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【応援団】第六十一回オレンジの集い

第六十一回オレンジの集い
2017年12月9日(土)
メルパルクホール

第六十一回を迎えたオレンジの集いが今年もメルパルクホールにて行われた。第一部の吹奏楽、第二部のチアリーディング、第三部のリーダー部。どのステージも大いに盛り上がりを見せた。フィナーレでは観客総立ちでの「法政大学校歌」「チャンス法政」で会場の熱はピークに。応援団と観客が一体となって幕を閉じた。
このステージを最後に幹部(4年生)は引退。閉演後、団長・リーダー長・チア責任者のお三方にインタビューを行った。

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 フィナーレでは幹部全員の紹介が行われた

構成

一部:吹奏楽ステージ

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二部:チアリーディングステージ

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三部:リーダー部ステージ

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フィナーレ

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インタビュー

向井友祐(団長)

ー今日のオレンジの集いを終えたいまの率直なお気持ちをお聞かせください
素直に言って、灰になれてよかったなと思います。燃焼できてよかったです。まだまだ応援したいという気持ちがあったりだとか、後輩を近くで見ていたいという気持ちがあったりだとか。例えば野球部にフューチャーすると、野球部の優勝の瞬間を見たいだとか、学ランを着た姿で色々あれしたい、これしたいという気持ちはまだまだやっぱり、無いと言ったら嘘になりますけれども、やはり現役としてやりたいというのは全部やり切れたのかなという風に思いますね。そりゃあ、無限に応援団を続けられたらそれはまた楽しいことはたくさんあったと思いますが、やっぱり現役としての4年間は幸せだったかなと思います。  

ー4年間を振り返って、全てが濃いものだとは思われますが特に印象深い思い出はありましたか
これ1番というのは中々決めづらいというのはあるんですけど、 1番思ったのは、学生注目でも少し言わせてもらったのですが、やはり色々な人と出会わせてもらったというか、応援団をやっていたからこそ、得られた人脈だったりとか、応援団をやってたら、やっていなかったら、と言ったようにたらればで考えてみた時に、圧倒的にやっていてよかったなと思うことが本当に多くて。もちろん4年生になってこのような経験もさせてもらっていますし、体育会と仲良くなれたり仲間を持てたり、学生注目でも言わせてもらった様に、先輩からこういった 普通だったらこれだけやらかしていたら見放される様なところでも、応援団という環境にいたからこそずっと愛を持って接してもらえて。これだけ人と濃い繋がりができたこと、人と出会えたことが1番大きいと思います。  

ー逆に辛かった思い出は
正直、苦しいことっていうと全部が全部、挙げだすとキリがないくらいあったと思うのですが、今苦しかったことは何かと言われると、パッと出てこないというのが素直なところで。応援団をやっていてしんどかったという人も、早く辞めたかったという人もいたかと思うのですが、自分においては正直に言うと一回も応援団を辞めたいと思ったことがなくて。そういうのも、やはり辛かったことあっての応援団であったり、これがあったからこそ今これだけの人に会わせてもらっているというか。全部いい思い出が上書きされているというイメージがあるので、辛かったことはなんですかと言われた時に、すぐに出てくるものは無いですね。

ー団長として、総勢約130人もの応援団員をまとめ上げましたが今改めて団長としての1年間を振り返ると
130名をまとめる観点でいうと、かなりしんどい1年間ではあったかなとは思います。というのも、団長になったから自動的に誰かが付いてくるということはなくて、やはり一学生団体なのであって、一人一人に考え方はありますし、それぞれ色々な思いを持った団員がいて、それもこれだけ団員がいると、多様化というのも進んでいて、皆が皆、熱血応援団というものをやりたいわけでは無いですし、その中で、もちろん目指すべきところは応援団としてひとつであるべきであって、ひとつでなければいい応援ができない。そういった中で、どう志をひとつに持っていくかだったりとか、やはり私自身はリーダー部として応援団応援団してやってきた4年間だったので、私の中では理想はあっても、それだけが全てではなくて。そういった中で130名を一手にまとめるというのは自分の中で、ずっと苦しみ続けて悩み続けて。今日この日まで自分の中で解決したことはなかったです。どうしたら組織のトップのリーダーとしてみんなを上手く誘導できるのかというのは悩み続けて。そういった意味では少ししんどかった1年間ではありました。ただ、これだけ悩めたというのも自分の中での財産なので、今後生かせるかなと思います。  

