陸上

【陸上競技】天皇賜盃第87回日本学生対校選手権 1、2日目 竹川倖生ハンパないって! 学生大会三冠達成&入賞者ゼロのチーム救う活躍で勝負は後半戦へ!!

天皇賜盃第87回日本学生対校選手権
2018年9月6日(木)、7日(金)
等々力陸上競技場

 今年から4日間に渡り開催されている日本学生対校選手権(全日本インカレ)は、折り返しの2日目を終えた。
 男子4×100mリレーがまさかの失格等、下馬評以上に苦戦を強いられていた法大だったが、前半終盤となる男子棒高跳で竹川倖生(社3)が接戦の末に優勝。明日から始まる後半戦に向けて、チームを盛り立てる貴重な得点を獲得した。

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学生大会三冠の竹川(棒高跳)

試合結果 

種目別結果

種目ラウンド選手名記録順位
男子100m 予選 3 勝瀬健大 10秒78 (-5.1) 3着
4 桑田成仁 DNS -
男子1500m 予選 2 久納碧 DNS -
男子10000m 決勝 佐藤敏也 30分33秒06 12位
男子400mH 予選 2 豊田将樹 50秒84 4着
4 高田一就 53秒10 8着
男子走高跳 決勝 芋川駿 NM -
男子棒高跳 決勝 竹川倖生  5m40  1位
男子砲丸投 決勝 天野光汰 14m50 20位
男子円盤投 決勝 沖見拓真 45m35 19位
男子4×100mR 予選 2 勝瀬

DQ※

(参考タイム:39秒35)

-
川辺隼也
村瀬翔太
樋口陸人
女子100m 予選 3 田植晶子 12秒50 (-2.3) 5着
女子4×100mR 予選 3 白井杏子 47秒18 6着
田植
田中芹奈
鈴木美帆
 

Today's Pick Up

竹川倖生

  ダークホースから優勝本命へ。関東インカレ優勝からの3ヶ月余りで学生棒高跳の雄にまで登りつめた男、竹川倖生(社3)が、今回も場内の歓声を独り占めにした。

 「狙っていった」と語った今大会。記録は5m40とベストには及ばなかったが、今回光ったのは竹川の驚異的な修正力だ。アジア大会から1週間余りということもあり、走り込みを十分に出来ていなかった竹川。スタートの5m00から3回目の試技を余儀なくされると、続く5m20も3回目までもつれる苦しい展開に。ありていに言えば『竹川らしくない跳躍』が続いた。

 原因は至ってシンプル。それは、先に述べた走り込み不足による『助走スピードの不足』だ。体を目一杯使い、ムチのようにしならせ跳躍する棒高跳にとって、助走スピードの不足は命取り。竹川自身も6月のインタビュー時、今期好調の要因を「純粋に走力(スピード)が上がったから」と分析したほどだ。このままでは負ける。最大のライバルである江島雅紀(日大)は5m20を1発で成功させると、他にも3人が同じ高さを1回でクリア。片や3回目をやっとの思いで決める竹川の姿を見るに、優勝はおろか、表彰台すら危ぶまれた。

 しかし1つの欠陥などで折れないのが、今年の竹川の強さ。普段以上にコーチとのコミュニケーションを入念に交わし、普段以上に跳躍前の流しを入念に行った。ミスした跳躍から助走幅を想定し、徐々に感覚を合わせていく。最後は「5m40までは練習で何度も跳んでいる」という自信を持った。ギアを上げ、5m30を2回目で成功させると、今まで快調に跳んでいた石川(中京大)、澤(日大)、石橋(清和大)などが、挙って脱落。気がつけば江島との一騎討ちと、まるで先の関東インカレを彷彿させる展開となり、こうなると竹川のペース。「行くしかないという気持ちになれた」と、竹川のギアは更に上昇し、5m40も2回目でクリア。結局これが勝敗を分ける跳躍となり、竹川は関東インカレ、学生個人と合わせ、学生大会三冠を達成した。

