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【陸上】悔しい全カレも小林が健闘の6位入賞!! 陸上全日本インカレ3,4日目

大会名:天皇賜杯第81回 日本学生陸上競技対校選手権大会

会場:国立競技場

日程:9月9日(日)〜12日(水)

 学生日本一を決める真夏の祭典が終わった。連日30℃を越える炎天下のなか各大学の選手たちがしのぎを削った。しかし、栄光に輝く選手たちの中に法大の選手はいなく、物足りない全日本インカレとなってしまった。

 大会3日目。男子110m障害には優勝候補の矢澤がエントリーするも、怪我の影響で無念の棄権。この種目、矢澤を欠いた法大からは4年生の和田が出場。予選突破が期待されたものの予選で姿を消してしまう。男子4×400mリレーではエース岸本不在の中、猪口、岡田ら1年生が登場。フレッシュなメンバーとなったが、他大との力の差を見せつけられ予選突破とはいかなかった。また、男子400m障害準決勝では前野がゴール時は自己新の記録で決勝進出を果たしたかに見えたが、その後判定でハードルのバーの高さより抜き足が低い事により失格の判定となる。抗議を行うも判定は覆らず、決勝進出は幻に終わってしまう。しかし、微妙な判定も希望の持てる走りは今後に期待のかかるものとなった。なかなか決勝に残れないなか男子200m予選に小林がエントリー。小林は危なげない走りをみせ組着で1着となり予選を突破。一方フィールド競技では男子砲丸投に三村、古市が登場し三村が11位、古市が15位の結果となる。

大会4日目。この日唯一の出場は前日に予選を突破した小林だけであった。小林は男子200m準決勝も突破し決勝へと進む。この日2本目のレースとなる決勝では前半から積極的な走りを披露。100mを過ぎたあたりで1位〜6位までが団子状態の大接戦。一時は3位まで順位を上げるもラスト数十メートルで他の選手の追い上げにあい僅差での6位フィニッシュとなった。小林は惜しくも表彰台を逃すも昨年は準決勝で終わった同大会で6位に入る成長ぶりをみせた。

エース岸本、矢澤の棄権が響いた法大は大会4日間でメダル0に終わるも、前野、笹嶋、三村、小林、猪口など来期楽しみな結果を残してくれた選手も多くいた。来期は今年の借りを返すべく法大のメダルラッシュに今から期待したい。(岩崎駿祐)

201209121
6位入賞の小林

試合結果

種目選手名結果記録
男子110m障害 矢澤航 DNS
和田純弥 7組4着 14秒45
男子200m予選 冨田智 DNS
男子200m決勝 小林靖典 6位 21秒20
男子400m障害 前野景 DQ
男子4×400mリレー 永沼-猪口-野田-岡田 3組7着 3分12秒59
男子3000mSC 田子祐輝 DNS
男子砲丸投げ 三村幸輝 11位 15m22
古市裕磨 15位 14m88

コメント

苅部監督

‐全カレの総括をお願いします

そうですね。まあ良くなかったですね。入賞が2人だけだし、点数も全然取れていないので例年に比べても良くない結果でした。岸本と矢澤が出れていればもう少し点は取れていたのだと思いますが、2人におんぶにだっこの状態で頼りすぎていますね。

‐自己新で入賞した笹嶋選手について

良かったですね。(2m)19cmも三回目は足がかかってしまって惜しかったですし、何よりこのような大きな大会で自己新を出すことは難しいですから。あと、彼はクレバーに試合を考えていける選手なので安定して結果を残してくれました。今回19cmにいけたので今後は(2m)20cmあたりを目指してゆくゆくは法政記録の(2m)22cmも狙っていって欲しいですね。

‐猪口選手や岡田選手など1年生については

猪口は2本目に力が余ってなかったですね。1年生では良くやったほうだと思いますが、彼自信もっと上に行くには体力を付けないといけないと感じたと思います。高校生の頃なら予選は流して勝てていたと思いますが、大学生になったらレベルも上がっているので予選から全力でいかないと勝てないと言う事ですね。戦えるだけの体力をしっかり付けて行かなければいけないですね。

‐失格になってしまった前野選手については

正直あれは残念でしたね。これは言い訳になってしまうかもしれないし、審判批判になってしまうかもしれないのですが、かなりきわどいラインでの失格だったので残念です。ビデオでも抗議をしたのですが・・・覆らなかったですね。まあでも彼のベストの走りをしてくれていたので落ち込む必要なないと彼には言いました。負けた訳ではないのである意味希望の持てるレースだったと思います。来年は岸本が卒業して法政伝統のヨンパー(400m障害)を引っ張っていくのは彼になるので期待しています。

