バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 第4戦 命運を握る一戦は男女ともに悔しい敗戦

関東大学バドミントン春季リーグ
2017年5月4日(木)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

 リーグ戦も後半を迎えた4日目。男子は上位争いに向け負けは許されない中、ここまで全敗の明大と対戦。しかし第1シングルスから大苦戦。勝利したのは第3シングルスの野田悠斗(経2)のみとなり、セットカウント4-1で敗戦。またしても痛い一敗となった。
 一方の女子は優勝に向け今日も勝利したいところだったが、対戦相手は強豪筑波大。エースダブルス対決は法大が勝利を挙げるなど、チーム全員が全力を出し切ったが、あと一歩のところで惜しくも敗戦となった。

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第1シングルスでしっかりと勝利し、チームをけん引した前田

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

1

-

明治大学

4


詳細結果(男子)

試合試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ●桐田和樹0ー2大平洸輝(13ー21、14ー21)
第2シングルス  ●山澤直貴1ー2澁谷勇希(21ー12、18ー21、20ー22)
第1ダブルス   ●西川裕次郎・野村拓海0ー2武石優斗・西谷春樹(16ー21、15ー21)
 第2ダブルス  ●桐田・山澤0ー2酒井健登・仁平澄也(16-21、18-21)
 第3シングルス  〇野田悠斗2ー0小笠(21-16、21-15)

総合試合結果(女子)

法政大学

2

-

筑波大学

3

詳細結果(女子)

試合試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  〇前田悠希2ー0安田美空(21-17、21-17)
第2シングルス  ●伊東佑美0ー2香山未帆(17-21、14-21)
第1ダブルス   〇宮浦玲奈・勝俣莉里香2ー1加藤みき・柏原美幸(16-21、23-21、21-18)
第2ダブルス   ●伊東・清水一希1ー2安田・香山(15-21、21-16、12-21)
 第3シングルス  ●勝俣0ー2加藤(20-22、20-22)

 

戦評

男子

 勝利を手にし、昨日からの連敗を避けたい男子。第4戦は明大と激突した。

 第1シングルスに出場した桐田和樹(経3)は力みからか序盤からミスを連発し、相手に6連続ポイントを与えてしまう。懸命な追い上げを見せ一時は2点差まで詰め寄るも、本来の力は発揮できず。13-21で第1ゲームを落とす。第2ゲームは一進一退の攻防が続くが、終盤になるにつれ再びミスが目立ち始める。スマッシュが決まらず相手に点を献上し、14-21と精彩を欠くこととなった。

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エース桐田は不振が続く

 第2ゲームには、昨日初勝利を飾った山澤直貴(経1)が出場。ガッツのある飛びつきを見せ、相手の揺さぶりをものともせずにリードを奪う。その後も強烈なスマッシュを次々と決め危なげなく第1ゲームを勝ち取った。しかし一転、第2ゲームではいきなり7点を先取され相手のペースに持ち込まれてしまう。相手のミスや粘り強いプレーで一点一点返していくも、一歩及ばず勝負は最終ゲームへ。序盤からきっ抗した展開が続いたこのゲームは山澤が相手のミスを冷静に見極め、インターバルを奪う。しかし終盤、相手が怒とうの追い上げを見せる。なんとか逃げ切りたいところだったが、相手の勢いに押され逆転負け。勝ち切ることはできなかった。

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あと一歩のところで競り勝つことができなかった

 第1ダブルスには西川裕次郎(社4)・野村拓海(社2)ペアが出場。ダブルスの確実な一本として期待されている西川・野村ペアだが、ミスが目立ち3-11でインターバルを迎える。野村の鋭いショットが冴え渡り、点差を縮めていくも序盤の連続失点を挽回することはできず。続く第2ゲームも多彩な攻撃を仕掛けられストレート負けを喫した。

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互いに話をし、「もっと二人で考えていく」と西川

マッチカウント0-3。ここで法政の敗戦が決定した。どうにか一勝を挙げたい法大。第2ダブルスに挑んだのは西智寛(経4)・小森園隆平(社3)ペア。コートの穴を狙った攻撃を攻略できず、苦しい展開が続く。16-21でこのゲームを奪われる。第2ゲームは相手のミスが出るまで粘り強く攻め続け、有利に試合を進めていく。しかし、相手も意地の攻撃を見せ甘く浮いた球を次々と沈められる。最後はミスから相手に点を献上。勝利を手にすることはできなかった。

