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【陸上競技】秩父宮賜杯第48回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

 

秩父宮賜杯第48回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
2016年6月18日(土)
さいたま市駒場運動公園陸上競技場

伊勢路をかけた関東予選会が行われた。今年は9位までが出場権を得られるが、法大は9位と約2分差で14位となり、3年連続本戦出場を逃した。

IMG 7668 R坂田はラストスパートをかけ4位に入った

試合結果

総合成績(9位までが本戦出場)

順位大学名 総合記録
1 山梨学大 4時間3分25秒82
2 日大 4時間5分20秒92
3 日体大 4時間5分43秒63
4 拓殖大 4時間5分52秒94
5 帝京大 4時間5分54秒35
6 國學院大  4時間5分56秒00
7 中央学大 4時間6分2秒86
8 大東大 4時間6分39秒23
9 国士大 4時間6分58秒04
10 順大 4時間7分6秒47
11 東国大 4時間7分12秒15
12 城西大 4時間7分26秒32
13 専大 4時間8分45秒88
14 法大 4時間9分10秒37

個人結果

順位名前記録
1 16位 矢嶋謙悟(経2) 31分05秒17
  27位 鹿嶋隆裕(経3) 31分28秒80
2 24位 東福龍太郎(経2) 31分28秒79
  27位 佐藤敏也(1) 31分36秒46
3 4位 坂田昌駿(スポ4) 30分19秒93
  22位 青木涼真(生命科学1)  30分43秒78
4 19位 坂東悠汰(スポ2) 29分53秒33
  38位 足羽純実(現4) 32分34秒11
 

戦評

 秩父宮賜杯第48回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会がさいたま市駒場運動公園陸上競技場にて行われた。各大学8名の選手が2名ずつ4組に分かれ、10000mの合計タイム上位9校が全日本大学駅伝の出場権を獲得できる予選会。法大勢3年ぶりの本選をかけたレースに挑んだ。  

 1組目に出場したのは、矢嶋謙悟(経2)と鹿嶋隆裕(経3)。レースは終始スローペースな流れで進んだ。矢嶋は3000mや5000m付近で果敢にもペースアップを図るが、6000mを越えたあたりでまさかの転倒。しかし、アクシデントに見舞われながらも16着でフィニッシュした。一方、鹿嶋はラストのスパートに対応できず。追い上げむなしく27着に終わった。  

 2組目では、東福龍太郎(経2)と佐藤敏也(1)が出場した。2組目も日大の室伏穂高を除き、レースはスローペースで進んだ。集団が動き出したのは7000m付近。ペースアップを始めた集団に対し、この時点で両選手は後方での位置取り。必死に食らいつくものの、8000mを越えると集団から脱落し、東福が24着、佐藤が27着という結果に終わった。  

 続く3組目には、坂田昌駿(スポ4)と青木涼真(生命科学1)が登場。両選手とも集団後方から様子を伺うような入り方。6000mのあたりで集団は広がり始めるが、坂田、青木ともに集団から離されることはなかった。ラストスパートで青木が若干差をつけられるも、坂田は自身の持ち味を存分に発揮し4着フィニッシュ。青木は22着となったが、1年生ながら次につながる走りをみせた。  

 いよいよ本選出場も見えてきた4組目。このレースには足羽純実(現4)と坂東悠汰(スポ2)が出場した。両選手の健闘が期待されたが、2人のレースは対照的なものだった。レースの入りは双方同じだった。順大の塩尻和也や日大のパトリック・マゼンゲ・ワンブィらの先頭集団にペース惑わされることなく、レースを進めた。しかし、2000mを越えると早くも足羽が失速。最下位へと沈んだ足羽は、その後も巻き返すことができなかった。一方の坂東は、自分のペースを貫き続けた。終盤に疲れが見える場面もあったが、気力を振り絞り自己ベストを更新する力走。法大に明るい話題を吹き込んだ。  

