バドミントン

【バドミントン】第62回東日本学生選手権団体戦 男子 確かに得られた手ごたえ 早大に敗れたものの準優勝に輝く

第62回東日本学生選手権大会
2019年8月31日(土)~9月1日(日)
北海道総合体育センター

北海道で2日間に渡って行われた東日本インカレ団体戦。今年は昨年の成績を上回る、準優勝という結果を手にしてみせた。決勝戦では早大に敗れたものの、ダブルスで1勝をあげるなど成長を感じられた大会となった。

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早大戦で1勝した野村(右)・山澤ペア

戦評

 1回戦では北海道大と対戦。初戦から快勝し2回戦へと進出すると、作新大を破り勝ち上がってきた東海大を相手に3-0で勝利した。
 続く3回戦では明大と対峙する。第1シングルスに登場した藤原圭祐(経3)は強打を打ちまくり第1ゲームを奪取。第2ゲームでは21-10と圧倒的点差をつけ勝利した。
 第2シングルスに登場した野田悠斗(経4)は第1ゲームを取られるも、第2ゲームを取り返しファイルゲームへ勝敗を持ち越す。デュースまでもつれ込み最後まで勝敗が読めない試合となったが、なんとか相手を制しチームに勝ち星をもたらした。
 続く第1ダブルスでは野村拓海(社4)・山澤直貴(経3)ペアが登場。この試合も第1ゲームを取られてしまうが、第2、第3ゲームでは猛攻を浴びせ相手を圧倒し勝利。上級生たちの活躍により、法大男子は翌日の準決勝へと駒を進めた。

 日付を変えて行われた準決勝の対日大戦。第1シングルスに登場した藤原は、序盤からミスが続き苦しい展開に。強打を放つもラインオーバーしてしまう場面が多く見られ、なかなか得点することができない。12-21で第1ゲームを落としてしまったが、第2ゲームからはスマッシュも決まるように。しかし、中盤まで続いた均衡状態が10-11で迎えたインターバル後に崩れ、徐々に相手に点差をつけられてしまう。なんとか挽回したいところだったが、最後は鮮やかなスマッシュを決められて敗戦となった。
 第2シングルスに登場した嶺岸洸(社2)は次々とスマッシュで得点を重ね、相手に強打を警戒させたところでドロップショットを放つなど、技の使い分けがうまく嵌り試合を有利に進める。第1ゲームを21-19と僅差で勝利すると、第2ゲームも順調に得点を重ね21-14で勝利。ここまでで法大と明大は互いに勝ち星が1つという状態となった。
 第1ダブルスには野田・長峰善(経2)ペアが登場。なんとか勝利を収め決勝戦進出へ王手をかけたいところだったが、相手ペアの猛攻に次ぐ猛攻に押され苦戦を強いられる。長峰はどこか緊張した様子を見せながらも相手の攻撃をよく拾い、野田が甘く上がったところを叩くという連携プレーを見せるが、相手のリターン力も高く決めきれない場面も。14-21、21-19でファイナルゲームに突入するが、最後は押し切られ15-21で敗北を喫した。
 次負ければ敗退というところで登場したのは野村・山澤ペアだ。試合は序盤から法大が数点差を追いかける展開となったが、インターバルを挟んだ後は逆転し一歩リードした状態に。野村、山澤共に攻撃を立て続けに決め流れを一気に引き寄せると、21-17、21-15でストレート勝利を収めた。
 勝敗を決する第3シングルス。大一番に抜擢されたのは、今年の関東学生選手権で男子シングルスの王者に輝いた野田だった。連戦の疲れと勝敗を決するというプレッシャーから、思うようなプレーができるか懸念されたが、野田は落ち着いた様子で試合に臨んでいた。ネット間際に落とされる絶妙なヘアピンショットと迫力のあるスマッシュで得点を重ねると、焦りからか相手選手がミスを連発。相手選手は最後まで調子を取り戻すことができない様子で、野田は21-10、21-6で勝利しチームを決勝戦へと導いた。

