陸上
 

【陸上】関東インカレ(第90回関東大学陸上競技対校選手権大会) 4日目(最終日)

2011/05/22
関東インカレ 

迎えた関東インカレ最終日。この日は昼28度を超える暑さかから風雨となり気温差が激しい1日となった。選手にとって過酷なコンディションの中、400mH岸本が宣言通り優勝!200m小林雄一は準優勝と悔しさを滲ませるも見事世陸標準Aを突破し、岸本に続き世界陸上代表を濃厚にした。長距離陣は暑さのためもあってかハーフ、5000mともに課題の残るレースとなった。そんな中、ハーフ鍵谷は9位と健闘した。また砲丸投では一歩及ばす、三村11位、古市14位に終わった。

201105221 R
200m小林雄一選手 準優勝&世陸標準A突破

試合結果

個人&総合成績(丸数字は学年)(DNS:棄権 DNF:途中棄権 DSQ:失格 *R2:周回遅れ)

種目成績選手名記録
男子ハーフマラソン決勝 9位   鍵谷亮④  1時間06分54秒
DNF  品田潤之③  -
 DSQ*R2  田井慎一郎①  -
 男子200m準決勝 1組3着   小林靖典②  21秒07
 2組1着  小林雄一④ 21秒04
 男子400mH決勝  1位  岸本鷹幸③ 50秒09
 男子200m決勝 2位 小林雄一④ 20秒59 
5位  小林靖典② 20秒95
 男子5000m決勝  30位 皆川雄太④ 15分12秒37
 31位 黒山和嵩① 15分28秒06
DNS 西池和人①
男子4×400mR決勝 6位 吉岡-前野-野田-岸本

3分15秒14

男子砲丸投決勝

11位 三村幸輝② 15m22
14位 古市裕磨③ 14m85
男子対校総合得点 8位 法政大学 48点

コメント

苅部監督

ー岸本選手の優勝は宣言通りですね
ふつうにですね、はい。
記録が離れすぎているので勝って当たり前、負けられないということで
やっぱりプレッシャーは感じている中で優勝できてよかったです。
タイムは不安が残りましたね。49秒台は狙っていたので。

ー歩数などは上手くいっていたのでしょうか
歩数は予選とは変えました。決勝は安全にということで。

ー標準Aも突破しているということで、世界陸上代表に選ばれる確率は
来月の日本選手権で優勝すれば即決ですね。上位3位以内に入ればほぼですね。
その日か次の日の選考委員会で決まりますね。それは小林も同じ条件ですね。

ーその小林選手ですが、200mで準優勝だったけれど標準Aを突破したということで
複雑な感情だったのだと思いますが

そうですね。悔しいですね。雄一と俺は同じ気持ちだと思いますよ。
川面選手がすごかったですね。
雄一もあの結果を自分の中で納得させるのに時間がかかったと思います。

ーでもA標準を突破したということで嬉しさの方が大きかったのでしょうか
Aを出すことが最大目標でしたけど、川面が凄いですね。
あそこまでとは予想外でしたね。計算外です。
今大会はA標のために作ってきたので、100も予選だけであとは棄権して。
万全だったので。優勝かつA標を狙っていたので悔しいですかね。

ーということは悔しさもあるけれど驚きも大きいですか
そうですね。川面選手は後半落ちる予定だったんですが、
予想外で出来すぎですね。
小林は良いレースしたので悲観することはないです。

ー中大の飯塚選手はなぜ棄権されていたのでしょうか
足に少し不安があって大事を取ったということです。
彼は目の前でA標を出されたので複雑な感情だったと思いますよ。

ーマイルについてはどうでしょうか
めちゃめちゃ悪いですね。ただ走順をミスしてしまったかもしれませんね。
直前まで悩んでいたんです。ミスですね。もうちょっと良いレースができたと思います。
選手信じるしかないんですけどね。
後から考えると良い走順あったかなと思いますね。作戦ミスです。

ー昨日の4継は4位という結果でしたが、タイムも予選の方が良かったのですが・・・
予選は攻めることができていました。決勝は1、2走は上手くいったんですけどね。

ー1、2走はほぼ確定で3、4走は変わる可能性があるという話でしたが
矢澤を出そうかとも思っていたんですけど、バトン練習がそこまでできていなかったので
いきなりということもあって諦めました。矢澤だったらという思いもありますけどね。
1、2走はほぼトップで走れていましたし、まだこれから全日本インカレなど大きい大会が
あるので。あっ、先日言った予選の4継の記録は法政記録じゃなかったです。法政記録は49秒70なので、
0.02秒本当わずかですね。

