陸上

【陸上競技】関東インカレ直前企画 監督・選手インタビュー 「大会まであと2日!」

関東インカレ直前企画
2017年3月4日、5日、4月9日
法大多摩陸上競技場ほか

 いよいよ2日後に迫った関東学生対校選手権。今回はシーズン直前に短距離の苅部監督、長距離の坪田監督と今季世界の舞台を狙う110mHの金井選手、3000mSCの青木選手に行ったインタビューの模様をお届けする。

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学生ラストイヤーとなる金井

監督・選手インタビュー

苅部俊二監督

―一昨年は法大の現役生から世界陸上の代表が2人出た中で、昨季は五輪出場はかないませんでしたが
現役が出れなかったことは残念なことだと思います。

―今季はユニバーシアードがありますが狙える選手は
今狙えるのは金井と、引っかかれば片山雄斗(スポ3)くらいかな。あとは長距離で青木涼真(生命2)。それと佐藤敏也(社2)も0ではないですね、引っかかれば。

―小林主将になってからチームの様子は
変わらないですよ。全然雰囲気も変わらないし。

―ショートスプリントは大エースの大瀬戸一馬(平28年度卒=現・安川電機)選手、長田拓也(平28年度卒=現・富士通)選手の2人が抜けましたが4継のメンバーについては
これからですね。まだわからないです。2人の存在は大きいです。まだ構想段階です。新人も入るし、去年走ったメンバーを含めて考えていく感じですね。

―日本選手権リレーは3連覇中ですが、今年のチームの目標は
今年は厳しいですけどね。その時の状況を見て、狙えたら狙っていきますし、ちょっとわかんないですね。やっぱり10秒19が2人抜けるというのは大きいです。

―勝瀬健大(社2)選手、川辺隼也(スポ3)選手は、個人種目では調子の波が大きいシーズンでしたが
力がまだついてなくて、実力もあの2人にまだ劣っているので。

―2選手の現在の調子は
勝瀬は今ちょっとケガ。川辺もちょっと本調子ではないけれども、練習は積めています。

―マイルも主力の選手が卒業しましたが
大きいですよ。ほんとに強かったですからね。

―昨季は3選手固定で4人目は定まりませんでしたが
3枚固定で46秒台で揃えられたけど、4人目がいないっていう状況でしたよね。その(3選手の)うち2人が抜けちゃうんで、こっちもどうするかって感じですよね。

―今年は片山選手、本間大介(スポ4)選手、江藤拓都(経2)選手が中心となるのでしょうか
なってくれないと困るんですけど、新人も入ってくるので、新人も考えながらやっていきますね。あとは高田(一就=スポ1)とかも走れているので、マイルも走るかもしれないし。まだわからないですね。もうちょっと、今の段階ではわからないですね。

―110mHの金井大旺(スポ4)選手は昨季の日本選手権で3位に入りましたが
大きいと思います。ユニバーシアードに向けては、勝つこと。1つ1つの試合を大事にして、ライバルはたくさんいるので、勝つことが大事だと思います。まあ近いことは確かですね。

―400mHの高田選手、豊田将樹(スポ2)選手については
調子はいいですけど、今49秒台が出るかというとわかんないかなという感じですね。ただこれから沖縄合宿があるので、しっかり練習積めて課題クリアできればっていう感じですよね。2人とも楽しみな選手で間違いないですね。

―最後に今季の意気込みを
大砲がいなくなって卒業した子たちの存在というのは大きかったので、引き継ぐためにどうしていくかということを考えなければいけないなと思いますね。ですから穴をどう埋めていくかということかな。今年は結構厳しいシーズンになるということは予測しているので、インカレとかの総合(順位)で(昨年度の)7番を抜かせればなと。そこを目指していこうと思っています。それなりには法政大学をアピールしていければと思います。昨年みたいな活躍は厳しいと思っていますが、選手に期待して我々はそれのサポートができればなと思います。

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短距離を指揮する苅部監督

坪田智夫駅伝監督

―鹿嶋隆裕(経4)主将になってからのチームの様子は
特には変わっていません。なかなか練習でガンガン引っ張れる子ではないのですが、しっかり要所要所で選手に指示を与えてくれているので、私が求めていたものはここまでできていると思います。

―箱根に出場した選手たちの現在の調子は
大きな故障もなく順調にきていまして、立川は出ていないんですけれども、他のロードレースでしっかり結果を出してくれているので、春のトラックレースに向けて仕上げていこうという話はしていますし、順調に練習はできています。

