【フィギュア】東京選手権2020②男子選手編 ついにシーズン開幕 男女計6選手が東日本出場を決め、ラストイヤーを迎える『W小林』が表彰台に並んだ!

東京選手権2020
2020年10月8日(木)~11日(日)
@ダイドードリンコアイスアリーナ(東伏見)

 春関や夏季フィギュアなどの大会が行われなかった今季だが、ついにシーズンが開幕した。今大会には男女計8名もの選手が出場し、ラストイヤーとなる小林建斗(文4)と小林諒真(営4)が最後の年にして表彰台に並んだ。女子は期待のルーキー平金桐(営1)が大躍進。惜しくも表彰台とはならなかったが、存在感を示した。
 今大会は多くの選手が活躍したため2回に分けて掲載。今回は男子選手の結果とインタビューをお届けする。

※会場内での写真はスケート部フィギュア部門の皆さまから提供いただきました。
※インタビューは後日オンラインにて実施いたしました。

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準優勝とラストシーズンの滑り出しは好調

試合結果

個人結果

クラス選手名(学部・学年)総合順位SP順位・得点FS順位・得点
Sr.男子 小林建斗(文4) 準優勝・165.26 1位・60.96 3位・104.30
小林諒真(営4) 3位・164.45 4位・58.04 2位・106.41
齋藤翔(営2) 10位・129.06 10位・48.92  11位・80.14 
Sr.女子 平金桐(営1) 5位・143・54  3位・53.10 7位・90.44
佐上黎(文3) 9位・135.53 6位・49.76 10位・85,77
樋口瑞保(文2) 18位111・98 18位・41.34 19位・70.64
山中里子(通経2) 27位・37.20
菊池彩子(通経1) ―  37位・30.17 
 

戦評

小林建斗(文4)

 小林諒真(営4)とともにフィギュアスケート部をけん引してきた小林建斗(文4)もついにラストシーズンを迎えた。
 その小林建がSPで演じた曲はエルビス・プレスリーの『If I Can Dream』。日本語では「明日への願い」と訳されるこの曲を小林建は華麗に、そして美しく踊り切った。
 「会場に居なくても”もう一度見たいな”とか”もっと見ていたいな”って思われるような、自分がしっかり曲にのめり込んで滑るような意識」で臨んだという小林建。初めに3トウループ+3トウループのコンビネーションジャンプを決めると、その後も2アクセルを成功させる。スピン、ステップも精度の高い演技を披露し、唯一の60点代を記録。1位でSPを通過した。(五嶋健)

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 小林建がラストイヤーのFSに選んだのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』。自身の集大成を表現するため、「スケート人生で初めて作ったプログラム」だというこの曲を再び携えて臨み、今回はスタート位置に着く前の目から既に迫力を感じるほどだった。
 オルゴールのような静かな音から入り、一つ目の3ルッツは転倒してしまったが、その後のジャンプは拍手もあがった。だんだんと曲調が盛り上がりを見せると、それに合わせたステップも力を増す。そして聞き馴染みのある音楽パートに入ると同時に3フリップを跳ぶと、半ば強引にパイレーツの世界に引き込まれるような感覚に陥る。コンビネーションジャンプは決めるも、次のサルコウでは転倒。途中体勢がよろけることもあり、演技終了後には項垂れた様子を見せた。
 今回の演技を「詰めの甘さが出たフリー」と評した小林建。優勝を狙える位置にいただけに、その悔しさもひとしおだ。ラストイヤーだからこそ、全日本に出場し悔いなく終わるためにも東日本までにより完成度を高めたい。

小林諒真(営4)

 法大男子勢としてSPの先陣を切ったのは小林諒。その小林諒がSPで選んだ曲は『マスク・オブ・ゾロ』だ。同名の映画の主題歌で、民衆の英雄である剣士・ゾロが活躍する物語。その剣士・ゾロのように左胸にバラのついた黒い衣装で小林諒は『マスク・オブ・ゾロ』を演じた。
 演技冒頭、小林諒は高さのある2アクセルを決めると、 その後も安定感のある踊りを披露。ステップ、スピンは美しく、 後半に見せた3トウループ+3トウループのコンビネーションジャンプは圧巻だった。「地に足がついていない感じというか、ずっとふわふわしていた感じだった」と決して抜群のコンディションではなかった小林諒だが、得点は58.04点を記録。4位につけ、翌日のFSに向けて好発進した。(五嶋健)

