陸上
 

【陸上】箱根駅伝インタビュー~巻き起こした!オレンジ旋風①~

2013年1月16日
法政大学多摩キャンパス

1月2・3日に行われた箱根駅伝。3年ぶりに箱根路に戻ってきた法大が見事「シード権獲得」という目標を達成した。大会が終わって2週間余り―。成田監督をはじめ、坪田コーチ、往路を走った選手に大会を振り返ってもらった。

※復路を走った選手のインタビューは後日掲載致します。

往路5位の立役者!黒山

コメント 

成田監督

―目標としていたシード権を獲得しましたが心境は

本当に100点満点の出来で、選手たちが良く頑張ってくれたと思います。

―復路の走りを振り返ってみていかがでしたか

復路は我慢我慢の展開でしたけど、6区の出だしがよかったので、そこで一段落できて。それと8区の1年生の藤井も頑張ってくれたので、そこでだいたい大丈夫かなと思ったんですけど、最後9区、10区がイマイチでちょっと焦りました。

―鍵となった選手、またコースのポイントなどはどこですか

4区の黒山ですかね。4区があのくらい走ってくれないとやっぱり大変だったので、あとは6区の出だしと、さっき言った8区が頑張ってくれてうまく流れたと思います。

―2年生の活躍についてはどう思われていますか

西池と関口に関してはある程度走れるとは思っていたんですけど、黒山があれだけ走ってくれるとは思っていなかったので、あと佐野、森永もいますので、そういう面では2年生が多分軸になって2年後どこまでいけるかってところだと思いますね。

―シード権獲得ということで出雲駅伝への出場も決まりましたが

出雲をどういう風に取り組むのかっていうのはこれからコーチと相談して、そこで勝負にいくのか、誰かをためすのかっていうのを考えたいです。そういう面では出雲も含め、全日本も獲れたらいいと思いますね。

―この箱根駅伝で4年生が引退ということでしたが

キャプテンの賀上が走れなかったのは残念ですが、6区の品田がそれまで成績を残してくれなかったんですけど、(箱根の)予選会と本選の山下りでしっかりと走ってくれたので良かったと思います。

―これから新チームで練習に取り組んでいくわけですが、どんなチームにしていきたいですか

やっぱり上を目指していかないとしょうがないので、もう少し選手層を厚くして、引っ張っていけるようなチームにしていければと。まあ今の2年生を中心にしてなっていくんじゃないかと思います。

坪田コーチ

―シード権獲得について

率直に嬉しいです。選手たちがよく頑張ってくれて、ほっとしています。

―復路を振り返っていかがですか

厳しい戦いを予測していました。他チームに比べて選手層も薄いので、厳しいと思っていました。往路5位も予測してなかったです。ですから、上位を追うなど余計なことを考えると走りに影響するので、目標はあくまでシード権、10位以内を狙って、前日の5位は忘れなさいと選手たちには声をかけ、新たなスタートで臨ませました。

―トラックシーズンへ向けてお願いします

今年は予選会もないので、春からよい状態でいこうと思っています。春先の一戦目から自己記録を出すように選手には言っています。私が就いてからのここ3年は、1、2月が箱根後で気が緩んだ状態で練習し、けがで春先どうしても出遅れているということが見られます。一戦目が大事だということを心がけていきたいです。

―出雲駅伝や全日本大学駅伝への戦略や展望について

出雲は出場権を得ました。全日本は6月に予選会がありますので、春の目標はそこで全日本の切符を手にすることです。全日本は10000mのタイムレースで争われますので、まずは10000mのフラット(トラックのような平坦な場所)での走力を上げるため、3、4月トラックスピードに対応できる練習をしていきたいと考えています。

―選手へ期待することは

私が就任して以来、チームの目標は箱根駅伝で8位以内なので、これに気をつけて1年過ごしてもらいたいと思います。

1区:西池選手(スポ2・須磨学園)

―初の箱根駅伝出場はいかがでしたか

今年1年シード権を取ることが目標だったので、それが達成できてよかったです。

―1区を任せられた時の心境を教えてください

元々自分で1区を走りたいというのは言っていましたし、自分が走るとしたら1区であると思ってたので、いつも通り任された所を走るだけで特別何を思ったということはありませんでした。