―神奈川ハーフで佐藤選手が62分台を出しましたが
たまたまというか、狙って出したタイムではないので、よく走ったとは思うんですけれども、次に春のトラックレースで結果を出すというのが大事だと思います。

―青梅マラソンで30kmを走った東福龍太郎(経3)選手、土井大輔(経3)選手については
ハーフの経験も十分ありますし、ここでより高いものを目指してもらうのもいいんですけれども、彼らに関してはロードで来年であれば箱根の主要区間を戦ってもらわなければいけない選手たちですので、30kmを経験して勉強してもらうことのほうが大きいと思っているので、そういった流れにしました。

―学生でのマラソン挑戦も視野に入れているのでしょうか
まだそこまで考えてないですね。例えば青梅の30kmでまずまず上位に絡んでくればそれも考えたんですけど、そこまでは考えていません。

―トラックシーズンに向けて長距離ブロックとしての目標は
関東インカレで点数を取る。なかなかチームに貢献できていないので、関東インカレでしっかり点数を取るということ。また全日本の予選会で昨年悔しい思いを味わいましたので、そこで必ず全日本の切符を取るということ。そして箱根の(今年の順位より)1つ高いところに行くということを目標にやっていきます。

―今年はユニバーシアードが開催されますが、3000mSCの青木選手については
チャンスはあるかなとは思っているんですけれども、そこに向けてしっかり調整していって、なんとか代表になってもらいたいなと思っています。

―坂東悠汰(スポ3)選手は選考会に出場されるのでしょうか
いや、まだまだそこまで力はないので、しっかり関東インカレで点数を取れるような状態に持っていきたいというように考えています。

―箱根予選会がなくなることで出場する試合が変わることはあるのでしょうか
いや、大きくは変えません。ただ年間を通して考えると出雲があったりするんですけれども、やはりまだまだうちのチーム状態ですと、箱根にしっかり合わせるということが大事になってくるので、予選会がないとはいえ、年間のスケジュールは特に変えることはないですね。

―9月のインカレについては
そこも出れるメンバーを考えて、出るメンバーを選んでいきたいなと思っています。

―新入生はどのような選手たちでしょうか
まだ記録はそんなに出てないんですけれども、なかなか将来有望な子が来てくれてると思います。

―スカウティングするときにはどのようなところを見るのでしょうか
高校での練習のやり方とかですね。あとはレースでの走り方。また、話をしてフィーリングっていうのを加味した状況で考えます。

―今季の意気込みを
今回箱根8位ということで、他大学のボロがあって取れた順位なので、総合7位というのが目標になるんですけれども、しっかり走ってシードというのを確実に取りたいと思います。

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就任5年目を迎えた坪田監督

金井大旺

―昨季を振り返って
日本選手権で3位になれたことは自信にもなり、良かったです。しかし、その後ケガをしてしまってインカレとかは良くない結果だったので、その点は悔いが残るシーズンになりましたね。

―昨年の取材でおっしゃった目標(13秒7台、関東インカレ入賞、日本選手権入賞)をすべて達成しました。飛躍のシーズンになったように思いますが
日本選手権は良かったですが、インカレで優勝できなかったことが悔いに残りました。

―安定して13秒台を出しましたが、好調を維持できた要因は
フォームの改善とスピードが上がったことですかね。

―具体的にどのようにフォームを改善したのでしょうか
ハードルを飛ぶときの抜き足の軌道を変えながら、着地で前への推進力を今より上げてくというものです。この感覚が結構良かったです。4月~5月くらいに感覚をつかんで、学生個人選手権からしっくりきて、やっと、日本選手権で体現できたと思います。

―昨季はかなり試合の数をこなしたように見受けられましたが
昨シーズンは結構試合に出ましたね。日本選手権後も様々な試合に出ましたが、それがケガに繋がったかなと思います。今年は試合数をかなり減らして、一つ一つの大会を大事にして、ケガもしないようにするということを考えています。

