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【陸上競技】第31回上尾シティハーフマラソン 見せた中堅の底力! 4人が64分台マークで箱根メンバー入りへ猛アピール!!

第31回上尾シティハーフマラソン
2018年11月18日(日)
上尾運動公園陸上競技場及びその周辺

  例年、中堅選手たちの箱根駅伝メンバー選考会としての位置づけが成されている上尾ハーフは、今年も這い上がりを狙う選手たちによって熱く盛り上がった。
 トップは先の記録会で5000m14分01秒と快走を見せた強矢が1時間04分00秒のタイムを叩き出せば、今まで辛酸を嘗めてきた2年生の代からも、田辺と糟谷が4分台前半でまとめ上げる力走。
 来る1か月半後の箱根に向けて、法大はまた1つ収穫を得る結果となった。

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メンバー争いに名乗りを上げた田辺

試合結果

個人結果

順位選手名記録
 54位  強矢涼太  1時間04分00秒
 58位  田辺佑典  1時間04分03秒
 70位  糟谷勇輝  1時間04分13秒
 86位  佐々木虎一朗  1時間04分30秒
 165位  奥山智広  1時間05分43秒
 192位  土屋勇樹  1時間06分14秒
 210位  鈴木快  1時間06分29秒
 229位  中村雅史  1時間06分44秒
 270位  長澤圭馬  1時間07分29秒
 330位  田上鷹弥  1時間08分29秒
 

戦評

 全日本大学駅伝では7位入賞を果たし勢いに乗る法大。今大会は、今月11日に行われた世田谷ハーフと合わせ、箱根駅伝へ向けた選考に関わる重要なレースだ。メンバー入りを狙う選手が多数出場し、次々と自己ベストを更新。さらに上位4人が64分台と熱い走りを見せた。

 法大トップは、先日5000mで14分01秒をたたき出した強矢涼太(3)。目標の63分台にはわずかに及ばなかったものの「夏の練習の成果を出せた」と好調ぶりを発揮。主力を脅かす存在へと名乗りを上げた。

 続く2着に田辺佑典(2)、3着には糟谷勇輝(2)と2年生の注目株が健闘。未だ三大駅伝出場経験のないこの学年。層の厚い上級生に食い込む2年生エースとしての存在感を示した。

 今回のレースでもチーム全体の確実なレベルアップを見せた法大。しかし、他大学も同じように、箱根に向けて力を伸ばしてきているのも確かだ。チームが万全な状態で臨むことができれば、目標である箱根総合5位も十分狙える位置にある。最後の追い込みでどこまで良い状態に仕上げることができるか。全員の意識を一つに。ここからの残り1カ月半が勝負となる。(守本咲希)

監督・選手インタビュー

坪田智夫駅伝監督

―今日のレースの総括をお願いします
ボーダーの選手たちの選考だということは事前に伝えてあって、そういった意味ではまずまずのレースにはなってくれたかなという印象です。チーム全体として最低限の走りはしてくれましたね。

―ミーティングでは、しきりに他大を意識された言葉を投げ掛けていらっしゃいました
コースや気象条件が非常に良い関係もあって、1時間4分フラットから1時間4分30秒の間くらいで帰ってこないと評価はしないよという話はレース前にしていました。その意味、つまりは自分達の目標の中では、クリアした選手もちらほらと出てきて、最低限の収穫はあったのですが、他大の選手は私達より平均して1分以上も早く走りきっていたので、これは私自身も含めて意識が足りなかったなと反省しました。あくまで戦うべきは自分自身やチームメイトではなく他大なのだという意識を、私自身も持つために繰り返しそのような言葉を投げ掛けていたのだと思います。

―チーム内トップでゴールした強矢選手について
非常に良い練習を積めていたので、トップでは帰ってきてくれるだろうという期待はしていました。法大としては3年生の代でもう1枚主力となり得る選手が出てきてくれましたし、本人もこれまで長い距離に対する得意意識というのもあまり無かったと思うので、これを機に更に上を目指させなければと考えています。