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 SPでは4位と表彰台圏内につけた小林諒。新たなプログラムには『Fix You』を選択した。ピアノの音色から入り、前を見た瞬間の目に籠められた力に早速圧倒される。昨年からチャレンジしたいと語っていた4回転に演技冒頭から果敢に挑戦し、判定は回転不足となってしまったがラストイヤーに向ける決意の強さを感じさせられた。
 一つ一つの動きに感情が籠もり、その感情が指の先まで染みわたっているような演技。楽曲の盛り上がりに合わせて始まるステップシークエンスの駆け出すようなモーションやその表情には、胸に迫るものがある。スピンもスピード感があり申し分ないように思えたが、小林諒にとっては「ミスを減らして技術点の部分をもっと上げられる」とのこと。
 これまでのスケート人生の幕を美しく下ろすため、悔いのない演技をするために、東日本ではより磨き上げたスケートで臨みたい。

齋藤翔(営2)

 昨季同様、黒いジャケットにストライプ柄のワインレッド色のパンツというシックな出立ちで登場したのは齋藤翔(営2)。無観客開催となり、「アドレナリンが出てなかったわけではないですけど、普段よりは少なかった」と振り返った齋藤だったが、いつものように『踊るリッツの夜』を齋藤らしく楽しげに踊り切った。
 齋藤は最初に2アクセルを決めると、続いて3トウループ+3トウループのコンビネーションジャンプを成功。その後もスピン、ステップを軽快に披露していった。しかし、「体力不足が一番気になった」と語るように、後半の3フリッツでは転倒をしてしまうなど課題も残った。それでも得点は48.92点を記録。前年よりも成長した姿を見せて、翌日のFSに臨んだ。(五嶋健)

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 プログラムは昨年のものを継続して使用する。それもあってかわからないが、全体的に昨年よりも力強さが増したように感じられた。
 はじめの3フリップはしっかり着氷し観客がほとんど居ない中でも拍手があがり、続くコンビネーションジャンプは体勢が多少崩れたが堪える。3ルッツは転倒してしまったものの、スピンはスピード感もあり、ステップは何度も上を見上げ、まるで天に祈るかのような、どこか神聖さもたたえた振り付けが印象的だった。だが最後のジャンプでは跳ぶ際に何らかのミスがあったか1アクセルになってしまったりと、所々でミスが見受けられた。
 SP、FSともに体力不足を課題に挙げ、FSに関しては「ジャンプ、スピン、ステップの全部が課題」と東京ブロックを省みた齋藤。東京ブロックから1カ月後に控える東日本へ向け、それらの修正が急がれる。

(文:小倉明莉、五嶋健)

インタビュー

小林建斗

―SP当日の演技前のコンディションは
緊張はしたんですけど、程良い緊張感というか久々の試合だったけど練習からも良い演技ができていたので落ち着いて挑めるようなとても良い状態だと思います。

―演技前にコーチから
あっという間にラストシーズンだしそんなに長くは話さなかったんですけど、コーチからは「もしかしたらこれが最後になるかもしれないからね」って話して、「しっかり味わって滑ってくるように」って、(自分は)「楽しんできます」っていうそういう会話をしました。

―演技を振り返って
ステップとかスピンの取りこぼしはあったんですけど、あのプログラムに変えて初めて大きなミス無くまとまった演技ができたのがすごく今後の自信にもなると思うので、まあまあだったかなっていう印象です。

―画面越しにも気持ちがとても伝わってくる演技でした
初めてお客さんが入らない状態の試合だったんですけど、画面越しで見てても、会場に居なくても「もう一度見たいな」とか「もっと見ていたいな」って思われるような、自分がしっかり曲にのめり込んで滑るように意識はしていました。

―1位通過でしたが手応えは
正直60点だったけどあんまり納得はいってなくて、スピンとステップの取りこぼしだったり一番最後のジャンプも減点対象にもなってしまっていたので、正直ビックリはしたんですけど終わった時は。今日ダメだったところを明日生かして変わらず落ち着いてやろうっていう気持ちでいました。

