バドミントン

【バドミントン】第70回全日本学生選手権 男子 個人戦  嶺岸が男子シングルス準優勝! 藤原も3位入賞し、4人がシングルスベスト8入りの好成績を残す

2018年10月14日(月)~17日(木)
小田原アリーナ

台風が過ぎ去り迎えたインカレ個人戦で、男子バドミントン部は4人がシングルスベスト8入りを果たすという好成績を収めてみせた。特に昨年はベスト8で終わった嶺岸洸(社2)と藤原圭祐(経3)が、それぞれが準優勝と3位という結果を残しその強さを見せつけた。さらにダブルスでは、春日井一生(経4)・上田竜也(社2)ペアが西日本選手権で準優勝した立命館大の芦塚貴一郎・村瀬康之介ペアに大金星をあげ、ベスト16に進出した。

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数々の強敵を打倒し準優勝した嶺岸

試合結果

シングルス

選手名結果
嶺岸洸 準優勝
藤原圭祐 ベスト4
山澤直貴 ベスト8
一井亮太 ベスト8
 野田悠斗 ベスト16
原口翔多 ベスト32

ダブルス

選手名結果
春日井一生・上田竜也 ベスト16
野田・長峰善 ベスト32
山澤・藤原 ベスト32
小川翔悟・佐野大輔 ベスト32
野村拓海・嶺岸 2回戦敗退
吉田昇永・一井 2回戦敗退
原口・日光駿 1回戦敗退

 

戦評

 シングルス

 男子シングルスには6選手が出場し、全ての選手が3回戦まで順調に勝ち上がった。
 3回戦では原口翔多(社3)が今大会で優勝した日大の田中湧士と対戦。第1ゲームこそ次々と攻撃を決められ9-21で落としたものの、第2ゲーム中盤からは気迫のこもったプレーで相手を圧倒し、数点リードする場面も見られた。しかし終盤に逆転を許し17-21で敗戦となった。

 5選手が勝ち上がり迎えた4回戦。ここでは野田が日体大の山田尚輝と対戦した。試合は1点を争う接戦となり、勝敗はファイナルゲームまで持ち越された。しかしここでも接戦は続く。野田が先に20ポイントに到達したものの決めきることができず、デュースに突入すると先に2ポイント連取されてしまい20-22で敗退となった。

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野田悠斗選手

 6人中4人が5回戦まで勝ち上がりベスト8に進出すると、準決勝進出をかけた争いは同校対決となった。1年生にしてベスト8まで勝ち進んできた一井亮太(1)は藤原と対戦し、藤原の意表を突くような配球に体勢を大きく崩され、10-21で第1ゲームを落とした。しかし第2ゲームからは持ち前の高い攻撃力を発揮し藤原に差をつけさせない。一球一球丁寧に追いかけ、最後まで勝敗のよめない接戦を展開したが、あと一歩及ばず17-21で敗北した。
 
 他コートでは山澤と嶺岸の戦いが繰り広げられていた。法大男子のエース同士の戦いはまさに一進一退のシーソーゲームとなったが、嶺岸のヘアピンショットをヘアピンで返したところを押し込まれるなど、山澤がネットプレーでの失点を重ねたことにより少しづつ点差が開いていき、結果21-15、21-17で嶺岸の勝利となった。

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山澤直貴選手

 数々の激戦を勝ち抜き迎えた準決勝では、藤原が日大の田中湧士と対戦。藤原は試合の立ち上がりから主導権を握り第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームからはラインオーバーなどのミスが目立つように。なかなか思うようなプレーができないなかで相手の強烈なスマッシュが効果的に決まり、点差は徐々に開いていった。藤原は最後まで粘り強く戦ったが挽回叶わず、3位入賞という結果で今大会を終えた。

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藤原圭祐選手

 同じく準決勝に進出した嶺岸は日本B代表である早大の大林拓真と対戦。嶺岸も試合の立ち上がりから主導権を握り第1ゲームを奪ったが、第2ゲームは取られてしまいゲームカウントは1-1に。嶺岸は大林の高速スマッシュに反応できない場面もあったが、巧みなネットプレーでチャンスを作ると逃さず強打を叩きこみ得点。一進一退の膠着状態から脱却し1歩リードすると、そのまま相手の追い上げを許さず21-15で第3ゲームをものにした。

 運命の決勝戦。嶺岸と対戦するのは藤原を破って勝ち上がった日大の田中湧士だ。この試合も大接戦となり勝敗はファイナルゲームまで持ち越されたが、ファイナルゲームでは田中が嶺岸のバックハンド側に強烈なスマッシュを次々と叩きこむ。嶺岸は高い身体能力をいかして粘り強く返球するも決めきられてしまう時があり、惜しくも13-21でファイナルゲームを落とし敗退となった。

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嶺岸洸選手

ダブルス

 ダブルスには7組が出場し、そのうち4組が3回戦へ進出した。

 3回戦では、小川翔悟(経1)・佐野大輔(1)ペアが今大会ダブルス3位となった早大の小野寺雅之・大林拓真ペアと対戦した。2人は1年生ながらに優勝候補と目されていた強敵相手に善戦し、カウントが13-13と並ぶなど接戦を見せる。しかし19-21で第1ゲームを落とした後は巻き返すことができず、ゲームカウント0-2で敗戦となった。

