陸上

【陸上競技】第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 全員でつかみ取った箱根への切符!怒涛の追い上げで6年連続81回目の箱根出場を決めた!!

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
2020年10月17日(土)
陸上自衛隊立川駐屯地

 雨天の中、箱根駅伝出場をかけた予選会が行われた。法大は下級生を中心としたチーム編成で挑んだ。エース鎌田航生(3)が全体15位となる好走を見せるなどし、総合タイムは10時間33分31秒。後半の追い上げなどが功を奏し、総合順位8位となり、6年連続81回目の本戦出場が決定した。

hakoneyosen R
全員が自己ベストを更新する激走を見せた(提供・体育会陸上競技部)

試合結果

総合成績

順位大学名総合記録
1位 順大 10時間23分34秒
2位 中大 10時間26分13秒
3位 城西大 10時間29分37秒
4位 神奈川大 10時間29分59秒
5位 国士舘大 10時間30分38秒
6位 日体大 10時間30分49秒
7位 山梨学院大 10時間30分50秒
8位 法大 10時間33分31秒
9位 拓大 10時間33分46秒
10位 専大 10時間33分59秒
※上位10大学が本戦に出場

個人成績

全体順位学内順位選手名記録
15位 1位 鎌田 航生(3) 1時間02分03秒
33位 2位 清家 陸(3) 1時間02分35秒
79位 3位 松本 康汰(2) 1時間03分09秒
109位 4位 川上 有生(2) 1時間03分26秒
124位 5位 河田 太一平(2) 1時間03分33秒
128位 6位 河野 祥哉(3) 1時間03分37秒
135位 7位 内田 隼太(2) 1時間03分43秒
139位 8位 稲毛 崇斗(1) 1時間03分44秒
157位 9位 徳永 裕樹(2) 1時間03分50秒
158位 10位 中園 慎太朗(2) 1時間03分51秒
166位 11位 山本 恭澄(2) 1時間03分55秒
223位 12位 奥山 智広(4) 1時間04分32秒
 

戦評

 新型コロナウイルスの影響により陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースで実施された今年の箱根駅伝予選会。起伏がないコースでの開催に加え、スタート時点で気温11.6度という走りやすい気象条件がかつてないほどのハイレベルな争いを生み出した。

 9時35分。緊張感で張り詰めた空気を突き破る号砲と共に46校のランナーが一斉に走り出した。 法大は三大駅伝で主要区間を任された経験のある、鎌田航生(3)、清家陸(3)、河田太一平(2)の3人が上位集団に食らいつきタイムを稼ぐ。一方、残りのメンバーは集団走を形成。「9番目、10番目が帰ってこないと負けますので」と坪田監督が語るように、確実に通過する作戦をとりレースを進めていく。

 5km地点で法大の通過順位は17位。各大学の実力者たちが予想以上のハイペースで飛ばし、序盤から予選通過に暗雲が立ち込める。

 10km地点の通過順位は16位。この時点で10位の城西大学とは1分42秒もの差をつけられてしまう。

 レースは後半戦。各大学の選手が徐々にペースを落としていく中、法大は集団走のメンバーが安定した走りを見せ、徐々に順位を上げていく。また、チームトップを走る鎌田も着実に追い上げ、上位に食い込む走りを演じる。 

 18km地点。ここでようやく法大は11位まで順位を伸ばし予選通過ラインを射程に捉える。10位との差はわずか25秒。ここから必死の走りで1秒を削り出す。

 チームトップで帰ってきたのは鎌田。続いて清家。2人は共に1時間02分台の好タイムをマークし、役割を十分に果たす活躍を見せた。その後、確実に順位を上げた集団走のメンバーが流れ込むようにゴールし、運命の結果発表となった。

 予選通過を決めた上位には本戦の常連校の名が連なった。不安が隠し切れない中、8番目に法大の名がコールされると法大陣地では選手らが歓声を上げた。レースの後半まで厳しい戦いを強いられたが終わってみれば全員が自己ベストをマーク。最後まで諦めない走りが今回の結果につながった。坪田監督の采配が功を奏し6年連続81回目の本戦出場を決め、オレンジエクスプレスが正月再び箱根路を駆け抜ける。(根本 成)

