陸上
 

【陸上】箱根駅伝直前特集~古豪復活を担う者達~第3回 3年生インタビュー

2012年11月25日
場所:法政大学多摩キャンパス

  第3回は法大の「軸」となる学年ー3年生。3年生から本戦に3人の選手がエントリーされた。安定した力を見せる田井。今季急成長をしている松田。予選会はメンバーに選ばれなかったものの上尾ハーフで好成績を収めた高梨。いずれも十分な力を持ったメンバーであり、本戦での走りに期待がかかる。

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左から田井、高梨、松田

悔しさ知る世代

  まず注目すべきは予選会チーム3位、総合では42位と上々の結果を出した田井である。6月に行われた全日本大学駅伝の予選会でも総合29位と今季は安定した力を見せている。何が起こるか分からない箱根駅伝において、この田井の安定した力というものは武器になるに違いない。

 また、今季驚くべき成長をとげている松田にも注目だ。予選会では自分の設定タイムである62分を15秒上回る走りでチームに貢献している。さらに予選会には出場しなかったものの、上尾ハーフ総合32位という結果が評価されエントリーされた高梨にも注目である。

 法政が箱根出場を逃した2年間を全て知っている3年生。それだけに彼ら3年生の箱根に対する思いというものは大きいものがあるだろう。また、去年学連選抜として箱根に出場した田子が怪我の影響で今年はエントリーから外されてしまった。そんな田子の思いを胸に刻んで走る今年の箱根駅伝。3年生らしい堂々とした、そして気持ちの入った走りに期待したい

選手インタビュー

田井選手

―現在の調子は
あまり良くはないんですが、これからあがっていける感覚は掴んでいます。

―本戦まで約40日ですが心境は
長いようで短いという感じですね。でも、早く本戦を迎えたいと思っています。

―予選会前と比べてチームの雰囲気は
故障者が増えているので、みんなでやっていくぞっていうあの時の雰囲気とは違うんですけど、一人ひとり別の場所でしっかりできてるのかなと。自分のやることさえできていれば、また結果に結びついてくるかなと思っています。

―予選会の後10000Mの記録を伸ばしたいと話していたが、昨日の記録については(11/24に行われた八王子ロングディスタンス(10000M) 田井選手の記録は29分21 秒)
いまいちです。

―練習内容は変化してきた
そうですね。長い距離を踏むことから、短くて少しスピードを上げた練習になってます

―それについて監督やコーチからは
一人で後半押していけるように、と。自分で押していけるようにならなければいけないと言われています。

―チーム内にライバルは
一個下の学年の関口が基本的に試合で競り合うことが多いので意識しています。

―チームに関わらず目標としている選手は
目標は高校の先輩で若松さん(現日清食品)という人がいるんですけど、その人を尊敬しています。

―本戦に出場する大学で注目する選手は
西池。もう、西池一人です(笑)

―引っ張っていってくれる
そうですね。何を起こすのかわからない(笑)。チームメイトとしても第3者からみても楽しみな走りだと思うので。

―西池選手はチームのムードメーカー
そうですね。

―田井選手は3年生であり、予選会でも3位。期待は大きいと思うがプレッシャー
プレッシャーはとくに感じていないですね。やらなきゃいけないことだと思っているので。

―チーム目標はシード権獲得と話していたが、個人目標は
区間5番以内には入りたいです。

―意気込みを
3年振りに掴んだこの舞台を無駄にしないように、毎日精一杯頑張って、しっかり結果に結びつけていきたいと思います。チーム一丸となって頑張るのでよろしくお願いします。

◎プロフィール
田井慎一郎(経3=八千代松院)
長崎県出身/身長170cm/体重50Kg
5000m=14分24秒62/10000m=29分21秒83/予選会1時間0分47秒
安定した走りでチームに貢献する。