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升監督も期待を寄せるペアだ

 マッチカウント0-4の中、第3シングルスには野田悠斗(経1)が送り込まれた。緩急を使い分けた攻撃で相手の体勢を崩し、得点を重ねていく。その後もプッシュやスマッシュで、シャトルを押し込み第1ゲームを勝ち取った。続く第2ゲームでも落ち着いた試合運びを見せ、終始主導権を握る。高い打点からのショットが冴え、見事に今日初めての勝利を手にした。

IMGP3551 R野田はこの日唯一の勝利を収めた 

 序盤に相手に引き離される展開が多かった今日の試合。明日の日大戦では、チーム一丸となって法大に流れを引き寄せられるかが鍵となる。春季リーグ最終戦は必ずや勝利で締めくくりたい。(下河辺果歩)

女子

 ここまで全勝と波にのる法大は宿敵の筑波大と対峙。優勝に向け落とせない一戦が幕を開けた。

 第1シングルスには昨日までのオーダーとは変わり、前田悠希(営4)が出場。序盤、点数はきっ抗するものの正確なネットプレーでじわじわとリードを奪う。また、スペースをうまく利用し、相手に球を上げさせ、思うような攻撃に持ち込ませない。勢いそのままにリードを保ち、17-21で第1ゲームを奪う。続く第2ゲームも流れは前田に。「相手が焦っているように見えたので自分は堂々とプレーした」と冷静にアウトを見極め、開始早々7-1と大きくリード。インターバルまでにその点差は縮められるものの、前後に揺さぶり浮いた球を確実にスマッシュで仕留めるなど、落ち着いたプレーで4年生の貫禄を見せつけた。結果このゲームも21-17で奪い、第1シングルスとしてチームを勢いづけた。

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渾身のプレーでガッツポーズを見せる

第2シングルスにはここまで全勝と勢いのある伊東佑美(営2)が出場。スマッシュやヘアピンを織り交ぜるなど、多彩な攻撃で11-9と一歩リードしてインターバルを先取するが、相手の高いサーブに徐々にリズムを崩されたか、相手に8連続得点を許し、結果21-17と逆転されて第1ゲームを落とす。第2ゲームでは持ち前の粘り強さで一進一退の攻防を演じるも、終盤、相手のたたみかけるようなスマッシュに押し込まれまたもや連続得点を挙げられる。結局14-21と点差をつけられ敗戦。個人のシングルスでは今季初黒星となった。

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悔しい今季初黒星となった

 第1ダブルスには宮浦玲奈(国4)・勝俣莉里香(営3)ペアが出場。対する加藤・柏原ペアは昨年の全日本総合でも対戦し、ストレート負けを喫している強敵だ。ユニバーシアード選考会の場でも対戦し、破れたという宮浦・勝俣ペア。やはり第1ゲーム開始から相手の鋭いスマッシュに手を焼き、低い展開から自身のミスも増え、今ひとつ波に乗れない。勢いを取り返せないままこのゲームを16-21で落とした。第2ゲームは互いに早く強いドライブの応酬となる。少しでも気を抜けば一気にどちらかに傾いてしまうようなきっ抗した展開の中、これまでの、宮浦が気を回しすぎるという課題を克服し、のびのびとしたプレーを見せた。終盤、相手も粘り強さを見せ2度のデュースに持ち込まれるものの、最後は競り勝ち、23-21で第2ゲームを奪った。意地でも落とせない第3ゲーム。第2ゲームの勢いそのままに刺さるようなショットから相手のミスを誘発してリードを広げる。「(今までとの試合とは)ファイナルでもしっかりもリードできたことが違う」(宮浦)と自身でも手応えを感じる試合運びで点差を広げる。それでもまたもや終盤に自身のミスもあり18-19と1点差までに詰められるも、その後は得意の攻撃的な展開に持ち込み、粘る相手を振り切って21-18で第3ゲームも勝利。大学女子ダブルスの天王山も言っても過言ではないであろうこの試合を宮浦・勝俣ペアが制した。

