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【陸上】第82回日本学生陸上競技対校選手権大会最終日 110mH・矢澤が大会タイ記録で優勝!400mH・前野も準優勝!

第82回日本学生陸上競技対校選手権大会
2013年9月8日(日)
国立競技場

  学生日本一を決めるインカレもいよいよ最終日を迎えた。時折雨が降る場面もみられたが、法大の選手たちは躍動。110mHでは矢澤が優勝、400mHでは前野が準優勝に輝き、有終の美を飾った。

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見事優勝の矢澤

試合結果

成績

種目成績選手名記録
200m準決勝 2組5着 小林靖典 21.21
110mH準決勝 2組1着 矢澤航 13.81
400mH決勝 2位 前野景 50.47
200m決勝 7位 小林靖典 21.49
110mH決勝 1位 矢澤航 ※13.67
走高跳決勝 16位 佐藤文哉 2m05
  18位 高須賀俊徳 2m00
  NM 笹嶋達也
砲丸投決勝 17位 高橋剛志 14m10
円盤投決勝 NM 花田優平
女子400mH決勝 4位 川端涼夏 59.78

※は大会タイ記録

戦評

  女子400mH決勝に出場した川端。今季は関カレで400m、400mHで4位に入るなど、急成長をみせている。「何も失うものはないと思って最初から全力で」(川端)という言葉通り、勢いよく次々とハードルを超えていった。4位入賞を果たし、表彰台には一歩及ばなかったものの、自身の「(タイムを)1分台切る」という目標を達成し、次につながるレースとなった。

  男子400mH決勝に出場した4年生の前野は、前日の予選に続き決勝でも実力を発揮し2位表彰台に上がった。

  男子200mには今季主将を務める小林が出場。午前中に行われた準決勝は5着に終わったが、準決勝各組3位まで+4位以下タイム上位2名という決勝進出条件により、決勝に駒を進めた。迎えた決勝ではスタートからスピードに乗っていたが、最終順位は7位で最後の全カレを締めくくった。

  男子110mHでは日本選手権優勝の矢澤がその実力を見せつけ、13秒67の大会タイ記録で貫禄優勝。法大のエースとして引っ張ってきた矢澤の今後に目が離せない。

  今大会は4年生の活躍が光った大会となった。そして、来年の全カレも多くの法大生が活躍してくれることに期待したい。(河野 夏奈)

監督・選手コメント

苅部俊二 監督

―今大会の総括をお願いします
良いのと悪いのがすごいあったという感じで複雑ですね。

―具体的に良いのというのはなんですか
矢澤がしっかり勝ってくれたことと、坂本が優勝してくれたことと、前野が2番だったし川端も4番だったし。あと川端もスポーツ推薦にならないので。この4人だけじゃないですけどやっぱりこの4人は今までの経緯とかを見ると良かったなと思いますね。矢澤も中学獲って高校獲って大学は初優勝なので、今回日本チャンピオンにもなって全部のタイトル獲っているので、獲らせてあげれて良かったなという気持ちはあります。

―よくなかったところというのは
特に良くなかったのは両リレーですね。悔しい思いをしましたね。4継は特に優勝を狙っていたので、一、二走のミスでバトンを繋げなかったっていうのは彼らにとってはすごく辛いレースだったと思いますね。ミスを想定できなかった私の責任でもあるのでこれを次にしないようにしないといけないんですけどね。マイルリレーもちょっと接触があってあれがなければ多分(決勝に)残ってたかな。あれもちょっと悔しいかなという気はしますね。

―前野選手が今年表彰台に上ることができた具体的な要因はありますか
今年は調子良かったですね。夏くらいから調子が上がってきて、ハードルと走力が噛み合ってきたので良い状態ではありましたね。去年は残っていても表彰台はちょっと難しかったんですが、実力が伴ってきたかなというのはありますね。出るべくして出て、それをちゃんと出したっていうことだと思います。出せる条件があっても出せない選手もたくさんいるので、表彰台に上るだけの実力をつけてそれをちゃんと出せたというのは評価して良いと思いますね。

―主将の小林さんについてはいかがでしたか
残念でしたね。本当は表彰台に上らせてあげなきゃいけない選手だったんですけど、脚があまり良くなくて。それでも決勝に残ってくれたので4年生の意地を見せてくれたかなと。4年生は本当に意地を見せて頑張ってくれましたよね。それを後輩たちにちゃんと見せてくれているので、後輩たちがこれからそれをどうやって受け継いで行くかという感じですね。

―今大会特に印象に残った選手はいますか
みんな本当にそれぞれに思い入れがある選手なので印象に残っています。良い選手も悪い選手も出せる力は出してくれるので本当に1人に絞るのは難しいです、団体じゃないので。

―今後の課題はどんなところになりますか
今回主力が4年生だったので4年が点数獲ってるし、彼らが抜ける穴をどうこれからフォローしていくのかっていうのと、今日から幹部交代して新しい体制になったので彼らがどういう風に感じてこれからトレーニングしていくのかっていうことを考えていかなきゃいけないというのはありますね。戦力が完全にダウンするのでそれは私も選手たちもわかっているのでそこをどう補っていくかっていうことです。

