陸上

【陸上競技】第95回東京箱根間往復大学駅伝競走区間エントリー&直前インタビュー 第3回 佐藤敏也、坪井慧、増田蒼馬

箱根直前インタビュー
2018年12月15日(土)
法大多摩キャンパス

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)まで残すところあと4日。箱根を2週間後に控える今月15日に、箱根への意気込みや想いを伺った。今回は佐藤敏也選手、坪井慧選手、増田蒼馬選手のインタビューをお届けする。

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 2年連続箱根6区3位の佐藤

エントリー

区間エントリー

区間距離選手名
1区 21.3km 矢嶋謙悟(経4)
2区 23.1km 坂東悠汰(スポ4)
3区 21.4km 岡原仁志(経3)
4区 20.9km 狩野琢巳(社4)
5区 20.8km 青木涼真(生命3)
6区 20.8km 坪井慧(経3)
7区 21.3km 土井大輔(経4)
8区 21.4km 鎌田航生 (社1)
9区 23.1km 増田蒼馬(経3)
10区 23.0km 鈴木亮平 (経4)
補員 大畑和真 (社4)
強矢涼太 (経3)
松澤拓弥 (社3)
佐藤敏也 (社3)
田辺佑典 (経2)
 寺沢 玄 (法2)
大会当日、補員と区間エントリーされたメンバー間でエントリー変更ができる

インタビュー

佐藤敏也

ー今季はロード・トラック共に好成績を出されました。振り返ってみていかがですか

前回の箱根が終わってからは、まず熊日30キロがあり、それに向けてしっかり走り込みができていました。自分としてはあそこまで走れるとは思っていませんでしたが、その後もあまり得意ではないスピード練習にも精を出して取り組みました。また、1万メートルで28分台を出すことができ、全日本予選では、塩尻選手(和也、順大)や阿部選手(弘輝、明大)などのトップレベルの選手に残り1キロまでついて行けたので、苦手なトラックを克服できたかなと思います。

ー平地での自信は

今年はまだどの区間を走るか分かりませんが、平地の走力も上がってきたので、平地でもしっかり走れる自信はあります。

ー出雲は出場されませんでしたが、その時期にはどのような練習を行っていましたか

けがで全然走れなかったので、バイクやプールで少しでも心肺機能を落とさないようにしていました。

ー全日本後の調子はいかがですか

全日本は復帰してからの練習期間が短すぎたのもありましたが、終わってからは良い感じで練習が積めています。11月の記録会には出ず、今はしっかり良い練習が積めているので良い状態です。