‐今回で短距離陣の4年生は引退ですが

彼らは4年間しっかりチームを支えてくれました。しかし、岸本をはじめ大学最後の全カレの舞台に立たせてやれなかった選手もいるので指導者として申し訳なく感じる部分もあります。でもまあ、岸本はオリンピックにも最後出れて良かったと思います。

‐和田選手は特例で寮に入ったと伺いました

そうですね。彼は付属高から上がってきて法政で陸上をやりたいと言って来てくれました。やはり寮生と寮外の生徒では一緒に生活をしているので微妙に違う感覚だと思います。

‐今後の短距離陣の流れはどうなりますか

チームとしては関大戦がありますね。あとは個々に国体とかがあります。

‐来期の構想はありますか

チームとしてしっかり体制作りをしてチームとしてのまとまりを意識していくようにしていきます。来期は今までみたいな小林(雄一)なり、岸本みたいなカリスマ的な存在がいない分チームとしての結束力を高めていきたいですね。そんな中でも前野や矢澤、小林が中心となってチームを引っ張っていってほしいですね。

和田選手(110m障害)

‐今日のレースを振り返って

4年間の集大成として望んだんですけど、ちょっと不甲斐ない結果に終わってしまって、苅部さんとも話して、残念だったなってお話頂いたんですけど、僕の中では精一杯やった結果がこれだったので、自分の結果はこれで受け止めて、他のぶぶんにも生かしていけたらなと思います。

‐競技はもう引退されるんですか

はい。大学としては。僕、大学院に進学するので、そこで続けるかはまだわからないんですけど、もし続ける機会があればこの機会をまた活かしていきたいなと思います。

‐では法大陸上部での4年間を振り返っていかがでしたか

長かったような短かったようなって感じだったんですけど、とりあえず最後の年で結果を残せたと僕は思っているので、その点に関しては評価したいなって思いますし、ここまで自分の記録がのびたのも苅部監督をはじめとして周りの方の支えもあったかなと思っていて、僕の中では感謝の気持ちが強いです。

‐印象に残っているレースはありますか

印象に残っているレースは関カレの決勝を決めた準決勝のレースですね。ここで終わりか終わりじゃないかで結構緊張したレースだったので、決勝よりも決勝に”いけた”レースとして印象に残っていますね。

‐では陸上部での一番の思い出は

そうですねー。僕、付属上がりでほんとは寮生じゃないんですけど、特例で寮に入らせてもらって、スポーツ推薦で入ってきた他の同期のメンバーと一緒にわいわい騒いでいたっていうのが一番の思い出です。

‐では最後、後輩にメッセージなどがありましたらお願いします

決して僕は高校の時から速かったわけではなくて、ギリギリインターハイとかにいけるレベルだったので、岸本・・・いま後ろに岸本いるんですけど(笑)、決して岸本みたいに高校で上位に入らなくても僕みたいに関カレで上位に入れるっていうのを、1つのモチベーションに変えていただいて、どんどん自己ベストなり更新していただけたらなと思います。

岡田選手(4×400mリレー)

 ‐今日のマイルリレーを振り返ってみていかがでしたか

4走という大役で、いつもは岸本先輩が走ってくれて後半巻き返せるんですけど、今回出てなくて。最後の後半にその差が出て、実力の差を痛感するレースでした。

‐タイムとしてはどうですか

個人のラップとしてはまずまずっていう感じです。調子としても上がってはいます。

‐具体的に課題としてはどのようなことがあげられますか

リラックスして前半突っこめるようにスピードをつけて、後半はもう一段階加速できるようにこれから練習していきたいです。

‐試合前にリレーメンバーのみなさんで何か声を掛け合ったりしましたか

ベストメンバーではなかったんですけど、積極的に突っこめるだけ突っこんでいこうっていうことは言ってました。

‐この夏はどのようなことを中心に練習に取り組みましたか

ハードルもやってたんですけど、走り込みにも取り組んでいて交互にやっていました。体力もついてきてて、練習はしっかりつめてます。

‐最後になりますが、次の大会に向けて意気込みをお願いします

次が1週間後になる関東新人陸上選手権なんですけど、1・2年生だけなので、その中ではまずは決勝進出してそれで優勝できるように頑張りたいです。

野田選手(4×400mリレー)

