた齊藤

コンバインド・男子1部NH

 男子コンバインドでは、村上純人(社2)が法大コンバインド勢にとって久々となる9位入賞を果たした。前半のジャンプでは10位と入賞圏内につけると、後半のクロスカントリーも最後まで落ちることなく1つ順位をあげてのフィニッシュとなった。
 昨年のインカレでは、ジャンプで10位も、クロスカントリーでは失速し14位となって悔し涙を流した村上。この大会に懸ける思いは人一倍強かった。今大会もジャンプでは10位と、同じようなレース運びで後半のクロスカントリーへ。昨年の不安はあったものの積極的な攻めの滑りを見せ9位入賞となった。
 法大勢は2年前までコンバインド勢が長らく不在。それだけに村上は、久々の入賞者となった。復活2年目での快挙に監督もゴールの瞬間、思わず「予想外」と声をあげて喜ぶほど嬉しい誤算だったようだ。(具志保志人)

監督・選手コメント

近藤浩之 監督

―今日の総括をお願いします
今大会は女子がこれまで0.5点で、このまま点数が取れないと2部に落ちてしまうのでないかという可能性もあったので結構ドキドキだったのですが皆それなりに実力通りの力で滑ってもらって良いレースができたなと思いますね。何よりも5人全員が2本とも完走したし本当に力のある齋藤と林が表彰台に入って、本当はもう一人入賞して欲しかったですが、それが現実だということだけども良いレースだったと思います。コンバインドは、村上がジャンプの調子を落としていたのですが野沢に入ってから一番のジャンプをしてくれて後半の距離も全体の5位というのは、彼はもともと走れる子ではあるけど実力的にはまだまだある中で、本当に頑張ったと思います。

―女子が好成績を残せた要因は
1本目まだバーンのいい時に、いいところにつけるということが達成できたということで皆精神的に楽になったということと、誰として途中棄権していないので、そういう意味では良い緊張感でやれたのかなと思います。

―コンバインドは、久しぶりの入賞となりました
しばらく選手がいないので、選手がいないっていうことは、なかなか練習方法も違う競技で難しい環境の中、去年2人入ってきて今順調にきているのは伸びてきた証拠だなと思って非常に嬉しかったですね。

―コンバインドの選手が入部してきた経緯は
今までアルペンとクロカンだけでやっていたので去年、窓口を広げる意味で欲しいなと思って声を掛けたら2人入ってきてくれましたね。言ってみれば、これを新しい法政のスタートにしようとは思っていたのですが、思いのほか上手い具合に伸びて入賞までしてくれたという感じですね。

―昔というのは、どれくらいですか
おそらく15年から20年くらいですね。

―アルペンは全日程を終了しての総括
アルペンは、男子でいうとポイントは取っているけど、結局ポイント取ったのは3人なので、もっと他の顔ぶれ見ても複数入賞できる子がいるので、そこは残念だなと思いました。確かにけが人もいたし、ちょっとミスも多かったけどそこは来年につなげたいなと思いますね。

―明日に向けて
明日のクロスカントリーは10kmのフリーという得意種目なのですが、去年のようにズバ抜けた選手はいないので、そこはチャレンジですよね。今日の村上みたいに下馬評をひっくり返すというか、そういった所を目指して欲しいですね。彼らもクロカンだけポイントを取れていなくて思う所はあると思うので頑張って欲しいなと思いました。

林鮎子

―今日のレースを振り返って
1本目はいい位置につけたと思います。目標でも、5位以内に入ることを狙っていました。5番で整備が入ることが分かっていたので、その整備を活かしてセカンドラップを取る作戦でした。それで(総合では)1位を狙ったんですけど、結果としては2位でした。でも作戦通りいけたかと思います。

―2位という結果について
優勝を狙っていたので少し悔しいです。

―雪の状態は
1本目はすごい締まっていて滑りやすい雪でした。でも2本目は暖かくなってしまったので、すごいザクザクで、スタート前は雪質の不安はありました。

―実際に滑ってみて
2本目はラインがついていたので、1本目よりもラインが下がってしまいました。その溝に合わせるのがとても大変でした。

―今シーズンの調子は
今シーズンはGSはあまり良くなかったんですけど、SLは学生チャンピオン大会でいい結果が出せていました。落ち着いて滑れば10位以内には入れると確信していました。

―1年間で成長した点は
ヘアピンとかストレートとかのコンビネーションを冷静に見られるようになったので、そのぶん去年よりは不安はなくなりました。

―チームの中での役割は
今年はチーフをやらせていただきました。SGから流れをつかむことができなかったので不安要素は多かったです。GSが得意な選手が少ないので、やっぱり自分がGSでポイントを取って、チームが不安なく今日のSLに臨めるようにしたかったんですけどわそれができなかったです。たぶんSLに焦りというものがみんなあったと思います。でもそれが今回のレースではプラスになって、みんなで団結できる要因になったと思います。