―強矢選手は先日の記録会においても5000m14分01秒台と躍進を見せました
まぁ記録については出すぎたのかなとは思いますけども(笑)。ただそれだけの力はありますし、今日のレースも本当は1時間3分30秒を狙えるのではと思わせてくれるような練習を積めていますので、レースの一つひとつを自信に変えていってもらって、箱根を万全の状態で迎えてもらえればなと思っています。

―今まで苦戦を強いられてきた2年生の選手たちも、今日のレースで存在感を示した印象を受けます
チームとしては今まで2年生がいない状況が長らく続いてきましたが、今日田辺と糟谷がしっかりと4分前半でゴールしてくれました。これでようやく合宿のメンバーにも加えていけますし、エントリー争いに向けては良い材料が揃ってきたなと感じています。

―現在のチーム状況としては
春先から足並みの揃わなかった坂東(悠汰、4)、青木(涼真、3)、佐藤(敏也、3)の3枚看板がようやく状態を上げてきて、今回の上尾ハーフ、そして世田谷ハーフでもある程度の収穫は得られました。なので100%からは程遠かった出雲、全日本と比べれば、確実にチーム状態は上向きです。ただ、私達だけでなく例えば帝京さんだったり城西さんだったり、他大学も同じように力を付けてきているので、より高いレベル、そしてより厚い層を目指すべく私も意識を入れ換えなければと思っています。

―状態としては上向きということですが、昨年と比較した際の充実度というのはいかがでしょうか
潜在的な力としては今年の方があるとは思いますが、昨年はこの上尾ハーフから合宿、そして直前の追い込みまでが非常に良い状態で持っていけたので、正直まだ昨年と比較することはできないですね。ただ先程も申したように自力は確実にレベルアップをしているので、後は体調不良だったり故障だったりを無くして順調に仕上げていければ、確実に昨年以上の充実度にはなりますね。

―箱根駅伝まであと1ヶ月半と迫っていますが、これからのチームに期待したいことをお聞かせください
これから急激に力をつけられるというわけでもないので、まずは5番という目標に対する意識を全員が高く持つことですね。昨年の鹿嶋(隆裕、平29年度卒、元駅伝主将)の代などが印象的ですが、彼らの代はエントリー外の選手やマネージャーであっても7位という目標達成のために、常に何ができるかを考えていました。現に鹿嶋はエントリーから漏れても主将として腐らず走り続け、箱根直前に自己ベストを更新するといった形でチームを鼓舞してくれましたし、そういった意味では走る選手ももちろんですが、そうでない選手も含めてもう一度『5位以内』という目標に対する意識や覚悟といったものを持ってもらいたいと思います。

強矢涼太

―今日のレース振り返られて
今レース63分台を目標に掲げていて、結果としては切れなかったのですが今出せる力は出せたのかなと思います。この試合で課題点が見つかったので箱根に向けて改善していきたいです。

―法大トップという結果を受けて
ここはBチームなので、ここでトップをとったことに満足してはいけないと思っています。チーム全体や他大学との差で見たときに、差はあるので詰めていきたいです。

―レースプランしては
1km3分ペースで推していこうと考えていました。しかし15km辺りで落ち込んでしまったので、まだスタミナが足りていないと思います。

―日体大記録会で14分01秒を出されました。調子は良かったのでしょうか
14分1秒を出した時はそこまで調子が良い感じはしなかったのですが、夏合宿もやって来れていたので調子は上がってきているのかなとは感じていました。

―今レースの位置付けは
毎年夏は走れているのに秋は走れていないので、今年はしっかりと夏に練習を積みつつもそこまで追い込みすぎず秋に繋げていこうと考えていました。なので今レースは夏の練習の結果を出すことを目標にし、しっかりと結果が出たので夏の成果が出たのかなと思います。