―新入生ついては
そんなにめちゃくちゃ強い子は来ないけど楽しみな選手は何人かいるんで、あとヨンパーの楽しみな選手も。世界的な選手になってくれないかなと、本当にそういうのを目指せる選手がいます。

―新主将については
佐藤っていう走高跳の選手で、おちゃらけてるやつなんですけどまだまだ見習い主将で保留にしようかと(笑)。でもしっかりした子なんですごく。見た目はいい加減そうなんですけど芯はしっかりしているので。今回2m05だったんですけどすごく悔しがっていますし、向上心もあるのでチームをまとめてくれることを期待しています。地位が人を変えるっていう。でも本当にしっかりした子なんで頑張ってくれると思います。

小林靖典 主将(200m7位)

―今日のレースを振り返ってください
一応決勝にはいけたので、その中で満足のいく結果ではないんですけど、やりたいことや意識したいことも出来て、実力通りかな、というところですね。

―準決勝、決勝ともにレース後悔しそうな表情に見えましたが
準決勝は5着だったので落ちたなと思って、負けて悔しいというよりここで終わったかという悔しさがあって。決勝も走る前はビリでもいいやと思ってたよで、決勝で走れること自体が良いことなので。でもやっぱり走り終わって前の選手たちが喜んでる姿を見て、悔しいなと思いました。

―決勝のタイム(21秒49)についてはいかがですか
ひどいですね、ベストからだいぶ離れているので。でも最後は順位もタイムも気にしてなかったので、とりあえず走って。今日は400mHも110mHも決勝あって、その3人(=前野選手、矢澤選手、小林選手)はずっと仲良くて、3人で決勝いけることが初めてだったので、そこが楽しかったです。

―DNFとなってしまった昨日の4継について、何かお聞かせください
4継のあるある的なミスなので、誰が悪いというわけでもなくて。このあと日本選手権リレーがあるので、そこで悔しい思いを挽回して。後輩がすごく悔しがっていたので、プレゼント出来たらなと思います。

―今季は主将として引っ張ってきましたが、その点はいかがですか
そんなに主将だからといってやることもなくて、「自分がやるぞ!」みたいな感じではなくて、みんなが自分の主将ごっこみたいな感じのに付き合ってくれてたんで、すごく楽しく出来ました。

―主将として何か意識して行ったことはありますか
主将としては、後輩もばかなやつらばかりなので、上から押さえつけても結局まとまらない、つまらないチームになってしまうので、一緒に部活終わったら遊んだり、とにかく楽しいチーム目指してメリハリつけて。練習はしっかりやって、終わったらしっかり遊ぶ、みたいな。今までの歴代の主将もみんなやってるので、それを目標に頑張ってきました。

―楽しいチームはつくれましたか
もう楽しかったです。最後の最後まで楽しかったです。

―最後の全カレはいかがでしたか
最後3人(前野選手、矢澤選手、小林選手)で最終日の決勝っていうのが嬉しかったです。自分だけ表彰台上がれなかったことが、他の誰に負けたというよりも、自分だけちょっと遅れたなっていうのが少し心残りではありますね。

―今後は競技を続けられますか
大学院を考えているので、大学院の方で陸上も続けようと考えているので、勉強の片手間とかになってしまうので本気で出来ないかもしれないですけど、出来る環境でどこまで出来るか挑戦してみたいです。

―今後の目標を教えてください
日本選手権リレーで4継のタイムを後輩にプレゼントして、そのタイムを抜かしてくれよ、みたいな感じで目標づくりが出来ると良いです。

矢澤航(110mH優勝)

―今日のレースを振り返っていかがですか
今日は勝つことが目標だったので最低限仕事はできましたし、僕が1番最後の種目だってことで皆盛り上げてくれたのでその応援には応えられたかなと。タイムはそんなに良くはないんですけど満足はしています。

―周りからの期待に対してプレッシャーはありましたか
勝たなきゃいけないと思っていましたし、勝つべき選手だと思ってこの試合に臨んだのでその面のプレッシャーは特に感じませんでした。法政は流れに乗る大学だと思うので、その通り昨日から流れができていたのでその流れを必死に作ってくれた後輩や同期に感謝をして走ることができたのでほっとはしていますがプレッシャーは特にはなかったです。

―予選で唯一の13秒台でしたが
学生記録を出したいっていう気持ちはありましたし、法政のユニフォームを着て学生記録を出したかったっていう強い気持ちがあったので予選からしっかりリズムを作って走っていこうということだったんですけど。ちょっとそれがやりすぎた感があって腰にダメージがきてしまって準決勝で左の腰が筋膜炎ということで決勝前は痛み止めを飲んでの出場だったのでその面に関してはすごく反省をしています。