ー式中、城戸リーダー長とはタイプの違う人間とおっしゃっていましたが具体的にどういった点でしょうか
例えばでいうと、彼は現場対応能力だったりとか、台本の無いところに解き放たれた時とか、目の前に起きたことに対する一瞬の機転がものすごく利くんですよ。それに対して私は前段階で細かい作業だったり準備だったりとか、ちまちました細かいことは彼よりはできる自信はあったんですけれども。現場に解き放たれて、さあやれと言われて中々機転が利かなかったりだとか、そういったところで彼は目立つタイプで自分は目立たないタイプであったり、表が得意、裏が得意、といったところで圧倒的に真逆でしたね。 3年生の時に、当番校っていうのを六大学の中で法政大学は担っていたのですけれども、六大学を引っ張っていく大学が3年生の時は法政で。3年生は基本的に1番実質的に動く学年でもあって、そんな中でも連盟をまとめるとなった時に、表立って率先して動いてくれるのは連盟では彼だったりして。自分はそれに対して学内の仕事を悶々とやっていたりだとか。やっぱりそれだけタイプが真逆だと、考えることも真逆だったりするので、最初とかはよくぶつかることもありましたね。  

ー感謝を伝えたい人は
本当に関わってくれた全ての方に伝えたいですが、あえて言うならば...やはり先輩か同期。学生注目でも言わせてもらった通り、先輩からは本当に厳しくしてもらって。それが自分の財産なので、それでこういう風に1年間やってこれて同期がいてくれたのも、全部全部、全ていまの自分があるのはやはりあの先輩に接してもらった過去があってというのがあったので、それを含めて先輩にありがとうございましたというのと、こんな自分になんとか付いてきてくれた同期にはありがとうというのは伝えたいです。  

ー今後、後輩たちにどんな応援団にしていってほしいですか。最後にメッセージをお願いします。
法政の勝利を一勝でも増やせる応援を頑張ってほしいです!ぜひ優勝をみたいので、客として来年みに行きます。 

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学生注目では関わってくれた全ての人への感謝を全身全霊で伝えた 

 

城戸秋介(副団長,統制責任者,リーダー部責任者,渉外責任者,連盟常任委員)

 ー今日で応援団引退となります
まだ実感が湧いていないというのが正直なところで。この4年間生活とともに応援団があったので、それがなくなるという実感が湧かないので、本当に何とも言えないんですが。実感が湧かないというのが正直なところですね。  

ー今年は副団長だけでなくて様々な役職を兼任されていましたが大変だったことはありますか
私はリーダー長なので、これからの伝統を引き継いでいくリーダー部の下級生をどう育てていくのか、本当に私がちゃんと育てていけるかいけないかで今後の応援団の伝統が引き継がれていくのかという部分が変わってくるので、そこはプレッシャーと言えばプレッシャーな部分ではありましたね。  

ープレッシャー感じた中で1年間頑張れた要因はなんでしょうか
自分が頑張っている裏では、いつも下級生が頑張っていて、隣では同期たちが頑張っていて、前には先輩方が頑張ってきた痕跡があって。やはり一人で頑張ってきたわけではないというところが大きかったですね。  

ー今日の式中のことになりますが、「勝利の第一拍手」は昨年とは全く違った印象でした
あれは私のこだわりと言いますか、構成として「魅せる拍手」を、誰が見ても迫力を感じる拍手をということを考えて、今年は短めというかそういう構成にしましたね。  

ー4年間で大変だったことはなんですか
大変なことばかり過ぎて、大変ではなかったことの方が少ないというのが正直なんですけど。4年間、全部大変でした(笑)。  

ー特に思い出に残っていることは
向井が学生注目で言っていたと思うんですけど、1年の終わりくらいに、同期だった2人がやめていって、自分たち2人になって。その後2人で初めて臨んだ合宿が春の合宿で、そこで印象に残っているのは、2人部屋だったんですけど、2人で部屋で過ごしているときに、「俺は本当にこいつと2人でやっていくんだな」という覚悟です。「これから2人で頑張っていかなければならないんだな」という覚悟というのが4年間の中では印象に残っていることですね。  