―箱根のメンバー入りのアピールになったのではないでしょうか
まだ上との差が縮まっている気はしないので、ここから調子を上げていきたいです。

田辺佑典

―今日のレース振り返られてみて
箱根のメンバー入りへの通過点となる富津合宿がこれからあるのですが、それに向けて今レースで自己ベストを出せたのは良かったと思います。

―チーム内2着ということでそれを受けて
2年生は監督やいろいろな人から弱いと言われていたので、今レースで2年生である自分がある程度記録を出せてチーム内2番を取れたのは良かったと思います。

―レースプランとしては
1km3分2秒というペースが63分台を出す基準だったので、そのタイムで行こうと考えていました。しかし、前半は良いペースで刻めて良かったのですが15km過ぎ辺りでペースが落ちてしまったのでそこが自分の弱かった所だなと思います。

―箱根エントリーメンバー入りのアピールになったのではないでしょうか
去年1年生一人で富津合宿に連れて行ってもらったのですが、メンバー入りできませんでした。今年も関東インカレの選手に選ばれていたのですが怪我で出れず、悔しい思いをしてきたので今年は箱根エントリーメンバーに入りたいです。

―夏の練習については
一次合宿は2年生全員がB合宿に落とされて、ニ・三次合宿では自分はA合宿に上がれて練習もきちんと積めました。出雲と全日本ではメンバーに選ばれず悔しかったのですが、練習は途切れずやってきていてそれが今日の結果につながったので良かったです。

―2年生はまだ駅伝の出場経験がありませんが、2年生内でどのように受け止めていますか
2年生全員で参加したB合宿で自分達に何が足りないかということを話し合いました。全員で団結して頑張っていこうと話しました。―足りないものとは結果が出てないということです。

―2年生内でエースだと思いますが、どのように引っ張っていきたいですか
自分が2年生の中で1番初めに結果を出すことによって、ほかの2年生にも刺激になると思うので自分が率先して結果を出していきたいです。

―チーム内でライバル視している選手は
青木さんです。青木さんはトラックの種目が同じで、高校の時から戦うことがあったので負けたくないという気持ちがあります。もちろん自分より実力は上だとは思いますが食らいついていきたいです。

―今後への意気込みをお願いします
箱根を走れるようにしたいです。来年や再来年になったら2年生だけではなく、チームを引っ張っていけるような選手になりたいです。

糟谷勇輝

―本日のレースを振り返って
今日のレースの目標は最低限で64分半ということで、設定タイムはクリアしたのですが、先輩方も強いですし、他大学にも負けていて、まだ箱根目標5位というのには遠いかなと思います。ですので、また今日の反省点を今後に生かしていきたいなと思いました。

―具体的な反省点としては
15kmから20kmのラップが15分半かかってしまって、そこを15分15秒以内位で抑えられると63分台などにも乗ったと思うので、やはり後半の失速というものを改善していきたいと思います。

―本日のコンディションは
曇りでだいぶ走りやすくて、気候も良かったかなという風に感じます。

―本日はどのようなレースプランで臨みましたか
最初はあまり速く入り過ぎずに、10kmの通過を30分20秒以内であとは粘るという形でレースプランを考えていました。

―その通りには走れましたか
最初の入りが少し。15分を切ってしまって速いかなと感じたのですが、レース全体的にリズムに乗って走れたので特に影響はなかったと感じます。

―今大会の位置付けは
11月の後半に富津合宿があり、その選考となるレースでした。絡めたかはわかりませんが、自分の精一杯の力を最大限に出すことができたと思います。

―チーム内3位という結果については
チーム内3位ということは、上にもあと2人いますし、やはり他大学さんにも負けているので、そういう所も今後に生かしていきたいと思います。

―納得のいくものでしたか
タイム的には納得してはいますけど、箱根のチーム目標5位というところを掲げている中ではまだ通用するタイムではないと思うので、やはりまだ詰めが甘いかと感じています。

