自転車

【自転車】第73回大学対抗選手権大会 3日目 タンデムスプリントが連覇達成! チームパーシュートでも4年生が有終の美を飾る!

文部科学大臣杯第73回大学対抗選手権自転車競技大会
2017年9月2日(土)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場

3日間にわたるトラック競技も今日で終わりを迎えた。3日目の今日は昨年覇者のタンデムスプリント、鈴木陸来(文3)・高橋綜一郎(営3)ペアが今年も優勝を果たし、連覇を達成した。また、4kmチームパーシュートでは荒井佑太(営4)、白垣良祐(人4)がインカレ最後のレースで3位を獲得し、有終の美を飾った。最終日の明日はロード種目が行われる。

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タンデムスプリントで連覇を果たした鈴木陸(手前)と高橋

試合結果

タンデムスプリント 1/2決勝 2組

順位名前(学部・学年)1回戦2回戦備考
1位 鈴木陸来(文3)・高橋綜一郎(営3) ○(10"75) ○(10"70) 決勝進出

ケイリン 決勝

順位名前(学部・学年)タイム
5位 鈴木玄人(人3)

スプリント 5-8位決定戦

順位名前(学部・学年)備考
8位 鈴木玄人(人3) 1着入線後、ブルーバンド上を故意に走行したことにより8位降格

4kmチームパーシュート 3-4位決定戦

順位名前(学部・学年)タイム
3位 荒井佑太(営4)・白垣良祐(人4)・渡部将太(人3)・近藤翔馬(文2) 4'16"670

タンデムスプリント 決勝

順位名前(学部・学年)1回戦2回戦備考
優勝 鈴木陸来(文3)・高橋綜一郎(営3) ○(10"78) ○(―) 日大は2回戦でレース最後の200メートルで自身のラインを保持しなかったため、2位降格
 

3日目終了時点男子トラック総合成績

順位 大学名 1kmTT SP PR KR IP TAN SH TSP TP トラック合計得点
1位 日本大学 12 14 5 7 4 7 7 14 12 82
2位 中央大学 2 2 6 3 7 6 10 14 53
3位 朝日大学 7 4 9 9 5 4   12   50
4位 法政大学 1 1 7 4   9 9   10 41
5位 明治大学 9 7 2 6 3 2   6 3 38
6位 鹿屋体育大学 6 9 4   6   2 8   35

※1kmTT...1kmタイムトライアル、SP...スプリント、PR...ポイントレース、KR...ケイリン、IP...4kmインディヴジュアルパーシュート、TAN...タンデムスプリント、SH…スクラッチ、TSP...チームスプリント、TP...4kmチームパーシュート
※上位6校のみ掲載
※トラック競技は各種目の最終順位8位までに得点が与えられる。

戦評

 3日目も天候に恵まれ、快晴のもと試合は行われた。トラック競技最終日でもあるため、決勝では歓声が上がり大きな盛り上がりの中、進行していった。

タンデムスプリント 1/2決勝
 1本目、抜群のタイミングで法大チームが先行をしかける。息のぴったり合ったペダリングで相手を寄せ付けずに逃げ切った。
 2本目、お互い慎重に出方を見合う。東北学院大チームが先に飛び出し逃げるも、法大チームが猛追。最終コーナーで見事にまくり、2本先取で決勝進出を果たした。

ケイリン決勝
 決勝に出場した鈴木玄は6人中で前から5番手に位置取り、勝機を伺う。最終周に入るまで団子状態で突入。小原(朝日大)が早めに抜け出し進出を図る。優勝候補大本命とされた坂井が外からまくり優勝を手にしようとするが、追い越すことはできず。そのまま小原が先頭でゴールした。鈴木玄は坂井の外を回され、伸びを欠き5位に終わった。

スプリント5〜8位決定戦
 1/4決勝で敗れた鈴木玄が5〜8位決定戦に出場。4名での対戦となる。
 残り1周、鈴木が4人の中から飛び出し、1人逃げ。ケイリン決勝直後の疲れを感じさせないペダリングで堂々1着ゴールを果たした。しかし、最終周に突入する際にブルーバンドを故意に走行したことによる反則で8位降格となった。

4kmチームパーシュート 3-4位決定戦
 3-4位決定戦ではチームの指示でメンバーを入れ替え、荒井、白垣、渡部、近藤の4名で戦った。序盤から快調に飛ばしていくと、対戦相手の日体大との差を徐々に広げていく。近藤が残りの3選手をリードアウトすると、離脱。3名がその後はローテーションしながらゴールを目指した。最終周になってもその差は変わらず、そのまま先着。3位表彰台を獲得した。

