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【馬術】第88回関東学生争覇戦 健闘及ばず、無念の1回戦敗退…

第88回関東学生争覇戦
2018年9月8日(土)、9日(日)
津久井馬術競技場

2日間に渡って行われた関東学生争覇戦。トーナメント方式で争う今大会に、法大は2部校として出場した。1回戦の対戦相手は農工大。4名の選手がそれぞれ力走を見せたものの、結果は0-4と、無念の1回戦敗退となった。そして翌日行われた4、5位決定戦では、東大と対戦。衛藤みのり(経3)と、杉村茉美(経2)が勝ち点をあげ、2-2と引き分けるも、総減点差でわずか1点及ばず。2部最下位と悔しさ残る幕引きとなった。

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2日間通して攻めの走りを見せた太田

試合結果

1回戦 トータル試合結果

0
法政大学
総減点
東京農工大学
38 25

1回戦 詳細スコア

出番選手名馬名タイムタイム減点障害減点総減点勝敗対戦相手
2 村山杏実(経1) ヤマニンエミュ(法大) 68.76 1 4 5 泉朋樹
4 池田丈夫(経1) ヤマニンパスティユ(法大) 70.15 1 4 5 野々山諒
5 太田直希(経1) 燈風(農工大) 50.91 0 4 4 清水ちあき
7 杉村茉美(経2) 颯(農工大) 58.14 0 24 24 山本紗瑛



4、5位決定戦 トータル試合結果

2
法政大学
総減点合計 2
東京大学
22 21
※勝ち点が同点の場合、総減点の合計が少ない大学の勝利

4、5位決定戦 詳細スコア

出番選手名馬名タイムタイム減点障害減点総減点勝敗対戦相手
1 杉村茉美(経2) 法泉(法大) 60.81 0 4 4 鈴木穂香
3 村山杏実(経1) ヤマニンエミュ(法大) 64.63 0 0 0 山本雄大
6 衛藤みのり(経3) 東蓬(東大) 75.13 2 4 6 野田正英
8 太田直希(経1) 東鈴(東大)  58.12  0 12 12  関希実 

戦評 

  争覇戦はトーナメント方式で行われる障害飛越競技の団体戦だ。各校2頭ずつ馬を出し、代表4名の選手がそれぞれの馬で走行。同じ馬に乗った選手同士が、障害の落下やタイムにより勝ち点を争う。2部校として出場した法大は、2年前には決勝まで上ったものの、惜しくも敗退を喫している。今大会には5人の選手エントリーの内、2年生が1人、1年生が3人と、フレッシュなメンバーで挑んだ。

 8日に行われた1回戦は農工大との対戦。小雨が降り始め、馬場の状態が悪くなる中、法大勢は苦しい戦いを強いられることになる。前半、自馬での走行となった村山杏実(経1)、池田丈夫(経1)は、2人とも障害落下を1回にとどめるも、タイムで及ばず敗戦。続いて農工大の馬と共に出場したのは太田直希(経1)。初めて乗る馬を乗りこなし、スタートから攻めた走行を披露。対戦選手のタイムを上回るが、惜しくも最後に9番障害を落としてしまう。その差でわずかに及ばず、悔しい敗戦となった。最後に出場した杉村茉美(経2)は、前段から落ち着かない様子の農工大の颯に騎乗した。慣れない馬に苦戦する中、58.14と決して悪くはないタイムだったものの、障害減点の24が響き、またしても勝ち点を逃してしまった。これにて0-4で、法大の1回戦敗退が決定。翌日行われる4、5位決定戦に回ることとなった。

 上位進出の夢は散ってしまったが、戦いはまだ終わりではない。翌日行われた4、5位決定戦は東大との対戦となった。杉村と衛藤みのり(経3)が順調に勝ち点を奪う活躍を見せ、いい勝負を演じるも、東大も黙ってはいなかった。村山は総減点0でゴールする好走を見せたが、後段の選手にタイムで上回られてしまい敗戦。勝負は最終番での出場となった太田にゆだねられた。勝ち点2‐1のこの場面。勝ち点が同点になった場合は、全選手の総減点の合計によって勝敗が決定する。「落としても2落まで」と、プレッシャーのかかる状況下。しかし太田は攻めの走りを忘れなかった。惜しくも後半に3つ目の障害落下を喫し、勝敗が決するも、最後まで「少しでも攻めて相手のタイムよりも速く」と、全力を出し切った。勝ち点は2-2、総減点は22-21。わずか1点の大接戦の末に、法大の2部5位が決定した。

 悔しさがあふれる結果となった今大会。だが下級生中心となったこのチームは、まだまだ大きな成長と変貌を遂げてくれるに違いない。ここで新たな課題を手にした選手たちの、次の舞台での活躍に期待がかかる。(飯島愛未)

選手コメント (2日目)

衛藤みのり

―今日の走行を振り返って
去年も乗った馬だったんですけど、すごい乗りやすかったです。自分の好きな感じの馬でした。でも前に乗った選手も2反抗していて、自分も4番(障害)で油断して馬のコンタクトを譲ってしまい、反抗されてしまいました。去年は満点で帰ってこられたので、その1反抗がもったいなかったです。それ以外は良かったと思います。