‐レースを振り返って

チームでは岸本さんが抜けたうえでどのくらい走れるかと思ったんですけど、あまり
にもタイムが詰まらなかったので、僕も含めてまた一から伸ばしていきたいです。
個人ではトップ集団から離されていたのでできるだけ詰めようとしたんですけど、
前半は詰めれたと思うんですけど後半は離されてしまったので、これから後半できる
だけ粘れるかです。

‐タイムについて

よくなかったです。日本選手権リレーがあるのでそこに向けて頑張って上げていき
たいと思います。

‐レース前チームで話し合ったことは

監督にはだれかについていくレース展開になると言われていて、最初から無理にと
ばして追い抜かずについていって最後に追い抜けばいいというレース展開を狙ってい
たんですけど、今回はそういうレース展開ではなかったので思い通り走れなかったで
す。

‐どういうことを意識して走ったか

できるだけ一つでも上の順位で次の走者に渡せるように走るようにしています。

‐今日見えた課題や収穫は

チームとしては岸本さんが抜けたチームでまだまだということが分かったのでこれから
個々の力をつけて頑張っていきたいと思います。
個人ではもうこれ以上落ちることはないと思うのでこれから上げていきたいと思い
ます。 

前野選手(400m障害)

‐準決勝のレースを振り返って

結局1台目が判定で失格になっちゃって、最初50秒56って表示されたじゃないですか。そこでベスト出せて、気持ちでもベスト出ると思ってここでいくしかないと思って、ラストも粘れて、ラップもいいタイムだったんで、最後いったなーと思ったんですけど、まさかの失格なんで。そこはいつまでもくよくよしてても仕方ないので。また爆発できるように頑張るだけだなと思いますね。

‐ではレースはいい状態でのぞまれたんですね

そうですね、もう、法政のみんなが応援してくれてるのを見てリラックスもできて、これはいけるなと思って。

‐今年はタイムも伸びて飛躍の1年だったのでは

まあ牛歩みたいな感じですけどね(笑)。
0.2秒とかちまちま。でも更新はできてるので、はい。49秒ももう見えてきてるので、走ってる感覚でも出るかなーとは思ってるので。

‐そんな中、今シーズンとくに影響を受けたものは

やっぱり岸本さんの48秒台は。自分、岸本さん目標にして頑張っていて、追いつこうとしているのですけど、さらに上をいっちゃうので。でもそれをさらに目標にして一緒に練習もさせてもらっているので。やっぱり岸本さんの存在というか、一緒に練習をして、力の差を実感したことが今年の一番の影響ですかね。

‐その岸本さんが引退された後は前野さんが400mHを引っ張っていくわけですが

今、岡田もハードリングがうまくなってきて・・・あ、自分もうまくないので自分がいえることじゃないのですけど(笑)、まあでも、タイムもこれから伸びてくるんじゃないかって。今2人しかいなくて、来年入ってくるかわからないですけど、入ってきたら入ってきたで、岸本さんのつくってきたヨンパーの記録に恥じないように、ヨンパーブロックとしてみんなで頑張っていきたいなと思います。

‐来シーズンの目標は

とにかく49秒ですね。で、関カレ、全カレと上位入賞を狙っていきたいです。

‐最後に、岸本さんはどんな主将でしたか

頼りになる主将でしたよ。頼りになる主将で、でもたまにふざけたりもして、面白い先輩で、いつも寮とかでも一緒に遊んでもらって。ゲームとかも同じのが好きなので(笑)。ほんとに1年の時から部屋長さんでずっと1年半くらい部屋っ子でとってもらって、とてもよくしてもらっていたので、感謝していますし、尊敬もしています。岸本さんとはほんとに楽しく過ごせました。

小林選手(男子200m 6位入賞)

‐今日のレースをふりかえって

正直タイムだけで見れば自分のベストタイムだったので、本当にメダル取れるかなって感じはあったんですけど、結果を見てみてそれが自分の実力の場所かなって。そんなにうまくはいかないですね。

‐タイムや順位について

順位はちょっと悔しいですけど、タイムはまあそんなもんかな、そんなに今回は高望みもしてなかったので。でもベストで入賞って考えると悔しいっちゃ悔しいですね。

‐準決勝から決勝の間の時間はどのような調整をしたか

マネージャーさんたちによくしてもらって、苅部さんにずっとつきっきりだったので、良い環境で1時間半ちゃんと過ごすことができて、その時もう足が重かったり、ちょっと(3位以内は)狙えないかなって気持ちも若干あったので、体うんぬんより気持ちだけで決勝を走ったって感じでした。