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交代で入った近藤(左)が積極的な牽引を見せた

タンデムスプリント 決勝
 決勝は予選を大会新の1位で勝ち上がった日大との対戦。日大が先行し、法大は後ろから追う展開に。残り1周回に入る直前で法大がスパート。鈴木陸・高橋ペアはどんどんとスピードを上げ、向こう正面では大きな差を付けるが、日大も反撃。3コーナーから差を縮め始め、ゴール前スプリントに。日大の猛攻を耐え、僅差ながらまず先勝した。
 2本目は法大が先行、日大が後ろから攻める構図となった。残り1周までどちらも動かず、息詰まるレース内容に。最終周に入ると早大がスパートをかけ、法大が追いかけた。ゴール前は白熱のスプリントに。どちらの大学が勝ったか分からないほどの僅差だったが、最終的には日大の反則により着差を待たずして優勝が確定した。

 トラック競技は優勝2回、2位1回、3位1回という好成績で幕を閉じた。勢いそのままに昨年苦戦を強いられたロード種目でも活路を見出したいところだ。ロード班主将の加藤雅之(人4)や4年生の谷岡尚輝(文4)、3年生トリオの勝又高陽(法3)、佐藤遼(経3)、須貝翔吾(法3)などを中心に一丸となって勝利を狙っていきたい。(橋爪優典) 

選手コメント

荒井佑太

―今日の団体追い抜き3-4位決定戦の作戦としては
予選からメンバーを1人入れ替えて、昨日、スクラッチを優勝してくれた近藤のスピードを生かして、順位決定戦に臨もうというような考えでいきました。

―近藤選手が千切れるということも作戦だったのでしょうか
そうですね。近藤のスピードを生かした団体追い抜きのタイムで設定を組んでいたので、近藤は仕事をしたら終わりというような感じでした。

―ご自身の出場された種目において、今年のインカレはいかがでしたか
ポイントレースは連覇というような大きなキーワードが一つあって、それを果たすことができなかったんですけど、最後のインカレで全力を振り絞って悔いのないような走りができたと思います。団体追い抜きについても、チームをまとめるということで、3位というメダルを残すことができて役目を果たすことができたかなと思います。

―今年のインカレは主将として臨まれましたが、チーム全体としてはいかがでしたか
総合優勝を目指すのはもちろんですが、今年一年やってきた成果を発揮するということが第一なので、トラック班が良い流れをつくったと思うので、ロード班もそれを引き継いでくれたらなと思います。

―昨日スクラッチで優勝した近藤選手や、今日連覇を決めたタンデムのペアについて
チームの中で厳しい言葉をかけることもあったんですけど、それはすべてこのインカレの地で頑張ってほしいという気持ちを込めた行動で。タンデムのペアについては連覇を僕の代わりにしてくれましたし、近藤も今後の法政を担う選手になってくれると思うので、よく頑張ってくれました。

―今までの4年間を振り返っていかがでしたか
法政大学に入学して、プレーを4年間できたことについては親に感謝していますし、OBの方々からの支えがあってここまで来れたとも思いますし、僕はまだまだ法政大学の名をつけてやる試合というのはまだまだ終わらないので、これからも後輩をしごいていきたいと思います。

―昨年はポイントレースで優勝し、今年はさらに主将として挑むインカレでしたが、プレッシャーはありましたか
まずはこのインカレの地にくるまで、主将として部の中で様々な問題があったり、チームをまとめるというようなことのほうが大きかったんですけど、自分の種目については自信をもっていましたし、どんな結果になってもここまでに仕上げてきたので、悔いはない結果でした。

―4年間で一番印象に残っている大会は
そうですね、今年の宮城での全日本は、地元での開催ということもあって、本当に最後の最後で全日本ジャージを逃してしまったというのは悔いが残りますけども、そこから自分の力がもう一段階成長できたと思いますし、このインカレも4年間で最後ですけど、競技を続けるつもりでいるので、次の自分につながる流れができたので、全日本の大会を挙げたいと思います。

―トラック班唯一の同期でかつ団体追い抜きのメンバーである白垣選手について
去年、インカレで団体追い抜きで走った時に悔しい思いを白垣もしたと思うので、そのリベンジを果たそうと今年1年間は団体追い抜きに力を入れてきましたし、白垣自身も落車であったり多くの困難があったと思いますが、4年生として最後表彰台にのぼれたということは僕にとっても嬉しいですし、個人の2位よりも団体種目で3位をとれたことが嬉しく思います。

―団体追い抜きのメンバーである渡部選手と鈴木良選手について
鈴木良は予選で本当に頑張ってくれましたし、あの走りがあったからこそ3-4位まで残れました。渡部は今後団体追い抜きをまとめていくメンバーになると思うので、来年OBとして応援できればと思います。

