陸上
 

【陸上】箱根駅伝直前特集~古豪復活を担う者達~第5回 西池和人インタビュー

2012年11月25日
場所:法政大学多摩キャンパス

第5回はチーム内外から大きな期待を寄せられるエース・西池和人のインタビュー。高校時代は今の箱根駅伝を代表する大迫傑(早大)、窪田忍(駒大)などのランナーたちにも競り勝っているスーパーエリート。10月末に行われた予選会でもチームトップでフィニッシュし、3年ぶりの本戦出場決定に大きく貢献した。

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エース・西池和人

ファン待望のエース復活!

 インターハイ10000m2位(日本人トップ)、ユース五輪3000m4位、世界ジュニア選手権5000m7位、全国高校駅伝1区区間賞―。陸上ファンなら西池和人の名を知らない者はいないだろう。高校時代に残したこれらの成績から、入学当初より高い期待をかけられていた西池。しかしながら一年目の年は、けがの影響から思うような結果を残せなかった。88回大会(2012年)の予選会でもチーム内10位の結果となり、自身も「足を引っ張ってしまった」と振り返る。
 迎えた今年、けがの回復をじっくりと待ち本格的な練習が積めるようになったのは7月以降と遅れたが、89回大会予選会はチーム内1位、全体18位となる1時間0分25秒を記録し、復活をアピール!11月に行われた八王子ロングディスタンス(10000m)でも28分43秒のセカンドベストをマークし、エースの名にふさわしい走りを見せた。
 法大が本戦で目指すもの、それはシード権獲得だ。そのためには必ず西池の活躍が必要となる。エースがどれだけ自身の実力を発揮し、チームをリードすることができるか。そこに、法大の目標達成が、そして橙青の襷をつなげることができるかがかかっている。

選手コメント

西池選手

—箱根の本選出場が決まって約1か月経つが、普段の練習などで意識の変化はあったか
そうですね、昨日10000mのレース(11/24・八王子ロングディスタンス)に出させていただいて、しっかり箱根のイメージをもってレースができたので、本当にうまくトレーニングを積みながら箱根に向かっていってるという思いはありますね。

—現在はどのような練習を積んでいるか
昨日レースがあったので、2週間前ぐらい少しきつい練習を入れて、1週間前ぐらいから試合の軽い調整みたいのが入って。箱根予選が終わって1週間はちょっと抜いて、そこから徐々に上げていって、トレーニングの一環として昨日のレースができたかなと言う感じです。

—自身の現在のコンディションについて
トレーニングを積めているので、とりあえずは順調かなと言う感じです。

—今後強化していく必要のあるポイント
箱根のスタートラインにしっかり立つということを一番に考えるのと、けがをしない、風邪をひかない体調不良を起こさないという原点のところをスタートラインに立つためにやることが一番大切になってくるのと、まだまだあと1か月で状態を上げていくことができると思うので、調整していきたいです。

—予選会終了後のメディア取材や、周囲・関係者から期待の声がかかっていたが、そのようなことに対してプレッシャーは感じるか
そうですね、応援して下さるということは本当にありがたいことですし、そういうことを自分の力に変えていければ思ったような走りが出来ると自分では思っているので、プレッシャーに感じることは特にないです。

—高校の時からも注目されてきたが、それに対してのプレッシャーはどうか
そうやって注目して頂いているということは本当にありがたいことですし、それが自分の気負いになることはないので、ありがたいこととして受け取って、自分の力に変えていけるということがずっと、自然にできていると思います。

—箱根の経験者が少ない中で臨むことになるが、目標である「シード権獲得」に向けてどのようなことが必要になるか
その目標は予選会前からチーム間で話してきて、それを覆すことなくそれに向かってやっていけば、やっていく中で課題は見つかってくると思うし、それを一つ一つクリアしていけば、目標に近づけると思います。

—陸上を始めたきっかけ
中学校から始めたんですけど、小学校のときは野球をやっていて、中学校でもやろうと考えていたんですけど、中学校に野球部がなくて、自分の中学校は陸上が強かったので入ってみようかな、という感じで始めました。
最初は全然長い距離を走ったことがなかったので毎日きつくて。(種目は)最初から長距離です。短い距離は本当に遅くて…長距離しかできなかったです。

—陸上の魅力
長距離と短距離では違ってくると思うんですけど、自分たちがやっている長距離は、走れば走る分だけ、やればやる分だけ結果がついてくるというところと、自分の目標に向かってしっかりやれているということが分かるかな、ということだと思います。あきらめずに自分の目標に向かってやっていく、という自分を引き出せるのが一番の魅力だと思います。

—箱根駅伝に対する自身のイメージ
そうですね、関東の大学に来させていただいたからには、箱根駅伝というのが一番大きな大会になるというのは高校時代から自分のなかでは分かっていたことですし、それで自分がこれから個人として世界で勝負していくという目標を、陸上を始めて高校から持っているんですけど、それを達成していくためにチームとしてやる箱根駅伝というのは外せないものだと思いますし、そうやって自分だけでなく周りのことを見るということが自分の結果につながってくると思うので。はい。箱根駅伝というのは関東の大学に来たという点では外せないことですね。

◎プロフィール
西池和人(スポ2=須磨学園)
大阪府出身/身長169cm/体重49Kg
5000m=13分54秒33/10000m=28分39秒04/予選会1時間0分25秒
この世代を代表するランナー。快走した際に見せる勝利の投げキッスは本戦でも出るか!

 

フォトギャラリー

  • 201211241 Rエース・西池和人
  • 201211242 R箱根デビューを待ち望んだファンも多い
  • 201211243 R予選会後には清々しい表情を見せた
  • 201211244 R輪の中心で日テレカメラに向かって「スッキリ」ポーズ
  • 201211245 R今回のインタビュー取材時の一枚

 

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