‐レース展開はどのように考えていましたか

(決勝で)8レーンになっちゃって、まあ1番内側よりは(良い)って感じですけど、自分としてはあまり好きなレーンじゃないので、やっぱ前が見えないっていうのは200mの選手としてはきついので、直線に出てみんな並んだ時に内側に速い選手がいるってことはわかっていたので、そこで自分の走りができなかったので、敗因はそこかなって感じです。

‐コンディションはいかがでしたか

絶好調とまでは言わないですけど、そこまで気も落ちつかせてるし、集中もしっかりできていたと思うので、全然悪くはなかったですね。

‐今回はどのような目標を立てましたか

タイムはちょっと今回、風の影響もあってきついかなって思ったんですけど、とりあえず順位をしっかり取っていこうと、目指せ3番だったんですけど、まあダメでしたね。

‐今回のインカレはご自身にとってどのような大会になりましたか

去年、準決勝で落ちてめちゃめちゃ悔しい思いをしていたので、決勝に残れるだけで本当はうれしいはずだったんですけど、冬季頑張ってきて、先輩方にも色々とアドバイスをもらって、決勝だけじゃ満足できないぐらいまで成長していたので、決勝行ったっていうので、そこで100%の喜びを得られなかったのが逆に良かったと思います。順位を取れなくて悔しいって思うまで成長できたと思うので。

‐今後の課題や目標について

偉大な先輩たちからキャプテンの座を受け継いだので、法政が今回4継で予選落ちといういけないことがあって、4継をしっかり引っ張っていきたいですし、個人も入賞できないっていうのは今までのキャプテンにはありえないので、今回の試合で負けちゃいけない相手にも負けてきているので、次はリベンジできるように頑張りたいです。 

岸本選手(主将)

‐全カレを振り返って

結果が結果だけにすごくさみしい気がしますね。

‐四年間を振り返って

あっという間だなという印象でした。

‐一番印象に残っているレースは

いっぱいありますけど、やっぱり初めて日本選手権で優勝した去年のレースですね。

‐世界陸上や五輪にも出場されましたが、それではないのですね

はい、違います。大学入ってからの目標が日本選手権での優勝だったので、それを達成できた去年のレースがやはり一番ですね。

‐では一番つらかったことは?

やっぱり「暑さ」が一番辛かったですね。

‐練習でも、あのレースのここが!でもなく、「暑さ」?

はい。もー、暑い!東京は暑いです。


‐五輪ではケガを押して出場されましたが、レースに立とうと決めたのは

ケガをしてましたけど、自分の中では走るもんだと思っていたので。いざスタートしてみたら、足が耐え切れずにあんな状態になってしまいました。

‐会場の雰囲気は

ものすごかったですね。感動しました、あれは。

‐やはり他の大会とは違いますか

全然違いますね。中で見るのと、テレビや観客席で見るのとは比べ物にならない位、熱い(場所)ですね。

‐走った感想は

悔しいっていう気持ちだけですね。全力で勝負したかったという思いはありますね。

‐四年後は

縁があれば、出られればいいかなという感じです。

‐主将に決まった時の気持ちを教えてください

金丸さん、小林さんと代々偉大な人たちがやってきてるところに就くので、それなりのプレッシャーはありました。チームを引っ張っていかなきゃという。まとめるのが苦手なので、心配はありました。

‐やり終えた今の気持ちは

結局最後までまとめきることができなくて。想像通りですね。

‐後輩の前野選手など、岸本選手に感謝しているとおっしゃっていましたよ

いや~、ありがたいですね。そういう後輩がいてくれて。

‐次期主将小林選手にはどのような主将になってほしいですか

自分よりしっかりしているので、慕われているし、自分より問題なくしっかりチームをまとめてくれると思うんですけど。

‐心配無いということですか

無いと思います!あとは結果で引っ張ってほしいですね。代々そういう流れできているので。

‐岸本選手の今後について教えてください

実業団に行って、一応陸上は続けるつもりです。

‐最後に、後輩へ向けてお願いします

雰囲気がもの凄く重要で。自由ですけど、何やっていいってわけでもないし。全て自己責任ということを忘れずにやってほしいですね。あとは、まあ命一杯!大学まで来て陸上やってるんで、楽しんでやってほしいですね。 

 

 

フォトギャラリー

  • 2012091216位入賞の小林
  • 201209122惜しくも入賞を逃した三村
  • 201209123際どい判定で失格となった前野
  • 201209124最後の全カレとなった和田
  • 2012091254年生の古市
  • 201209126アンカー岡田にバトンが渡る
  • 201209127猪口から野田へ
  • 201209128声援を送る法大選手たち
 

 

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