ー直前合宿で重点的に練習した点は

ロードに慣れることですね。

ー今後箱根に向けての調整は

全日本終わってから良い練習が積めているので、ここからは準備の期間になってくると思います。食事や睡眠、体調管理などの練習以外の面でも意識していきたいです。

ー今季のスローガンである『チャレンジ』について

もしエース区間を走るのであれば、周りの雰囲気に飲まれず積極的にチャレンジしていきたいと思います。

ーこの一年で向上した点は

トラックでもしっかり走れるようになったことです。

ーご自身の強みは

自分はスタミナと最後の粘りが持ち味なので、箱根ではそれを生かした走りができるように頑張ります。

ー今季は同期である3年生の活躍が目立ちましたが、佐藤選手から見ていかがですか

僕は基本自分のことしか考えないんですけど、僕たち3本柱以外の選手もしっかり底上げができているので、チームとしては層が厚くなってきて良い傾向だなと思います。

ー今季はけがもあり苦しい時期もあったと思いますが、何か支えになったものなどはありますか

けがをした時はすぐに親に相談しました。その時に「焦らずじっくり、ずっと復帰を待っているよ」と言われて、特に焦ることはなかったです。

ー今回で3度目の箱根となりますが、心境はこれまでと違いますか

今年はまだ下るか平地を走るか分からないので、準備が大変ですが、どこの区間を任されても走れるように気持ちの準備をしていきたいです。

ーご自身の希望としては下りと平地のどちらを走りたいですか

特にないです。任された区間で走れるように頑張ります。

ー箱根での個人としての目標は

どこの区間を任されても区間賞を取れるように頑張ります。

ーチーム目標の総合5位について

去年走って箱根は甘くないと感じていて、1つ順位を上げるだけでもかなり大変なのですが、達成できれば良いなと思います。

ー最後に意気込みをお願いします

今年こそ区間賞を取れるように頑張ります。

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佐藤敏也(さとう・としや)
社会学部3年
1998年3月11日生まれ
165.5センチ・54キロ
出身校:愛知(愛知)
1万メートル自己記録:28分35秒98

 

坪井慧

―現在のコンディションについて
夏明けから調子が上がってきて、11月くらいに一回調子を落としたんですけど、12月から調子を再び上げることが出来ているのかなと思います。

―3年連続の箱根エントリーとなりましたが
毎年エントリーだけさせてもらって、出走できないのは、自分の力不足だなと思います。今年は10月の出雲駅伝からはしっかり走ることが出来て、徐々に調子も上がってきてます。今年こそ走りでチームに貢献できるようにしたいと思います。

ー出雲駅伝では5区4位と好走しましたが
はじめての三大駅伝で最初は緊張するかなと思っいましたが、走っていなかったぶん、「やってやろう」という気持ちが大きくて、緊張せずに走れました。箱根も程よい緊張感で走りたいです。

ー比較的距離が短い出雲はスピードランナーの坪井選手にとって得意だと思います。 箱根駅伝は距離がより長いですが対策は
大学に入って最初の不安は距離への対応でしたが、3年間距離をふめるようになって1人でも走れるようになってきました。まだ、距離への不安は少しありますが、それを残り短いですが、その不安を乗り越えていければと思います。

ー全日本を走らなかった理由は
山下りの練習をしていたこともあったんですが、やっぱり自分の力が足りなかったかなと。出雲より距離が長いので、その分他の先輩に比べて力不足だったかなと思います。

ー箱根で6区を走るために全日本は走らなかったということですか
今年は去年山下りを走った佐藤敏也(社3)を平坦で走らせないといけない状況です。自分が下りの練習して走れることで、佐藤が色んな区間で走れます。全日本より箱根に合わせた調整、練習をしていかなくてはならないので、全日本を走らなかったのは悔しいですが、箱根に向けては一つの経験かなと思います。

ー6区は一昨年、去年は同級生の佐藤選手が好走しました。プレッシャーはありますか
区間3位で1、2年走った佐藤の代わりという立ち位置で走るので、佐藤に負けないくらい走らないと自分のアピールはできません。「元々坪井が走っていたのではないか」と思わせるくらいの走りをしたいです。

ー6区の対策は何でしょうか
下りは自信があるので、走れると思います。課題は上りが遅いことです。上りをしっかり走れるようにジョギングの中で、アップダウンのコースを走って、上りのところでペースを上げたり対策してます。

ー6区の終盤は下りから平坦な道になり「上りのように感じると」言いますが、対策はありますか
距離走とか長い距離の練習の時に、後半をイメージした走りをしています。前半いかに力を使わずに後半に残せるかが重要になります。後半スピードアップする練習をすることで、足をしっかり使えるように練習しています。

―佐藤選手から助言をもらったことはありますか
あまり話すことはないですが、去年まで一緒に下りの練習はしていたので、見て学んでいました。「最初の5㌔でしっかり走ることでそのあとリズムを作れるよ」と言われたことはありました。

―ライバルはいますか
同じチームでライバルを作りたくないですが、試合を走る以上、今調子が上がっている強矢涼太(3)が良い記録出したら、自分も奮起して走りたいと思います。

―今季学生三大駅伝を走れるまでに成長した一番の要因は何でしょうか
1、2年生のときは調整不足で、安定しないレースが多かったです。今年は安定した記録を出せるようになったり、安定して練習が出来ていることですね。