ー2人でやっていくのは4人などいる代に比べると大変だったと思います
大変は大変だったんですけど、自分たちは吹奏楽部とチアリーディング部の同期が多かったので、その仲間たちがすごく助けてくれたので、自分たちの代が特段大変だったということはないと思います。同期に、仲間に恵まれたなと思います。  

ー実際、副団長の岩﨑(翼)さんもリーダー部ではなかったですね
そうですね、吹奏楽部の副団長ということになりますね。  

ーどういう経緯で吹奏楽部の方が副団長となったのでしょうか
やはり、団体としてというか。リーダー部が何らかの原因でいなくなった場合に吹奏楽部とチアリーディング部で団を動かしていかなければならないとなったときに、そのときには頭になる人間が必要ということで。岩崎はそれに足る人間ということで、本当によく1年間副団長として団をまとめてくれて。自分の目の届かないところにも色々行き届いてやってくれて。そういう部分ではリーダー部は2人でしたけど助けられたという感じですね。  

ー「時代錯誤」という言葉を式中に仰っていましたが、そのことに関して大変だったことは
悪しき風習というか、過去から残っていたものがあったので、そこを簡単に変えるだけではなくて、どう応援団がアイデンティティを失わずにアイデンティティを保ったままどう変えていくかというのは、すごく悩んだところではありますね。  

ー今日も観に来てくれていた野球部の応援というのは応援団の中でも誇りを持って行っている印象を受けましたが、実際野球応援に懸けていた想いを聞かせてください
昔の応援団って野球部が負けたりすると「俺らの応援が足りなかった」とかそういうことを言っていたりしたんですが、これは本当に私の個人的な意見ですが、そこまで応援の力というのは強いものなのかなというのは(疑問に)感じていて、「自分たちのせいで負けた」とか「応援で後押しする」というのはほんとうに一つ思い上がりで、ただ、例えば緊張する場面で野球部の選手がスタンドを見上げたら俺たちがいる、ただそれだけの存在だと思うんですよね。でも、ただそれだけに全員が命を懸けてやっているので、それが「応援団の美しさなのかな」とは思っていて、それだけでもほんの少しだけでもスタンドを見上げた時に俺たちがいることで野球部のみんなが少しでも勇気を持ってプレーに臨んでくれたらそれだけでもう報われるというか十分で。本当にああいう最高の野球部の仲間に恵まれたというのは幸せなことです。  

ーでは、同期へメッセージをお願いします
だいぶ面倒くさいやつだっただろうけど、これからもよろしくねというくらいですね。  

ーこれからを担っていく後輩に向けて
後は頼んだぞ!の一言ですね。  

ー最後に一言お願いします
フィナーレで言ったように、今日は(引退という)悲しいステージはなくて、これから応援団が100年200年と続いていく中で、先輩方が作ってくれた91年の後の92年目という1つなので、その襷(たすき)を後輩たちに繋げていけたというのは本当に嬉しいことです。やり切ったという気持ちでいっぱいです。

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「応援団節」では全観客を虜にした

 

江畑葉奈子(チアリーディング部責任者)

ー今日で引退となりました
正直安心しているところがあって。一年間責任者としてはけが人が出ないようにといったところに特に注意してやってきたので、全員でこのステージに立てたというのは安心と、すごく嬉しい気持ちと、達成感がすごくあるなと思いました。  

ー同期18人での演技中には涙も見られました
同期に対する感謝の気持ちだったりとか、お世話になった方々への感謝の気持ちだとか色んな辛かったこととか楽しかったこととか思い出されたので。(演技していて)この4年間よく頑張ったなという風に思いました。  