―障害種目の選手の活躍が目立っていましたが
やはり偉大な先輩方がいる種目でもありますし、内藤さんであったりヨンパーだったら岸本さんだったり苅部監督自身も素晴らしい選手でしたし、そういったことで障害種目っていうのは法政の顔でもあり華でもあると思うのでこの試合でしっかり記録が出せて結果も出せたっていうことは僕自身とても嬉しいですし、特に前野の準優勝に関してはすごく嬉しかったです。

―最後の試合で多くの4年生が良い結果を残しましたが、試合前になにか話していたことはありますか
この試合を迎えるにあたってその試合の前にいろいろな記録会で引退を決めた選手も多かったっていうのがあって、その選手たちの分までしっかりやろうっていうのをしっかり言い合ったっていうことと、そういった選手たちも僕たち出る選手を全力でサポートしてくれましたしそれに応えなきゃいけないっていうので一丸となってやった結果なんじゃないかなと思います。4年生は全体的に仲の良い代だと思っていますし、皆が皆の結果を喜び合える代だと思っているのでそういった一体感を感じれた試合だったと思います。

―後輩に向けてメッセージをお願いします
この大学は練習環境が素晴らしいですし、強い選手が各種目にいるのでそういった選手たちにこれは負けないぞって気持ちを持ってほしいかなとは思います。これだけ各短距離種目に選手がいるような大学なんて他にないのでそういった環境の利をしっかり使っていって欲しいと思います。

―今まで応援してくださった方に向けてメッセージをお願いします
応援してくださっている方々にはとても感謝していますし、そういった人たちがいなければ選手は競技をするのはできるんですけど競技場で試合をするにあたって拍手で盛り上げてくれるのは選手にとってすごい大きいのでそのことには感謝しています。今までたくさん応援してくださった方たちにも恩返しとして今シーズンは返せたのかなと思います。出場した国内の試合では全部1番を獲れたので、とりあえず完全勝利できたシーズンだったので良かったなと思っています。

―これからの意気込みをお願いします
2020年の東京オリンピック開催が決まったので今まではリオ五輪までという線を引いていたんですけど、2020年日本を代表する世界を代表する選手になって今日ここにいる人たち、同期を呼んでまた今みたいに騒ぐような応援をオリンピックの舞台でもやって欲しいなと思います。今のままでは全然通用しないのでもっともっと強くなって7年後戻ってきたいと思います。

前野景(400mH準優勝)

―今日のレースを振り返っていかがですか
今日は49秒台狙いで走ったつもりだったんですけど結果が先についてきてくれて。結果自
体は満足しているんですけど、タイムは49秒台を出したかったなっていうのがあります。

―予選タイム2位でしたが、どのような気持ちで今日を迎えましたか
苅部さんからチャンスだねと言われていたので僕も狙う気で行きました。関東選手権で1回ベストを出していたのでそのままモチベーションをあげていこうかなと思っていました。

―障害種目の選手の活躍が目立っていましたが
矢澤は実力があるので獲って当たり前という感じなんですけど、僕と川端さんは苅部監督がヨンパーの選手なので一緒に岸本さんも練習してもらって、そういうのがプラスになったのではないかなと思います。

―卒業後の進路は
今苅部さんと相談中で僕自身は続けたいと思っているんですけど、今苅部さんが企業に話してくれています。新しく陸上部を作るみたいでそこに第1期生として入れたらいいなという感じですね。

―前野さんにとって法政大学陸上競技部はどのような場所でしたか
ホームですね。先輩と後輩の上下差も関係なく楽しんでできるすごく良い大学です。

―後輩に向けてメッセージをお願いします
良い後輩がたくさん揃っているのでとにかく悔いなく最後まで諦めないでこれからも精進してほしいなと思います。

川端涼夏(400mH4位)

―400mHのレースの感想をお願いします
(決勝出場選手の中で)タイムも1番遅かったので、何も失うものはないと思って最初から全力でいきました。

―4位という順位についてはいかがですか
上位をとれると思わなかったので嬉しかったんですけど、男子400mHの前野さんとか、110mHの矢澤さんの走りを見て、やっぱり表彰台乗りたいなっていう気持ちの方が高くなってきて、今の気持ちは嬉しさよりも悔しさの方が大きいです。

―今季は関カレでも4位に入り躍進のシーズンでしたが、調子はいかがですか
今シーズンはタイムがすごい伸びたので、冬季練習の成果が出たかなと思います。でも、(関カレもインカレも)どっちも4位で表彰台に上がれなくてすごい悔しいので、来年の関カレとインカレは表彰台乗れるようにこの冬もう一度鍛え直したいと思います。

―表彰台に乗るための具体的な課題はありますか
私は後半型なので、前半のスプリント力をつけなければいけないので、100m、200mのタイムを上げられるようにスプリントの練習をやっていきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 201309081 R見事優勝の矢澤
  • 201309082 R110mH表彰式
  • 201309083 R惜しくも表彰台を逃した川端
  • 201309084 R400mH2位の前野
  • 201309085 R砲丸投げに出場の髙橋
 

 

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