陸上

【陸上競技】第100回日本選手権大会 3日目 金井が日本選手権初出場にして3位入賞を果たす! 

第100回日本選手権大会
2016年6月26日(日)
パロマ瑞穂スタジアム

 日本選手権の最終日に法大からは男子200m決勝と男子110mH決勝にそれぞれ1選手ずつ出場。
男子110mHでは、金井が日本選手権初出場にして見事3位という結果を残し、今大会では法大唯一となる表彰台獲得者となった。

IMG 6380 Rスタートから大きくリードした金井

試合結果

種目別結果

種目名前記録順位
男子110mH決勝 金井大旺(スポ3) 13秒61(追い風参考記録) 3位
男子200m決勝 大瀬戸一馬(スポ4) 20秒72 5位
  長田拓也(経4) DNS -
 ※DNSは欠場。

戦評

 悪天候であった2日目までとは打って変わって青空が広がった瑞穂。日本選手権最終日の3日目は法大から2選手が決勝種目に登場した。

 男子110mH決勝には金井大旺(スポ3)が出場。前日に行われた予選から自己ベストを更新するなど、安定して好タイムを記録し決勝に臨んだ。レースは追い風2.4mの参考記録ながら、法大OBである矢澤航(平26年卒=デサント)が、後半に伸びを見せて13秒48で優勝し、五輪出場を決めた。その中で、「硬くならないことだけを考えて」いたという金井は、スタートで飛び出すと、終盤まで優勝争いに絡む健闘を見せ、13秒61で初出場ながら3位に入った。
IMG 6366 R表彰時に笑顔を見せる矢澤(中央)と金井 早稲田スポーツ新聞会提供

 今大会の締めくくりとなる男子200m決勝には大瀬戸一馬(スポ4)が出場。前日に大瀬戸と同じく予選を通過した長田拓也(経4)は、肉離れで決勝は棄権した。大瀬戸にとっては、念願の五輪出場のため、記録も順位も求められるレースであった。終始追い風が吹く好条件の中で、大瀬戸は好スタートを切ったものの、インレーンの実業団選手に抜かれると、ラストは失速し、悔しい5位に終わった。

 リオデジャネイロ五輪の代表選考競技会であった今年の日本選手権、100回という節目の大会ということも相まって、不安定な天候ながら、レベルの高いレースが繰り広げられた。法大勢がリオデジャネイロ五輪日本代表に選出されることはなかったが、実業団選手と互角の勝負を見せ、3選手が今大会のファイナリストに名を連ねたことは、今後の糧となるだろう。また、法大OBの矢澤と金丸祐三(大塚製薬)が代表に選出されたことは、法大の選手たちにとっての道しるべとなるはずだ。現在、大学生である選手たちは、2020年には22〜26歳となる。多くの陸上選手がキャリアのピークを迎える年代だ。4年に1度の、世界最高峰の舞台に向かって。"TOKYO"への号砲は、すでに鳴っている。(小島雄太)

 

選手コメント

大瀬戸一馬主将

ー200m決勝のレースを振り返って
昨日で気持ちがきれてしまったのですが、昨日の悔しさを晴らすためにと思って臨みました。やっぱり専門外のレースで慣れていない展開だったので、自分の良さは出たかなと思いますがだしきれなかったというのが正直なところです。

ー慣れていない展開とは
今シーズン1番アウト(8レーン)で走ることも少なかったですし、内側から思ってた早い段階で抜かれて。僕自身シニアでの200mのレース2回目で。後半頑張ったのですが、もう少しいけたかなという感じです。スタートは自分の中で良い飛び出しができて、50mくらいまでは良い流れだったのですが、もともと曲がれなかったので、コーナーをインでずっと練習していたら、8レーンで緩いカーブになってしまい、逆にリズムを崩してしまい、乗りきれなかったです。でも、今までは200mでの実力もなかったですし、勝負しようという気持ちもなかったですが、勝負するためには実際どのレーンでも走れないと意味がないので、そういった適応力のなさを感じました。

ー100mの決勝について
レース的には100点とはいかないですが、今出せる力を出しての結果かなと思います。雨とコンディションは悪かったですが、どんな条件でも記録を残さないと上の選手とは戦えないですし、実際桐生くんは足の不具合であんまり良くなかったですが、山縣さんケンブリッジさんは10秒1台で走っているので、あの条件で10秒1台で走れないと勝負できないのか現状なので、本当に力がないのだなあと痛感させられました。

ー気持ちがきれてしまったとありましたが
前回のロンドン五輪は標準記録が低かったのですが、B標準はきっていて、でもあのときは日本選手権すらも出ていなくて、インターハイがあったので自分からあえて挑戦する道を断って、可能性としてはいけたというのがあり、それを断った時点でリオにはいかないといけないなと思っていたのですが、それが叶わなかったのが残念です。

ー前回インターハイを選択された理由は
高校時代良い仲間に出会えて、自分の高校はそんなに強いところではなかったですが、4継とマイル、両リレー自分もメンバー入りしていましたし、個人でもインターハイ優勝の経験がなかったので、強い選手はインターハイでの優勝経験があってこそだと思ったので、その道を選びました。ある意味調子乗っていたので、次はいけるだろうという過信もあったのですが(笑)。実際、インターハイ優勝しているので、決断は間違いではなかったなと思いますが、現状今レベル高いですし、標準記録もあがったので、あのときの答えが間違えではなかったと言えるように4年後はいきたいと思います。

ー100m決勝、4位という結果については
数字だけ見れば惜しいかなという印象を受けると思うのですが、上位3人との差がありすぎたのがすごい悔しかったです。3位以内というのを目標にしていたのですが、圧倒的に及ばなかったです。今シーズン、序盤から調子が上がらず出遅れていたというのと、上位の方々、前年前々年からしっかりオリンピックに向けて、準備されてきた中で、僕は目の前のこと一つ一つに向けて力を注いでいたので、そういった点でも試合に向けてのピーキングの力がたりないかなと思いました。