ー規則も厳しく大変なことが多かった4年間だと思います
そうですね。大変なことも多くて、1年生の時は戸惑うことも結構多かったんですけど、2年、3年と年を重ねていくうちに、自分たちが規則を作る側だったり考えていく側に回ることで、どういう意味を込めて先輩方が礼儀とか厳しいことをやらせてくれていたのかというのが分かるようになると、礼儀の大切さが分かるようになったりもしたので、1年生から4年生まで4年間やってきたことは何一つ無駄なものはなかったかなと思います。  

ー「幹部になってからの一年間の方が納得できないことがたくさんあった」とパンフレットに書かれていましたが具体的には
幹部になったら、1番上なので、なんでもやれるというか「自由」という印象があると思うんですけど、やはり自由だからこそ自分で決めてチアを引っ張っていくですとか、そういったことなどに自分が4年生になってから気付かされることが多かったので。63人もいるのでその人たちを束ねていくのに自分の力が足りないなとか、みんなを引っ張っていかなければならない立場なのに自分で良かったのかなと思う部分もすごく多かったので、そういった部分で納得のいかなかったところが多かったかなとは思います。  

ー色々あった4年間中で一番の思い出はなんですか
4年生の最終戦というのは印象深くて。4年生の1年間しかリーダー台では踊れないんですけれども、そこで最終戦の最終回で踊ることができて。幹部が18人いて、その日はユニフォームたんですけど1番から18番までみんなの背中を見ながら自分がこの台に乗って、そこで色んな場所に立っている幹部を見て「ここまで来たんだな」という風に思ったというのが一番印象深かったですね。  

ー今年の秋季リーグ戦は雨が多いなどありましたが、振り返って
そうですね。雨の中最終戦になる可能性もあったので「もういい加減にしてくれよ」という気持ちもあったんですけど(笑)。でも、こんなに雨が降った中で神宮で応援した代というのは他にはないかなと思うので、良い思い出になったかなと思います。  

ー雨により結果的に神宮での引退が例年より長引きました
誰かが「引退したくないよ」ととしがみついていると言っているのかな、そういう気持ちが長引いたことに結びついているのかなと思って少し面白いなと思いました(笑)。  

ーチアリーディング部にとっても野球応援は力を入れていた活動の1つだと思いますが、野球応援に懸けた想いを聞かせてください
今年のチアリーディング部のスローガンが『move』となっていて、一人一人がお客さんだったり選手への想いというものを持って前にいるお客さんや選手の心を動かそうという思いで『move』にしているので、自分が前にいるお客様についてだけは、このブロックだけは見てもらって、選手に声援を届けてもらうためにというふうにみんなが意識してやるようにということは意識していました。

 ―4年間を一言で表すとしたらなんでしょうか
『感謝』ですかね。どんな場面を思い浮かべても、自分一人では出来なかったなと思う場面が多かったので、周りの人たちに支えられてここまできたので、すごいありがとうという気持ちが、感謝の気持ちがこの4年間を通じて多いなと思います。

 ―同期に向けて
ありがとう、という感じです(笑)。すごく楽しく過ごさせてもらったので。言いたいことも言えて。言いたいことを言い合えるという関係になれたということはすごいよい関係だなと思うので、18人とたくさんいるんですけど、そこがバラバラにならず1つにまとまれたのは、それは一人一人(の意識)が変わったというのもあると思うので、「お疲れ様」というのと「ありがとう」ということを伝えたいですね。  

―後輩に向けて
この3年間で色んなことを伝えてきたと思うので、それをこれからも繋げてほしいということと、やはりこの応援団というのはひょんなことできっと途絶えてしまうような団体だと思うので、92代続いた応援団というのを93代、100代と繋げていってほしいなと思います。

―最後に一言お願いします
色んな方に支えられて、いい4年間を、最高の4年間を送ることができたので、これを糧にこれからも頑張っていきます。

IMG 02904年生によるパフォーマンスでは涙をこらえる姿も

 

フォトギャラリー

  • IMG 0576フィナーレでは幹部全員の紹介が行われた
  • IMG 0219一部と二部の間には下級生による演芸が行われた
  • IMG 02994年生による華やかなステージ
  • IMG 0395指揮者の川関彩は新チャンスパターン「blood orange」を作り上げた
  • IMG 0531野球部森前主将の挨拶も
  • IMG 0342最高の団長だ
 

 

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