―部員の方々に向けて
本当にチーム一丸となって戦うということは難しいことなんですけど、こうやってインカレの結果から分かるようにみんなが一致団結すれば大きな力が生まれるということを感じることができたと思うので、時間はかかると思いますけど、来年からまた総合優勝に向けて頑張ってもらえればなと思います。

―応援してくださった方々に向けて
ポイントレースとかは、走っている中で「荒井、荒井」という声援を、他の大学だったりほかの大学の選手の保護者の方からも応援をいっぱいいただいて、それが本当に力になりましたし、今後も応援され続けられる選手になりたいと思います。

白垣良祐

―今日のレースを振り返って
最後に団抜き(4kmチームパーシュート)で優勝じゃないんですけど対戦で勝てて3位を取れたのでよかったと思います。

―今日が大学最後のレースでしたがどのような心持ちで臨みましたか
最後なのでOBの方々とか応援してくださった人たちのためにも表彰台には立ちたいなという気持ちで臨みました。

―予選よりも速いタイムでのゴールとなりました
調子がよかったのと総監督の指示が的確ですごくよかったと思っています。

―具体的には
メンバーを変えたのも総監督の指示で、総監督がメンバーを変えれば2秒縮まると言っていたのがそのまま2秒縮まったので、そこがすごいなとは思いました。

―大学最後のレースで3位を取れたことは喜ばしいことですね
やはり去年の悔いもあったので、今年しっかり走れてよかったと思っています。 

―4年間を振り返るとどのような競技生活でしたか
最初は大学に入って自転車を知らない状態で走っていたので、そこから4年間しっかり乗ってきて先輩や後輩に支えられて自分が強くなれたと思っているので、周りに感謝したいなという気持ちですね。

―今後も自転車競技を続ける予定でしょうか
いや、自転車は降りて就職します。

―後輩に伝えたいことは
周りに感謝をして、自信をもって悔いがないように今後もやっていってほしいと思います。

―最後に法大の自転車競技部はどうでしたか
すごく和気あいあいとした楽しい部活だったと思います。

鈴木陸来・高橋綜一郎

―今日のレースを振り返って
鈴:OBの方々に言われたことを自分で組み立てて考えてやりました。(―戦略はうまくはまりましたか)そうですね。決まったのと決まってないのがあるかなといった感じですね。
高:先輩と後輩が声を出してくれていたので、それも聞こえて。保護者もいっぱい来てくださって、それは期待されているということでもあるので、その期待に応えることができてよかったなと思います。

―タンデムスプリントは喜ばしいことに連覇です
鈴:良かったです。来年のインカレでは(種目が)なさそうなので、今年取れてよかったです。
高:ずっと連覇、連覇っていうのは言われていて、でも個人戦(全日本学生トラック選手権)で負けてどうなってるんだとは思ったんですけど、インカレで仕上げられて本当に良かったです。

―連覇の要因は
高:前々からずっとインカレで優勝できると言われていたので、そのためにチームメイトが練習に付き合ってくれたりOBがわざわざ練習にきてくれたりだとか、みんなが僕たちのために動いてくれたというのが一番の勝因だと思います。

―1年前の優勝と比べて変わったことなどは
鈴:個人戦の時が(息が)全く合っていなくてそれからも合っていなかったんですけど、境川(自転車競技場)での事前合宿でやっとお互いが合うようになって。2人とも成長はしているので、合ってなおかつ去年よりも強くなったと感じました。

―予選2位通過から一つも落とさず頂点に立ちました
高:調子も良かったですしやはり陰で動いてくれる人がいるからこそ自分たちが思い切り試合ができるので、そこは本当に感謝したいと思います。

―今後の目標や課題は
鈴:仲良く(笑)。
高:お昼ご飯を一緒に食べて仲良くなりたいです(笑)。あまり仲良くないので(笑)。

―最後に最終学年に向けて意気込みを
高:荒井先輩が抜けて結構痛いんですけど、近藤翔馬であったり力をつけて優勝してくれる子がいるので、来年は「復権」ということで頑張っていきたいと思います。
鈴:自分たちが成績で引っ張って行けるように頑張っていきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 0X0A9445 R表彰式後笑顔を見せた2人
  • 0X0A9261 R決勝は日大との勝負だった
  • 0X0A9266 R予選1位の相手に2連勝で優勝を飾った
  • 0X0A9416 R表彰台の中央に2年連続で立った
  • 0X0A9343 R4人の息が合い2年ぶり表彰台の4kmチームパーシュート
  • 0X0A9386 Rサポートも重要な仕事だ
  • 0X0A0969 R昨日のスクラッチで優勝を果たした近藤(中央)
  • 0X0A0910 R最後のインカレでのポイントレースは2位で終えた荒井(左)

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