 惜しくも本選出場とはならなかった本大会。レース後、坪田監督も4年生を集めたミーティングを行うなど、本選への切符をつかみかけただけにその悔しさも一入だ。最上級生の坂田も「箱根こそは絶対みんなで」と決意を固めた。この大会で出た収穫と課題を見つめ直し、次こそは笑ってレースを終わりたい。(原口大輝)

 

監督・選手コメント

坪田智夫駅伝監督

―今大会の総括を
主力というか去年箱根を走った選手たちがけがとか教育実習とかで抜けてしまっていたので、厳しいレースになるかなと思っていたんですけど、その中で1年生2年生の新しい力をちょっと試したいなと思っていたので、しっかりよく試したかった選手たちが踏ん張ってくれたので、良かったかなと思います。  

―想定していた試合の展開は
暑いレース展開になっていたので、そんなに速いレースにはならないだろうって踏んでいたので、その分うちは助けられたかなと思います。  

―3組の坂田選手が4着に入りましたが
教育実習から昨日帰ってきたところだったので、ちょっと練習の流れも上手くいってなかったんですけど、3組目もスローで非常に助けられたかなと。  

―対して4組の足羽主将が去年に続いて苦しい走りとなりましたが
あんまり調子のいい状態ではなかったんですけど、もう少し踏ん張ってはくれるのかなと思っていました。

―最終的に9位と2分差の14位ということですがどのように捉えていますか
9位と2分差っていうのは全部足羽のところで吐き出しているので、そこまでは互角以上の戦いができていますので、足羽の不調っていうのはマイナスではあるんですが、プラスの部分もあるのかなと思います。  

―今回出場した2人の1年生については
2組の佐藤は春先ちょっと出遅れていたんですけれども、ここにきて調子が上がってきたので入れました。青木に関しては本当は10000mの出場数もなかったので、やっぱり1組目とか2組目とかスローなところでレースを進めさせたいなと思ったんですけど、ちょっと駒がいなかったので、あそこの厳しい組に入れざるを得なかったですよね。

―4組の坂東選手は自己ベスト更新となりましたが
もっとそれ以上の力を彼は持っていますので、それよりもあの順位でまとめてくれたっていうのは大きいと思います。  

―これから夏に入りますがチームの課題は
だいぶ今日1年生2年生がいいレースができていましたので、多少そういった部分では層の厚みもできつつあるのかなと感じています。課題としてはやはりエースの復調っていうのは第一だと思うので、1区2区で勝負できる選手を育成していかないと、箱根のシードっていうのは間違いなく見えてこないと思います。   

―箱根の予選会に向けて
今年は何も目標を達成できていないので、なんとしてもまずは箱根の予選会。しかし箱根の予選会がゴールではなくて、今年は1月3日の大手町のゴールを目指したいと思っているので、走るだけではなくて、シードっていうのを目指して最後まで戦っていきたいと思います。

 足羽純実駅伝主将

 ー今日のレースを振り返って
最初から身体が動いていなくて終始走れていなかったです。自分のせいで負けたというのが大きいと思います。  

ー最初から動かなかったのは調整不足ですか
状態は上がってきていたんですけど、ここまで最初から動かなかったあたりどっかに問題があったと思うので、しっかりここから考えていきたいと思います。  

ー昨年の全日本予選のことがよぎりましたか
そうですね。ここ最近レースで外さず安定して走れていることが少なくなってきていて、不安を覚えて引きずってるのが大きいと思います。  

ー監督から直前に何か指示がありましたか
通過ラインにいるから落ち着いて走ってこいと言われました。  

ーこれから実力をコンスタントに結果を出すためには
初心に帰ることですかね。1・2年の途中までは走れていて今走れていなくて、それはやはり最初の時期に持ってたものがなくなってきていると思うので、昔なぜ走れていたのかを思い出したいです。キャプテンとしてではなくまずは競技者としてどうすればいいのかを考えていきます。

 坂田昌駿

 ー今日のレースを振り返って
この気温もありましたし、今日のレースは1、2組がスローペースだたったので、3組目もこのペースが続くんじゃないかと思い、後ろから様子を伺う走りができました。今日は冷静にレースを進められた点が良かったのかなと思います。  