―最近変えたことは
去年までけがが多かったので、治療器具を自分で買って、セルフケアをしっかりしています。入浴や練習前後にやっていますね。

―具体的にどのようなことをしていますか
ストレッチポールや、電動で動く棒のようなものですね。足や肩甲骨周りのストレッチなどで、練習前に動かして、良い動きが出来るようにしています。

―試合前のルーティンで「お笑い動画を見る」ということですが
今年に入って、大きい試合に出ることが多くなりました。自分は緊張すると良い結果が出ないので、リラックス出来ればなと思って始めました。試合前のアップで気持ちを切り替えられますが、アップ前から緊張していると良い動きが出来ないので、NON STYLEさんとか流れ星さんなどの動画を見たりしてリラックスしています。

―好きな食べ物は甘いものですが、今は我慢する時期ですか
そうですね。先月まで甘いもの食べて、体重が増え気味だったので、今は甘いもの制限して、終わってから食べようと思っています。

―どのようなお菓子を食べますか
お菓子というよりコンビニのスイーツを食べています。

―坪田監督から注意されましたか
「甘いものを食べるな」とは言われていないですけど、増え気味だったので…(笑)。

―体重はどのくらい増えましたか
今62㌔ですが、3~4kgくらい増えていました。夏に65㌔だったんです。1~2kgで走りが変わってくるので、体重管理をしっかりしています。

―今大会で坪井選手が6区で走れるかは法大にとって重要だと思います。坪田監督から言われていることはありますか
「5区の往路までに流れをしっかり作っておく」と言われているので、自分がどれだけ敏也に近い走りができるかでチームの総合順位も変わってくるので、6区で走れればと思います。

―好きな言葉は「なんとかなる」ということですが、何か好きになるきっかけは
具体的なエピソードはないですが、自分がしっかりベストをこなせれば、なんとかなった経験があったので、しっかり全力で取り組めば「なんとかなる」ということで、この言葉を掲げています。

―6区は極寒のなかで走ると思いますが、寒さ対策は
アップを長めにしたり、アップジェルを塗るなどアップを入念にしています。

―他大学のライバル選手は
河村一輝(明大)です。大垣日大高の同級生でその子が記録を出すと、自分も頑張らないといけないなと思います。1年生のころから山下りの候補だったので、もしかしたら、一緒になるかもしれないですね。

―理想とする山下りの選手像は
区間記録で走られた秋山清仁さん(当時=日体大)や、小野田勇次さん(青学大)、敏也の走りを動画で見て、結構参考にしています。

―その選手たちの具体的に何がすごいですか
最初の5㌔を2人はガンガン上っている一方で、自分は最初の5㌔ガツガツ登れないので学んでいます。最後の3㌔も下りきった後にどのように走っているのかを見ています。下り終わった後も、腰高を意識して走っているので、そういうのを取り入れようとしています。

―「ガツガツ」いける要因は
体力と気持ちの部分も最後の3㌔は重要になってきますね。

―3選手と比べて何が坪井選手に足りないと思いますか
上りでペースが落ちてしまうことです。(3選手は)平坦を走った勢いのままで、上りきっているので、参考にしていきたいです。最後の3㌔も下りきったそのままのリズムで平坦を走っているので、そこで一息ついてペースを落とさないような走りが出来るようにしたいです。

―箱根ではどのような走りをみせたいですか
往路でしっかり流れを作ってくれると思うので、その流れに自分も乗って、良い流れで7区の走者に襷を渡したいです。

―具体的な目標はありますか
区間記録や順位も佐藤敏也に負けないような記録を出したいなと思います。チームとしては「総合5位」という目標を掲げているので、しっかり5位に向けた走りを出来たらなと思います。

―最後にファンに意気込みをお願いします
チームの目標「総合5位」に向けて、今年は走りで貢献できるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

