陸上
 

【陸上】4×400mR 優勝まであと一歩及ばず  関東インカレ4日目

大会名:第91回 関東学生陸上競技対校選手権大会
会場:国立競技場
日程:5月12、13、19、20日

関東インカレ4日目。200mに登場した石川は、2組5着と惜しくも決勝進出はならなかった。砲丸投げでも、古市が9位と入賞を逃す。そんな中、400mHに出場した岸本は、「流した」という走りで、軽々と49’13を出し優勝。岸本はこの日、世界50傑(世界ランク28位)としても表彰された。

そんな岸本がアンカーとして走った4×400mR。第1走者は1年岡田。他大の上級生にも臆さない走りを見せる。続く第2走者は前野。6位でバトンを受け取ったが、第3コーナーで転倒する人が。そのトラブルにも動じず、5位で猪口へバトンを渡す。猪口も順調に一つ順位を上げ、4位で岸本へバトンを渡した。圧巻の走りで追い上げる岸本だったが、ゴール手前、早稲田大学にあと一歩及ばず、2位で終わった。

この日の決勝の記録も、オリンピックA標準(49’50)を越えている岸本。ロンドンはもう目の前に見えている。6月8日から大阪で開かれる日本選手権での活躍が楽しみだ。 

201205271
マイルリレー 表彰台に登る4人

試合結果

個人・団体成績

種目順位選手名記録
200m準決勝 2組5着 石川直人③ 21'53
400mH決勝 1位 岸本鷹幸④ 49'13
  6位 前野景③ 50'81
砲丸投 9位 古市裕磨④ 15m6
  13位 三村幸輝② 14m69
  19位 高橋剛志① 13m42
5000m決勝 30位 田井慎一郎③ 14'47'86
  35位 樋上滝太郎 15'26'75
4×400mR決勝 2位 岡田-前野-猪口-岸本 3'09'06

コメント

苅部監督

――まずは岸本選手の今日のレースいかがでしたか
今日はもう力が抜けてるので、普通に走って。今日は9台目くらいからあんまり出してなかったんで、無理はさせたくなかったし、マイルもあるし、試合も立て続けなんで。例えば慶応の山縣君とか、中央の飯塚君とかはすごい無理をして足がつってしまったり怪我をしてしまっているので。やっぱり彼はインカレで終わるような選手ではないので、あまり無理させたくなかったというか、とりあえず勝ってくれればいいという感じでした。2位とはもう1秒くらい違うのでいいレースしてくれました。それで9秒1なんで、もしかしたらベスト出てたので、かわいそうなことしちゃったかな。まあでも本番はこれからなので、オリンピックでベスト出してくれればね。

――今年は48秒台も出して、A 標準も切って日本選手権はもちろん優勝を狙いにいきますよね
優勝はもちろんですよ。

――優勝したらオリンピックはほぼ決まりということでいいんでしょうか
はい、優勝したら内定ですよ。優勝=オリンピック選手。もう勝ちにいきます。記録は狙わないです。記録よりも勝ちにいきます。まあ勝つことによって記録がついてくればそれはそれでいいので、勝つことがまず第一ですね。

――冬場の練習を通して伸びてきたのはどういった部分ですか
走力がつきましたね。足がやっぱり早くなってましたね。

――たしかにスピード感が昨年とは全然違いますよね
うん。あともともとハードルはうまいので。たぶん為末よりうまいかもしれない。もしかしたら。でもそれくらい上達しましたね。ハードルの方はもちろんうまいし、加えて走力がついてきたので、ちょっと今は手がつけられないくらい無敵じゃないですか。

――マイルリレーは惜しくも準優勝でしたが、4人の走りはいかがでしたか
マイルは勝ちたかったので、ああいうレース展開を予定はしていたんですけど、ちょっと残念でしたね。一歩届かなかったですね。でもよくやってくれましたよみんな。1年生も2人使ってしっかり走ってくれましたし、前野君も400mHのあとにも関わらず走ってくれたので。疲労もあったと思うけど。岸本はしっかり走ってくれたし、4人はちゃんと走ってくれてこの結果だったので本人たちはすごく悔しがっていて、僕も悔しいんですけど、よくやってくれたと思います。負けたのはちょっと悔しいですけど十分じゃないですかね。

――前野さんと猪口さんの走順を入れ替えたのはどういう意図ですか
そうですね、1走も変えたし。いろんな意図があるんだけど、岸本の位置までいい位置で
持っていきたかったんだよね。まあ7mくらいだったらたぶん勝てるだろうと思って、猪口が走れていて、前野はハードルやってるので、もしかしたら最後減速が大きいかなっていう懸念があって、そうするといい位置で持ってこれないんですよ。なので猪口だったらちゃんと冷静に、今日フレッシュなのでいい位置で持ってこれるかなと。ただ今日は(早稲田と)どっちが勝ってもおかしくなかった。その辺が微妙ですよね。やっぱり2番っていう状況はいい結果だし評価していい結果ですけど、もうちょっとで手の届くところにあったと思うと、悔しさはあるかなという感じですよね。