―ここからはFSについてお聞きしたく思います。FS当日の演技前の調子は
朝の公式練習はまあ良かったんですけど6分間練習がちょっとあまり良くなくて、自分の中で慌ててた訳じゃないけどいまいち噛み合わない状態でこれはちょっとまずいなっていう状態だったので、焦りというかまずいなという気持ちはありました。

―SPを受けてFSで心掛けたこと
入ってるジャンプとかも大分変わってきているのでアレですけど、ショートは正直まとまった演技はしたいけど少し慎重になった部分もあったので明日のパイレーツ(フリー)はもっと伸び伸びやろうっていうか、楽しむ気持ちを持ってやろうって気持ちでやりました。

―演技を振り返って
いつも失敗しないジャンプを、特に一番最後のジャンプのサルコウの3連続はいつも失敗しないのに転倒してしまって正直慢心というか「ここは大丈夫だ」って思っていたところが失敗につながってしまったので、そういう詰めの甘さが出たフリーというか。あとは最初の3ルッツなんかも練習でもよく失敗が結構目立っていた部分ではあったので、練習でできたことしか本番でできないなっていうのはすごく感じた試合でした。あとは自分が得意な3フリップのインサイドの踏み切りが甘くてアテンション(!)マークがついてちゃんと点数としてマイナスをもらうような感じだったので、一番得意なジャンプがそうやって評価されないっていうのがまだまだ練習が足りないというか、練習がそのまま出たような試合だなというのは正直思いましたね。

―スピンやステップは
一番最初のフライングコンビネーションスピンはレベル4がレベル3になってしまって、ポジションが結構苦手なものがあったので、そこが取れてないのは完全に練習不足だし、他のスピンは二つともレベル4取れたけどもっと良い評価、高い加点が多くもらえるようなスピンにしたいなとは思いました。ステップもレベル3がレベル2だったのでそこも何がダメだったのか今回しっかり見直して次の試合に生かそうかなという感じです。

―結果としては総合2位、小林諒真選手とともに表彰台に上がりました
全然1位を狙えたのに一番高い所に立てなかったのはそれが一番悔しいですけど、でもこうやってラストシーズンの最後のブロックで諒真と一緒に台に立てた、本人とも話したんですけど「やっと立てたね」みたいな話は諒真ともして。その表彰式の時はまあ正直諒真と一緒にここにいれて良かったなとはすごく思ったし、やっぱりこう練習場所は違えど一番身近な同期なので残りの短いシーズンも一緒に諒真と高め合っていけたらなっていうのはすごく思いました。

―今回のブロック全体を振り返って
さっきも言ったけど本当に練習でできてたことしか本番でできてないなっていうのはすごく印象に残っているので、ショートは練習でよくノーミスはできていたので別にできなくてもおかしくないけど、自分は特に練習でできなくとも本番でできるっていうそういう器用なタイプではないので、もっとしっかり練習から詰めて詰めて自分で100パーセント大丈夫だって思えるようなところまでしっかり仕上げないと今回みたいなことになるなってすごく痛感したので、今回学んだことをしっかり次に生かしたいと思います。

―無観客開催の雰囲気は
試合行く前全くイメージができなくって緊張感とかどんなもんなのかなと思ってたんですけど、でもやっぱりこう人が居なくても試合は試合なので普通に緊張するし、ただやっぱりあのショート終わった後にいつもなら歓声とか拍手とかいつもはあったけど、今回は本当に選手の親御さんのまばらな拍手だけだったのですごく寂しかったですね。

―FSのプログラムを一新されました
『パイレーツオブカリビアン』を、自分がスケート人生で初めて作ったプログラムがパイレーツで、そこからずっと2,3年くらいずっとパイレーツを使ってたんですね。やっぱり自分の中でもすごく思い入れがあるプログラムだし原点回帰じゃないけど、あの時の自分をもう一度表現して「僕っていったらパイレーツだよな」という気持ちをすごく自分でもそれは一番感じるので、一番最後はやっぱり自分が一番表現できる曲、演じられる曲にしようと思ってパイレーツにしました。

