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【ボクシング】第71回関東大学2部リーグ戦 対中大戦 入れ替え戦 法大まさかの惨敗で一部昇格ならず

第71回関東大学2部リーグ戦
2018年10月28日(日)
駒沢大学玉川キャンパス

去年と打って変わり、平国大に対照し見事二部優勝を果たした法大。遂に一昨年の雪辱を果たさんと中大と相まみえた。しかしまさかの惨敗で一部昇格は再びお預けとなった。

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一部昇格をかけ気合を入れる法大メンバー

試合結果

トータル試合結果

 

法政大学

中央大学

 

試合結果

 階級勝敗選手名スコア対戦相手
LF  田中佳人(営2) 1-4 (27-30、28-29、29-28、28-29、28-29) 川口玲司 
F ●  杉本聖弥(法1)  2-3(28-29、28-29、28-29、29-27、29-27)  永田丈晶 
B ○  高山涼深(法4)  RSC(1R1:07)  簗丈一 
B ●  大橋洸(文3)  0-5 (28-29、28-29、28-29、27-30、27-30) 松下竜之介 
L ○  佐藤眞男(法3)  4-1(30-27、29-28、27-30、30-27、29-28)  大久裕哉 
L ●  貫井侃偉斗(法2)   2-3(27-29、27-29、27-29、29-27、29-27) 湯本匠 
LW ●  黒田虎之介(キャ3)  0-5 冨田真広 
W ●  佐藤脩斗(法1)  0-5 (28-29、27-30、28-29、27-30、27-30) 来栖陸生 
M ○  森脇唯人(法4)  5-0(30-37、30-27、30-26、30-26、30-27)  新田隆人 
 

戦評

LF級は緩急のある攻撃が持ち味の田中(営2)。前日まで減量を行っていたせいかコンディションが優れておらず、その上試合中に目の上を切ってしまうというアクシデントが発生、終始主導権を対戦相手に奪われた状態で判定負けを喫した。F級は杉本(法1)がダウンを奪い、試合を優勢のまま進めたかに思われたが、まさかの判定負けとなり、法大は早くも厳しい状況を強いられた。

ここで先輩が動く。B級の高山(法4)はこのような状況を払拭するため初回から激しい打ち合いを行い、二度のダウンを奪い見事RSC勝ちとなり全日本の予選を突破した大橋(法3)へとバトンを渡した。B級の大橋は初回にダウンを奪い高山(法4)のように津木菟かと思われたが、2R以降均衡した状況が続き、終盤では被弾した際に苦悶の表情が顔に出るようになり、そのまま勢いをひっくり返され判定負けとなってしまった。

中大に1‐3と再び突き放されてしまった次のL級は、最悪の状況で何度も状況をひっくり返し今季二部優勝の原動力となった佐藤眞(法3)。初回は打ち合いで均衡していたが、得意の左ボディで突破口を開くとそのまま押し切り判定勝ちとなった。そして続く貫井(法3)。得意のフットワークである程度距離を保ち隙あらば躊躇なく打つというボクシングを展開したが、僅差で判定負けとなってしまった。そしてLW級は黒田(キャ3)。こちらもフットワークで距離を取るボクシングを展開したが、中々攻撃への糸口がつかめず二部優勝を決めた立役者が判定負けを喫しこの瞬間法大の二部残留が決定した。続くW級の佐藤脩(法1)は前へ進む得意の力と力の ボクシングを展開したが、判定負けとなってしまった。最後は主将としてチームを牽引した”エース”森脇”(法4)。今までの戦いとは打って変わり打ち合いの多い1Rとなった。しかし徐々に相手のパンチを見極め、攻防にメリハリが現れ判定勝ちとなった。

今回は急遽再選が決まったという事で十分な準備ができなかったという面では同じ条件下で戦った両チーム。しかし精神面や経験値で大きく差を付けられてしまった法大は選手一同の意識改革が急務だ。チームの象徴だった森脇や高山は去ってしまうが、下級生はこれをチャンスと捉えて来季に向けて一回りも二回りも成長してほしい。そうすれば自ずと一部昇格の道は開けていくだろう。

監督・選手インタビュー

頴川徳夫監督

―試合を振り返って

対戦相手が二年前に戦った中央大学でしたので、そこの部分でぜひとも勝ちたいという気持ちを全員が持って挑んだと思います。最下位とは言え、一部リーグを二年間戦ってきた中央大学は基礎力と勝負強さを身に着けていたので、そういった部分で押し負けたと思います。経験の差が出た戦いだったと思います。

 

―核となる三年生の不在

怪我をしてしまった選手が多く、メインとなる人間が出られなかった部分があります。ただ怪我をするという部分はやむを得ない場合もありますが、日頃の自己管理の改善で回避できる部分もあるので、次回はそういったことはないように調整していきたいと思います。

 

―精神的な部分で差が出てきた

中央大の選手もつらい部分はあったと思いますが、法政の学生の方が相手の反則などに嫌がるような仕草が多く読み取れる点がありましたので、顔に出ないように体力面そして精神面含めてもう一回鍛え直していかなければならないと思います。

 

―四年の引退について

主将の森脇唯人。LW級の黒田虎之介。B級の高山涼深この三名を欠くというのは何より選手自身が危機感を持っているはずなので、その危機感を練習の励みにして今度は自分がエースになるという気持ちで練習してもらえれば来年のリーグ戦には充分間に合うので、来年には自分がエースだと十分に言ってほしいと思っていますし、そのためのサポートもしっかりしていきたいと思っています。

