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【陸上】田子、篠原力走も届かなかったシード権・・・第88回箱根駅伝

第88回東京箱根間往復大学駅伝競争

日程:1月2日(月)〜3日(火)

区間:東京・大手町〜神奈川・箱根

法大選手エントリー区間:田子 6区

            篠原 10区

 シード権獲得、学連最高順位を目標に掲げた学連選抜だったが、無常にも結果は厳しいものとなってしまった。今年の学連メンバーは例年稀に見る好選手揃いのチームとなり、上位校と遜色ない戦力であった。2日の往路では10位とまずまずの位置に付け、シード権争いの中心にいた。しかし、3日の復路で事態は一変。復路順位が20位とまさかの大ブレーキとなってしまった。7区まで総合順位が7位だったものの、8区から順位を大きく落とし一気にシード権争いから脱落。その後も盛り返すことが出来ずに総合17位でフィニッシュ。実力を発揮する事ができずに終わってしまい、箱根の難しさを象徴するレースとなった。

 今年も昨年に続き、法大から2名の学連選抜メンバーが選ばれ、出場した。6区を走ったのは2年生の田子。復路のスターターとして往路の勢いそのままに区間順位10位と目標にしていた区間10位以内を達成した。一方、10区を任されたのは3年生の篠原。20位でタスキを受け取りスタートするも、本調子とは程遠い走りで順位を上げる事は出来なかった。しかし、両選手にとって初の箱根路はとても刺激となったであろう。来年は箱根駅伝にチームとして出場するべく彼らが先頭に立って引っ張っていくに違いない。来年、法政の襷をかけて走っている彼らを楽しみにしたい。

201201031
走り終えた田子(左)、篠原(右)

試合結果

選手名区間区間順位タイム
田子祐輝 6区 10位 1時間0分26
篠原義裕 10区 20位 1時間16分1

コメント

6区・田子選手

‐今日を振り返っていかがでしたか
区間10位以内が目標だったのでそれは(達成できて)良かったんですけど、タイムの方が60分切れると思ったんですが、実際は60分半だったので悔しいです。
‐初めての箱根駅伝はどうでしたか
甘くなかったです。最初から結果を出していきたいと思っていたんですが、そううまくは行きませんでした。
‐沿道の応援はどうでしたか
凄い迫力でした。本当に、凄かったです。
‐レース前のコンディションはどうでしたか
予選会、1万メ―トル記録挑戦会、学連での6区の選考レース、と3つのレースがあって、体に疲労がたまってしまい箱根の前にあまり練習ができず、体をピークの状態に持っていくことができませんでした。
‐6区のコ―スについてはいかがでしたか
最初ののぼりと、最後の3キロがきつかったですね。
‐一斉スタートとなってしまいましたが
集団で走る方が走りやすいのでむしろ良かったです。
‐監督やコーチからは何かアドバイスなどはありましたか
調整練習の段階で、かなり調子は悪かったので不安があったのですが、前向きに考えるように、と。
‐見えた課題や得られたことはなんでしょう
最後にスピードが出せなくなってしまうので、スタミナが課題ですね。基礎的な部分がまだまだ足りていないと思うので、今年は昨年以上に走り込んでいきたいです。今回は区間10位でしたが、自分は法政の中ではわりと速い方だと思うのですが、もし法政として箱根に出た時に自分がこの順位では全然通用しないので、もっと実力をつけて、チームを引っ張っていきたいです。
‐総合17位という結果についてはどうですか
自分の次までは7位で、その後の8区9区で落ちてしまったのが残念ですね。学連選抜がシードをとれていれば、出場枠も増えたので…非常に残念です
‐チームメイトの篠原さんも走りましたが、その走りについてはどうでしたか
篠原さんは自分より練習でできていたので、やってくれると思っていたので。調子が悪かったんでしょうが、残念ですし、複雑です。
‐箱根を走ってみて法政には何が必要だと思いましたか
全体的に実力が無いと思います。基礎的な部分を高めていかないと。練習あるのみだと思います。与えられた大会でひとりひとりが与えられた課題をしっかりクリアしていくことが今後の課題になると思います。
‐来季に向けての意気込みを聞かせてください
今回はチームを引っ張る存在なのに、区間10位となってしまったんですけど、気持ちを切り替えてチームを引っ張っていきたいです。

10区・篠原選手

 初の箱根でしたが、走ってみていかがでしたか

やっぱり、自分が考えていた世界とは相当違うものでした。

予選会と箱根では、応援する人の数など規模も違いますし、走っている感覚とかも全然違って。何もかもが今までのレースと違ったので、全くわからないことだらけでした。

やはり、沿道の声援などそういった面でしょうか

はい。正直、親だけが自分の名前を叫んでくれるものかと思っていたのですけど、たくさんの人がずっと「篠原がんばれ」とか「法政がんばれ」とか言ってくれていたので。そういう雰囲気をなかなか予想できていなくて、すごく驚きました。

