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【陸上】第90回東京箱根間往復大学駅伝競走 10位まであと50秒...2年連続シードならず

第90回東京箱根間往復大学駅伝競走
復路:芦ノ湖ー読売新聞東京本社新社屋前
2013年1月3日(金)

50秒届かなかった―。6区の田子祐輝(経4)、8区の佐藤和仁(スポ2)が区間7位とし、流れを作ったが、終盤に失速。総合11位で、2年連続のシード権獲得はならなかった。この結果、法大は10月に行われる予選会に回ることになった。

201401031 R
2年ぶりの箱根路となった田子

試合結果

区間別成績

区間名前通過順位通過記録区間順位区間記録
6区 田子 祐輝④ 10位 6時間38分04秒 7位 1時間00分18秒
7区 森永 貴幸③ 10位 7時間44分20秒 18位 1時06分16秒
8区 佐藤 和仁② 9位 8時間50分36秒 7位 1時間6分23秒
9区 松田 憲彦④ 10位 10時間02分01秒 13位 1時間11分18秒
10区 高梨 寛隆④ 11位 11時間15分33秒 19位 1時間13分32秒
※丸数字は学年を表す
 

大学別成績(上位12チーム)

順位大学名 総合タイム 1位との差シード権との差
1位 東洋大 10時間52分51秒  
2位 駒 大 10時間57分25秒 04分34秒
3位 日体大 11時間03分51秒 11分00秒
4位 早大 11時間04分17秒 11分26秒
5位 青学大 11時間08分53秒 16分02秒
6位 明 大 11時間10分09秒 17分18秒
7位 日 大 11時間12分52秒 20分01秒
8位 帝京大 11時間13分03秒 20分12秒
9位 拓 大 11時間13分06秒 20分15秒
10位 大東大 11時間14分43秒 21分52秒
11位 法 大 11時間15分33秒 22分42秒 50秒
12位 中学大 11時間15分40秒 22分49秒 57秒

戦評

 往路11位となった法大。復路の戦いは一斉スタートで幕を開けた。6区を任されたのは前々回に学連選抜として走った経験がある田子。10位の日大との差を詰め、9.1km地点ですでに逆転しシード圏内へ浮上した。序盤は中大・代田修平と並走していたが、後半に引き離し、10位を保ったまま小田原中継所でタスキリレー。個人としても2年前の記録(区間10位)をこえる区間7位と好走し、主将としての仕事を果たした。         
 7区は初の大学駅伝となる森永貴幸(現3)。記録上では大東大と競り合う展開となり、11.8km地点では11位とシード権外となってしまう。だが、18.1km地点では3秒差をつけ、再びシード圏内の10位でたタスキをつないだ。前半は区間20位だったが、後半は2つ上げて18位とした。
 8区はエントリー変更された佐藤。関東インカレではハーフマラソンに出場し、ロードに強い選手だ。6.9km地点では記録の上で大東大に再び逆転を許し、2秒差をつけられる。しかし、終盤に持ち前の粘り強さで冷静に大東大の後ろにつき、日大を引き離した。その結果、9位で戸塚中継所へ。個人としては区間7位とし、後半の追い上げで強さを発揮した。
 9区の松田憲彦(社4)も当日エントリー変更で起用された。前回も9区を走ったが、満足する走りはできず、リベンジに燃えていた。8位の日大がいる後方集団を引き離し、順位をキープし、鶴見中継所へ。個人としては区間13位だが記録は前回を1分20秒上回った。
 10区は2年連続で任された高梨寛隆(社4)。松田と同じ法政二高。前回に続いて、附属生同士の「二高リレー」が実現した。鶴見中継所時点で記録では36秒差をつけているが、実際は前方にいる大東大を追うことになる。高梨は6.0km地点で区間8位の好走。しかし、これが負担を強いるオーバーペースとなったのか、13.6km地点ではリズムを崩し区間22位になってしまう。その間、大東大は区間9位から11位になっただけでペースを保っていた。16.6km地点では逆転を許し、3秒差をつけられる。高梨の懸命の走りもむなしく、50秒差に広げられ、11位でのフィニッシュ。惜しくもシード権を逃す結果となった。

 悔しい結果となったが、総合記録は11時間15分33秒。前回の11時間26分40秒に比べると、記録を大幅に更新している。また、今回は前回1区3位のエース西池、出雲、全日本の両方に出場した足羽を直前の故障で欠いていた。そのような不利な条件でありながらシード権に肉迫したのは、法大の選手層が厚くなったことを示すともいえる。今季、多くの選手が1万mや5000mで自己記録を更新した。10月の予選会で法大のさらなる進化を見せてくれることだろう。(川﨑亮祐)

選手コメント

田子祐輝 駅伝主将(6区区間7位)

―最後の2日間を終えて一言お願いします
箱根駅伝でチームメイトと最後までタスキを繋ぐことができてよかったです。結果は悔しかったですけど。でも、競技人生最後の引退レースを、箱根駅伝という夢の舞台で迎えられたことは本当に良かったです。