―衣装も凝っていましたがこだわりは
一番(最初に)パイレーツ使った時に作った衣装が結構「The海賊」って感じのちょっと傷とかが入ってる薄めの衣装だったんですねその時は。今回はそういうだらしない海賊っていうよりはキレイめの(笑)、海賊だけど比較的ちゃんと服も着た海賊を意識しようと思ってあの衣装にしました。

―遂にラストイヤーになりました
シーズン入っても残りの試合がいくつあるのかもわからない状況だし、自分もいつまでスケートできるかな、どの試合までスケートできるかなっていう思いも正直あるんですけど、いざ引退した時に自分が一番後悔しないように「もっとああしておけばよかったな」って思うことがないように、残りの試合しっかり一個一個噛み締めてよく味わって演技して、今年こそ全日本への切符をつかんで今までお世話になった人たちにしっかり恩返しができるような、スケート人生最高のシーズンを迎えようという目標があります。

―ブロックも最後となりました。これまでのブロック大会を振り返って
自分は関東も経験しているので二つのブロック通してですけど、関東でも東京でも一番高いところには乗れたし、高3の関東ブロックの時は優勝することができて、大学2年の時の東京ブロックも優勝して、けどその分大学1年と大学3年の東京ブロックはすごく苦い思いも経験しているので、キツい思いもうれしい気持ちも両方経験できた試合です。だから多分引退してからもすごく思い出すことがあると思うし、とても印象深い試合だったと思います。ブロックは。

―東日本選手権を向けて意気込みを
昨年悔しい思いをしているので、ラストシーズンこそはしっかり2日間ショートフリーそろえて最高の演技をして全日本への切符をつかみたいと思います。

―ファンの方々へメッセージを
いつも応援ありがとうございます。自分もあっという間にラストシーズンになってしまって、無観客の開催だし残りの試合が全て開催されるとは限らないけど、一個一個の試合全力で取り組んでいくので最後までどうか応援よろしくお願いいたします。

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(取材日:10月17日)

小林諒真

―SP当日の演技前の調子は
公式からよく身体が動いていた感じはしてたので良い身体のコンディションでは入れたんですけども、ちょっと6分間の時に軽く動いてみていつもとは違う感じ、公式とはやっぱ試合っていうことで気持ちも違ったと思いますし、氷に乗って身体の状態がちょっと違うなとは思ってました。

―ちょっと違うとは
ちゃんと滑れてますしステップも踏めたりしてはいるんですけど、地に足がついていない感じというか、ずっとふわふわしていた感じでした。

―演技前コーチからは
特には無く「いつも通り最後までちゃんと滑って来てね」っていう感じです。

―演技を振り返って
ジャンプでルッツがちょっとランディングがミスってしまったのが悔いは残るんですけど、それ以外の部分に関してはジャンプは特に良くはまってくれたので良かったなって思います。あとスピンが取りこぼしがあったりステップがちゃんと踏めてなかったりっていうところはあるので、そこは東(日本選手権)に向けて今一度再確認してもう少し詰めていければいいかなって思っています。

―法大男子勢の中では先陣を切りました
(滑走順が)早いことにはちょっと慣れてはいるので特に早いか遅いかってところで不安とか安心とかっていうところは無いんですけど、公式練習が法政3人同じ時間で滑れたのは良い思い出にはなったかなと思っています(笑)。

―SP4位発進でした。FSへ向けて
先程言った通りふわふわしていてあまりスケートしてないような感覚のまま終わっちゃったので、そこはひとつちゃんと心を落ち着けてしっかり滑ろうっていうところは意識しました。あとはフリーだからって何か意気込んでやっても練習以上のものは出せないので、練習通りやっていけばいいかなって思ってました。

―ここからはFSについてお聞きしていきます。FS当日のコンディションは
試合っていうこともあって前日の疲れが若干残ってはいたんですけど、疲れているからできないなんていうことは言えないので、無理矢理身体を動かしつつ身体が起きてくれるのを待ちながら、ショートの時よりは動いていない感じがしたんですけども、実際滑ってみたらそんなに変わらなかったのでそれは良かったかなって思います。