 

―全日本に向けて

全日本選手権は森脇唯人、B級で大橋洸そしてF級で杉本聖弥が出ます。三人とも上位に上がるチャンスをしっかり持っているので、ぜひメダルに絡んでほしいと思っています。森脇唯人には東京五輪がかかっていますので、チャンピオンを連続して不動の王者になってほしいなと思います。気持ちをしっかりオリンピアになるべき人間力そして全日本を連覇する事は非常に困難な道になるのでそれに向かって技術や体力そして精神力を鍛えてほしいと思います。

 

―高山のプロ転向について

彼はその夢を持って四年間頑張っていたので、プロになっても大成してくれると期待しておりますし、支援したいと思います。

 

―来年一年生や二年生に求める事

減量についてかなりハードに感じた一・二年生が多いと思います。アスリートとしては二十四時間、三百六十五日の自己管理が重要ですので、今回のような健診計量から試合までの時間が少ないケースでもしっかりとパフォーマンスできるように日頃の自己管理を徹底してほしいなと思います。一年生には来年から新たな荒廃が入ってきますので、更に部の一員としての自覚を持ち、強いボクサーとして成長できるように期待したいです。

 

―最後に一言

今回の入れ替え戦を準備してくださった連盟の役員の先生方、審判の方そしてドクターの方、応援してくださった皆様にこの試合で勝てなかった悔しさを来年恩返しするという気持ちで精進していきたいと思います。

 

森脇唯人(法4)

 

―試合を振り返って

チームを一部昇格させられなかったのは自分の責任なので、後輩たちに申し訳ないなと思います。自分としてはこのチームで入れ替え戦を迎えられた事や練習できた事に悔いはありません。

 

―打ち合いの激しい試合展開だった

最近は近い距離でも戦えるといった意識を持っていましたが、もう一度初心に戻って自分の距離でボクシングができたらなと思います。

 

―ドイツのチームとの合同合宿について

ドイツのチームが東京に来て日本代表の選手たちと戦うという形の合同合宿に参加しました。外国人独特のリズムがあるなと感じました。

 

―今後の活動は

来年の四月から自衛隊に入隊して体育学校で練習して東京五輪とパリ五輪まで目指していこうと考えています。

 

―四年間を振り返って

辛い出来事や良い出来事全てが思い出です。部員たちと過ごせたことは僕にとっての宝物なので、自分のボクシング人生に活かせたらなと思います。

 

―最後に一言

来月の全日本選手権に向けて調整を行い必ず連覇する事と一部昇格が達成できなかったことは自分の力不足で後輩たちに申し訳ないなと思うので、その思いを乗せてまた頑張っていきたいなと思います。

 

高山涼深(法4) 

ー今日の試合を振り返って

自分でもビックリするくらい良いパンチが入ったので良かったなと思いました。あと流れを変えることができたので雰囲気的にも良かったのかなと思います。

 

ーリーグ最終戦でした

僕もアマチュアの試合で引退だったので勝ててほっとしてます。

 

4年間を振り返って

一時期ボクシングを辞めようかなって考えた時期もありましたが、なんだかんだここまで続けてやってこれて良かったのと、1部には上がれなかったですが、同期や後輩と楽しくできました。この先プロの世界でもこれを糧にもっと頑張ろうと思います。

 

ープロでの目標

ワシル・ロマチェンコが好きなので彼のようなボクサーになりたいと思います。

 

ー最後に一言

1部には上げれなかったですが、後輩に託して僕たちは抜ける形でそれぞれ違う道に歩みますが、頑張っていきたいなと思います。

 

佐藤眞男(法3)

ー今日の試合を振り返って

今日の試合はチームの流れがあんまり良くない状態でまわってきたので自分がこの流れを変えようと思って臨みました。

 

ー勝因は

得意の左ボディーが相手が効いてるのが分かったのでそれで上手くできたと思います。

 

ー今日の戦い方は

相手が思った以上にパワーがなかったのではじめは静かに戦おうと思ったんですけど距離近くてもいけるなと思ってたので、近い距離でやってみたり考えながら戦いました。

 

ー今後の課題は

むきになって相手に合わせるところがずっと課題で、やはり冷静にしないと勝てないですし怪我もしてしまうと思うので、自分の戦い方をどの相手でも対応できるようにしていきたいです。

 

ー今年はどのような思いだったか

入れ替え戦で勝つというのが自分の中で1番大きいことだったので、今は実感わかないですが今日の夜とか明日とか実感わいてきたら相当悔しくなると思います。

 

ー来年に向けて

来年は個性豊かな同期が面倒見るのが大変なので後輩と同じくらい同期との間のとり方とか一生懸命見てチームをまとめられるように頑張ります。

 

フォトギャラリー


  • IMGP6606 Rコンディショの影響で全力を出せなかった田中

  • IMGP6750 R途中でダメージが顔に出てしまった杉本

  • IMGP6816 R圧倒的な連打で勝利した高山

  • IMGP6895 R互角の勝負を展開した大橋

  • IMGP6947 R何とか勢いを付けようと戦った佐藤眞

  • IMGP7024 Rしっかりと攻めきれなかった貫井

  • IMGP7066 R攻撃をさせてもらえなかった黒田

  • IMGP7116 R勇猛果敢に挑んでいった佐藤脩

  • IMGP7149 R主将として全日本王者として強さを見せた森脇
 

 

 
 
 
 
 

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