ー小林靖典選手も200mで5位と大健闘ですよね。
靖は強い高校ではなかったので、先を見据えての入部でしたね。
それが雄一とか強い選手と練習するようになって、20秒台の練習ができるようになりましたね。
絶対20秒台出せると言っていましたし、本人も「出します」と言っていたのでね。
ただ靖は4位の羽根(日体大)に勝ちたかったので悔しいとは思いますが、力は発揮しましたね。
本当は靖の方は全く見れていなかったのですがね、決勝のレースは。

ーそれは雄一選手の方が気になってということでしょうか
うんそうだね。(笑)
(私もカメラ困りました(笑))
レース後ビデオで見て良いレースしていたと思いますよ。
これで20秒台選手の仲間入りができたと思います。

ー話が前後してしまうのですが昨日の戸谷選手、坂本選手の走幅跳は2人とも5位という結果でしたが
戸谷は言い訳すると1発目のジャンプが際どいファールだったんですね。
それで調子狂って2回目もファールになってしまって3回目は確実に7m30を狙ったという感じでしたね。
そうすると決勝の残り3回きりといことで7m50台になってしまいましたね。
(やっぱり1発目を成功しないと気持ち的にも余裕がなくなってしまいますよね。)
そうそう。1発目でいけるとイケイケどんどんとなるんですがね。勝負の分かれ目ですね。
7m53は頑張った方だと思います。
坂本は3回目だけ着地が上手くいきましたね。
6mは目指せる選手ですね。これからが楽しみですよ。
ポテンシャルありますね。トップクラスいくと思いますよ。

ー坂本選手は幅跳も始めてまだそれほど経っていないのでしょうか
 高跳びもやられていましたよね。
もともとは高跳びの選手ですよ。全中で2位で1m70くらいの選手だったんですよ。
でも高校の時、靭帯を痛めてしまってボロボロなんですよ。
でも大学入っても逆足で跳ぶということで高跳びをやっていたんですけど、やっぱり160cmくらいしか
跳べなくて。
(凄く器用な選手なんですね。)
(1m)70、80跳ばないと世界へは行けないということで、今は三段、幅跳びをやっているんですよ。
確か、三段、幅も逆足で跳んでいるはずです。

ー次は日本選手権ですね。
そうですね。法大からは戸谷、坂本、小林雄一、小林靖典、岸本、末山が出ますね。
法大から世界陸上代表が3人出ればいいですね。法大卒の金丸(大塚製薬)も含めて、岸本、小林(雄)。
(本当にそうですね。期待しています!遅くまでありがとうございました。)

成田監督

ー鍵谷選手の9位という結果は健闘しましたよね
うーん良くはないが後半粘れていたのは良かったですね。

ー5000mの西池はケガか何かで出場しなかったのでしょうか
今、疲労骨折の手前なので、今月末に最終の検査結果が出るのでそれまでは
無理させないということで。本人は凄く出たがっていましたけどね。

ー長距離陣としては次のレースは6月末の全日本駅伝の予選会だと思いますが、
それに向けてはどのようなプランでいくなどありますか

去年みたいなことにはならないようにしたいですね。
いい流れを作ってなんとか頑張りたいですね。

ーそれには今日ハーフを走った田井選手、品田選手が気になりますが・・・
途中棄権という形ですが、やはり暑さの影響ですか
私もまだよくわからないですね。あんなレースは信じられないです。
あのレースは酷過ぎました。練習では走れていたのでね。
彼らがしっかり走らないと皆川をも含め、予選会が厳しいですからね。
主軸となる選手ですから。

ー予選会に向けては
メンバーが揃っていないのが現状で、近藤もやっとケガから復帰して
ちょうど走り出したところですしね。

ーやはり主将の近藤選手には期待したいですよね。
やっと練習できるようになった状態だし、末山も長い距離はまだあまり走っていないのでね。
でも核ができないと困るのでね。
どうにか去年のようにだけはならないように頑張ります。
(はい、来月末期待してます。ありがとうございました。)

