陸上
 
 

【陸上】秩父宮賜杯 第45回全日本大学駅伝対校選手権大会 目標届かず12位 課題残る結果に...

秩父宮賜杯 第45回全日本大学駅伝対校選手権大会
2013年11月3日(日)
熱田神宮西門前(名古屋市熱田区神宮)~伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治館町)

11月3日に第45回全日本大学駅伝対校選手権大会が行われた。シード権獲得を目標に臨んだが、結果は5時間27分07秒の12位でフィニッシュ。8年ぶりの伊勢路は課題の残る結果となった。

区間5位の好走を見せたルーキーの足羽

試合結果

総合成績

大学名順位記録
法政大学 12位 05:27:07

個人成績

区間名前区間順位記録通過順位通過記録
1区 田井 慎一郎(経4) 16位 45:21 16位 45:21
2区 西池 和人(スポ3) 5位 38:32 10位 01:23:53
3区 黒山 和嵩(現福3) 11位 28:23 10位 01:52:16
4区 田子 祐輝(経4) 14位 42:58 10位 02:35:14
5区 足羽 純実(現福1) 5位 35:09 9位 03:47:52
6区 関口 頌悟(社3) 11位 37:29 9位 03:47:52
7区 中村 涼(経2) 9位 36:32 9位 04:24:24
8区 松田 憲彦(社4) 16位 01:02:43 12位 05:27:07

戦評

 今大会1区を任されたのは田井慎一郎。レースは序盤から動いた。駒大や東洋大の強豪校が先頭を引っ張り、ハイペースでレースは展開していく。なんとか食らいついていきたかったが、徐々に順位を落としていき、16位でエース・西池和人にたすきをつなぐ。1区の出遅れを取り戻したい西池は、前を走る早大の大迫につき並走。次々と前を走る選手をとらえ、10位まで順位を上げる。しかし、ラスト2キロで大迫に離され、力の差を見せつけられた。それでも区間5位とまとめ、好走をみせた。3区の黒山和嵩は今年の箱根駅伝以来となるレース。西池が作った流れに乗りたいところだったが、思うように前との差が縮まらない。順位はキープしたものの、実力を出し切れなかった。4区を走るのは田子祐輝。一つでも上へいきたいところだったが、順位を上げることができず、5区の足羽純実へたすきが渡る。

 5区の足羽は先月に行われた出雲駅伝で区間5位の成績を収めている。今大会も安定した走りを見せ、順位も9位に上げた。6区の関口は故障明けでのレース。万全な状態ではないながらも、足羽が作った流れを切らさず、9位のまま7区の中村涼につないだ。中村は10月に10000mで自己記録を更新し、好調を維持している。だが、駅伝レース初出場となった中村に「正直不安はあった」と坪田監督。しかし、前の選手が見えないなかでもしっかりと走り切り、起用に応えた。「合格点」(坪田駅伝監督)といえる走りで9位をキープしたままアンカーの松田憲彦にたすきを託す。8区の松田は最上級生としての意地を見せたいところだったが、順位を3つ下げ、総合12位でゴールした。

 「最上級生がこの状況だと話にならない」とレース後、険しい口調で坪田監督は語った。主力である関口の復帰や、ルーキー足羽の好走が光っただけに、悔しさの残るレースとなった。残すは正月に行われる箱根駅伝のみ。今シーズンラストレースとなる箱根路に、今大会の悔しさをぶつける。(松村寿々子) 

監督・選手コメント

坪田智夫 駅伝監督

―今日のレースを振り返っていかがでしたか
えーっとですね、4年生を3枚出して3人とも区間2ケタというのはなかなか厳しい結果ですね。4年生以外はうまく走ってくれたと思います。ただ、最上級生がこの状況では話にならないですね。確かに厳しい区間ではあるんですけども、走りの内容があまりにもひどすぎます。このままだと箱根メンバーも外さざるを得えなくなってきます。

―1区はかなりハイペースな展開となりました
1区のメンバーを見てもハイペースというのはしょうがないと思うのですが、速いレースならば速いレースの対応をしなければならないのですが、くっついたままそのまま潰れていくっていう最悪のレースだと思います。