―演技前に自身で念頭に置いていたこと
フリー1本ミスっちゃうと大崩れしちゃうことも過去にはあったので、ちゃんとミスってもそこで切り替えて演技全体として締まって見えるような演技をしようというのは心掛けました。

―6分間練習前に小林建斗選手とお話をしていらっしゃいましたが
最終(グループに)2人残って、「これが最後のブロックかー」って言って6分間(練習に)入りました(笑)。

―FSの演技を振り返って
最初の4(回転)がちょっと乱れちゃったんですけど、それ以降は堪えつつ粘りつつ大きな崩れはなく終われたのでそこは良かったかなって思っています。ただ予定構成よりは大分落としてしまったので、そこはちゃんとできるように、もっともっとミスを減らして技術点の部分をもっと上げられるので、そこは東(日本選手権)に向けてまた練習を積み重ねていかなければならないところです。あと演技構成点がどうしても低かったので、そこはコーチといろいろ相談しながらジャッジのどれだけ印象を残せるかっていうところになってくると思うので、もっともっと点が出せるようにあとちょっとですけど頑張ります。

―4回転を入れるという構想はいつ頃から
曲作る前からずっと今シーズンは4回転絶対入れようと思って、そのつもりで練習もしています。

―実際に試合で飛ぶ4回転は
僕ももうあんま覚えてないんですけど練習よりは身体は動かないですし、足も重くなりますし。その緊張感の中でどれだけ跳べるかっていうか成功させられるかになってくるので、やっぱ練習と試合は違うんだなって思いました。

―総合3位で小林建斗選手と共に表彰台に上がりました
ノービスから一緒にやってきた仲間と表彰台に最後に乗れたのはすごい良い思い出にはなったかなって思います。

―無観客の雰囲気は
いつもの試合とは違うので、声ももちろん無いですし試合じゃない試合みたいな感じで、いつもとは違う変な緊張感がありました。しょうがない事はしょうがないんですけど、できれば観客ありの方が自分も楽しく滑れたりとか頑張れたりとか、もちろん他の選手も応援することができるので、難しいと思いますけどいつか戻せたらなって希望を持っています。

―今回のブロック全体を振り返って
毎年ブロックは悪かったので、成績的には良い方な結果が出せたのでそこはすごい満足はしてるんですけど、色々ショートもフリーも課題が見つかったのでそこを改善して東日本に向けて練習してあとどれだけ東日本で結果を出せるかになるので、まあ良いブロック大会ができたかなって思います。

―課題の色々とは
演技構成の下の方とかスピンステップですね。

―今年もSPとFSそれぞれプログラムを一新しましたが、それぞれのコンセプトなどは
ショートはずっと使いたかった曲なのでやっと使えて良かったなってところなんですけど、自分のイメージとはちょっと違う曲になるとは思うので、自分のイメージをどれだけ覆せるかっていうところは今回の挑戦かなって思ってます。コンセプトは『マスク・オブ・ゾロ』は映画だと殺人鬼なので、人を殺す気持ちで滑ります(笑)。
フリーは昨シーズンの曲もすごい自分は好きだったのでそのまま継続でも良いかなって思ったんですけど、最後の年になりますし一新しようと思っていろいろ探している時にこの曲を聞いて、希望の光じゃないですけどそういうものを追ってガムシャラに頑張るようなイメージが湧いたので、最後の曲にするには相応しいのかなという風に思ってそれで決めて、振り付けも自分が納得できる振り付けをしてもらったので、あとは人が入っても入らなくても自分の演技を見た人が皆泣いてくれるように頑張ります。

―SPの曲はずっと使いたかったとのことですがきっかけは
僕が本当に小学校4年生か5年生くらいの時の同じチームの先輩が使ってて、その時にすごいかっこいいのを覚えていてずっと使いたいなって思ってたんですけど、小学生であの曲使ってもかっこよくはなれなかったので(笑)。そのままずっと流れ流れて今になってしまったんですけど、自分がスケートを始めた時の曲でもあるのでちょっと思い入れがあります。