 悲願の優勝は目の前だ。決勝戦へと進出した法大は、昨年の東日本準決勝で敗れた早大と対峙した。
 第1、第2シングルスには原口翔太(社3)と嶺岸が登場。2人とも気迫のこもったプレーで果敢に攻めるが、スマッシュを打っても返され、逆に甘いところにシャトルを返すと目にも留まらぬ速さのスマッシュを打たれるなど大苦戦する。原口は第1ゲームを奪われ、第2ゲームで18-18になるなど健闘を見せるが後一歩及ばず、ストレート負けとなった。一方の嶺岸も第1ゲームを落とし、第2ゲームは取り返したが続くファイナルゲームで19-19と並んでから決めきることができず、敗戦となった。

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 ここまで黒星2つと後がない法大。しかし、第1ダブルスに登場した野村・山澤ペアが上級生の意地を見せる。10-11とほぼ並んだ状態でインターバルを挟んだ後、相手の攻撃により16-19と点差を広げられてしまうが、ここを取り返すとデュースを制し第1ゲームを奪取。勢いのままに第2ゲームでも攻撃を次々と決め、21-16で勝利しチームに初白星をもたらした。
 

 なんとか第3シングルスへと望みをつなぎたい第2ダブルスでは、野田・長峰ペアが登場。第1ゲームでは序盤に5点ほど差をつけられ追いかける展開に。なかなか差を縮められずカウントは14-20となってしまうが、ここで4点連続得点に成功し18-20に。このまま第1ゲームを奪取したいところだったが、相手ペアにマッチポイントを取られてしまい、先制を許した。続く第2ゲームでも序盤から数点差を追いかける展開に。終盤に徐々に追い上げカウントは19-19となったが、後一歩及ばずストレート負け。悲願の優勝とはならなかった。

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 優勝とはならなかったものの、昨年や一昨年の成績を上回り準優勝に輝いたことは素晴らしいことだ。さらに、早大相手にダブルス2ペアが健闘したことなどから、昨年から課題となっていた"法大男子ダブルス問題"は解決したと言っていいのかもしれない。
 試行錯誤しながらチームの課題を少しずつ解決してきた法大男子。今回敗れた早大や強敵・日体大に勝利するための打開策が見つかれば、チームの目標であるインカレ優勝も夢ではないかもしれない。彼らの更なる活躍に注目だ。(村井美咲)

選手インタビュー

野村拓海

ー準優勝おめでとうございます。今のお気持ちは
優勝を目標にしていたのでみんなも悔しがっていましたし、自分は勝てたのですが、チームが勝てなかったということでやっぱり悔しいです。でもまあ、日大戦とかで今までにない形とかを使ってみて、それが上手くいっているので、これからにつながる試合にはできたかなと思います。

ーインカレ優勝のためには早大や日体大に勝てることが必要になってくるが
そうですね。法大はシングルスの層が厚いので、ダブルスでどれだけ取れるのかということがやはり重要になってくると思います。そのためにも、今回は野村・山澤で組んでみたりとかしました。まだ監督と話し合いながら試行錯誤している感じですが、秋リーグやインカレでも上手くいけば、後はいい流れになっていくのではないかと思います。

ー夏の期間に取り組んできたことは
東とかインカレは1日に何試合もやらなければならないですし、勝ち進めば相手のレベルも上がってくるので、できるだけ3試合分の練習を入れたりとかしました。みんな結構きついって言うんですけど、そこは心を鬼にしてやりました。

ー今後調整していきたいことは
監督がずっと考えていたのは野村・山澤があってもいいけど2ダブはどうするのかっていうことで。そこで今回は野田・長峰を使ってみました。今後はそこを競争させることで、レベルを上げていきたいと思います。

ー今後に向けて意気込み
1つ1つの大会で優勝を目指して頑張っていきたいです。あとはみんながインカレに出れるということが目標なので、そうなれるようにしっかりサポートしていきたいと思います。

フォトギャラリー

        • DSC 2086 R早大戦で1勝をあげた野村・山澤ペア
        • DSC 2061 R気迫のこもったプレーを見せた原口
        • DSC 1990 R単複共に活躍した野田
        • DSC 1704 Rシングルスでの活躍が期待される藤原
        • DSC 2154 R試合後の表彰式
        • DSC 2177 R最期は笑顔を見せた選手たち


 
 
 
 
 

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