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これまで勝てなかったライバルを倒し互いに喜び合う

 第2ダブルスに送り込まれたのは伊東・清水一希(人2)ペア。このペアもここまで全勝だが、奥へ奥へと動かされ、相手のペースで試合が進む。息のあったコンビネーションでドライブから得点を挙げ反撃するものの、一度ついた点差を埋めることができず、15-21で第1ゲームを落とした。第2ゲームではここまで決まっていたような相手の決め球も拾い上げて粘り強さを見せると、そこから流れをつかみ始め、相手の強打をもしのぎヘアピンを効果的に決め、21-15で第2ゲームに勝利。しかし第3ゲームではここまでの疲れが出たか、開始から動きに固さが見られ、サーブミスなども目立ち始める。そんな2人を尻目に相手ペアはギアを上げ始め、リードを奪うが、法大もなんとかついていく。しかし点差を縮めるには及ばず、12-21で敗戦した。

DSC 1322 Rフルゲームの末の敗戦に肩を落とす

 勝敗が託された第3シングルス。序盤はミスが目立ちリードされるが、徐々に勝俣が自分のリズムを取り戻していく。スマッシュやヘアピンなどを決め、5連続ポイントを2度も獲得。2点リードでゲームポイントを迎える。しかし、ここから相手が追い上げを見せ、20-20の同点に。そこからネットミスを立て続けに起こし、逆転で第1ゲームを落とした。もう後がない第2ゲーム。焦りからか、自分のペースを作れずに8-11とされる。それでも相手の揺さぶりにも必死に食らいつき、インターバル後6連続ポイントの猛反撃を見せる。その後は両者譲らぬシーソーゲームを展開。20-19で勝俣が先にゲームポイントを奪取するも、相手のスマッシュを打ち返すことができず、20-21と土壇場で逆転を許してしまう。最後はネットミスにより、20-22で敗戦。試合直後、勝俣は肩を落とし、悔し涙を滲ませた。

DSC 0115 R最後まで勝敗のわからない展開だっただけに悔しさを隠せなかった 

春秋リーグ王者にあと1本が届かなかった。開幕から連勝が続いていただけに、苦い敗戦を味わうこととなった。だが、これで終わりではない。気持ちを切り替え、明日に控えた最終戦を笑顔で締めくくってほしい。(本間美来・大平佳奈)

選手インタビュー

西川裕次郎 主将

ー今日の試合を振り返って
第1シングルスから相手に流れがいっちゃったんですけど、そこで自分が断ち切れなかったのがいけなかったかなと思います。

ー強いと言われている第1シングルスと第1ダブルスが昨日と今日勝てていませんが
試合の入りが競っていくんじゃなくて、相手に一気に取られてそこで第1ゲームを落としているという時点で相手が有利になってしまって、団体戦でどこのチームも流れがあるので勢いに押されてしまっています。ファイナルに行ったら第1シングルスも第1ダブルスも結構自分たちが有利に運べるんですけど、どうしても1ゲーム目負けた分引いちゃったりするので負けているのだと思います。

ー今日は1勝4敗という結果でしたが、チームに足りなかったものはなんですか
応援する人も試合に出ている人も、自分がしないといけないことができていないという部分があると思います。応援している人もできることがいっぱいあると思うし、出ている人はもっと試合前もしっかりするべきだと思うし、そういう部分が出て負けたと思います。

ーご自身の調子はいかがですか
調子が悪いとかじゃなくて、出だしがうまくいっていないんでそこからズルズル試合が流れて負けているという感じなんで、野村もそうなんですけど調子が悪いとかじゃなくて最初がうまくいけたら自分たちの方が有利にプレーできると思います。

ー試合後にペアの野村選手とは何かお話をされましたか
四年生と二年生なので自分が一方的に言うことが多いんですけど、結局それで勝てないということが今わかったので、野村からもどうしてほしいかとかをもっと言ってもらってそこから2人で考えていこうという話をしました。

ー優勝の可能性はなくなりましたが、最終日に向けてチームをどう立て直していきたいですか
一試合目から自分が応援で流れを作って、自分たちのチームに流れを引き寄せられるようにしていきたいと思いますし、自分が試合に出たらもっと迫力のあるチームに流れを持って来られる試合をしたいと思います。