―これまでのブロックを振り返ると
全日本に行けた年も行けなかった年もブロックは散々だったなって思ってます(笑)。今回はうまく調整ができたのかどうかわからないんですけど、順位がついてきたので良い終わり方はできたのかな、4年目にしてやっと台に乗れたので良い終わり方になったのかなって思います。

―今年でラストイヤーですが
結果が全てにはなってしまうのでやっぱ全日本には絶対行きたいですし、そこで最後FS滑って終わりたいなっていう思いは強いので目標はそこなんですけど、これまで10何年続けていたスケートに対して自分がどれだけ真摯に最後まで向き合えるかとか、後輩に何が残せるかとかっていうところも踏まえて毎日毎日ペストパフォーマンスを更新し続けることを、最後だしもうちょっと頑張ってみようかなっていう風に思って練習して過ごしています。

―今年は主将でもありますが心掛けなどは
新入生が入ってからはコロナがあって外出制限とかいろいろ食事会が禁止になったりとかして中々部として集まることはできなかったので、オンラインで繋がったりとかいろいろLINEをしてみたりとか、これまではしてこなかったことをちょっとしてみたりした位ですかね。それが良かったかどうかはわからないんですけど、いろいろちょっと試してみました。

―東日本選手権へ向けて意気込みを
大学2年生の時に全日本に行って、昨年いけなくてってところでやっぱり最後は絶対に行きたいですし、仮にもし行けなかったとしても東日本では自分が一番納得する演技をして終わりたいと思ってるので、そこに向けて練習を積んで「絶対全日本に行くぞ!」っていう気持ちで頑張ります。

―ファンの方々へメッセージを
これまでのスケート人生の集大成になるので、これまで応援してくださった皆さんに最後は泣きながら笑いながら見届けてもらえればと思います。それに値するパフォーマンスは絶対しようと、毎試合しようと思っているので、最後まで応援お願いします。

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(取材日:10月15日)

齋藤翔

ーSPの演技を振り返って
体力不足が一番気になりました。

ー演技前のコンディションはいかがでしたか
良かった方ではあります。いつもより。

ー演技前にコーチから受けたアドバイスなどは
あまり力を入れすぎずに頑張ってきてと言われました。

ージャンプ、スピン、ステップ等の技術面はいかがだったでしょうか
体力があれば飛べたって感じですかね。体力があればできた。そこにつきますかね(笑)。

ー無観客での開催でした
少し緊張感が薄れたというか、いつもより(緊張感が)少なかった感じはありました。アドレナリンが出てなかったわけではないですけど、普段よりは(少なかった)って感じですね。

ーここからはFSについてお尋ねします。演技前のコンディションは
心配なジャンプがあったりはしたんですけど、そんなに悪いって感じではなかったです。

ーコーチからどんなアドバイスをうけましたか
飛び方を少し注意してねと。フリップやルッツだとエッジにアウトあるんで、そこのところは注意してねと言われました。

ーFSの演技を振り返って
こっちも体力不足と言われたらそこまでなんですけど、もう少しできるジャンプをしっかり飛びたかったって感じですね。

ー昨年と同一のプログラムですが、昨年度のインカレよりも点数が上がっています。構成に変更もしくは昨年よりも自分が成長したと思う点はあるか
構成自体に変更点は多少はあったんですけど、少し跳べるジャンプをちゃんと跳べるジャンプにするなどで。それで点数が上がったって感じですかね。

ーブロック全体を振り返って
無観客を初めてやって、意外と普段の試合より緊張しなかったって感じですかね。その分伸び伸びとできてはいたんですけど、それでもジャンプ、スピン、ステップの全部が課題ですかね。

ー昨年のインカレの時に「3アクセルや4回転を練習していきたい」という話があったが、現状としてはどうか
やってないですね(笑)。3月からあまり滑れなくて、6月末とか7月くらいから練習を再開して、元々飛べるジャンプの調整だけでも上手くできてなかったのでやる時間は無かったです。

ー滑れなかった期間に取り組んだことは
体力トレーニングに取り組んだといえば、取り組んではいたんですけど、結果として成果は得られませんでした。

ー東日本に向けて意気込みを
東日本は東京ブロックよりも大切な試合になっていくので、SPもFSもそろえられるようにこれから1カ月練習していこうと思いました。

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(取材日:10月14日)

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