 関東インカレ、学生個人優勝。そして日本選手権2位、更にはアジア大会出場と、今年一気にブレークした竹川。しかしその突発性故に今大会の下馬評でも、高校時代から安定して成績を残してきている江島の勝利を予想する者も少なくなかった。今回の驚異的な修正力や勝負強さを見せつけた末に手に入れた『粘り勝ち』。もしかすると、五輪標準である5m70を現段階で跳ぶことよりも価値があったのかもしれない。

※竹川選手インタビューは最終日終了後掲載いたします。

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5m40(2回目)前の竹川。ポールに全神経を集中させる

佐藤敏也

 箱根駅伝総合5位を掲げている法政。その鍵を握る佐藤敏也(社3)がチームスローガンである『チャレンジ』に相応しい走りを見せた。

 10000mの持ちタイムが法大トップの佐藤は全日本インカレ10000mに出場。初出場ながら前半、外国人留学生に食らいつき日本人トップも狙える展開。しかし佐藤自身が弱点と語る暑さの影響、そして周りのハイペースについて行けず7000m辺りから失速。最後は単独走となり苦しい走りとなる。結果は12位と入賞を狙っていた佐藤にとっては悔しい結果で終わるが、駅伝シーズンへと繋がっていくレースとなった。

 去年の夏は故障に苦しんだ佐藤。今年は故障もせず着実に力をつけている。そして「自分もチームを引っ張っていける存在になりたい」と語り、次期エースとしての自覚も芽生えてきている。これからの駅伝シーズン、佐藤の果敢に攻める『チャレンジ』の走りが法大躍進に大きく貢献するだろう。

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佐藤は三大駅伝全てでの活躍に期待がかかる

選手インタビュー

 佐藤敏也(男子10000m12位)

 ―今日のレース振り返ってみていかがでしたか
不甲斐ない結果でした。合宿の合間ということで5日前に30㎞走をやり、調子が良いと思っていたんですが足が動かなかったです。

―途中水をかけていました
暑さが気になっていました。

―試合に臨むにあたってのコンディションはいかがでしたか
疲労が溜まっていたのですが、合宿の合間というのは皆一緒なので単なる力不足だと思います。

―レースプランとしては
監督からは練習の一環として思い切っていけと言われていたので、最初から攻めるつもりで走りました。

―今大会の位置付けは
合宿の合間ということで、どれだけ走力が上がっているかの確認でした。公式の試合なので法政大学の名を背負っている以上、入賞を狙っていこうと思っていました。

―試合後、監督とお話をされていました
練習はしっかりとできているので、ここで消極的にならずにこのままがんばっていってほしいと言われました。

―去年は故障で夏合宿は練習を積むことができませんでした。今年はいかがですか
今年は一度も怪我をしていないので、このまま怪我なく練習を継続していきたいです。

―今年の夏はチームとして何に重点を置いて練習されていますか
箱根総合5位が目標で今は上級生が中心のチームとなっているので、自分もチームを引っ張っていける存在になりたいです。

―駅伝シーズンに入られるということで、今のチーム状況は
盛り上がってきていると思います。

―出雲駅伝でのチーム目標は
6位です。

―エース格としてどのようにチームを引っ張っていきたいですか
自分はまだそこまで結果を出していないのでエース格とまでは言えないのですが、 チームの中心選手としてチームを引っ張っていきたいです。

―出雲駅伝初出場ということで意気込みをお願いします
去年は怪我の影響で出場することができなかったので、今年は全カレのリベンジができるように区間賞を目指していきたいです。

フォトギャラリー

  •  G4A6364 R学生大会三冠の竹川(棒高跳)
  •  G4A5947 R前半は苦しい展開となった
  •  G4A5738 R序盤から積極的に攻めた佐藤
  •  G4A5229 R天野は初めての全日本インカレとなった
  • DSC 0004 R沖見は8月に標準記録を突破し、最初で最後の全カレに臨んだ
  •  G4A6088 R惜しくもタイムで拾われず予選敗退の勝瀬
  •  G4A6393 R芋川は悔しいNM(ノーマーク)となった
  • IMG 7457 R予選敗退も着実に力を伸ばしている女子4継
 

 

 
 
 
 
 

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