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坪井慧(つぼい・けい)
経済学部3年
1997年6月22日生まれ
175センチ・62キロ
出身校:大垣日大(岐阜)
1万メートル自己記録:29分48秒33

 

増田蒼馬

―2年連続のエントリーメンバー入りでした。率直なお気持ちをお願いします
今年は出雲が終わってから良い結果が出せてなかったので、ほっとしている気持ちが大きいです。

―エントリーされた要因としては
富津合宿である程度練習をこなせたことが大きいと思います。

―昨年は箱根を走ることができませんでした。今年の意気込みをお願いします
昨年は全部補欠で終わってしまい、箱根も走ることができなかったので今年はという思いでこの1年間練習を積んできました。

―今の調子はいかがでしょうか
世田谷ハーフが終わってからは調子が悪かったです。また、富津合宿ではなんとか練習を積むことができたのですが、1年間の中でかなり調子が悪い方であったためエントリーメンバーに入ることができるか不安でした。しかし今は、練習自体はなんとか合わせて徐々に調子が上がってきているのかなと思います。

―世田谷ハーフに出場されました。位置付けとしては
出雲があまり良い結果で走ることが出来ず、全日本も補欠で終わってしまいました。なので箱根へのアピールとして世田谷ハーフに出場しました。そしてなんとか良いタイムを出しアピールに繋げようという気持ちで挑みました。

―今後の調整としては
今後は箱根一本で、自分のできることを最大限やって1年で1番のピークを持ってこれるようにしたいです。

―この1年間を振り返ってみていかがでしたか
5000mで自己ベストを出し、出雲に出場という流れは、自分の描いていた理想の流れでした。しかし、出雲であまり良い結果を出すことができずあまりうまく行かないなと感じました。一年を通して良いことも悪いことも経験できたので、充実していたのかなと思いました。

―出雲からの気持ちの切り替えは
自分は引きずるタイプで、立ち直れない中での全日本のエントリーメンバー入りでした。しかし、選ばれたからには全力で練習しなくてはいけないなと思ったので全日本があったお陰で立ち直ることができました。

―出雲で見つかった改善点などはありましたか
自分なりに走る準備などはしていたのですが、6区のアンカーは想像していなかったです。監督からは体の準備はできていても心の準備が出来ていなかったのではないかと指摘されました。なので、今後はどこでも走る準備をすることを今後心掛けたいです。

―同学年には強い選手が沢山います。その中でのアピールはどのようにしていきたいですか
青木や佐藤を筆頭に同学年は強く、その中でも自分の武器を見つけることが重要だと思っています。自分は1500からハーフまでどこでも走れることが強みだと思っているので、そこをどうアピールしていくかが鍵だと思っています。

―希望区間はありますか
今年も9区です。理由としては、去年10区の付き添いをしていたのですがその時に9区を走った磯田さんの姿が印象に残っているからです。―磯田さんのどのような姿が印象に残りましたか
特に印象に残っているのは、四年生の責任感。そして、当日変更であそこまで走られたことがすごく印象に残っています。僕の出雲の時とは違いしっかりと気持ちの準備ができていたのかなと思います。

―箱根ではどんな走りをしたいですか
出雲では順位を落としてしまったので、箱根では順位を上げる走りをしたいです。また、今度こそはチームに走りで貢献していきたいです。

―ファンの方に一言お願いします
チームを応援してくださってる方も多い中で、出雲では不甲斐ない走りを見せてしまいました。なので、出雲での借りを返す走りをしたいです。チームを盛り上げるためにも応援よろしくおねがいします。

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<写真提供=法政大学体育会陸上競技部>

増田蒼馬(ますだ・そうま)
社会学部3年
1997年10月23日生まれ
167センチ・53キロ
出身校:島田(静岡)
1万メートル自己記録:29分42秒88

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  • S  170623010<写真提供=法政大学体育会陸上競技部>
 

 

 
 
 
 
 

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