ープランとしてはどのようなお考えでしたか
やっぱりスローペースを予想した後ろからの入り、そういう意味でも今日はプラン通りに走れたと思います。  

ー4着という結果について
冷静にレースをみて、動くべきところで動けたので、この着順は自分の力通りなのかなと思います。  

ーレースの位置取りとしても終始先頭を狙えるところにいましたね
そうですね。最初の6000mくらいまでは上がらないと思っていたので、後半の4000mから前に出ようと考えていたので、すぐに動ける位置をキープしていました。それが結果につながったのかなと思います。  

ー坂田選手の持ち味であるスパートも見事でした
僕はラスト200mで誰にも負ける気がしません。でも、それをもっとラストスパートという意味でも600m、800mと広げていかないとこれから先通じていかないと思うので、もっと力をつけてロングスパートをかけることが、上のステージに行くためのこれからの課題です。

ー4年生としての最後の1年をどのような1年にしたいですか
全日本走りたかったですが、自分としても教育実習から昨日帰ってきたばかりで、みんなの状況も分からない状態でした。全日本という目標は逃してしまいましたが、少し休養もはさんで、箱根こそは絶対みんなでシード権を取りに行きたいと思います。そのための力は僕たちにはあると信じてますし、4年生としてそこを引っ張りながら結果でみんなに恩返ししたいと思います。

 鹿嶋隆裕

ー予選会を振りかえって  
6月はなかなか暑い日はなかったですけど、今日は本当に暑くて僕の苦手なコンディションなんですけど、坪田監督から開き直って行ってこいと言われて走れましたね。8000mまでは楽にペースを刻めてたんですけど、前の選手が転倒するアクシデントがあったときに力を使ってしまいそこからきつくなりましたね。アクシデントが起こったときや1人になってからの走りが力不足だと思います。

ー試合前に考えていたレースプランは  
監督からの指示もあったんですけど、10から15番辺りを走るようにしようとしてました。

ー1組目だったことあり、暑さも大変でしたか
そうですね。給水に何回も行ったりしてしまいました。夏合宿はもっと暑いと思うので、ちゃんと対策を練りたいと思います。

ーこの結果について  
納得はしてないです。自分でもペースは遅かったので。ついていくレースは得意な方なので、自信はあったんですけど、アクシデントや暑さだったり、大舞台での経験不足が出たと思います。

ー次に向けて
暑さに弱いのと集団から離れたときに弱さが顕著に出たと思います。箱根駅伝では単独で走ることがほとんどだと思うので、これからは1人で走ってもちゃんと力を出せるように練習からやっていきたいと思います。 

 東福龍太郎

―今日の試合を振り返って
個人的にはあんまり上手く集団の中でレースを運べなかったっていうのが。チーム全体的には、3組目までは予選通過ラインにいたので悔しいですね。  

―暑い中でのレースでしたが
そんなに気にはならなかったですね。

―監督から指示などは
無理せずしっかり確実に20番前後で走るようにと。

―結果として24着でしたが
少し物足りない感じ、欲を言えば15〜20位の間で走りたかったなというのが本音ですね。   

―箱根の予選会に向けて
チーム状況が悪いって言われていて、ある程度3組目までは戦えていたので、ここからチームの底上げをしていけば箱根の予選会もいい感じにいけるんじゃないかなと思います。

 坂東悠汰

 ー今日のレースを振り返って
監督の方から城西大・順大・創価大・國學院大の4校をマークしろと言われていて、レース中も國學院の選手が前にいたりしてマークして走っていたんですが、足羽さんを一周抜かしした時に“これは僕が点を稼がないといけない”と思い、集団からは絶対離れないぞという、より一層強い気持ちを持って、最後まで粘って走ることができました。  

ー2秒自己ベストを更新しました 
ベストに関しては最終組で一番速い組でしたし、ベストで走ることは最低限の目標でした。今日の結果としては自分の中ではまだもっといけていた部分があったのでそういうとこが反省点をなのかと思います。  