以前、腰の調子が悪いとおっしゃっていましたが、コンディションはどうでしたか

ちょっと痛かったのですが、普通に走れていれば痛くはならなかったのですけど…。

後半もがくように走っていたので、またちょっと痛めてしまいました。

10区は一斉スタートとなりましたが、どのようなレース展開にしようと思われましたか

いやもう、とりあえず、自分の最高の走りができればいいなと思って。集団の中にいてもしょうがないと思ったのでしっかり前を追って、一秒でも早くシードを狙っていきたいと思いました。

監督やコーチから何か指示はありましたか

自分の走りをしっかりして、欲をあまりだすなよ、と言われました。

作年のキャプテン清谷選手と同じ区間でしたが、どう感じましたか

絶対に(清谷さんの記録に)負けちゃいけないな、と思いました。記録しか見ていないですね。

ゴールテープを切るときに謝罪をされていましたが、誰へ向けてのものだったのですか

レース直前にメールがいっぱいきて。チームメイトや、古くからの知人や、親などからだったのですが。そんな風にたくさんの応援をもらっていたのに、その期待に応えられなかったのがすごい悔しくて。あと、チームのみんなにもすごい迷惑をかけたので。もう本当に、謝っても謝りきれないな、と。

見えてきた課題などはありますか

今年は箱根予選会と記録会の二回しか出場していなくて、今までも関東インカレとか全日本駅伝とか出場する機会が全くなくて、経験不足だったというのが、今回の敗因のひとつにあげられるかなと思います。だから来シーズンは試合に多く出て、大舞台で結果を出せれば、おのずと箱根にもつながってくると思うので、しっかり狙っていきたいと思います。

今大会を通じて法大のチームメイトに伝えたいことはありますか

本当に、全体のレベルが上がっていて。今回の学連選抜ですら、強いと言われていたのにシードを獲ることができずに終わってしまいました。本当に一年間死ぬ気で練習しないと箱根は見えてこないということが分かったので、しっかりそのことを伝えて、練習も積極的に引っ張っていきたいです。

最後に来季の目標をお願いします

来シーズンは、そうですね…。全ての試合を外さないくらいの勢いで、全部結果をしっかり残して、箱根も最後は笑って終われるようにしたいです! 

学連コーチ・坪田コーチ

‐二人の走りを振り返っていかがでしたか
まぁ、二人共力通りの結果というか。田子はよく走ったし、結果としてはまずまず。篠原はまぁ悪かった。ただ、コースがどうあれ、条件がどうあれ、田子の10位と篠原の20位が今の彼らの力ですし、その力しか発揮させてやれなかったのは私の責任でもあるかな、と。法政の核となるべき選手がこの結果なのはそれが今のうちの大学のレベルですかね。
‐二人共初の箱根でしたが緊張などはありましたか
大きな舞台なので緊張がない方がおかしい。ただ、それは経験しないと次に繋がらないので、結果がどうあれ、走った、ということは来年に向けての大きな経験値になったと思います。
‐二人の調子はいかがでしたか
二人共体調は悪くはなかったです。ただ緊張感のもっていき方が篠原はちょっと悪かったかな、と。そこらへんは指示できなかったですし、我々の責任でもあります。
‐学連の成績について
途中7区終わったところでシードいける、と思ったんですけど後半が悪かったですね。ただこれが10人でやる駅伝でもあるので。6区・7区の分後半が足を引っ張っちゃったというのも、誰かが悪ければ、誰かがいいというのもね。
‐それはやっぱり学連のチームとしての難しさも絡んでいますか
そうですね、皆の体調を見切れなかったというのもありますね。専大の監督さんや日大の監督さんとも話したんですけど全部の練習状況は見れないので。
‐復路の成績について
いいところも悪いところも出た感じです。8区・9区が良くなかったので、篠原に期待がかかってたんですけど、焦ったのか、前半突っ込んでしまいましたね。
‐来期は二人にどんな事を期待したいですか
彼らはもう経験者なんでね、いかに(経験したことを)チームに落とし込むか、ですね。今日走って終わり、じゃないので、いかに来年に繋げていくか。彼らも力の差を感じたと思うのでもっと地力をつけないと勝負できない。来年シード権を目指そうという話にもなっているので、彼らに勝てない、ということはシードも取れない、ということなので、一つの指標にはなると思います。
‐では来年の目標は
シード権の獲得ですね。その為には選手底上げをしていかないと。うちの中ではいい練習が出来ているので、今回は力を発揮する事はできなかったですが、一定レベルの練習ができれば実力も上がる。そのレベルの練習を10人も15人も出来るようになってくればいいんじゃないかな、と思います。