―2区の西池選手は早大の大迫選手と並走でした
いいところに大迫くんがいてうまく力を借りて走れたと思います。ただ最後の1キロ2キロで20秒離されたのが3、4、5区に響いたのかなと。前が見えない状況になってしまったので、その20秒を大事にいってくれればなと思います。

―出雲に続いて5区の足羽選手が良い走りを見せてくれたと思うのですが
本当そうですね。出雲に続いて足羽は良いレースをしてくれたと思います。区間5位なんですけれども、3位とも秒差ですし、箱根に向けて良い結果になったと思います。

―今回関口選手を6区に起用されましたが、調子の方は
まだ7、8割っていう感じで。故障明けってあまりきつい練習もできないんですけど、今日はよく頑張ってくれたと思います。悪い流れを足羽と関口が止めて最後につなげてくれたと思います。今の状態でよく力を出し切ってくれたと思います。

―7区の中村選手は初めての駅伝レースとなりましたが、いかがでしたか
正直不安な部分もありました。おそらく大学に入って初めての大きいレースだったので。でもその中で区間1ケタというのは合格点をあげられるのかなと思います。

―今回の区間配置の意図は
1区西池っていうことも考えていたのですが、田井のところで上位に入ってきて、西池のところでトップの見えるところまでって考えていたのですが、1区の出遅れでそのレースプランもすべて崩れてしまったので。なかなか力のないチームで立て直すっていうのはまだまだ難しいですね。

―これからの課題というのは具体的にどのようなところになってくるでしょうか
大分底上げっていうのはできてると思うのですが、ポイントとなる区間で走るべく選手が今回走れてないので、その辺を修正していかないといけないと思います。関口と西池は走れると思うのですが、それ以外の選手ですね。今回は特に4年生ですね。今回非常に悪いので、4年生にしっかり走ってもらわないと箱根のシードは見えてこないのかなと思います。

苅部俊二 監督

―今日のレースを振り返っていかがですか
もう少し上を目指していたのでちょっと不本意だったかなという感じはしますけど。箱根に向けてもうちょっと時間があるので、いっぱい課題も見えたし作り直すにしてはそんなに悪くないかなという感じはしますね。良いものもあったし、悪い課題も見えてきたので箱根を迎えるということで何もなくて迎えるのとは違うのでそれが見えたことだけで収穫はあったと思いますね。
 
―今回の目標というのはシード権獲得でしたか
6位までなので6位はなかなか厳しいかなと。やはり最後の区間でうちはエースを使えなかったし、他の所は外国人選手を使ってくるっていうのもあってなかなか厳しかったので10番以内はいきたいかなという感じはありましたね。
 
―予想外の区間エントリーでしたが
エントリーは坪田監督が全部やっているので関口が故障あがりだったりしてるのでストレスのかかる所を避けたいっていうのがあってこういう区間配置になりました。本来だったらアンカーに関口を持っていってるので、そしたらまた変わった順位が出たかなとは思いますね。
 
―関口さんはまだ本調子ではないのですか
いや、もう大分良くなってきましたけど積めてないんで練習を。脚は大丈夫なんですけど、あとはしっかり練習を積んでもう1回合宿もするのでそれがしっかりできれば、問題なくあがってくると思うのでそれは大丈夫だと思います。
 
―箱根駅伝に向けてどのような練習をする予定ですか
練習は内容的には全て坪田監督に任せているので。まあ、1年生も走れてきてますし箱根に向けて専門的になってくるので、平坦ではないし、山もあるし、下りもあるし。そういう専門的な選手を作っていって、箱根に合わせて行くことが必要になりますね。もう1回合宿があってそれがすごく重要になるのでそこをポイントにして。さっきも言ったように課題が見えたので、ちゃんとそこを修正できるようにしていきたいですね。
 
―出雲も今回の全日本も1年生の足羽選手が良い走りをしていましたが
すごいですよね。それはすごい収穫だと思います。足羽と西池は最後お腹痛いって言ってたんですけど中村もまあまあ良く、1、2年生が大分走れるようになってきているのでそれは収穫だと思いますね。
 
―箱根駅伝の目標をお願いします
私が言って良いのかわからないですけど、シード権を死守するということが第1の目標ですね。できればそれをクリアして上位に行きたいですね。