―昨季の印象に残ってる試合は
やはり、日本選手権です。矢澤航(平25年度卒=現デサントTC)さんと一緒に表彰台に上れたことがとても嬉しかったですね。

―昨年は疲労骨折や腰などのケガがありました。リハビリはどのようなことを
はっきりした原因が分からず、治ると思ったんですが、全く治らなくて痛いままでした。冬季練習の始まる前に疲労骨折が分かり、リハビリを始めました。1月に走れるようになるまで、2ヶ月くらい走れなかったです。正直、腰のケガが分かったときは、食べ物が喉に通らないくらいショックでした。色々練習でやりたいこともありましたが、11~12月は練習できなかったです。しかし、原因は使いたい筋肉が使えてないことや筋力不足の筋肉があることも知ることが出来ました。自分を知り、色々な補強を取り入れられました。ケガをすることは良くないですが、自分を知れた点は良かったと思います。

―リハビリの支えとなったものは
結果を残すことが自分のモチベーションになってます。なので、来年結果を残さなければならない状況に置かれることをイメージしながら、リハビリしていました。

―現在のケガの状況はいかがですか
現在は完治してて、トレーニングを順調にこなせてます。全く問題ないです。

―昨年、矢澤選手はリオ五輪に出場されましたが
一緒に練習してるので、もちろんなりました。いずれは自分も世界で戦えるような選手になりたいなとは思います。

―矢澤選手は日本人8年ぶりとなる、13秒4台を出しました
13秒48がリオ五輪参加標準記録ですが、まだこのタイムはイメージ出来ていないです。今は自己ベストを着実に更新していくことが目標です。

―ライバルとして意識している選手は
やはり古谷拓夢(早大)ですね。昨年も勝ったり負けたりだったので。

―古谷選手の良いところと、金井選手が古谷選手に負けないと思うところを
彼は安定して結果を出すところだと思います。後半も伸びてきます。 自分は前半の出だしが自分の強みなので、自分の良いところを伸ばしていこうと思ってます。

―大会で結果を残すために意識してること、ルーティンは
正直ルーティンはないですが、身体の状態を整えることは大学1年生のときから色々試してきました。以前は疲労が残りすぎた等色々な失敗をしてきたが、練習のなかで確立してきたので、調整方法は最近自信になってきています。

―ここからはプライベートな話になりますが、服が好きということで好きなブランドは
HAREとかですね。以前までは古着がかなり好きでしたが、最近は綺麗め系の服装が個人的にハマってます。

―オフの日にすることは
新宿とか原宿に行って、服とか買い物したり、カフェに入ったりすることが好きですね。

―好きな音楽は
ポップな明るい曲よりも悲しい、暗い曲ばかり聴いてます。試合前とかもずっと悲しい曲とか聴いてますね。

―試合前はテンションをあげていきたいようなイメージもあるのですが
あまりないですね。悲しい曲ばかり聴いてます。

―最後に、今季の目標を
インカレで必ず優勝することと、ユニバーシアードに出場して、結果を残すことですね。2014年の世界ジュニアで初めて世界で戦ったときに悔しい思いをしました。世界の舞台で自分の走りをすることがとても難しいことだと分かりました。なので、ユニバーシアードで結果を残すというよりは、自分の走りができるようにしたいと思ってます。

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学生ラストイヤーの金井

青木涼真

―箱根駅伝終わってからどのような練習を
特に変わったことはしてないです。例年より少し練習はキツかったかもしれないですが、自分なりに練習をしっかりこなせたという実感がありました。立川を含めて今季は良い入りが出来ました。

―3000mSCと駅伝で調整方法を変えることはありますか
調整方法は変わらないです。意識のなかでは走り方が若干違うかなと思います。試合の2~3週間前から少しずつ意識しています。

―走り方の違いとは具体的に何でしょうか
駅伝は長い距離をずっと走りますが、3000m障害は跳ぶことや、トラックなのでスピードの切り替えが重要です。例えば、練習中の最後の200mだけスピードを切り替えたりしています。長距離を走るときより脚のバネを意識してます。

―「箱根に出るために法政大学に入部した」とおっしゃっていましたが、今年その目標を達成しました。次なる目標は
今年の箱根駅伝は、最低限の走りが出来たので、次からチームに勢いをもたらす主力として出場できるように今春から頑張りたいです。

―今季は箱根以外の三大駅伝もありますが
そうですね。チーム内で学生三大駅伝を全て走ってる人はいないし、全日本も自分も走ったことがない。今季はレースが多くて連戦になると思います。連戦での戦い方を今年中に学ばなきゃいけないといけない。来年以降三大駅伝で上位に入れるように今年はステップの年かなと思います。

―最後に目標を
三大駅伝出場と箱根駅伝で主要区間を走って区間5位以内で走ることです。

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ルーキーで箱根を走った青木は今年も注目だ

 

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