松田選手

―本戦が近づいて心境に変化は

予選会を突破してから色々な方にメッセージをもらうと、箱根を走るんだなという実感が湧いてきました。

―陸上をはじめたきっかけ

小学2年のときにマラソン大会で3位になったことです。

―速かったのが嬉しくてその後も続けられたのですか

そうですね。褒められたのが嬉しくて。

―箱根駅伝への憧れはいつから

中学1年の時ですね。初めて家族で沿道まで応援にいって、かっこいいなと思ったのがきっかけです。

―憧れの選手は

女性ランナーですが、高橋尚子さんが憧れです。

―長距離の好きなところ

自己ベストを出した時や、できなかった練習をこなせるようになると達成感に包まれます。

―できなかった練習とは

1年のときはインターバルを3本しかできなかったんですけど、今は1000mを10本走れるようになって。(長距離の)結果が目に見えて現れる部分に惹かれます。

―入学後すぐは試合にも出れず辛い時期があったと思いますが

一時期本当にやめようかなと思ったときもあったんです。2年の夏、A合宿に呼ばれるかなと思ったんですけど、選ばれなくて。その時に辞めようかなと思って。自分と向き合う時期がありました。そこでもう一度夢を諦めたくないなという思うようになって。

―その後急速にタイムも伸びられましたが、転機はその向き合う時期だったと

そうですね、覚悟ができたというか、真剣にやろうという気持ちになりました。入ってきた後輩にも抜かれて、挫折したというか、このまま終わるのも…と。ちょっと完璧主義なところもあって、自分の設定した夢なんだから達成したいなと思い直しました。

―箱根ではチームにどのように貢献したいですか

自己ベストを出したり、元気な姿で走ることがチームを盛り上げることにつながるかなと思っています。

―(取材直前も自己ベストを更新された松田選手は)これからチームのエースですね

はい。来年は最上級生になるので、そこまでの域にいきたいですね。

―箱根で注目してほしい部分

15分代で入ってきて、インターハイも出たことがないですが、それでも活躍できるというところを見ていただけたらと思います。

◎プロフィール
松田憲彦(社3=法政二)
大阪府出身/身長178cm/体重57Kg
5000m=14分35秒55/10000m=29分41秒17/予選会1時間1分45秒
高身長を生かした走りでチームに勢いを与える。

高梨選手

―本戦が近づいて心境に変化は

今回、予選会のメンバーに入れなくて応援する側として予選会に臨みました。今年は予選会を通過しようという自信や気迫がとても強く、本戦出場が叶って本当に嬉しいです。また、エントリーもしてもらえて、ずっと目指していたところまでくることができました。一年後を見据えるのではなく、2ヶ月後の大会を目指せるというのはとても楽しみです。これまでも十分頑張ってきましたが、本戦を走るためにより一層頑張ろうという気持ちになってきています。

―陸上を始めたきっかけ

中学の部活動ではじめました。最初は小学生の時に足が速かったから陸上部に入ろうという単純な理由だったんですけど、入った部活が長距離しかなくて。そこで長距離を始めました。その陸上部の先生が箱根ランナーを何人も育てているようなすごい人で、その人に指導してもらって高校も大学も陸上で進学しました。その中学の先生のおかげで、結果的に箱根を目指すことができていると感じています。

―長距離を走っていて好きなところ

キツイのがほとんどです。毎日キツイ練習をして、本当にキツイことしか無いですが、結果が出たとき、それこそ予選会を通過したときなど、それまで苦労してきてよかったなと思える瞬間は陸上やっていて良かったと思います。

―入学時に比べここ最近は苦しい時期だったと思います。どうやって乗り越えられましたか

入学後は結果をだせていませんでした。秋も、今年もいいタイムが出そうで出なかったり。今年の夏は気持ちの面でも本当に辛かったんですが、同学年の仲間が頑張ってる姿を見たり、一緒にここまでやってきた同学年の支えがあって自分も頑張れました。

―チームにはどのように貢献していきたいですか

下から這い上がってここ(エントリーされる)まできたポジションです。上を目指してやっていくのはもちろん、下から突き上げていくような、上昇気流を生めるような、そういうことをやっていけたらと思います。

―箱根で見て欲しいところ

地元の友達や中学の先生に、自分が走る姿を直接見てもらってこれまでの感謝を伝えていければと思います。

◎プロフィール
高梨寛隆(社3=法政二)
神奈川県出身/身長174cm/体重55Kg
10000m=30分14秒90/ハーフ=1時間4分37秒
上尾ハーフで見せた好調を維持できるか

 

フォトギャラリー

  • 201211221 R左から田井、高梨、松田
  • 201211222 R田井
  • 201211223 R松田
  • 201211224 R高梨
  • 201211225 R予選会では発表前に緊張の面持ち(松田)
  • 201211226 R本戦出場が決まり笑顔の田井と田子

 

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