ー最終戦に向けての意気込みを
明日は相手がどうこうじゃなくて、勢いを作って全部勝てるようにします。

宮浦玲奈 主将

ー試合を振り返って
相手は自分たちより格上の選手だったので、その面ではしっかり向かっていけたかなと思います。

ー対戦するのはいつぶりになるのでしょうか
ユニバーシアードの選考合宿のとき以来です。いつもファイナルで点差を離されて負けてしまっていたのですが、今日はファイナルでも自分たちがしっかりリードできたので、そこは全然違ったかなと思います。

ー法政としては初の敗戦となりましたが
負けたことは悔しいんですけど、まだ優勝がなくなったわけでもないですし、みんなが頑張っての負けなので、しっかり明日に向けて切り替えてやっていきたいと思います。

ーチームの戦いぶりとしては
どの試合も苦しい試合の連続だったんですけど、それをみんな分かっている中での試合でした。緊張している人もいたんですけど、しっかり向かってやっていける人もいて。みんな苦しい中でも諦めずに、しっかり考えてできていたかなと思います。

ーそんな苦しい中で、チームにどのような声かけをされましたか
やっぱり勇気付けたり元気づけるような言葉しかかけられないので、それくらいですね。

ー明日で最後の春リーグとなります
日体大学は向かってくるチームなので、そこで受け身にならずに、こっちも向かっていく気持ちでやっていきたいと思います。

前田悠希

ー試合を振り返って
トップシングルスということで、一番出だしが肝心ですし、相手は筑波なので、自分が確実に一本取って、いい状態で次に回そうと思って入りました。

ー今日の試合で前田選手がトップシングルスに入った理由としては
今までは勝俣がトップシングルスで、シングルスやってからのダブルスだったのですが、いつも連続で試合をやって疲れていたのかなと思います。あとは相手が今まで宮浦・勝俣が勝ったことのない相手だったので、まずはダブルスに専念してもらうという考えだったのかなと。

ーその勝俣選手の戦いぶりは見ていていかがでしたか
ダブルスは勝っても負けてもおかしくない状態だったのに、最後まで諦めずに頑張って攻めていたので勝てたのかなと思います。シングルスは疲れていたのかなというのもありますし、ちょっと出だしが焦っちゃってたかなという印象でした。負けてしまったのは仕方ないので、明日また頑張ってほしいです。

ー今日の試合でストレートで勝てた要因は
特にないんですけど、今までの自分のプレーができたからかなと。あと相手が焦っているように見えたので、こっちは堂々と自分のプレーをしていこうかなと思って攻めました。

ー個人としては3連勝となりましたが
今まで1、2年生のときは試合に負けていたので、先輩に頼っていましたが、今は4年生なので、後輩が負けても自分が確実に1ポイントとれるようにしようと思っています。それから後輩が試合に入りやすい流れにしたいなと思って頑張って勝ちました。

ー就活で練習時間がどうしても少ないというお話を伺いましたが、それでも勝てている理由は
特に勝てた理由とかはないんですが、気持ち的に吹っ切れた状態なので、「練習していないのに勝ったらすごいな」って気持ちもあって。チャレンジする気持ちで頑張りました。

ー明日の試合に向けて
明日はどこで出るかわからないんですが、出たら確実に1ポイントとって、応援もしっかりして頑張ろうと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0803 R第1シングルスでしっかりと勝利し、チームをけん引した前田
  • DSC 0989 R強敵からつかみ取った一勝は2人のさらなる自身につながるはずだ(左・宮浦、勝俣)
  • DSC 1250 R惜しくも敗れたが最後まであきらめず試合に挑んだ伊東(左)・清水ペア
  • DSC 0096 R勝俣はダブルス出場後の第3シングルスでも堂々たる戦いを見せた
  • IMGP2999 Rチームの勢いを加速させるプレーに期待したい(桐田)
  • IMGP3097 R明日の最終日で2勝目となるか(山澤)
  • IMGP3428 R上級生としての意地を見せたい西・小森園ペア
  • IMGP3635 Rめきめきと頭角を現している野田
 
 

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