ー標準記録をきることはできませんでした
今回条件も良くなかったですし、先週から調子を落としていて、ちょっと厳しい戦いになるなとは思っていたのですが、しょうがないですね。200mは好条件の中で走れたので、できればと思ったのですが、レースもうまくできずこの3日間力不足をほんとに感じました。

ー最もそれを感じたのは
100mの決勝で、条件が悪いなか、前の2人は参加標準に近い記録を出していますし、桐生くんもけがをしたと言っても、僕の前にいますし、そういった点でも圧倒的に力がたりていないと思います。

ー100mの個人でのオリンピック出場に対しての気持ちは
4年前いけたかもというのがあって、高校時代の先生はオリンピック出てほしかったらしいのですが、僕が無理を言ってインターハイ路線に集中させてくれたので、その先生のためにもという感じでありました。

ーこの4年間なかなか自己ベスト更新できませんでしたが
辛い時期もありましたが、目の前のことをずっと頑張ってきていて、他の選手に比べてオリンピックへという意識は薄かったかもしれないですが、目の前のことを頑張ってきたら結果はついてくると思ってやってきたのですが、今回を経てしっかり4年スパンで考えていきたいなと思いました。目の前の大会を目標にしていくと、積み重ねる量に差が出てくるので、そういったところで差がつきました。周りの学生はオリンピックシーズンが初めての人が多く、僕と同様にやってきたと思うのですが、実業団の方々はピーキングがうまいなと思います。

ー今後は
今回で出しきったところがあるので、インカレで目指すところはまだわからないですし、どの種目にでるかもわからないですが、教育実習とかも残っているので、残りの学生生活を後悔のないように過ごしていきたいと思います。

ー東京オリンピックに向けて
可能性はあると思うので、しっかり狙っていきます。今まであやふやに出れたないいなくらいでしたが、4年後はしっかり狙っていきたいと思います。

長田拓也

-今大会を振り返って
やっぱりオリンピックを目指してここまで頑張ってきたのですが、結果が出なかったということが一番悔しいです。それでもけがしてしまったのは仕方がないので、切り替えて4年後に向けて頑張っていきたいなと思います。  

-200mを欠場した理由は
100m決勝の40m地点くらいで、検査しないとわかりませんが、軽い肉離れをしてしまって。100mはその影響で思い切ったレースができなくて、ここで200mで無理しても五輪はないだろうということで大事を取って棄権ということになりました。  

-今季、度々けががありましたが、今大会をどのような気持ちで臨みましたか
やっぱり不安があったのですが、100mの予選で余裕を持って通過できたので、いけるなと自信が出ていました。実際100mの決勝も40m地点付近の肉離れをするところまでは桐生くんも見えていて、いけるという感覚があったので、地力が上がった感覚がありました。不安はなく自信を持って臨めたので、今回は身体が耐えられなかったということで、今後は身体を作り直してつけた力というのをものにして、やっぱり今回上の3人を崩せなかったのですが、そこに食らいついていければと思っています。  

-レース展開としては良かったということでしょうか
そうですね。結構理想的な、ここから勝負だぞというところでけがを起こしてしまったので、悔しいところではありますが、手応えはつかめたかなと思います。

―9月にはインカレがありますが、これからの目標は
インカレは4年生として最後で、関東インカレでも僕はチームの力になれなかったので、やっぱり去年以上の成績を目指して。リレーは特に勝ちにいきたいとは思っています。それが終わったら僕は大学として動くことは4年生なのでなくなるので、その後は来年の世界選手権の標準を切る、まだ標準は出ていませんが国体の時期にはもう標準が有効になってくるので、その国体で来年の世界選手権の標準を切りにいきたいとは思っています。

金井大旺

ー今日のレースを振り返って
準決勝で1台目の入りがすごく悪かったんですけど、そこが修正できてスタートからいい流れでいけました。それと、ふくらはぎの上部が筋収縮じゃないですけど、軽くつる手前までいってしまってて結構テーピングしてました。多少気にはしてたんですけど、レース中は何もつることもなくいけましたね。  

ー決勝ではフライングが1度ありましたがその影響はありましたか
正直1回目のスタートは成功したので悔しかった気持ちと自分かもしれないという不安がありましたね。2回目もいいスタートが切れたのでまぁ良かったかなと思っています。  

ー50m付近まで先頭で通過していましたが
決勝は特に固くならないことだけを考えていました。相手のことを気にすると固くなってしまうので、そこは自分の走りをすることだけしか考えてなかったですね。  

ー3位という結果については
すごく嬉しいですね。矢澤さんと一緒に表彰台に登れたので。  

ー試合前の目標タイムはありましたか
13秒6を目指していたんですけど、今回追い風参考だったので悔しいです。  

ー学生の中では最高順位ですね
日本インカレで優勝しないと意味がないので、今回はいいとして日本インカレ優勝できるようにしていきたいです。  

ーOBの矢澤選手がオリンピック内定しましたね
一緒にトレーニングしてきて、アドバイスももらったりしてたので仲間としてすごく嬉しく思います。  

ー追い風参考で6台でしたが公認記録でのこれからの目標は
少なくとも13秒6台は今年の目標としているタイムなので必ず出して、インカレでも優勝目指していきます。

 

 

フォトギャラリー

  • IMG 6380 Rスタートからリードした金井
  • DSC 0150 R好スタートを切った大瀬戸
  • IMG 6375 R2選手の活躍に、さらなる期待がかかる
    早稲田スポーツ新聞会提供
  • IMG 8544 Rリオ五輪代表選出ならず 

 

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