 野田・長峰善(経2)ペアも3回戦で姿を消した。2人は明大の武井優太・遠藤彩斗ペアと対戦し、第1ゲームを先取するも第2ゲームからは相手ペアに押され始めた。7-11でインターバルを迎えると、その後も数点追いかける展開となり試合はファイナルゲームへと突入した。ささいなミスさえ許されない緊迫した試合展開となったが、最後はスマッシュを打ち込まれ22-24で敗戦となった。

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野田悠斗・長峰善ペア

  山澤・藤原ペアは敬和学院大の小川桂汰・柴田一樹ペアと対戦。今大会準優勝となった実力者相手に2人は善戦したがあと1歩及ばず、19-21、17-21で敗戦となった。

 3回戦を勝ち上がり、法大最後の希望として4回戦に出場した春日井・上田ペアは明大の筑後恵太・農口拓弥ペアとフルセットの激闘を繰り広げた。第1ゲーム、2人は抜群のコンビネーションを発揮し17‐21で奪取。しかしそこから相手ペアの猛追が始まる。第2ゲームを17-21で取られると、第3ゲームでも接戦をあと少しのところで制しきれず17-21で落とし、全日本総合の切符を目前に4回戦敗退となってしまった。

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 全日本総合まであと少しというところで敗退となってしまっただけに悔しさが残るが、リーグ戦での出場数があまり多くなかった春日井・上田ペアが、最後にインカレという大舞台で法大のどのペアよりも勝ち進み、ベスト16に進出するという好成績を収めてみせた。さらにシングルスでは、1年の一井を含めた4人がベスト8に進出するという快挙を成し遂げ、法大シングルス陣の層の厚さを全国に示す結果となった。しかし今大会では課題も見つかった。ダブルスではシングルスほど勝ち進めておらず、ダブルスの主軸となって稼働してきた4年の野田や野村は引退となるため、来年の団体戦で勝利していくためには新たなペアの台頭が必須となってくる。収穫も課題も見つかった今大会の経験をいかし、来年でもチーム一丸となって躍進してくれることを願う。(村井美咲)

選手インタビュー

野村拓海

ー試合を振り返って
相手が1試合目をやってきたこともあり勢いで持っていかれてしまいました。途中で修正できなかったことも敗因かなと思います。負けたことはしょうがないですし、バドミントンはこれからも続けるので、少し休んで切り替えてまた頑張ります。

ー嶺岸さんとの練習量はどれくらいでしたか
時間があったら練習するという感じでした。団体戦をメインで考えていたので主に山澤と練習していましたし、プレーが合わなかったので懸念はありました。油断はなかったはずなんですが、最後まで持ち味を出せないまま終わってしまったのかなと思います。

ー敗戦が決まったときは
これから何するんだろうな、って(笑)。勝ち進んでどうするかっていうことを考えていたんですが、相手も4年生ですし強かったですね。相手の小林(大吾)は同郷ですし春のリーグも負けていたので、負けちゃいけない相手だったなと思います。

ー嶺岸さんとは話をされましたか
あいつもプレッシャーがあっただろうからもっと声をかけてあげればよかったなと思います。団体戦ができなかったこともありますが、そういった状況に慣れていなかったこともあると思いますし、それを含めて準備不足だったかなと。山澤と嶺岸はタイプが違うので、自分が早く前に入れればよかったのかもしれませんがそれができなかったです。嶺岸も調子が良くなかったので捕まってしまいました。さっき言った懸念している部分が本番で出てしまった感じです。

ー団体戦が中止になったのは最後の大会として不完全燃焼なのではないですか
そうですね。なくなったと言われたときは正直実感がありませんでした。昨日で正式に引退という形だったのですが、そのとき終わったんだなあと思って泣いてしまいました。(団体戦中止は)しょうがないことなんですけどね。その分来年優勝してくれると思っています。逆に言えば個人戦で結果を出す必要があるので割り切らないといけないですよね。そこはみんな切り替えられていると思います。

ー秋季リーグ戦の優勝について
ナショナルメンバーがいなかったのもありますが、最初に早稲田と日体に勝てたのが大きかったです。法政としては全体的に安定して勝てたかなと思います。いつもは(単複の)どっちかがだめ、ってことが多かったと思うんですよ。今回はシングルス陣がよかったのはもちろんですが、ダブルスがちゃんと勝てました。どちらもしっかり取れたのがよかったかなと思います。僕も久々に勝ち越せました(笑)。

ーリーグ戦で優勝という結果を残しましたが、1年間キャプテンとしてはどういったことを考えていましたか
リーグは1日1回しか試合がないですが、運動量は絶対に落とさないようにしました。ただ、練習以外のことですが、思うことがあっても厳しくできないこともありました。小中高大とキャプテンをしてきて、高校でも「俺そういうタイプじゃないのになあ」って思っていたんですが、大学になると違いますよね。ほぼ一週間のメニューを自分が考えますし、どうやって鍛えていこう強くしよう、とか。ダッシュとかただやってもおもしろくないじゃないですか。なので団体戦で負けたらトレーニング、とかやっていました。みんなやる時はやるタイプなので、出来るだけ練習に飽きないような工夫はしていましたね。