――前野選手は400mHで初の決勝進出だったと思いますが
頑張りましたよ。タイムは50秒81でベストには届かなかったんですけど、でも立派な記録ですよ。ただ彼も同期のやつらが49秒台出してるのでそこは不満が残るレースだったみたいなんですけど、でもすごくいい記録だし、別に胸を張っていいと思います。

――200mでは石川選手が準決勝で健闘しました
そうですね。石川君惜しかったですよね。山縣君と飯塚君がやめて混戦になるっていうのはわかってたので、もしかしたら通れるかなとは思ってたんですけどそう甘くはなかったですよね。でもまあ頑張ってくれましたよね。力的には難しいポジションだったので、まあ力の差ですね。100mもちょっと惜しかったのでこの悔しさをちゃんとフィードバックして次に繋げられれば。本当はエースの小林が出てたら表彰台には乗っていたと思うけど、次みんな頑張ってくれると思います。

――小林靖典選手は今は〝調子″が良くないという感じでしょうか
いや、4月に一回ケガをして、5月にもう一回ケガをしちゃって、無理したら出れるかなというところまでは来たんですけど、日本選手権もあるし、この間は無理してケガをしてしまったので、ちょっと無理をせず、インカレは大きな大会ではあるんだけど、日本選手権だったらもうちょっと全快でいけるので、いけるかいけないか不安な状態でやるよりも万全な状態でということで、ま、彼はやりたかったと思うんですけど、やめようってことで決断させました。

――女子の川端さんも1年生ながら準決勝進出でした
川端は予選あいつ抽選で通って。抽選って番号らしくて、大きい番号をとった方がっていう。俺も初めて知ったんですけど。(笑)持ってますよね。準決勝しっかり頑張ってくれましたよね。1年生で準決勝もベストに近い記録出してくれたし、あの子はスポーツ推薦じゃないので、勉強してきてるので練習は冬ちゃんと積めてないのに、それでここまでこれたのはすごかったと思います。楽しみな選手なので、来年は決勝通せるかなという感じです。

――来月はいよいよ日本選手権ですが、法政からは何名出場予定ですか
岸本、矢澤、前野、笹島、坂本、靖(小林)の6人ですね。あとOBが何人か。
 

岸本選手

――まず、マイルリレーに関して。猪口選手から4位でバトンを受け取りましたがあの位置は
トラブル有りの4位ですけどね。悪くはないですが、本音を言えばもっとちょっと前までもってきて欲しかったです。けど、ちゃんと頑張ってくれましたね、後輩たちも。

――1年生が2人のチームでしたが
1年生が2人、400mHを予選・準決と走っている2人のチームだったので疲れもありました。1年生も初めての大きな大会で、緊張の中よく走ってくれたな、という感じです。

――ゴール手前、あと一歩でおよびませんでした
あそこは俄然自分の力不足ですね。頑張ってくれた後輩に申し訳ないです。

――リレーと個人でモチベーションなど違いは
今回は、400mHは出るだけって感じで、マイルリレーに懸けていました。

――400mHは、日本選手権に照準を合わせているということですか
そうですね。関東インカレは、まあ勝てばいいかなって考えで。今日、実は400mHが調子良くて、大会記録くらいいけたかなって感じだったんです。ちょっともったいない気もしますけど。

――では49’13という記録に関しては、まずまずということでしょうか
流したわりには、良かったかなという感じです。成長しているな、と。

――静岡国際での自己ベスト48’88について
出たかといった感じです。今季の練習の感じからしても、絶対に出るなとは思っていたので。

――為末選手が当日棄権されていましたが、やはり勝負されたかったですか
勝負というより…見たかったですね。日本選手権までおあずけということで。

――日本選手権での目標は
為末選手や、成迫選手などとても強い選手と一緒に戦うことになるので、その選手たちに食らいついていければと思います。あわよくば勝てればと。

――オリンピックが見えてきました
まだ、先のことなので。今自分にできることをするだけです。

――今後に向けて
何も変えることなく、気張ることなく、僕らしくいこうと思います。 

岡田選手

――400m予選のとき、監督からの指示は
大学での試合に慣れるためのレースだから、自分がどのくらいいけるかを試してくるように言われました。

――試合を振り返って
まだ調子は完全には戻っていませんが、今回の試合で戻ってきていると感じたので、これから頑張っていきます。

――見つかった課題は
前半のスピードが出てないので、そこが課題です。

――400m障害の予選を振り返って
もともとインターバルが15歩だったのですが、大学では14歩、13歩で行く練習をしていました。しかし、今回の試合では15歩になってしまいました。やっぱり、岸本さんは13歩のインターバルができていますので、これから13歩で行けるようにしたいと感じます。

――高校と大学で感じた違いはありますか
大学に入って、より専門的になっていると感じました。400m障害という種目自体が高校から始めるものなので、高校ではある程度走力があれば上へ行けます。しかし、大学ではみんなやっているレベルが違いました。また、大学では前半から飛ばさないと通用しないと思いました。