坪田コーチ

ー今日の鍵谷選手の結果は素晴らしいですよね
できすぎ、いいできですね。
4年生でとしてもああいう走りができたことはよかったですね。

ー後半、鍵谷選手のペースが上がっているように見えたのですが
実際どうだったんでしょうか

前がくずれたという感じですね。でも自分の体調を見極めて最初突っ込まずに走れていた。
暑さで前のグループが下がりましたね。鍵谷は良い判断したと思いますよ。

ー田井選手、品田選手は途中棄権ということですよね
品田をもう止めさせました。田井も本当は止めたんですけど、
言うことを聞かないで結局周抜かれでで止めさせられましたね。

ーこういう結果になった要因は何だと考えていますか
うーんまだちゃんと聞いてはないが分析できてないですね。
ただ言えるのは、大きい大会に向かう、出るという意識が作れていなかったんだと思います。
練習は走れていたのでね。

ー西池選手は先ほど監督が疲労骨折の手前だからとおっしゃっていたのですが
うーんそうですね。その状態でそこまで無理させる大会でもないのでね。
これが何か世界大会の代表を決める大会だったら別ですけど。
高3であれだけの結果を残してきてしっかり走ってきた選手なので
疲労が溜まっているといこともあるのでゆっくり休ませています。

ー次は来月末の全日本駅伝予選会だと思いますがそれに向けては
危機感がないですね。4年生はあります。1年生も力ありますし、やる気もあります。
2・3年が危機感がないですね。そこをしっかりして仕上げていきます。
(ありがとうございました。)

小林雄一選手

ーお疲れ様です。今日の試合を振り返って
(5月3日静岡国際、5月8日ゴールデングランプリ川崎と)GWから試合、
試合で練習を積めなかったのが決勝に出てしまいました。
疲労はある程度考慮したのですが、負けてしまって悔しいです。

ー準決勝・決勝と、ペース配分などで気をつけた点は
スタートで出遅れてしまったので、予選の時から最後まで頑張らなければいけない形になってしまいました。
準決勝でもうちょっと余裕があれば、決勝でもう少し(タイムを)上げられたのではないかと思います。
準決勝が終わった時点で、かなり疲労困憊でした。決勝で勝ちにいきましたが…
甘かったですね。

ー決勝「追い風±0  20秒59」の記録について
世界選手権のA標準を突破したので、記録的には満足しています。
でも勝つことが大前提で、記録は「おまけ」という考えだったので、
やはり勝負に負けてしまった事は反省すべきだと思います。
(A標準を突破した喜びよりも、勝負に負けた悔しさの方が大きいのですね。)
はい、想定外でした。A標準を突破して負けるとは思っていなかったので。
まさか2位まで標準を突破するというレベルの高いレースになるとは思わなかったです。

ーレース終了後に川面選手と抱き合ってみえましたが
同じ東京出身で、同い年。高校時代からの友人関係です。
負けてしまいましたが、変な話、2人でA標準を切れたことは評価すべきだし、
良かったと思います。

ー4年目の関東インカレを終えて
最後なので、しっかり結果を残そうという気持ちはあったのですが、やはり疲労が重なって、とうとう4年間勝てなかったですね。
学生時代しか出られない試合なので悔いが残りますが、
次につながる大事な試合ではないので、そこまで意識はしていません。
しいて言えば「4年間勝てなかったな」ですね。

ー次は日本選手権。世界選手権も見えてきました。
今年はずっと日本選手権を狙っていたので、そこでしっかり走ることが目標です。
世界選手権にも近づきたいし、もちろん出るつもりです。

岸本選手

ーまず優勝できたことに関していかがですか?
そうですね。まずはホッとしてますね。
 
ー連覇という意識はありましたか?
全くなかったですね。気にしてなかったですね。
 
ー決勝のタイムに関してはいかがでしたか?
49秒は出したかったのですが、あと少しで出せなかったのが残念でしたね。
 
ー予選の後に言っていた足の痛みはどうですか?
そうですね。気にはなるのですが、文句は言ってられないですね。
怪我しなかっただけまだましかなという感じですね。
 
ーハードル間の歩数えを変えたりはしましたか?
今回は勝ちにいくということで、変えずにやりましたね。
静岡(国際)と同じ歩数で行きました。歩数は4台目まで13、8台目まで14、その後が15ですね。
 