―後輩のレースをみて
1年生が2人活躍してくれました。その2人が1本目で10位以内に入ってくれたので、私も思い切って攻めることができました。

―普段の練習は
だいたいみんな、個人で10月ごろに海外遠征に行きます。12月や年末年始には大学の合宿があり、そこで練習を行っています。

―練習で重点的に取り組んだことは
一番重点的にやったのは、コース上でラインが下がった時にどう切り返して入っていくか、そのリカバリーの力を上げるトレーニングを行いました。春からは毎日2時間のランニングと体幹トレーニングを絶対にやるようにしました。そうやって毎日継続してやることで、それを自信に変えられるようにとやってきました。

―今後の目標と改善点は
全種目で入賞できるようにしたいので、そのためには一人一人が不得意な種目をもっと底上げしていければと思います。

齊藤実祐

―今日のレースを振り返って
結果的には、表彰台を目指していたところがあるので、すごくうれしいです。

―試合前に意識していたこと
大学でということを意識するとすごく緊張するので、自分のために頑張ろうと思って、いつも通りに滑ろうと意識しました。

―インカレでの目標は
表彰台を目指していました。

―レースのイメージやプランは
斜面変化があるんですけど、急斜面ではあまりタイム差が出ないと思ったので、攻めるような滑りではなく、滑り降りて行くという感じで降りてきて、急斜面のスピードをいかに緩斜面に繋げられるかというところを意識しました。

―実際に滑ってみていかがでしたか
一本目は、完走することを意識しすぎて、守りの滑りになってしまったんですけど、2本目は順位も9位だったんで行くしかないなと思って勝負を仕掛けて行きました。

―雪の状態はいかがでしたか
一本目は、気温も低かったので硬かったですけど、2本目は緩んできていて、硫安も効いてはいるんですけど、スタート順が遅くなったのもあって、コース状況は1本目より悪かったです。

―2本目の中でトップタイムでしたが要因は
斜面変化で急斜面のスピードをうまく繋げられたことで、そこから勝負をかけられたことが要因だと思います。

―初めてのインカレですが
初めて、このインカレという雰囲気を味わって、今までの自分のためという個人戦から、初めて個人競技でのチームプレイというものをして、大学のために頑張れたのでうれしく思っています。

―高校と大学でなにか違いは
高校は、強豪校といわれるような学校がいつも上位にいる感じなんですけど、大学では自主トレが主になるので、夏場に陸トレを頑張った人が冬に成果を出す感じなので、夏場の過ごし方が大事だと思いました。

―試合後先輩から何か声をかけられましたか?
おめでとうと言っていただきました。

―今回のインカレでの収穫や課題は
今シーズンあまり大きな成績を出せていなかったので、全国大会というこの大きな大会で、3位という成績を出せたということは、これからの自分の励みになりますし、まだまだ、3位ということで優勝を狙えるということが分かったので、優勝した子も一年生ですし、自分も頑張れば行けるので頑張りたいと思います。

―今シーズンを振り返って
春から環境が変わって、先輩から受ける刺激は大きいなと思いました。

―来季の目標は
来季の目標は今シーズンを超えて、優勝を目指します。

 村上純人

―9位入賞について
ここにきて、ジャンプがあんまり良くなくて本番の前のトライアルラウンドでもあんまり良いジャンプができなかったですね。だけど昨日のスペシャルジャンプが終わって、今季の良い時のジャンプのビデオを見たりとかしながら今とどこが違うのかなど色々考えて悩みに悩んで本番でやっとある程度良いジャンプができて前半10番という結果だったと思います。後半の距離は、去年は今年と同じでジャンプが10番という位置から4つ抜かれて14位で去年すごく悔しい思いをしたので絶対に今年はという強い気持ちで走りました。

―監督もゴールした時、「予想外」と言っていましたが
監督から見たらそうなのかもしれないですけど、僕はインカレで入賞するためにこの1年間頑張ってきた感じなので自分的には全然想定外とかではなかったです。

―競技歴としては
中学1年生の時からジャンプとコンバインドを本格的に始めました。

―長らくコンバインドの選手のいなかった法大に来た理由は
いや特に理由はないですね。

―不安とかなかったのですか
いや、特になかったです。やることは一緒なので。

―昨年と比べて後半の距離の方の力がついた理由は
夏からの基礎体力を上げるために、走り込みを多く取り入れました。さらに、ただ走るだけでなくスキーって上り下りがあるので山を一定の脈で走れるようにすることでクロスカントリーの後半でも疲れないようなトレーニングをしていました。

―今年入賞して来年に向けては
来年は、スペシャルジャンプでも入賞できるようにというのとコンバインドは今年よりも良い順位を目標にしていきたいです。

フォトギャラリー

  • ayuko2 R作戦通りのレースで2位入賞を果たした林
  • morita1 R森田はこの悔しさをばねに、来年リベンジを果たすに違いない
  • shimomura1 R下村はラストレースを全力で滑り切った
  • saito2 R齊藤は2本目をトップのタイムでゴールした
  • ayuko1 R落ち着いたレース展開を見せた(林)
  • matsuura1 R最後のインカレとなった松浦
  • hyosyo2 R村上はコンバインド部門で9位入賞の快挙を果たした
  • hyosyo1 R笑顔で終えた林(左)と齊藤

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