―ご自身の成績については
正直心の中では、区間賞を狙いに行くという思いがあったので、持ってるものを発揮できなかったのが悔しいです。自分がもし、あと50秒早く走ることができていたらシードを取ることができていたと思うと、本当に悔しいの一言です。

―後輩たちに一言お願いします
これから強くなっていくための基盤づくりを、自分たちの4年で作ってきたつもりです。下の学年は僕らよりも力がありますし、もっと上を目指せるチームだと思うので、どんどん上を目指して欲しいと思います。

高梨寛隆(10区区間19位)

―今日のレースを振り返って
タスキを受けた位置がシード圏内で差が秒差の8人見える状態でした。タスキをもらった時は集団の混戦状態でもらい、この集団に付いていかないと勝てないと思っていきました。とにかくその集団に食らいついていったんですけど、自分の力的にはオーバーペースで入ってしまいました。タイムも最初の5kmをしっかり把握してなかったというのもあり、6km過ぎてからまったく体が動かなくなってしまい、そのままずるずるいってしまう形になってしまいました。4年生として不甲斐ない走りをしてしまったと思います。

―権争いが混戦であるということは誰かから聞いていましたか
聞いてはいたんですけど、実際に走っている状況で自分自信が冷静になれなかったというのがしっかり走れなかった原因だと思うので、4年生としてもっと冷静に走らなければいけなかったと思います。

―前回10区でタスキを受けたときはある程度余裕がありましたが今回は混戦でした。やはり今回の方がプレッシャーは感じていましたか
去年以上に僕で決まるという状況で、中継所に着いてから一気に緊張が高まりました。本当に今まで感じたことのない緊張の中での走りでした。

―何km地点が一番苦しかったですか
6km以降はずっときつくて、無理矢理体を動かそうとしたんですけど、思うように体が動きませんでした。ずっときつい状態でした。

―坪田監督からはオーバーペースであるという声はありましたか
入りは少し早かったので、集団から少し離れた5km過ぎあたりで自分のリズムに戻せということを言われたんですけど、自分の思っている以上に力を前半に使い過ぎてしまったというのが、後半の走りに著しく出てしまったと思います。

―最後に後輩へのメッセージをお願いします
4年生として、後輩に予選会からの戦いということで厳しい状況にさせてしまったので、本当に申し訳なく思っています。僕はもう走ることができないですが、自分たちも2年間予選会を戦いその厳しさは分かっているので、法政がまた復活できるように後輩たちには本当に頑張ってほしいです。僕も卒業してから最大限できる支援をしていきたいと思っています。

松田憲彦(9区区間13位)

―今大会を終えて感想をお願いします
目標が8位以内だったので、悔しい気持ちでいっぱいです。

―シード権を獲得することが出来ませんでしたが、その点についてはいかがですか
とれなかったっていうのはもうしょうがないので、今は何でとれなかったのかっていうのを反省して後輩達に託すしかないので、頑張ってもらいたいなと思います。

―個人の走りについてはいかがですか
個人的には去年のタイムが1時間12分57秒だったんですが、今回は1時間11分14秒で約1分40秒縮められたので、そういったところでは少し貢献できたかなと思います。

―シード権争いの中で襷を受け取りましたが、どのような気持ちでしたか
そうですね、守ってもしょうがないので、前半から攻めようという思いでいきました。

―個人としては今回の走りには満足されているのでしょうか
4年で最後で目標設定タイムもクリアできたので、個人的には出し切れたと思います。

―コンディションはいかがでしたか
もう4年間で1番いい状態でしたね。

―大学4年間の陸上生活を振り返ってください
そうですね、正直ここまで箱根走れる選手に成長するとは自分自身思っていなかったので本当に感慨深いものがあって、本当に充実した4年間でした。

―今後も競技を続けられますか
はい、警視庁で陸上を続けます。今度はニューイヤー駅伝の方で頑張りたいと思います。

―後輩の選手たちにメッセージをお願いします
後輩達には今回果たせなかったシード以上の結果を期待していますし、僕よりも強くなってほしいなって思います。僕自身も3月まで一緒に練習はするので、サポートができればなと思います。

関口頌悟(5区区間6位)

―どのような思いで今日のレースを見ていましたか
みんな練習できていたので信じて大手町で待っているという気持ちでいました。

―シード権を逃してしまいましたがこの結果についてどのように思いますか
僕がやるべき仕事をしきれなかったので、それが原因だったのでしょうがないなと思います。

―今年はどのような年にしていきたいですか
予選からのスタートとなってしまったのですが、しっかりと予選会に向けて力をつけていく。そして、予選会が終わってもそれは通過点なのでしっかり来年の箱根に向けて体を作っていこうと思います。

―4年生が引退となり関口選手の代が最高学年となりますが、どのようにしていきたいですか
4年生の方々がチームをしっかり一つにまとめてきてくれたのでそういう良い点は引き継いで、みんなも力をつけてきているのでその辺に関してはさらに発展できるように頑張っていきたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 201401031 R2年ぶりの箱根路となった田子
  • 201401032 R区間7位と健闘した佐藤
  • 201401033 R9区を担当した松田
  • 201401034 R大学駅伝初出場の森永
  • 201401035 R昨年に引き続き10区を任された高梨
 

 

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