ー次期キャプテンは原口さんとのことですが何かメッセージは
大変だと思うから同期でメニュー考えたほうがいいよってことですかね。頑張れ、大変だぞ(笑)。

ー期待している後輩は
難しい…。シングルスは嶺岸です。リーグ戦でもチームを引っ張ってくれましたしね。レベルは高いと思いますし、上級生にもなりますから頑張ってほしいです。ダブルスは善(長峰)ですかね。いつも頑張っています。実力も経験もありますし、自分のように先輩に引っ張っていってもらっていたと思うので、そういった経験も生かしていってほしいと思います。

ーどんな4年間でしたか
なんだろう、分からない(笑)。でも秋リーグの優勝は大きかったです。インカレはなくなってしまいましたが、関戦(関東学生選手権)、東(東日本インカレ)、リーグ戦は優勝できました。ただやっぱり団体戦やりたかったですし、個人戦もこんなところで終わるつもりじゃなかったんですけどね。振り返ってみると 1.2年はひたすら精一杯やっていたという感じでしたが、3年はある意味一番大変だったかな…。(怪我で)練習ができないことに悩まされました。西川さんがいなくなってダブルスは自分が育てていかなければいけない立場になったのに、目を怪我をしてリーグ戦に出られなくなってしまったし、東に出て個人戦ベスト8取れたと思ったら肉離れしましたし。3年生は散々だったかもしれませんね。4年はキャプテンが大変でした。本当にそれだけです(笑)。

ー今後の目標は
これから社会人でも競技を続けるのでSJリーグや全日本社会人、全日本総合でも優勝を目指せるような選手になりたいと思います!

春日井一生

ーインカレ個人戦を振り返って
今回結構組み合わせが良くて、本当にチャンスだったというのもありベスト16まで来れたのですが、最後の最後でチャンスをものにできなかったのが悔しいです。あと1試合勝てていたら全日本総合に出ることができて、上田もいい経験ができていたと思うので、上田に申し訳ない気持ちがあります。

ーラストインカレを終えて
僕はインカレに出たのが3年生からで、2年連続で出ることができましたが、やはり1、2年生の頃から出たかったという気持ちがあります。あと、終わってしまったのでもう仕方がないのですが、やはり後悔は少し残っています。ただもう終わってしまったので気にしないです。

ー法政のダブルス陣の中で一番良い結果を残せました
3回戦で立命館大の芦塚・村瀬ペアに当たったのですが、このペアは西日本選手権で2位になったペアで、とても強いんですよ。そこと戦うことになって緊張していたのですが、気持ちだけは負けないようにしようと上田と話し合っていて、結果気持ちで押し切ることができました。あとは、もう運だったのかなと思います。

ー法政での4年間はどのような4年間でしたか
僕が入学した時の先輩方が本当に良い人達ばっかりで、僕がいっぱい迷惑をかけても見捨てずにいてくれましたし、後輩達も本当に頑張ってくれて。とても勉強になる4年間になったと思います。また私生活でも、同期の野田と野村の存在は大きかったかなと思います。同期があの2人だったからこそ頑張れたというのもあると思うので、2人には感謝しています。

ー後輩たちへ託したいことは
今回の結果を見て思うのですが、シングルスはベスト8に4人入ったのですが、ダブルスは1つも入れていないので、ダブルスをより強化していってほしいと思います。特に上田は2年間組んでもらって、本当にやれるやつだと思っているので、これから頑張っていってほしいと思います。

野田悠斗

ーインカレ個人戦を振り返って
最後の大会で負けてしまったのですが、特に後悔とかはないです。終わったなぁってくらいで。ただ、最後の試合でもったいない終わり方をしてしまったので、何かがまだ足りなかったのかなと思います。

ー副将として1年間過ごしてきました
自分が強くなるだけじゃなくて、チーム全体を強くしていかないといけないというのもあって、いろんなことを考えながら過ごしてきました。

ー法政での4年間はどのような4年間でしたか
幸せでしたね。楽しくて。色んな人がいますけど、みんなバドミントンが好きで熱い人が多かったので、そんな人達と一緒にやれてすごく楽しかったです。

ー後輩に託したいこと
頑張って優勝してほしいです。

フォトギャラリー

          • DSC 1799 R不調が響き2回戦敗退となった野村(右)・嶺岸ペア
          • DSC 1548 R得点し笑顔を見せる吉田(右)・一井ペア
          • DSC 1633 R強敵相手に善戦した小川(右)・佐野ペア
          • DSC 1721 R単複共に活躍した山澤(右)・藤原ペア
          • DSC 2286 R3回戦で強敵に惜敗した原口
          • DSC 2667 R1年生ながらにベスト8に進出した一井
          • DSC 2997 R表彰式①
          • DSC 3007 R表彰式②
          • DSC 3034 R表彰式③
       
 
 
 
 
 

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