―どんなレースプランを立てていましたか

区間賞を取ることを目標としていたので、流れに任せていこうかなと思っていました。

―1番きつかった地点は何km地点でしたか

六郷橋を下った辺りで離されてしまったので、そこが1番きつかったです。

―東洋大の田口選手、明治大の文元選手とは中学時代からのライバル関係とテレビでも紹介されていましたが

文元とは中学校の時から大阪で一緒に走っていた仲なのでずっと負けたくないと思っていましたし、お互いに意識しあっていたというか普通にライバル関係でした。田口は中学校の時から宮崎に行っていたんですけれども自分が一方的に知っていたというのもありましたし、中学校の時1回一緒に走ったこともあるので、出身地も一緒ということもあってライバル関係ができあがっていったんだと思います。

―本戦を走ってみて見えた課題はありますか

今回の結果というのはやっぱり負けてしまっているので自分自身悔しい結果になりましたし、大学に入ってレース経験が豊富でなかったというのが今回出てしまいました。最後に勝ちきれなかったのは気持であり、力不足であったり、とにかく本当に力不足ということを実感したので、レースの経験というのをもっと積んでいかないといけないなと強く思いました。

―今後のチームと個人の目標を教えてください

今年は8位以上を目標に掲げているのでそれを目標にやっていくのと、去年は1年間シード権獲得を目標にしてきて達成できたので、チーム全体として頑張ってやっていきたいと思います。その中で自分の役割としては中心選手としての役割をしっかりと果たしていくということが駅伝では大切になってくるので、駅伝に繋げるためにまずは自分自身トラック競技から勝負していきたいと思います。また今年は世界選手権があるので、そこも本気で狙っていきたいと思っていますし、そういう高い水準での戦いのレベルに到達できるように、まずは6月の日本選手権に向けて世界を意識した目標をもって練習に取り組み力を付けていきたいと思います。

2区:篠原選手(現福4・西京)

―自身の走りを振り返っていかがでしたか

自分の役割としては、シードに向けてチームの流れを作ることだったので、西池が3位でタスキを持ってきてくれたので、それをキープしようと。でも想定順位より下げてしまったので、チームに貢献するという面ではもう少し攻めの走りが必要だったかなと思います。

―区間順位と記録についてはどうとらえていますか

記録は条件にもよって変わってくると思うんですけど、区間順位としては10~12、3位を目標としていたので、ちょっとくやしいっていうのは正直あります。

―「花の2区」と呼ばれる区間でしたが・・・

コーチからは70分台でいいからしっかりつないでくれと言われてて、ある意味重圧はなかったです。

―法大陸上部としての4年間を振り返ってみていかがですか

トータルではまずまずで、しっかり自分が成長できたなと思います。1年目は陸上の環境に馴染めずに苦しんだんですけど、それがあったからこそ3、4年でしっかり結果が出たんだと思います。本当にチーム環境に恵まれたので、このように走れたんだと思います。感謝してます。

―卒業後も競技の方は継続されるのですか

そうですね。西日本鉄道っていう実業団にいって続けます。

―そこでの目標は

目標の幅は広いんですけど、まずニューイヤー駅伝に出てチームに貢献して、将来はマラソンにも挑戦して、代表というのも狙えるように大学での経験を活かして頑張っていきたいです。

―最後に後輩に向けてメッセージをお願いします

みんな練習に対する姿勢とかも熱心で、今年はシード取って期待されると思うので、来年はプレッシャーもかかると思うんですけど、それを跳ね返すようなチームになってくれると思うので、期待してます。

3区:田井選手(経3・八千代松蔭)

―初の箱根駅伝出場となりましたが感想をお願いします

個人的にはあまり満足のいくものではなかったです

―それはタイムや区間順位が納得のいくものではなかったということですか

そうですね、それもありますけど自分の納得いく走りが出来なかったので、しかも、シード取れて他のみんなが頑張ってくれて自分があまり貢献できなかったことが1番心残りです。