ー夏の練習とその先の箱根駅伝予選会に向けてメッセージを
全日本予選を通過できなかったという悔しい気持ちを皆感じてると思うので、その「悔しさ」を絶対忘れず、去年の箱根でも悔しい思いをしているのでそれを晴らすためにも、しっかり予選会を通ります。箱根で借りを返すのが自分たちの目標なのでこれから夏の期間で距離を踏んで、全員で戦って予選会を勝ち取って行きたいと思います。

 矢嶋謙悟

 ー今日のレースを振り返って
気温が高く、思ってたよりもペースが遅い中での上げ下げがあって、5000㍍位までは余裕があったが8000㍍以降のペースの変化に対応出来なかったのが悔やまれますね。  

ー気温が高い中でのレースでした
汗の量が多かったので、水分補給のタイミングなどは前日から考えて取っていたが、周りの人も同じ条件で、そのきつい条件でどれだけ頑張れるかが重要でしたね。  

ー全日本の予選会を走るのは初めてだと思いますが緊張はありましたか
召集が終わったあとは結構緊張してました。  

ー今日へ向けての調整はうまくいってましたか
前日の刺激練習もうまくいってて、調子は悪くはなかったですね。  

ーこれからの課題は見つかりましたか
練習でラスト1000㍍から上げるのを長めの2000㍍くらいから上げていって粘れるようにしたいです。  

ーこれからに向けて
次の大きな大会は箱根駅伝の予選会なので、そのために夏で力をつけて箱根でいい走りがしたいです。

 青木涼真

ー予選会を振り返って  
自分の実力不足がみえました。

ー初めての全日本予選会となりました  
核となる選手の揺さぶりに耐えられる強さや後半仕掛けられる強さが必要になってくるレースだなと思いました。

ー3組起用となりましたが  
例年のレースを先輩から聞いてて、自分でも動画を見て研究はしてましたけど、実際に走ってみて実力がないと戦っていけないと思いました。自分の実力が露呈されたと思います。

ー夏に向けて  
これからは箱根予選に向けて距離をしっかり積んで今日のリベンジをしたいと思います。

ー箱根予選への意気込みを
しっかりメンバーに入って、1年生だからと遠慮せずに主力となれるようにこれから頑張っていきます。

 佐藤敏也

―今日の試合を振り返って
今日みたいな無茶苦茶なレース展開の試合は初めてだったので、先頭集団から離れた時はどうしてもあそこに付きたいと思っていたので、自分の力を出し切れずすごい悔しいです。  

―スタートから先頭が独走するのを見てどう思いましたか
ほんとに緊張して動揺していたので、自分の仕事が15位以内に入ればいいっていうことだったので、そこを意識して走っていました。  

―それ以外に監督からの指示は
なるべく東福さんと固まってずっとレースを展開していくようにって言われていたんですけど、8000mあたりで離れてしまって、最後追いつきたかったんですけど、あそこで集団から離れてしまったのが悔しかったです。

―暑い中でのレースでしたが
レースで給水を取ったのが初めてだったので、そこだけですかね。  

―結果として27着でしたが
すごい悔しいです。チームのみんなに申し訳ないです。  

―夏に向けての課題は
自分はラストの粘りがないので、今日もラストで離れてしまったので、しっかりと練習して、箱根予選会では絶対に予選会通過したいです。

 

 

フォトギャラリー

  • IMG 7668 Rラストスパートをかけ4位に入った坂田
  • IMG 7973 R坂東は自己ベストを更新する走りを見せた
  • IMG 7600 R1年生ながら3組で集団に食らいついた青木
  • IMG 8006 R足羽は力を出し切れなかった
  • IMG 7199 R苦手とする暑さの中走り切った鹿嶋
  • IMG 7216 R前半は余裕のある走りを見せた矢嶋
  • IMG 7360 R懸命に走る佐藤
  • IMG 7496 R悔しさの残るレースとなった東福
 

 

 

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