――見つかった課題は
(先程のインターバルに加え)技術的な部分で、ハードリングが苦手だと感じました。

――今後の目標は
400mよりも400m障害の方に力を入れていきたいです。今年は大学ジュニア、アジアジュニアの代表に選ばれるよう、50秒52を切りたいです。

――4×400mリレーを振り返って
他の3人それぞれが同じ走力を持っている中で選ばれましたので、積極的に前に出ようと心がけていました。

――どんなことを考えて走りましたか
岸本さんに頼ってはいけないと考えて、積極的なレースをしようと考えて走りました。

――監督からの指示は
前半からつっこむように言われました。

――見つかった課題は
前半から積極的にスピードを上げて行けましたが、最後の後半の粘りが足りなかったことが課題です。前半離しても後半離されてしまうので、後半でギアを切り替えられるようにしたいです。

――今後のマイルでの目標は
マイルは今年で岸本さんが最後なので、自分がよりチームに貢献できるように、足を引っ張らないように頑張りたいです。今回のレースでは、400mのタイムが高校生の時より1秒遅かったので、まずは高校の時と同様、46秒台で走れるようにしたいと思います。

前野選手

――今大会を総括していかがでしたか
そうですね、全体的には良かったと思いますけど。400Hの方は悪くなかったんですけど、周りの選手がみんなベストに近い記録を出してしまったので、それは残念でしたね。マイルも悪くはなかったので、優勝できたと思うんですけど、あと少しでした。
 
――400H決勝について、詳しくお聞かせください
行くしかないという気持ちでした。決勝まで行くのは初めてでしたから、捨てるものはなかったので。ベストが出せなかったことは残念ではありますけどね。
 
――マイルについて、詳しくお聞かせください
個人的には、400Hの後で動けていませんでした。動けていなかったのは、全体的にそうだったと思うんですけど。予選のタイムを出していれば、優勝できていたのでので、惜しかったです。
 
――法政全体のチームとして、手ごたえは感じていますか
強くなっていると思います。でも、岸本さんといったずば抜けた力を持っている人がもうすぐ抜けてしまうので、矢澤を中心に自分たちが引っ張っていきたいです。
 
――今後に向けての意気込みをお聞かせください
とりあえず、日本選手権で49秒台を出したいです。

猪口選手

――今日のマイルリレーの自分の走りを振り返って
バトンを上手くもらえなかったのが最初良くなかったのと前半100mのスピードがまだ他の選手と比べて出せていないので、そこを出せるようになればタイムが変わってくるんじゃないかと思います。

――後半追い上げて上位との差を詰められたと思いますが、その点について
自分の得意な後半のスタイルなので、持ち味を出さないと普通の選手で終わってしまうので、今日は少しだけ良かったと思います。

――チームとしての今日の結果について
岸本さんを優勝させてあげたかったので、そこは残念でしたけど、全カレでは優勝したいです。

――先週の400mについて
1年生で決勝に出れて良い経験が出来たと思います。タイムは悪かったですけど。

――先週のレースを終えてから今日までどのように調整してきましたか
疲労が残っていたのであまり練習らしい練習はしないで、疲労を抜く感じです。

――初めての関カレだったが雰囲気はどうでしたか
大学生みんな強くて、応援とかもすごい力になって、高校とは良い意味で違って試合が出来て良かったです。

――今後の課題について
先生にはスピードがあると言われているので、前半からもっととばしてかたくならないで後半最後粘れるようにしたいです。で、46秒台を今年中に出せればいいと思います。

矢澤選手

――先週のレースを振り返って
現時点での結果がそういう結果なのでそこは受けとめるほかないと思います。

――タイムに関しては
国立競技場で初めて13秒台出せて、準決勝でも向かい風の中でいい走りができたのでそこに関しては評価してもいいかなと思います。あとレースの1週間前に体調を崩していたのでそれを考えると1週間でここまで戻せたのはよかったかなっていう反面、去年もそうだったんですけど、自分の体調管理のおこたりを見直さないといけないなっていうところは課題ですね。

――レース展開について
持ち味の前半の飛び出しができたことはよかったです。あとは課題である中盤、後半の走りを日本選手権までにつめていければいいんじゃないかなと思います。

――その来月の日本選手権について 
岸本さんや小林さんも出場するので、僕は3日目なんですけど、岸本さんが2日目で優勝してくださると思うので、監督の言うことをよく聞いて、もちろん2連覇するつもりでやっていきたいんですけど、今年はオリンピックシーズンということでA標準の13秒52を狙ってやっていきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 201205271マイルリレー 表彰台に登る4人
  • 201205272表彰台の中心が定位置に
  • 2012052735000m 田井
  • 2012052745000m 樋上
  • 201205275惜しくも入賞を逃した砲丸投の古市
  • 201205276岡田から前野にバトンが渡る
 

 

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