田井慎一郎

―全日本駅伝を振り返っていかがでしたか
今回はほぼ自分の責任でこのような結果になってしまったと思うので、チームにいい流れが来ていたのを断ち切ってしまい本当に申し訳なく思っています。
 
―設定していた目標は
順位は6番以内でした。
 
―競技後坪田監督からはなにか言われたか
4年がこの状態では本当にだめだし、1年や3年に頼ったままだとチームも成長できない。このままじゃ箱根で4年がメンバーに入れるかもわからないから、また走りなおしていけよ、という風に言われました。
 
―1区を任されたときの心境は
チームの中でも、自分が一区を走ることで上を目指せる状況だった思うので、その役割を果たせずに終わってしまったことが残念です。
 
―コンディションの方は
あまり悪くなかったですね。
 
―箱根に向けて改善したい部分はどのようなところになりますか
課題は山積みにあると思います。それを見直さなかったために今回のような結果になってしまったので、しっかりと克服していきたいと思います。
 

松田憲彦

―お疲れ様です
ありがとうございます
 
―今日のレースを振り返ってみてどうでしたか
そうですね、全然自分の力を出し切れなかったので悔しい思いですね。
 
―監督からの指示は
そうですね、6番を取るのが厳しいと分かったので、近くにいた中央学院と順天堂と競い合うように言われました。
 
―アンカーとして走ることで今までとの精神面の違いはどうでしたか
今までは次の走者が待っていましたが、今回はそうではなく僕の所で順位が決まるということで、ある程度緊張した中で走りました。
 
―箱根駅伝へ向けて一言お願いします
そうですね、2週間後に上尾ハーフがあるのでそこでまたアピールして、箱根では9区を走りたいなと思っています。
 

http://sports-hosei.net/img/share/bg_h3_result.png); background-position: 0% 0.25em;">西池和人

―全日本駅伝を振り返っていかがでしたか
シード権を目指していたのでそれを逃してしまったのはとても悔しいです。
 
―大迫選手との競り合いはどうでしたか
もちろん勝つつもりでやっていました。ただラスト1㎞で腹痛になってしまってそこで突き放されてしまったことが、まだ力が足りないということを思い知らされた走りでした。
 
―区間5位という結果については
大迫先輩と走っていれば区間賞も狙える位置ではあったので、もったいないことをしてしまったなという気持ちです。また、次の走者に前と26秒とあけてしまって走りにくくしてしまったのが申し訳ない部分ですね。
 
―改善したい部分はどのようなところになりますか
もっと力をつけなければいけないなと思いました。また、チームとしても12位ということで、箱根で8位を狙うためには厳しい状態なので、もっと一人一人が努力して底上げしていかないとなと強く思いました。
 

黒山和嵩

―今日のレースを振り返っていかがでしたか
西池がせっかくいい流れでつないでくれたんですけど、区間12位で流れを壊してしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱいですね。

―今年の箱根以来の駅伝レースとなりましたが、プレッシャーなどはありましたか
箱根ほどプレッシャーはなかったんですけど、ちょっとうまくいきませんでした。

―どのようなレース展開を考えていましたか
前半抑えて、前が見える位置だったので後半追い上げていければと思ったんですけど、うまくいかなくてズルズルと終わっちゃった感じですね。

―箱根駅伝までどのようなところを修正していきたいと考えていますか
そうですね、箱根にむけてしっかりと調子を上げて、リベンジっていう気持ちも強いんですけど、あんまり気負うと一回気分を入れ替えて、また箱根に向けて精一杯頑張っていこうと思ってます。

―改めて箱根駅伝にむけて一言お願いします
全日本はシード取れなかったんですけど、箱根は何としてでもシードを取って、個人としても前回以上の走りをして、今日の失敗を取り返したいと思います。

フォトギャラリー

  • 201311031 R区間5位の好走を見せたルーキーの足羽
  • 201311032 R積極的な走りをみせた西池
  • 201311033 R田子は本来の実力を出し切れなかった
  • 201311034 R1区を任された田井
  • 201311035 R故障から復帰した関口
  • 201311036 R最長区間である8区を任された松田
  • 201311037 R箱根にむけて「切り替えてまた頑張る」と黒山
  • 201311038 R駅伝レース初出場の中村
 

 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

1 R

定期購読の申込み