ーリレーに関していかがですか?
予選の時、あのくらい行けたので少し悔しいですね。
 
ー敗因はどのような点だと思いますか?
全体的にタイムは悪かったのですが、自分も予選より2秒くらい遅くなっていたので、
足を引っ張ってしまいましたね。
 
ーハードルを終えての疲れが大きいのですか?
そうですね。それもあるのですが、展開で最後出せなかったのはあります。
焦って最初の方で出しすぎてしまいました。
 
ー次の日本選手権に向けての目標をお願いします
とりあえずは、決勝に残ることで、それからですね。
決勝に残ったら上位入賞を狙っていきたいですね。

矢澤選手

ー110mH2位という結果でしたが
全然2位という結果には満足してはないです。
レース展開的には学生チャンピオンの人と競り合うことができたので、
良かったといえば良かったですけど、予選の時の方が動けてたってこともありますし、
アップの時にも動けてたので、それが試合の時にうまく生かせなかったっていうのは悔しいです。
その時は良いレースできたかなっていうのはあったんですけど、
小林さんのレース見てると、ベストをしっかり出しているので、自分も繋げられてなかったのがやっぱり悔しかったですね。

ー昨年は4位という結果を残し、順位を比べると1年間で飛躍があったと感じましたが
レース展開だったり、レースに向かう姿勢がこの冬を越えて、考え方が変わって、
今までは感情的になっていたんですけど、
自分なりに落ち着ける方法などを考えてやることができたので、
関カレを迎えるにあたっての気持ちは相当変わったと思います。

ーレースの調子としては
六大学戦の後、ケガをしてしまって、それでうまく練習が積めなかった分、
動きにキレが必要だったかなと思います。

ー今回見つかった課題、新たな目標などは
全体的にレースが早い展開ではなかったんですが、そこを自分のレースをして、
しっかり前半レース展開に流れされたりしないで自分のレースをしていくことと、
目標としては、岸本さん、小林さんがA標準を突破して、
世界陸上の扉を開いてしまったので、自分としては少しでも標準に近づけていって、
テグに行きたいなという気持ちが強くなりました。

ー今後、ユニバーシアードや日本インカレなどがありますが
ユニバーシアードはまだ標準を切ってないので、わからないんですけども、
日本選手権は織田記念というグランプリに出させて頂いて、
自分は勝てる気がしないで臨んだんですけど、意外と決勝まで進むことができたので、
自分の今の力でも日本のトップと渡り合えるようになってきたと感じました。
その感じを今のままにしないで、レースでしっかり表して行きたいなと思います。

展望

 関東インカレを終え、次に迎えるは6月10日(金)~12日(日)に行われる日本選手権だ。そこで岸本小林(雄)は優勝すれば世界陸上代表となる。3位以内だと選考にかけられ数日後に代表か否か決まる。現在200mで世界陸上標準記録Aを突破しているのは高瀬(富士通)、川面(中大)、小林(法大)、齋藤(サンメッセ)の4名である。小林はその中で3番目に速いタイムを出している。400mHでは標準Aを突破しているのは岸本のみであるが、日本選手権の結果によって左右する可能性もある。そういった意味で日本選手権は絶対に目が離せない!
 長距離陣は6月25日(土)の全日本駅伝選考会へ向けて、今大会での課題にも取り組む。出場していない主将・近藤はやっとケガから復帰し、練習を始めたばかりだ。また、ルーキー西池も疲労骨折の手前という心配な状態である。この2人がどれくらいまで回復するかによって結果が大きく変わっていくだろう。エース末山も3000mSCを中心にレースに出ていたため、長い距離の練習は十分ではない。主軸となる彼らが今後どのように伸びてくるか、箱根駅伝出場の明暗に影響があると言っても過言ではないだろう。これからも法大陸上アスリートに引続きご注目を!!                                                                                                          
                                        (白沢由紀)

 

フォトギャラリー

  • 201105221 R200m小林雄一選手 準優勝&世陸標準A突破
  • 201105222 R400mH岸本選手 優勝
  • 201105223 R200m小林靖典選手 5位
  • 201105224 Rハーフマラソン鍵谷選手 9位
  • 201105225 Rマイル1走吉岡選手 6位
  • 201105226 R砲丸投三村選手 11位
  • 201105227 R砲丸投げ古市選手 14位
 

 

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