―箱根のチーム目標5位に対して今後の展望は
自分ができることをしっかりやって、チームに勢いを与えられる走りをしていきたいです。

―箱根に向けての意気込みをお願いします
自分は選ばれるかわかりませんが、2年生が弱いと言われている中でしっかり2年生の中でトップに立って、チームで箱根駅伝を走れるように頑張りたいと思います。

佐々木虎一朗

ー今日のレースを振り返って
1ヶ月前に復帰したてでここまでだいぶ戻ってこれて最後もきつかったけど我慢できました。自分的には及第点だと思います。

ー今日のコンディションは
自分の中では普通くらいです。2週間前くらいまで結構悪くかったが、今週に入ってそこからある程度上がってきました。今日の朝練を自主的にやってきたのですがその時にもある程度よく走れていました。自己ベストを更新できたので良かったです。

ー監督からのアドバイスは
「64分半を最低でも切れ」という話を全体で話していたのですが、自分は64分半ちょうどだったのでギリギリそのタイムに入れたので良かったと思います。

ー今大会の位置付けは
ある程度箱根駅伝の選考会であったので通過点として捉えていました。他の大会よりは重点を置いて挑んだかなと思います。

ー今回のタイムの満足度は
自分のベストより3、40秒くらい早いのでタイム的には7、8割です。前に多く人がいたり法大の中では4番目だったので、気候などの条件を加味すると6、7割かなと思います。

ー今日見つかった課題は
まだ復帰して1ヶ月ほどしか経っていないのですが、ある程度走れました。しかし、やっぱりスピード感だったり後半の粘りだったりっていうのが足りなかった。もう一度基本に帰って自分のコアな部分と足りない部分を補強していきたい。

ー箱根に向けて
総合5位に向けて自分も一つの歯車として全力を尽くしたいなと思います。

奥山智広

ー今日のレースを振り返って
チーム的な順位としても自分の順位は5番手で、まぁまぁよかったのではないかなと思います。ですが、自分の1個前の選手と1分差があり、平凡なタイムで良いタイムとは言えません。このように取材されたのは嬉しいですがあまり喜べません。

ー今日のコンディションについて
涼しく、身体も良く動く状態で臨めました。選考レースとしてはみんなも良い状態で臨めたのではないかと思います。

ー今大会の位置付けは
箱根選抜合宿が来週からあります。その選考レースとして今回の上尾ハーフと先週の世田谷ハーフに臨みました。この2つのレースでメンバーの選抜が決まるので箱根に近づけるか近づけないかのレースでした。

ーどのようなレースプランで挑みましたか
5~10kmまでは後半徐々に下っていくなかで15kmくらいに上りがあるので、10kmまでは力を使わずに楽に走って、15kmの上りで粘って周りの選手と詰めていくところをプランとしてあげていました。

ー実際走ってみてどうでしたか
10kmまでは自分の考えていた設定通り走れましたが、そこからの15kmからの上りで若干思っていた以上にペースが落ちてしまい、そこから取り戻せなくて前との差が開いてしまいました。自分の持ち味であった粘りが出せなくて最終的には1個前の選手と1分差がついてしまいました。

ー今日の結果を受けての今後の課題は
上位でゴールした選手は、寮に残っている選手に刺激を与えられるようなタイムで走れています。しかし、自分の結果というのは平凡なタイムで『あー、走ったのか』くらいにしか思われないので、やはりもっと上の選手を刺激できるようなタイムで走りたいです。

ー箱根に向けてチームとしては
5位目標ということで、今日の結果で良い悪いは個人個人あると思いますが、自己ベストという点ではみんな出せているので、ひとまずチームの雰囲気は上がっていくと思います。あと2ヶ月を切っているのでみんなでチーム一丸となり5位を目指したいです。

フォトギャラリー

  • DSC 0149 Rチーム内2位の2年生エース田辺
  • DSC 0154 R糟谷もしっかりとアピール
  • DSC 0166 R佐々木はけが明けながらも力走を見せた
  • DSC 0180 R更なる成長が見込まれる奥山
 

 

 
 
 
 
 

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