監督コメント

坪田智夫 駅伝監督

—予選通過おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか
通過することが第一でしたので、まずは通過できたことはほっとしています。非常に周りのレベルが高かったので少し難しいレースにはなりましたが、選手も冷静に走ってくれたなと思います。

—総合タイムに関して、設定していたタイムと比較していかがですか
かなり速いですね。周りがうちの設定以上の速さでしたので、びっくりしています。

—天候の影響は
風はなく雨も小雨になっていたのですが、少し気になった点としては寒さですね。気温の低さは変な影響が出なければいいなというのはありました。

—序盤はボーダーから離れ、後半で一気に順位を上げました。レースプランとしては
しっかり通ることが大事でしたので、あまり練習以上の設定を求めると選手の負担にもなりますし、後半に失速すると敗退にもつながります。選手たちは設定以上の走りをしてくれていたのですが、周りがそれ以上に速かったので、はるか圏外の位置にいたというところですね。ただ、選手の様子を見ていると余裕があって、周りの前半からいっていた他大学の選手を見ると結構きつそうな選手が多く見受けられたので、後半上がっていければ十分勝負できるのかなとは思っていました。

—レース中の声がけはどのようにされていましたか
今回はホワイトボードのみで指示をしていました。通過順位や個人順位の表を作っていたのでそれを出しながらだったり、あとは10㌔の通過順位が16番目でしたので、もう「行け」という指示を出しました。

—個人では鎌田選手が全体15位でした
本当は日本人トップを狙わせたかったのですがあまり冒険はできなかったです。もう少し前半から勝負させればそこも狙えたかなというのはありますが、途中の焦りなども影響したのかなとも思います。力を発揮すればもう少し日本人トップを争えたのかなというところですが、レースを冷静に見ながら走る気持ち的な成長は彼には必要なのかなと思っています。

—今回7人出場した2年生の走りについては
中園と河田に関しては箱根を走っていますけれども、力のある学年ではありますがなかなかこれまで大きな大会での経験がありませんでした。非常に状態がよかった分、その経験のなさがどう影響するのかは一つ見ていましたが、しっかり走ってくれましたし、今回走ったメンバーに関してはこのプレッシャーを乗り越えてくれました。箱根までの2カ月まだまだ伸びしろはある子たちなので、そこについては期待が持てますね。

—中でも期待の選手は
河田は経験のある選手で、本来ならば稼がなければいけない部分ではあったのですが、今回失速をしたということで、調整は良かったのですがやはり練習を詰めていない部分が出てしまいましたね。彼は非常に力はあると思います。これからは、学年やチームを引っ張るという責任感を持ってもらいたいところですね。今回本人も失敗したと言っていましたので、箱根では区間賞を狙うつもりでこの2カ月過ごしてほしいと思います。

—今後、箱根に向けての調整は
今回のレースもそうですが、これまでは守りと言いますか手堅く行う練習でした。まずは足並みをそろえるためだったり、予選会を手堅く通過するというのがメインでした。箱根ではやはりスピード駅伝ということもあり勝負をしにいかないといけませんので、もう少し質の高い、前半から積極的に攻める練習をしていきたいと思います。

—今回出場していない4年生もいらっしゃいますが
今回、奥山が12番目だったんですけれども、夏に教育実習に行っていまして、その間は全体との練習ができていませんでしたが、ぎりぎり調整をしてくれて間に合わせてくれました。12番目でかなり落ち込んではいましたけれども、彼がいてくれたことによって4年生が0ではなく、安定感・安心感をもたらしてくれて、下級生が頑張ってくれました。やはりこれから箱根で勝負するには、若い力だったり経験のある選手が稼いでいくのは大事ですけれども、4年生が4年生らしい仕事をしていくことが大事になります。走りの部分もそうですが、いかに4年生が安定、安心感を与えられるかが今後シードを獲れるかにかかってくると思います。

—最後に箱根に向けての意気込みとファンの方々へ一言お願いします
今年非常に悔しい思いをしましたので、何としてもシードをもぎ取りに行くことは絶対条件だと思っています。今回は守りのレースで、法政を応援してくれている皆さまにはヒヤヒヤした思いをさせたのではないかなと思いますので、本選では積極的に攻めのレースをして、かつ安定感のあるレースをして確実にシードを獲りに行きたいと思います。

 
 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

202010191

 

 

定期購読の申込み