―1回戦の後輩たちの走行は
みんな頑張っていたと思います。1年生はみんなここ(津久井馬術場)での試合が初めてでした。太田も難しい馬をよく乗りこなせていましたし、良かったと思います。池田は1番障害で止まっちゃったんですけど、内容は馬に合ったいい走行をしていました。今回馬場のコンディションがすごい悪くて、昨日も1番障害あたりの滑りやいすい所で、(他大の)馬が滑って転んじゃったりしていました。村山も(ヤマニン)エミュがそこで滑ってしまって、障害に向かえなかったです。それさえなければ満点で帰って来られていたので、いい走行だったと思います。

―今後へ向けて
12月の女子自馬には、法泉で障害にでます。できれば入賞、優勝したいです。あと馬場にも今の4年生の大川さんが乗っているミルトスで出させてもらいます。今まで馬場はあんまり経験がないので、12月までに馬場の練習をしていい走行ができるように頑張っていきたいです。あと、女子自馬の中でやる会長杯にも、キャメロットという馬で出ます。そんなに経験がない馬で、初めての競技場になるんですけど、そっちでも頑張れたらと思っています。

太田直希

―今大会の走行を振り返って
2戦とも自分の担当したところは負けてしまいました。1試合目は特に悔いの残るものなってしまいました。でも楽しくできて、次につながるような走行ができたと思います。

―1試合目は乗りこなすのが難しい馬だったと伺いました
そうですね。すごい走っていっちゃう子でした。今日もそうなんですけど、馬が自分でやっていってくれる子で。あまり任せすぎると、馬がサボって(障害を)落としたりしてしまうので、いい具合にやるのが難しかったです。でも1日目も攻めるところは攻めて、攻撃的な乗りができました。でも結果的に落としてはしまったので、もう少し技量があればと思ってしまいます。

―今後は自身の課題にどう向き合っていきますか
高校の時から、乗ったことのない馬に乗って試合に出るという、貸与馬戦にはよくでていました。その経験もあって今回試合に出させてもらったんですけど、結果が残せなかったのは課題だと思っています。練習は自分たちの馬でしかできないんですけど、3分間の騎乗で走行するのは自馬でもできるので。学校の馬でもっと試合形式に近い、緊張感のある練習をしていきたいです。

―2試合目では8番手でプレッシャーのかかる場面でした
あんまり考えていなかったです(笑)。落としても2落までというのは頭に入っていたので、2落した時点で「ああ、もう落とせない」と思いました。そこで一気に緊張はきたんですけど、馬に緊張を与えたくなかったです。笑顔で、というのが僕のモットーなので。最後落として負けが決まっても、少しでも攻めて相手のタイムより速くと意識していました。負けてもいいからやりたいことはやる、という感じでやらせてもらいました。プレッシャーはかかったんですけど、楽しかったです。

―次へ向けて
10月にアマチュアホースフェスティバルという大会に出る予定です。そこで自分の担当している子(セレステアルスター)で結果を出したいです。あとセレクションの学生だけではなく、一般生も試合に使っていけるようになって、みんなで選手層の厚いチームを作っていきたいです。

村山杏実

―今大会の走行を振り返って
昨日も今日も障害を落とさずに走行できたんですけど、馬がつまづきそうになった所からリズムをうまく作れませんでした。今日も飛ぶタイミングがうまくいかず、いい流れではなかったです。

―その原因はなんだと思いますか
脚で圧迫して、馬を(前に)出すんですけど、その時にしっかり挟み込めていませんでした。

―ヤマニンエミュの調子は
『重かった』という風に言ったりするんですけど、反応が鈍い感じでした。8月に練習試合みたいなのがあったんですけど、その時の方が調子は良かったです。

―ヤマニンエミュの性格は
今回はバーだけなんですけど、それ以外の障害物が入ってきたり、障害物が変わったりすると少し神経質になってしまう馬です。でもその神経質さは、しっかり障害を見て飛んでくれるという良い面でもあるので、良い面に持っていってあげられればなと思っています。

―今後の課題は見えましたか
馬の反応が鈍い時に、自分の指示で動かすということを、もっとしっかりやらなければなと思いました。

―今後の4年間の目標は
大学馬術としてやっていくからには、しっかりと成績を修めて、名前を残せたらと思います。頑張っていきます。

―次への意気込みを
近いうちにまたヤマニンエミュで出るので、今日よりも良い走行をしたいです。結果としては満点だったんですけど、まだ納得いっていない部分があります。自分が納得できるくらいまでしっかりと走行できたらと思っています。

フォトギャラリー

  • DSC 0207 R2日間を通して攻めの走りを見せた太田
  • DSC 0109 R村山は満点でのゴール
  • DSC 0015 R2日目は勝ち点を獲得した杉村と法泉
  • DSC 0167 R惜しくも満点とはならなかったが、安定した走行を見せた衛藤

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