―事前に考えていたレースプランはどんなものでしたか

2区がどれくらいの位置で来るかいろいろ想定していたんですけれども、けっこう思い描いていた順位で来て次の区間を楽にさせるために何人か抜いて集団で行ければよかったなと思っていたんですけど上手くいかなかったです。

―3区のコースについてはどう感じましたか

風がとにかく強かったです。コース自体は走りやすかったです。

―襷をもらった時何を思いましたか

前々からモチベーションは高かったので、あとはやるだけだと。

―実際に走ってみて見えた課題は

思っていたよりも自分の力が通用しなかったので、まだまだ弱いなと感じました。

ー来年は最上級生としての箱根駅伝出場となりますが

1年間最上級生としてチームを引っ張って、4年生で団結して目標にしっかり導いていけるようにしていきたいです。

ー今後へのチームそして個人的な目標をお願いします

個人としては1万mと5千mで28分台と14分1ケタを出すことで、チームとしては箱根シード権を確実に取って、少しでも上位を狙っていくことです。

4区:黒山選手(現福2・京都外大西)

―実際に箱根駅伝を走ってみていかがでしたか

すごく人が多かったので緊張したんですけど、総合的には楽しく走れました。

―シード権獲得についてはいかがですか

16番でタスキを受け取ったときはきついと思ったんですけど、関口が10番くらいでは入ってくれると思ってて。でも実際5番で入ってきて、その時にシードを取ったというのは確信しました。

―区間3位という結果についてはどう捉えていますか

もうまぐれというか、気づいたら3位で。風とかそういう環境に助けられました。

―事前取材の時に15㎞過ぎがポイントとおっしゃっていましたが・・・

途中に区間2位って言われたときに気持ちも乗ってたので、それで15㎞過ぎてもしっかり走れました。

―予選会の時には「予選会の借りは箱根で返したい」と言われてましたが

走っていて前の選手が近づいてきたときには、しっかり抜いて、自分がしっかりとシードに貢献したいと思ったので、そういう面では貢献できたと思います。

―西池選手や関口選手といった同学年の活躍に関してはどうですか

あの2人の活躍と自分の区間3位とは価値が全く違うので、これからもあの2人についていけるように頑張りたいです。

―今後の目標えお教えてください

来年は出雲と箱根は出られるので、あとは全日本の予選会を自分がしっかりと走って突破して、全部の大会を走りたいと思います。

h5区:関口選手(社2・高崎)

―約二週間が経過して、改めて箱根駅伝を振り返って

そうですね。結果としては目標としていたシード権獲得を達成できて、本当に良かったと思います。ですが、自分自身では、ちゃんと記憶に残っていないので箱根終わってどうこうというのは無かったですね。

―記憶がないというのは興奮からですか?

周りを意識していなかったので、まあ余裕がなかったということですかね。

―記録については

力通りですね。自分で求められた役割を果たすことができたと思います。

―新聞などでも大きく取り上げられていたが、チームメイトの反応は

ちゃんと役割を果たせたので、そのことについてはみんな喜んでくれたんですけど。
特別なことはなくて、みんな普段通りに接してくれました。

―ご家族やご友人からは

家族に関しては、普通にお疲れさまと。友人は、箱根見たよって言ってくるだけでした(笑)

―「山男」というネーミングについてはいかがですか

自分は華がない選手なのである意味ピッタリなのかなと(笑)

―今シーズンの目標を教えてください

まずはトラックでの自己新記録更新というのを念頭に置いています。

―出雲や箱根については

そうですね、出雲の出場権を得たということで、もしも選手に選んでいただけたとしたら、しっかりと自分の求められた役割を果たしていきたいと思います。箱根に関しては、また5区の可能性があると周りの皆さんは考えていると思いますが、それはチームの事情で変わってくることだと思うので、与えられた自分の役割を考えてそれを果たしていければと思います

 

フォトギャラリー

  • 201301168 R往路5位の立役者!黒山
  • 201301169 R取材に答える成田監督
  • 2013011610 R3年目となる坪田コーチ
  • 2013011611 R「山男」関口
  • 2013011612 R最上級生としてチームを引っ張っていく田井
  • 2013011613 R世界を目指す西池
  • 2013011614 R将来はマラソン挑戦も視野に 4年・篠原
 

 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み