成田駅伝監督

―田子選手が区間10位と目標通りでしたが
はい、(順位が)1桁行っているかなと思っていたんですけど、あそこはもう秒差なので最後の頑張りがちょっと足りなかっただけで、最後の方少し余裕を持って入ってきていたので。でも秒差だったのでそんなにはですね。
―記録については上出来でしょうか
はい、60分26秒なので上出来ですね。ただ、痛いのは(法政が)チームが出たら彼は(エース格なので)6区ではなく違う区間で使いたいので、他の区間でも走らせたかったですね。
―篠原選手は調子が悪かったのでしょうか
いや、本人は絶好調と言っていましたけどね。余計なことを考えるなと言っておいたのですが、もらった順番も順番だったので、少し最初速く入りすぎましたね。ついていって後判断は任すという話だったのですが、最初1キロぐらいからいってしまったので。ただ、入ってもいいですけどね、最後学連選抜とは言え、チームですからね、まとめて欲しかったです。
―篠原選手は繰り上げのスタートになってしまいましたが、あの時の指示はどのようなことをおっしゃっていましたか
最初から言っていました。9区スタートした時点で18分離されていたので、次の区間の選手のことを考えたらたぶん繰り上げになるよという話はしていたのでそこは慌てていなかったと思います。
―学連選抜チームとして上位4位は狙えるとおっしゃっていたのですが、どのあたりが思うようにいかなかったのでしょうか
まあ、8,9区でしょうね。8,9あそこでギブアップです。そういうのもあって(篠原は)速くいかなきゃというのがあったのでしょうね。
(8,9区の選手は予想より悪かったのでしょうか)
全然ですね。ふつうに走っていてくれればシード権争いだったので。篠原もあの調子だとどうだったかなという気もしますがね。
―往路について流れはどうだったのでしょうか
1、2区が思った通り流れていなかったのでそこがもう少しいっていれば楽になっていたかというのはわかりませんがね、2日目。ただ、1、2区以外は頑張っていましたよ。本来でいけば学連選抜2日目強いはずなんですけど、選手がそろっているから。でもその8、9区が上手く流れなかったために篠原もああいうレースになってしまったのかなと。
―1日目学連選抜は10位で終えて、二日目6区で田子選手にはどのような指示があったのでしょうか
監督をやっていないのでわからないですが、ああいう状態ですからね。本人はあまり調子が良くないという話をしていたので、私は心配はしていなかったのですが。だからずっと集団の後ろについていったのだと思います。下っている最中まだ多少余裕ある顔していましたからね。
―来季箱根を経験した篠原選手と田子選手にどんなことを期待したいですか
2人が引っ張っていかないとしょうがないんで、引っ張っていって欲しいです。今年も箱根はレベルが高かったので、もうひとつ上を狙っていかないとしょうがないかなと。個人の目標タイムも。ただ、予選会でうちとほとんど変わらない順大が今回シード獲っているので、それを考えるとレースの流れが重要になってくるのかなと。ただ予選会を通らないと話にならないので、とにかく予選会に向けて全力でやるしかないですね。
―現在伸びてきている選手は2人以外にいますか
今の1年生が結構頑張っている選手がいますからね。
(特には)
西池は別にして関口、黒山のあたりがしっかり練習できていますからね。あとは上級生に頑張ってもらうしかないというところですね。
―今後の練習については
学校が始まるまでは解散ですね。そこからまた練習してくるんだと思いますけどね。きつく言ってありますので。
―具体的に今後目標にする大会は
立川ハーフですね。そこで試しておかなければならない選手がいっぱいいるので。全力で合わせていきます。予選会走っていない選手がいっぱいいるので。特に1年生は予選会しっかりできていなかったので。関口は走っていましたけど、黒山は予選会失敗しているので、しっかりハーフが走りきれる状態になっているかを確認しながらやろうと思います。
―来年度新入生については
まあまあの選手が入ってくるので、そういう意味では選手層が厚くなるのかなとは思いますが、1年生は、今年の1年生見て分かる通り先がよめないのでとにかく上級生で2年生以上で予選会賄えるようにつくっていきたいですね。力はあってもまだ20km走れるかどうかは未知数なのでね。
(ありがとうございました)
お疲れ様です。

 

フォトギャラリー

  • 201201031走り終えた田子(左)、篠原(右)
  • 2012010326区を走った田子
  • 20120103310区を走った篠原
 

 

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